AmazonのGTIN免除(製品コード免除)の対象と申請5ステップ、JANとの選び方を元Amazon出身者が解説。
「自社で作った商品にJANコードがなく、登録できない……」
「『今すぐ申請』が出てこず、エラーで止まる……」
元Amazon JapanでEC支援に携わってきた私、南雲が、AmazonのGTIN免除(製品コード免除)の申請手順と、JANコード取得との使い分けを解説します。JANコードがない自社ブランド品やセット品でも、免除を申請すればカテゴリーごとに新規出品できます。ただし卸や実店舗にも販路を広げる計画があるなら、最初からJANコードを取るほうが後で困りません。本記事では、公式の対象区分と申請5ステップ、承認後の登録、却下やエラーの対処までを順に整理しました。読み終えるころには、申請で止まらず、作り直しにもならない出し方を自社で選べるはずです。
この記事のまとめ
- GTIN(国際標準の商品識別コード)の免除とは、JANコード(日本で使われる商品バーコード)がない商品をAmazonに新規出品するための申請です。Amazonのヘルプや画面では「製品コード免除」と呼ばれます。
- 承認はストアとカテゴリーの組み合わせごとです。同じカテゴリー内の商品は、個別に申請しなくても出品できます。
- Amazon以外にも卸す予定があるなら、JANコードを取りましょう。後からJANコードを取得すると、以前の免除が無効になる場合があります。
- 自動承認にならない申請では、商品とパッケージの6面の実物写真と、剥がせないブランド表記が必要です。
- 承認後は30分待ち、承認通知どおりのカテゴリーとブランド名で登録しましょう。
免除で新しく商品ページを作るときは、後から変えると影響が大きい項目があります。カテゴリーや商品名の扱いは、解説動画でも取り上げています。
GTIN免除とは?JANコードなしでAmazonに新規出品できる申請の仕組み
GTIN免除は、JANコードなどの製品コードがない商品をAmazonに新規出品するための申請です。
まずは用語の関係と、承認が下りる単位を整理します。
GTIN・JANコード・製品コードの違いと、日本のAmazon出品でJANが基本になる理由
GTINは、「どの事業者の、どの商品か」を表す国際標準の商品識別コードです。
日本ではJANコードとも呼ばれ、Amazonの日本のストアでも一般的にJANコードが使われます。事業者コードは、GS1 Japanが貸与しています。
Amazonの画面では、UPC・EAN・JAN・ISBNをまとめて製品コードと呼びます。つまりGTINが国際標準の呼び名、JANコードが日本での呼び名、製品コードはAmazonの画面上の呼び方です。
多くのカテゴリーでは、新しい商品ページを作るときに製品コードの指定が求められます。この製品コードを持たない商品の受け皿が、GTIN免除です。
GTIN免除が認められる単位とは?ストアとカテゴリーの組み合わせごとに1回
申請の単位は、ストアとカテゴリーの組み合わせです。
承認後は、同じカテゴリー内の商品を個別に申請しなくても出品できます。免除は商品タイプの親レベルで付与され、子の商品タイプにも自動で適用されます。たとえばパーティー用品で承認されれば、その中の風船にも効きます(出典:Amazon出品者ヘルプ)。
別のカテゴリーの商品を出すときは、そのカテゴリーで改めて申請が必要です。すでに承認済みのカテゴリーでは「今すぐ申請」が表示されません。表示されないこと自体は、異常とは限りません。
GTIN免除とブランド登録の違いは、出品の許可か権利保護かで分かれる
免除はJANコードがなくても商品ページを作れるようにする手続きで、ブランド登録は別物です。
ブランド登録(Amazon Brand Registry)は、商標にもとづくブランド保護の登録です。A+やスポンサーブランド広告などの機能もここで開放されます。免除だけでも商品ページは作れるので、出品の可否とは切り離して考えてください。
ただし自社ブランドで伸ばすなら、出願中の商標でも申請できるので、免除と並行して準備しましょう。
商品ページの動画は、未登録でも3か月以上出品していれば設定できます。ただ支援現場では、未登録だと設定できるASIN数が限られるケースもありました。
※ ブランド登録の要件と手順はAmazonブランド登録の費用と期間は?申請3ステップまで解説へ。
では、自社の商品は免除の対象になるのでしょうか。公式の区分に当てはめて確かめます。
