在庫補填は、FBAで紛失・破損した在庫の埋め合わせ。4場面の申請期限と補填額の決まり方を元Amazon出身者が解説。
「返金レポートの補填が、漏れなくそろっているのか分からない……」
「補填額が仕入れ値より低く、どう決まったのか見当がつかない……」
元Amazon JapanでEC支援に携わってきた私、南雲が、FBAの在庫補填の仕組みと申請の手順を解説します。FBAに預けた在庫は、Amazonへの納品や返品、返送の途中や倉庫の中で、なくなったり壊れたりすることがあります。原因がAmazon側にあれば、同じ商品の新品との交換か返金で、埋め合わせを受けられます。ただし自動では埋まらないものもあり、申請できる期間も、短いものは60日と場面ごとに違います。本記事では公式ヘルプと日本の公式告知をもとに、4場面の期限と補填額の決まり方、確認と申請の手順を整理しました。
この記事のまとめ
- 在庫補填は、FBA在庫の紛失・破損をAmazonが返金か新品で埋める仕組みです。
- 申請の期限は、納品中9か月、倉庫内60日など、場面ごとに違います。
- 注文前の損失は原価、購入者返品は売値から手数料と消費税を引いた額です。
- 自動で入らない分は、「在庫の問題と補てん」などで確かめて申請しましょう。
- 補填で戻るのは主にお金です。減った在庫は自分で補充しましょう。
まずは、在庫補填がどんな仕組みで、何が対象になるのかから見ていきます。
在庫補填とは?FBAで紛失・破損した在庫を、Amazonが返金か新品で埋め合わせる仕組み

在庫補填とは、FBAに預けた商品がAmazon側で紛失・破損したときに、Amazonが埋め合わせる仕組みです。埋め合わせの方法は、同じ商品の新品との交換か、出品者への返金のどちらかです。
紛失・破損が起きる場面は、4つに分かれます。Amazonへの納品中、倉庫(フルフィルメントセンター)の中、購入者からの返品、出品者への返送の4つです。場面ごとに、申請の期限や窓口が違います。なお、Amazonのヘルプや画面は「補てん」と書きます。本記事では「補填」と書き、画面名とヘルプ名だけ公式の表記のままにします。
補填の対象はAmazon側で起きた紛失・破損。不良品や購入者による破損は対象外
補填を受けられるのは、損失の原因がAmazon側にあるときです。Amazonが運営する配送会社や、Amazonの代理の配送会社による紛失・破損も含まれます。公式ヘルプは、対象になる条件を次のように定めています。
- 紛失・破損した時点で、FBAに登録されている商品であること
- FBA商品の制限事項と、納品在庫の要件を守っていること
- 納品プランに書いたとおりの商品と数量を、Amazonに送っていること
- 廃棄の保留中や、出品者の依頼、Amazonの権利の行使で廃棄された商品ではないこと
- 不良品ではなく、購入者が壊した商品でもないこと
- 申請のときと審査の間、出品用アカウントのステータスが通常であること
特に見落としやすいのが、3つ目の納品プランとの一致です。プランと違う商品や数を送っていると、補填の対象から外れます。アカウントのステータスは、セラーセントラルにログインすれば確認できます。停止の注意が出ていなければ、通常の状態です。
2025年1月10日から倉庫内の紛失は自動補填に。それでも申請が要るものが残る
2025年1月10日から、倉庫内で紛失した商品は、Amazonが自動で補填するようになりました。日本のセラーフォーラムで、Amazonが公式に告知した変更です。告知では、倉庫内の破損や購入者返品も、自動で補填が行われると説明しています。同じ日から、出品者が申請できる期間も短くなりました。
とはいえ、自動補填ですべてが片づくわけではありません。自動補填として告知されたのは、倉庫内と購入者返品です。納品中と返送中は、出品者が申請する手続きが案内されています。倉庫内や返品でも、Amazonが「申請対象」として出品者の確認を待つ問題が残ります。自動で入る分と、自分で拾う分の両方があると考えておきましょう。
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在庫補填の4つの場面と申請期限【納品中、倉庫内、購入者返品、返送】

申請できる期間は、場面ごとに長さも起点も違います。いちばん長いのは納品中の9か月で、ほかの3つは60日前後です。購入者返品のように、すぐには申請できない場面もあります。
| 在庫補填の場面 | 申請できる期間 | 期間を数え始める日 |
