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Amazon FBAの返品対応はどうなる?手数料・手順と悪質返品への対策【2026年最新版】

Amazon FBAの返品対応はどうなる?手数料・手順と悪質返品への対策【2026年最新版】
「FBAで商品が返品されたけど、送料や手数料はどうなるの?」
「開封済みや、すり替えの悪質な返品への対策がわからない...」

もしあなたが今、FBAの返品対応について少しでも不安を感じているなら、この記事でその疑問をすべて解消できます。


FBA(フルフィルメント by Amazon)は、発送だけでなく「返品対応・カスタマーサポート」もAmazonがすべて代行してくれます。出品者としては手間がかからず非常に楽ですが、一方で「どんな理由で返品されたのかが見えにくい」「手数料だけ引かれて赤字になる」といった落とし穴も存在します。


本記事では、元Amazon Japan出身である私、南雲が、FBAの返品ポリシーから、気になる「手数料」の計算、セラーセントラルでの返品理由の確認方法、そして「悪質な返品(すり替え等)から自社を守り、補填を受けるためのプロの対策」までを完全解説します。


返品のルールを正しく理解し、無駄な損失を防ぐ強いアカウントを作りましょう。

監修者
南雲宏樹

この記事の著者・監修

南雲 宏樹 (Hiroki Nagumo)

Amazonハック、事業構築のスペシャリスト / LINK株式会社 代表取締役
リクルート、Amazon JapanでのECコンサルタントを経て起業。100社以上のECブランド立ち上げ・運用代行を支援し、立ち上げ3ヶ月で月商1,500万円突破などの実績多数。

INDEX

この記事の目次

Chapter 1: Amazon FBAの返品ポリシーと基本の仕組み

FBAの返品はすべてAmazonが自動で行う

FBAを利用している場合、購入者からの返品リクエストやカスタマー対応は、すべてAmazonのカスタマーサービスが24時間365日体制で代行します。

出品者が購入者と直接メールのやり取りをしたり、返送先を案内したりする必要はありません。システム上で自動的に「返金処理」が行われ、商品がAmazonのFBA倉庫に戻されます。

💡 ここがポイント:Amazonの返品ポリシーが適用される

FBAを利用すると、自社の独自の返品ルールは適用できず、「Amazonの返品・交換ポリシー」が強制的に適用されます。
原則として「商品到着から30日以内であれば返品可能」であり、購入者都合であっても(未開封であれば)全額返金、開封済みでも50%返金という、非常に購入者に有利なルールで運用されます。

Chapter 2: FBAの返品で発生する「手数料」の真実

「返品されたら、最初にかかった手数料はどうなるの?」
これは多くの出品者が抱く疑問です。結論から言うと、返品時には出品者に一定のコスト負担が発生します。

1. 返金手数料(販売手数料の一部が引かれる)

商品が返品され購入者に返金されると、商品販売時にAmazonに支払った「販売手数料」は出品者に戻ってきます。
ただし全額ではなく、Amazonのシステム処理費用として「販売手数料の20%(最大500円)」が返金手数料として差し引かれます。

(例:販売手数料が1,000円だった場合、200円が返金手数料として引かれ、800円が出品者に戻ります)

2. FBA配送代行手数料は戻ってこない

商品を発送した時点で、ピッキングや配送業務は完了しているため、出荷時に支払った「FBA配送代行手数料(400円など)」は一切返金されません。ここは出品者の完全な持ち出し(赤字)となります。

3. 購入者返品手数料(一部カテゴリのみ)

「服&ファッション小物」「シューズ&バッグ」などの一部のファッションカテゴリでは、Amazonが「返品無料」を謳って販売を促進しています。このカテゴリで返品が発生した場合、出品者は追加で「購入者返品手数料(FBA配送代行手数料と同額)」を負担する必要があります。

Chapter 3: 返品された商品はどうなる?(販売可能 vs 販売不可)

Amazon倉庫に返品された商品は、FBAスタッフによって状態がチェックされ、以下の2つのいずれかに分類されます。

パターンA:「販売可能」な場合

購入者が未開封のまま返品した、あるいは外装に傷がないと判断された場合、商品は「販売可能(Sellable)」として自動的にFBAの在庫に戻り、再度販売されます。
出品者側で特別な作業を行う必要はありません。