GTIN免除を申請できる商品とできない商品【公式の対象5種と対象外5ケース】
Amazon出品者ヘルプは、免除の対象を5種、対象外を5ケースで示しています。この5種に当てはまるかを確かめ、次にJANコード取得と比べ、そのうえで5ステップの申請に進むのが全体の流れです。
申請できる商品は自社ブランド品やハンドメイド品など5種
公式が挙げる対象は次の5種です。区分ごとに、申請の要件から気をつける点を添えました。
| GTIN免除の対象になる区分 | 商品の例 | 申請で気をつけること |
|---|---|---|
| 独自のブランド商品・ハンドメイド商品 | 自社ブランドの雑貨、手作りのアクセサリー | 商品やパッケージに剥がせないブランド表記がある |
| 出品者が製造・ブランド化・出版する商品 | 自社で製造するOEM品、自費出版の書籍 | バーコードが付いていない。本は出版社名を入れる |
| 製品コードがない部品 | カー&バイク用品、モバイルアクセサリ | GTIN・EAN・UPC・ISBNのどれも付いていない |
| セット品 | ベルトと財布のセットなど | 構成品ごとの写真とセット状態の写真 |
| ノーブランド品 | 無地の梱包資材、汎用パーツ | Amazonのノーブランド品ポリシーに沿う |
ノーブランド品は真正のノーブランドに限られ、印刷された本には使えません。ブランド品をノーブランド品として出すのは、Amazonのポリシー違反です。
申請できない商品は既存のJANがある商品など5ケース
次の5ケースは免除の対象外です。それぞれ進む先が決まっています。
- GS1が承認した既存のバーコードがある:そのコードで登録する
- 既存のGTIN・EAN・UPC・ISBNがある:同じく既存のコードで登録する
- UPCが必要なブランドの商品:免除は下りない。ブランド所有者かGS1からコードを取得する
- 本を出版社「ノーブランド」で出す:出版社名を入れて登録する
- すでにAmazonのカタログに表示されている:既存の商品ページに出品する(新規作成はしない)
見落としやすいのが最後のケースです。同じ商品がすでにカタログにあるのに新規作成を試みると、既存の商品と照合され、エラーで止まることがあります。エラーコードの見分け方は、承認されないときの章で扱います。
申請前にそろえる前提条件とカテゴリーの承認が必要な商品
公式の基本要件は3つです。カタログに未登録であること、製品コードやGS1バーコードを持たないこと。そして必要な場合は、カテゴリーの承認を取得済みであることです。
つまずきやすいのは3つ目です。免除より手前の出品規制(カテゴリーの承認)で止まる商品があります。私たちが支援の現場で見ている範囲では、食品は思われているほど厳しくありません。一方で、電池が入っている商品や度入り眼鏡を含む医療機器は厳しい側です。
規制の有無と必要書類は、カテゴリーごとに変わります。出品を始める前に、自社のアカウントで確認しておきましょう。
※ 出品規制の解除手順から確認したい方はAmazon出品規制解除の方法|制限がかかる原因と4タイプ別の手順もどうぞ。
偽のJANコードや他社のコードでの出品は禁止(ASIN登録権限の停止対象)
偽の製品コードを掲載する行為は、Amazonで明確に禁止されています。
違反するとASIN登録権限や出品権限が、一時停止または削除の対象になります(出典:Amazon出品者ヘルプ)。免除の申請が面倒だからと、手元の別商品のコードを流用する判断は避けてください。
もう1つ注意が要るのが、メーカー品の自社仕様版です。メーカーのJANコードが付いた商品に、オリジナルカラーや自社ロゴを加えるなら、新しいJANコードの取得が必要です。免除の対象にはなりません。商品名にも、メーカー品との違いを明記しましょう。
対象になると分かっても、免除で出すのが最善とは限りません。JANコード取得と並べて比べます。
GTIN免除とJANコード取得のどちらを選ぶか【法人出品者が決める3つの判断基準】

分かれ目は、Amazon以外で売る計画があるかどうかです。まず、費用と期間、使える販路、切り替えの扱いを表で比べます。
| 選択肢 | 手続きの方法と費用 | 承認・取得までの期間 | 使える販路 | 後から切り替えるとき |
|---|---|---|---|---|