|---|---|---|
| 納品中の紛失・破損 | 9か月以内 | 倉庫への配送が確認された日 |
| 倉庫内の紛失・破損 | 60日以内 | ポータルか在庫元帳レポートに報告された日 |
| 購入者返品 | 45日後から105日後まで | 購入者への返金日(交換日) |
| 返送中の紛失 | 15日経過後から、返送の出荷の作成日の75日後まで | 最後の配送確認日(締め切りだけは返送の出荷の作成日から数える) |
| 返送中の破損 | 60日以内 | 荷物が出品者に届いた日 |
期間を過ぎた申請は、補填の対象外です。ここからは、場面ごとに期限の数え方と、申請の前に確かめることを見ていきます。
納品中の紛失・破損は、配送の確認から9か月以内。1回の納品に申請は1回だけ

納品中の紛失・破損の申請期限は、倉庫への配送が確認された日から9か月以内です。申請できるのは、納品内容の確認ページの「受領差異の照会」タブに、調査を依頼できる旨が出てからです。期限は長めですが、1件の納品につき申請は1件だけという決まりがあります。追加の申請は却下されるため、数を確かめてから一度で出しましょう。
申請には、次の3つをそろえます。
- Amazon納品番号:「納品プランの管理」で確認できます。
- 在庫の所有権の証明:仕入先の請求書や、メーカーなら署名した納品書です。購入日、商品名、数量の記載が要ります。
- 配達の証明:個口配送なら輸送箱ごとの追跡番号です。パレット便なら、箱数と総重量が書かれ、Amazonのスタンプがある書類です。
FBAパートナーキャリア以外で送り、追跡番号を入れていない場合は、補填の前に入力が必要です。納品の問題が多い出品者は、追加の調査や監視の対象になるとも書かれています。プライムの資格や、今後の補填の遅れに響くことがあります。
※納品の手順はAmazon FBA納品の手順7ステップと、在庫を切らさない納品タイミングの決め方もどうぞ。
倉庫内の紛失・破損は、ポータルか在庫元帳に出てから60日以内
倉庫の中で起きた紛失・破損の申請期限は、報告された日から60日以内です。報告される場所は、「在庫の問題と補てん」か在庫元帳レポートです。自動補填の対象ですが、ポータルの「申請対象」に残った問題は、自分で申請しないと調査が始まりません。期限が短いため、気づくのが遅れると申請が間に合わなくなります。
購入者返品は、返金日の45日後から105日後までの60日間だけ申請できる
購入者返品の補填は、返金日(交換日)の45日後から105日後までが申請の期間です。対象は、Amazonが出品者に代わって返金か交換をした注文です。返金したのに、返品が倉庫に戻ってこないといったケースが当たります。購入者が壊した商品は対象外です。
45日より前は申請できません。購入者の返品とその処理の期間を確保するためと、公式告知は説明しています。
※返品在庫の処理と返品率の下げ方はAmazon FBA返品の完全対策ガイド|補填申請・返品率低下・在庫処理までもどうぞ。
返送・所有権の放棄は、紛失なら15日待ってから、破損なら届いてから60日以内
倉庫から出品者へ返送する途中の紛失・破損も、補填の対象です。倉庫を出たあとに起きたものに限られます。規約違反で返送された商品は対象外です。
紛失は、返送の配送が最後に確認されてから15日たつと申請できます。締め切りは、返送の出荷が作成された日から75日後です。日本語のヘルプは「納品プラン作成日から75日後」と書いていますが、米国版の原文は返送の出荷の作成日です。迷うなら、返送を依頼した日から75日で数えておけば確実です。破損は荷物を受け取ってすぐ申請でき、届いてから60日以内が期限です。
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在庫補填の金額はいくら?注文前は「原価」、注文後は「売値から手数料と消費税を引いた額」

補填額は、購入者の注文の前に起きた損失か、後に起きた損失かで計算が変わります。注文前は商品の原価、注文後は売値を基準にします。補填額が思ったより低いときは、まずどちらで計算されたかを確かめましょう。
注文前の紛失・破損は原価で補填。送料や手数料、関税は含まれない
納品中、倉庫内、返送中の損失は、商品の原価で補填されます。ここでいう原価は、メーカーや卸から商品を仕入れるコストです。自社で製造しているなら、製品の生産コストを指します。配送費や取扱いの手数料、関税、そのほかの費用は含まれません。