パターンB:「販売不可」な場合

開封済みでパッケージが破れている、商品が破損している、使用感があるなどの場合、「販売不可(Unsellable)」または「購入者による破損(Customer Damaged)」として分類されます。
販売不可になった商品は、そのまま放置すると高額な長期在庫保管手数料の対象となるため、出品者は以下のいずれかの対応を行う必要があります。

  • 返送(おすすめ):指定した自社の住所に商品を返送してもらい、状態を確認する。(※所定の返送手数料がかかります)
  • 所有権の放棄:Amazonに依頼して商品を廃棄・処分してもらう。(※所定の廃棄手数料がかかります)

⚠️ 注意:自動返送設定をしておこう
販売不可在庫を放置するリスクを防ぐため、セラーセントラルで「販売不可在庫の自動返送/所有権の放棄」の設定をオンにしておくことを強く推奨します。週1回、または月2回などの頻度で自動的に返送されるように設定できます。

Chapter 4: 返品理由の確認手順(セラーセントラル)

「なぜ返品されたのか?」を分析し、商品ページの改善や不良品の検知に活かすことは非常に重要です。返品理由は以下の手順で確認できます。

  1. セラーセントラル上部のメニューから「レポート」 > 「フルフィルメント」をクリック。
  2. 左側メニューの「商品の返品」セクションにある「FBA返品レポート」をクリック。
  3. 期間(過去30日間など)を指定して「レポートの生成」をクリック。
  4. 表示されたリストから「購入者の返品理由」および「返品の具体的なコメント」を確認する。

もし「商品ページの説明と違う」「サイズが合わない」といった理由が多い場合は、商品カタログの画像や説明文を修正することで、返品率を大幅に改善できます。

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Chapter 5: 【要注意】悪質なすり替え・使用後返品への対策と補填

FBAの返品ポリシーは購入者に優しいため、残念ながらそれを悪用するケース(中身を古い物とすり替えて返品する、部品だけ抜いて返品する、イベントで1回使ってから返品するなど)が一定数存在します。

このような悪質返品に対して、出品者が泣き寝入りしないための「プロの対策」を解説します。

1. 「販売不可」の商品は必ず手元に「返送」する

Amazon倉庫での検品はあくまで外装チェックがメインです。中身がすり替えられているかどうかは、Amazonスタッフには判断できません。高額商品が返品された際は、絶対に「廃棄」にせず、自社に「返送」して中身の状態を直接確認してください。

2. 証拠写真を撮影し、Amazonへ「補填」を申請する

自社に返送された商品が明らかにすり替えられている、または全額返金されているにも関わらず激しく破損している場合、Amazonに対して「補填(賠償)」を請求できます。

【補填申請に必要な証拠】

  • 商品の外箱と中身のダメージや、すり替えが明確にわかる写真
  • 商品に貼られている「LPNシール(FBA返品時に貼られるバーコード)」が鮮明に写っている写真
  • 商品のシリアルナンバーや、納品前の状態を証明できるもの(高額家電などの場合)

これらを揃えて、セラーセントラルのテクニカルサポートへ「購入者による明らかな悪質返品・破損である」と主張してケースを開くことで、商品代金が補填される可能性が高まります。

3. すり替え防止シールの活用

高額なブランド品や家電を販売する場合は、パッケージの開封口に「開封すると跡が残るセキュリティシール(すり替え防止シール)」を貼ることを強く推奨します。これにより、悪質な購入者への抑止力となります。

まとめ:FBAの返品ルールを味方につけよう

Amazon FBAを利用する以上、返品は「必要経費」としてある程度割り切る必要があります。
しかし、以下のポイントを守ることで、その損失を最小限に抑えることが可能です。

  1. 返品レポートを分析し、商品カタログの説明不足や画像と実物のギャップを修正する。
  2. 販売不可在庫は自動返送設定にし、不良在庫による保管手数料の無駄を防ぐ。
  3. 悪質なすり替えや破損に対しては、泣き寝入りせず証拠を集めてAmazonへ補填請求を行う。

これらを徹底することで、返品によるダメージを減らし、FBAの強力な販売力(CVR向上)のメリットだけを最大限に享受することができます。

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監修者
南雲宏樹

この記事の著者・監修

南雲 宏樹 (Hiroki Nagumo)

Amazonハック、事業構築のスペシャリスト / LINK株式会社 代表取締役
リクルート、Amazon JapanでのECコンサルタントを経て起業。100社以上のECブランド立ち上げ・運用代行を支援し、立ち上げ3ヶ月で月商1,500万円突破などの実績多数。

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