| GTIN免除 | セラーセントラルの商品登録の流れの中で申請する | 自動承認から48時間以内まで(4つのケースで変わる) | 申請したAmazonのストア内のみ | JANコードを取得すると、以前の免除が無効になる場合がある |
| JANコード取得(GS1事業者コード) | GS1 Japanの登録申請料(年間売上高1億円未満・1年払いで17,050円〈税込〉から。売上高と支払年数で変わる) | 入金確認後、通常3営業日以内にメールで通知 | 実店舗や卸、ほかのモールでも使える | 取得後はそのコードで登録する |
自社の区分の金額は、GS1 Japanの手続きページで確認しましょう。ここから判断基準を3つに分けます。
判断基準1 Amazon以外の販路(実店舗・卸・他モール)で売る予定があるか
予定があるなら、最初からJANコードを取るほうが確実です。
小売の店頭や卸先では、JANコードで商品を管理するのが一般的だからです。GTIN免除はAmazonの中だけで通用する手続きで、社外の取引先には持ち出せません。
逆に、当面はAmazonだけで小ロットを試す段階なら、免除で始める選択肢があります。需要が読めない新商品を、コード取得の手続きを待たずに出せる点は実務上の利点です。
判断基準2 後からJANを取ると以前の免除が無効になる場合がある
「まず免除、あとでJANコード」は、そのまま安全な道筋とは限りません。
当初は製品コードがなかったブランドが、後からGS1バーコードを取得した場合の扱いです。Amazonが以前の免除を無効にする場合があると、公式ヘルプに書かれています。無効になれば、免除で作った商品ページの扱いを後から見直すことになります。
そのため、販路を広げる計画がすでにあるなら、免除を挟まずに最初からJANコードで登録するほうが手戻りは少なくなります。計画がない段階で先回りする必要はありません。
判断基準3 OEMや自社開発の商品はパッケージを刷る前に決める
OEM品や自社開発品は、デザイン確定前にコードの方針を決めておきましょう。
パッケージにJANコードのバーコードを印刷するかどうかは、刷り上がってからでは変えにくいためです。後から卸取引が決まると、パッケージを刷り直す判断を迫られます。
パッケージのデザインより先に、Amazonだけで試すのか、卸や実店舗も見据えるのかを決めておきましょう。販路の計画によって、コードの方針が変わるためです。
なお免除で出す場合も、ブランド名を剥がせない形で表示したパッケージが申請の前提です。デザインの段階で、ブランド表記の付け方までそろえておいてください。
免除で始めるか、JANコードを取ってから出すかで迷っていませんか。
LINK株式会社は、Amazonの新規出品を販路の計画から設計しています。
- 新規出品の初期設計(カテゴリー選定と商品名の設計)
- 免除で作る商品ページとバリエーションの組み方
- ブランド登録と、その後の商品ページ改善
売上向上実績100社以上、サービス満足度97%以上、ベストセラー1位多数獲得です(※お客様実績に基づく参考値)。無料相談にて、販路の計画から免除とJANコードの考え方を一緒に整理します。
LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームとして、100社以上の運用改善に伴走してきました。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。
GTIN免除の申請手順は5ステップ。セラーセントラルで「製品コードがありません」を選ぶ

対象を確かめ、JANコードと比べたうえで免除を選んだら、申請に進みます。先に写真とブランド名をそろえておくと、差し戻しの往復が減ります。
申請前に準備するものは6面の実物写真と剥がせないブランド表記
写真は、商品とパッケージの6面(正面・背面・左・右・上・下)が基本です。
写真を添えるのは、自動承認にならない場合です。平らな商品は正面と背面で足ります。セット品は構成品ごとの写真に加えて、セットの状態も撮ります。形式はJPEGまたはPNGで、1枚あたり最大10MBです。解像度は、公式が例として500×500ピクセルを挙げています。
ブランド表記は、剥がせるかどうかで可否が分かれます。
- 受理される:エンボス・デボス加工のロゴ、印刷やスクリーン印刷、縫い付けラベル、剥がせないステッカーやタグ、金属製・プラスチック製の銘板
- 受理されない:剥がせるステッカー、一時的なタグ、画像加工で付けたブランド名