私たちが利益の改善を手伝うときは、製品原価に含まれる物流費まで見直すことがあります。社内の「原価」に倉庫までの送料を入れているなら、補填額はその数字より低く出ます。差は戻らない前提で、損失を見積もっておきましょう。
Amazonの推定原価が実際より低いなら、「原価の管理」で自社の原価を入力する
原価を入力しない場合、Amazonが独自に算出した原価で補填額が決まります。算出には、Amazonや他の出品者、卸の経路で売られる同等の商品の原価が使われます。推定の額は、「在庫の問題と補てん」の「原価の管理」ページで確かめられます。実際の仕入れ値と離れていれば、自社の原価を入力しましょう。
入力した原価は、証明の書類を求められることがあります。提出した資料は、他の出品者やAmazonの小売チームとは共有されません。次のどれかに当たると、入力した原価は却下されます。
- 同等の商品や、Amazonが算出した原価と比べて、極端に大きな差がある
- 書類が偽造、改ざんされている、または読めない
- アカウントに、不正や重大な規約違反の疑いがある
- 同じ商品の原価を頻繁に更新している。または30日以内に異議への判断が出ている
却下されると、以前に承認された額か、Amazonが算出した原価で補填されます。Amazonは原価を定期的に更新し、入力済みの原価に影響するときは通知が届きます。原価の入力は、損失が起きる前に済ませておくのが確実です。
購入者返品は売値から計算する。1点あたりの上限は675,000円
購入者返品の補填は、元の注文の売値や返金額から、手数料と消費税を引いた額です。交換で対応した注文なら、交換した商品の価格が基準になります。注文前の損失と違い、原価の入力は関係しません。
どちらの計算でも、FBA商品1点あたりの補填額の上限は675,000円です。これを超える商品は、他社の保険をかけるよう公式ヘルプが勧めています。高額な商品をFBAに預けるなら、保険の要否を先に決めておきましょう。
補填額と仕入れ値の差が気になる方へ
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在庫補填を確認して申請する4ステップ【「在庫の問題と補てん」の使い方】

在庫補填の確認と申請は、セラーセントラルの「在庫の問題と補てん」から始めます。在庫元帳や返品、返金などのレポートを取り込み、補填の対象かを自動で突き合わせるページです。並ぶのは主に倉庫内と購入者返品の問題で、納品中と返送中はステップ2のレポートで確かめます。手順は次の4ステップです。
ステップ1:「在庫の問題と補てん」を開き、「申請対象」の件数を見る
まず「在庫の問題と補てん」を開き、「申請対象」に何件あるかを見ましょう。ヘルプの案内では、「FBA在庫」の「在庫」のドロップダウンから開けます。返金レポートや返品レポートの上部のバナーからも移動できます。
問題は、次の3つに分かれて表示されます。
- 申請対象:出品者が確認して申請しないと、Amazonの調査が始まらない問題です。
- 処理中:Amazonが調査中の問題です。出品者の対応は要りません。
- 解決済み:Amazonが解決した問題です。理由と補填額が表示されます。
「問題のステータス」のグラフを見れば、期限が近い問題から手をつけられます。
このページの名前は、公式ヘルプの中でも表記が揺れています。「在庫の不備と補てん(仮称)」「在庫不良と補てんポータル」と書かれた箇所もありますが、同じページを指します。
ステップ2:返金レポートで、すでに補填されていないかを確かめる
申請の前に、返金レポートで同じ商品がすでに補填されていないかを確かめましょう。納品中と返送中の申請ページは、この確認を求めています。倉庫内と返品は、「解決済み」タブでも補填額を確かめられます。FNSKU(Amazonが在庫の管理に使う商品番号)で検索すると、絞り込めます。Amazonからの補填の通知メールが届いていないかも、あわせて見ておきましょう。
返送中の損失なら、「返送/所有権の放棄依頼の詳細レポート」で依頼の日付と状態を見ます。追跡番号は「返送在庫の出荷レポート」で確かめます。数が合わない理由が分からないときは、テクニカルサポートに問い合わせましょう。
ステップ3:場面ごとの窓口から、決まった番号と書類をそろえて申請する

申請する窓口と、使う番号は場面ごとに決まっています。ヘルプに書かれた窓口は、次のとおりです。
- 納品中:紛失は「受領差異の照会」タブから、破損はお問い合わせページから。Amazon納品番号を使います。
- 倉庫内:「申請対象」タブのトランザクションID、FNSKU、数量を使います。破損は処理番号をツールに入れて確かめます。
- 購入者返品:「申請対象」タブの注文番号、FNSKU、数量を使います。注文番号をツールに入れて状態を確かめます。
- 返送:返送/所有権の放棄依頼番号をツールに入れて、申請できるかを確かめます。
返送中の紛失の申請では、番号に加えて商品やパッケージ、輸送箱の画像も求められます。LPN番号(商品に貼られた、バーコード付きラベルの番号)も必要です。追加の情報を求められることもあるため、出す前に手元にそろえておきましょう。
ステップ4:「解決済み」で結果を確かめ、納得できなければ申請し直す
申請の結果は、「解決済み」に解決の理由と補填額が表示されます。返金で補填されたか、同じ商品で補填されたかも分かります。対象外になった問題も、理由とあわせてここに並びます。
Amazonの決定に納得できない場合は、「解決済み」タブの情報を使って申請できます。補填額や商品の評価に異議があるときは、補填が行われてから60日以内が期限です。返送で届いた商品の評価への異議は、届いてから60日以内です。原価で計算された補填なら、「原価の管理」の推定額と見比べましょう。
申請の手間を、運用の中に組み込みたい方へ
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在庫補填の取りこぼしを防ぐ月次の点検【期限、書類、欠品への備え】

補填を取りこぼす典型は、期限切れと書類不足です。自動補填が始まっても、自分で拾う問題は残ります。毎月決まった日に点検する流れを作っておきましょう。
申請対象の確認は、いちばん短い60日の期限に合わせて月1回以上
点検の頻度は、最も短い60日の期限から逆算して、月に1回以上にしましょう。月1回なら、どの問題も期限の前に少なくとも1回は目に入ります。公式ヘルプも、「在庫の問題と補てん」に定期的にログインして確認するよう案内しています。
在庫や価格の管理は基本的に自動でよい、というのが支援現場での考え方です。補填も同じで、レポートどうしの突き合わせはポータルに任せられます。人が手をかけるのは、期限の近い問題を拾うことと、書類をそろえることの2つに絞りましょう。
納品のたびに、請求書と追跡番号を残しておく
納品中の申請は期限が9か月と長い分、書類を探す段階で手が止まりがちです。仕入先の請求書と、輸送箱ごとの追跡番号は、納品のたびに納品番号と並べて保存しておきましょう。パレット便なら、Amazonのスタンプがある配達の証明の写しを、配送会社から取り寄せられるようにしておきましょう。受領の差異に気づいたら、期限を待たずにその月のうちに申請しましょう。
補填で在庫の数は戻らない。紛失分を発注に入れる在庫切れ対策
補填が返金で行われると、FBAの在庫の数は戻りません。紛失や破損で販売できる在庫が減れば、想定より早く在庫が切れます。在庫切れは、Amazon運用でいちばん避けたい失敗です。在庫が切れると販売が止まり、支援現場の実感では、一度落ちた検索順位はなかなか戻りません。
私たちの支援では、在庫の持ち方を次の3点で決めています。
- 最低1か月分の在庫を持つことを基本にする
- 週に1回は販売数を見て、向こう1か月の見込みを更新する
- 紛失・破損で減った数も見込みに入れて、補充を前倒しする
補充を前倒しするのは、FBAの受領に2〜3日程度かかるためです。大型セールの前は、在庫の反映が大きく遅れることもあります。
体制が整っている事業者なら、同じ商品に自社出荷のSKUを並べておく方法もあります。FBAの在庫が切れた瞬間に自社出荷側が販売を引き継ぎ、在庫切れを避けられます。ただしプライムの表示が外れ、配送も遅くなるため、購入率は落ちやすくなります。管理の手間も増えるため、上級者向けの備えです。
※発注点の決め方はAmazon在庫管理の完全ガイド!在庫切れゼロ・IPI改善・発注点計算までもどうぞ。
補填の点検と在庫の補充を、毎月の運用に組み込みたい方へ
補填の確認と在庫の見込みの更新は、どちらも毎月くり返す作業です。LINK株式会社では、売上向上実績100社以上、サービス満足度97%以上の実績があります(※お客様実績に基づく参考値)。無料相談では、自社に合う点検の頻度と在庫の持ち方の考え方から一緒に整理します。
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在庫補填に関するよくある質問
- 在庫補填は英語で何と言いますか?