もう1点はブランド名の書式です。余分なスペース、™などの商標記号、アンダースコア、大文字と小文字の間違いは認められません。申請に使うブランド名を、社内で1つの表記に決めてから進めましょう。
申請の流れ5ステップ(新規作成から、自動承認か申請フォームの送信まで)
準備ができたら、セラーセントラルで次の順に進めます。
- ステップ1:商品登録ツールで商品名を検索し、「出品情報の新規作成」を選ぶ
- ステップ2:商品の詳細を入力し、商品タイプとカテゴリーを選ぶ
- ステップ3:ブランド名を入力する(ノーブランド品は「この商品にはブランド名がありません」を選ぶ)
- ステップ4:「製品コードがありません」にチェックを入れて「次へ」に進む
- ステップ5:自動承認の通知が届くか、申請用のウィンドウが開く(開いたら写真を添付して送信)
ステップ2のカテゴリー選択は、後から変えると影響が大きい項目です。理由は承認後の登録の章で詳しく説明します。
申請用のリンクが出ない場合は、申請ダッシュボードで保留中の未完成の出品データを確かめてから、申請を完了させましょう。
※ 新規出品の全体手順から確認したい方はAmazon新規出品 9ステップで売れる初期設計を完全解説もどうぞ。
審査期間の目安は自動承認から48時間以内まで、4つのケースで変わる
公式ヘルプは、申請者の状況を4つのケースに分けて示しています。一律に「48時間」と考えず、自社がどれに当たるかで待ち方を変えてください。
| 申請者の状況 | 審査の結果が出るまで | 結果が出た後にやること |
|---|---|---|
| ブランド所有者、またはノーブランド品の出品者 | 自動承認 | 30分待ってから商品登録に進む |
| ブランド名の承認(BNA)が必要な出品者 | 48時間以内 | ケース履歴で結果を確認する |
| Amazon上に既にあるブランドで、提携関係のない出品者 | 48時間以内 | 同じくケース履歴で結果を確認する |
| UPCが必要なブランドの商品を出す出品者 | 自動却下 | ブランド所有者かGS1から製品コードを取得する |
自動却下となる4つ目は、待っても結果が変わりません。承認が出たケースでは、登録の仕方を間違えないことが次の関門です。
GTIN免除の承認後に商品を登録する方法【30分待ってブランド名を1字違わず入れる】
承認の通知が届いたら、30分待ってから登録しましょう。待たずに進めると、製品コードのエラーが出ることがあります。登録方法は1点ずつと一括の2通りです。
1点ずつ登録する場合は空白のフォームで「製品コードがありません」にチェック
1点ずつ登録するときは、空白のフォームから始め、「製品コードがありません」にチェックを入れましょう。カテゴリーとブランド名は、承認通知に書かれたとおりに1字違わず入力してください。本を登録する場合は、出版社名をブランドとメーカーの両方に入れる必要があります。
商品名も、このとき決め切りましょう。後から大幅に変えると、検索順位が落ちることがあるためです。解説動画で紹介している目安では、狙っていた語の順位が1位から2〜3位程度まで落ちることがあります。戻るまでには、おおむね1ヶ月かかります。末尾に単語を足す程度であれば、影響は小さく済みます。
一括出品で登録する場合は、製品コードの列を空欄にする
一括出品では、製品コードの列の扱いがテンプレートで異なります。
まず、複数ストアを選択する旧テンプレートの場合です。external_product_id_type と external_product_id を空欄のままにします。1ストアを選択する新テンプレートでは、製品コードタイプで「製品コード免除」を選び、製品コードの列は空欄にします。
件数が多いときほど、ブランド名の表記ゆれが混ざりやすくなります。アップロード前に、ブランド名の列を1つの表記でそろえてください。
※ ファイルの選び方と手順はAmazonの一括出品のやり方|在庫ファイル3種の選び方と登録5ステップ、エラーの直し方へ。
カテゴリーとバリエーションを初回登録で決めておく理由
免除はカテゴリー単位で効くうえ、カテゴリーは後から変えにくい項目です。
支援現場での実感として、販売実績を積んだ後の変更は危険です。変更前のカテゴリー名にあたるキーワードで、検索対象外になることがあります。初回の選択が残る前提で設計しましょう。