「Reimbursement」です。米国のヘルプでは、補填の方針のページ名が「FBA inventory reimbursement policy」です。
日本語のヘルプでは「補てん」と書かれ、方針のページ名は「破損・紛失商品の返金ポリシー」です。
- 補填を受けたあとに、紛失した商品が見つかったらどうなりますか?
Amazonは、補填した金額を回収する権利を持っています。補填済みの商品が見つかり、出品者の在庫に戻された場合が当たります。
見つかった商品を、Amazonが処分する場合もあります。Amazonアウトレットなど、ほかの販売経路で売られることがあると公式ヘルプに書かれています。
- 補填の申請は、思い当たるものを一度に大量に出してもよいですか?
避けましょう。十分に調べずに出す申請や、早すぎる申請、短い期間の大量の申請は、禁止の例として挙げられています。
くり返すと、サポートが遅れたり、アカウントの監視や処置の対象になったりすることがあります。返金レポートで確かめてから、期限の範囲で出しましょう。
- 販売できない在庫を返送中に紛失した場合も、原価で補填されますか?
原価から割り引いた額になります。販売できない在庫の返送と所有権の放棄について、公式ヘルプがそう定めています。
割引の額を決めるために、Amazonから追加の情報や書類を求められることがあります。
- 購入者が別の商品にすり替えて返品してきた場合は、補填されますか?
すり替えを証明できれば、申請できます。中身が入っていない場合や、空の箱が返ってきた場合も含まれます。
用意するのは、返送/所有権の放棄依頼番号と、違いを示す画像、LPNラベルの画像です。自社の在庫から出た証明(請求書やシリアル番号)も要ります。認められると、返金額の一部または全額からFBA手数料を引いた額が補填されます。
- 米国のAmazonでも、補填のルールは同じですか?
仕組みはほぼ同じですが、上限額と計算が違います。米国の上限は1点あたり5,000ドルで、日本は675,000円です。
注文後の補填額から、日本は手数料に加えて消費税も差し引きます。米国でFBAを使うなら、米国版のヘルプで確かめましょう。
まとめ:在庫補填は、期限の短い場面から月1回点検する
在庫補填は、FBAの在庫がAmazon側で紛失・破損したときの埋め合わせです。自動で入る分もありますが、申請しないと調査が始まらない問題も残ります。期限は場面ごとに違い、短いものは60日です。
「在庫の問題と補てん」を月に1回は開き、申請対象を期限の近い順に片づけましょう。あわせて原価の登録と、減った在庫の補充まで済ませておくと安心です。
FBAの在庫と利益を、守りの面からも見直したい方へ
補填の取りこぼしや在庫の目減りは、売上の数字には表れにくい損失です。LINK株式会社では、ベストセラー1位多数獲得、売上向上実績100社以上の実績があります(※お客様実績に基づく参考値)。無料相談では、自社のFBA運用でどこから手をつけるかの考え方から一緒に整理します。
LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームとして、100社以上の運用改善に伴走してきました。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。
- 参照した一次情報・公式情報
- Amazonセラーセントラルヘルプ「破損・紛失商品の返金ポリシー」
- Amazonセラーセントラルヘルプ「FBA在庫の補てんポリシー:Amazonへの納品に対する補てん申請」
- Amazonセラーセントラルヘルプ「FBA在庫の補てんポリシー:フルフィルメントセンターでの作業に対する補てん申請」
- Amazonセラーセントラルヘルプ「FBA在庫の補てんポリシー:購入者返品に対する補てん申請」
- Amazonセラーセントラルヘルプ「FBA在庫の返金ポリシー:返送/所有権の放棄に対する補てん申請」
- Amazonセラーセントラルヘルプ「在庫の問題と補てん」
- Amazonセラーフォーラム公式告知「FBA自動補てんと補てん申請期間の変更について」
- Amazonセラーセントラル(米国)ヘルプ「FBA inventory reimbursement policy」
いずれも2026年10月6日に確認しました。
- 記事監修
- 公開日:2026年10月6日 / 最終更新日:2026年10月6日
- 監修:南雲 宏樹(LINK株式会社 代表取締役 / 元Amazon Japan)
- 本記事はAmazonセラーセントラルの公式ヘルプ、およびLINK株式会社の支援実績データを基に作成しました。
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