※ 変更の手順と判断基準はAmazonのカテゴリー変更のやり方|3つの分類別の手順と、順位を落とさない判断基準へ。
色やサイズ違いを出す予定があるなら、最初から親子関係(バリエーション)で組みましょう。支援現場での実感として、販売個数の評価は親ASIN単位で積み上がります。ただし2026年2月12日以降、レビューが共有されるのは機能に影響しない違いに限られました。
※ 親子の組み方は、Amazonバリエーションの設定手順|親子の組み方と統合・分割の判断基準で解説しています。
免除で作る新しい商品ページの初期設計、社内で決め切れていますか。
LINK株式会社は、新規ASINのカテゴリー選定から商品名、バリエーションの設計までを支援しています。
- カテゴリー選定と、後から変えないための初期設計
- 親子バリエーションの組み方と、レビューが共有される範囲の確認
- 登録後の商品ページ改善と広告運用
無料相談にて、免除で作る商品ページのカテゴリーとバリエーションの組み方から一緒に整理します。
LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームとして、100社以上の運用改善に伴走してきました。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。
GTIN免除が承認されないときの原因と対処【却下理由と主なエラーコード4つ】

登録まで進めない場合、止まっている場所は却下かエラーのどちらかです。まず却下の理由から見ていきましょう。
写真とブランド表記で却下される主な理由と撮り直しの基準
公式が挙げる却下の理由は、写真とブランド表記に集中しています。
- ブランド表記が剥がせる形、または画像加工:パッケージや商品本体に、剥がせない形で表示し直してから撮り直す
- 実物の写真ではない:レンダリング画像やモックアップではなく、実物を撮影する
- 画像が低品質:ピントと明るさを確保し、ブランド名が読める状態にする
- 画像ごとにブランド名が一致しない:全画像で同じ表記にそろえる
- GS1バーコードが既に使われている:免除ではなく、そのコードでの登録に切り替える
- 6面が確認できない:不足している面を追加で撮影する
エラーコード400は、通常、画像が要件を満たしていないことを示します。撮り直しの前に、サイズと形式もあわせて確認しましょう。
エラー5665・5461・8541・8542の意味と次にやること
登録時に出る主なエラーは4つです。免除に直接かかわる5665と5461は、次のとおりです。
| エラーコード | 画面に出る内容 | 原因 | 次にやること |
|---|---|---|---|
| 5665 | ブランド名が一致しない | 承認されていないブランド名で登録しようとしている(承認通知と表記が違う場合を含む) | 通知どおりの表記に直す。未承認なら書類を添えてブランド名の承認を申請する |
| 5461 | ASINの新規作成が承認されていない | そのブランドの新しいASINを作る権限がない | エラーに付いた出品申請のリンクから申請する |
8541と8542は、同じ商品がすでにカタログにあるか、製品コードが既存のASINに紐づいている合図です。免除の対象外なので、同じ商品なら既存の商品ページに出品しましょう。違う商品なら、テクニカルサポートへの連絡が必要です。
※ 既存ASINとの照合の仕方は、次の記事で解説しています。AmazonのASINとは?JANコードとの違い・調べ方と、出品者が押さえるASIN管理の4つのトラブル対処
対象外のブランドと判定されたときの例外申請の進め方
GS1バーコードを使っていると特定されたブランドは、原則として免除の対象外です。
ただし公式ヘルプは、例外を申請できるケースも挙げています。
- 同名の、製品コードが必須の別ブランドがある
- ブランドやメーカーの認可書(LOA)を提出できる
- 出品している国で製品コードを利用できない
- 新しいコードの取得が見合わない(価格が高すぎる、販売総額が低いなど)
- 商品が交換部品で、UPCがない
連絡は、ヘルプの「商品登録」から「製品コード免除」を選び、テクニカルサポートに送ります。免除の対象になるべき理由を書き、商品画像とエラーメッセージのスクリーンショットを添えましょう。
こうした申請に近道はありません。私たちが出品規制の解除を代行するときも、要点はテクニカルサポートと根気よくやり取りを重ねることです。却下の理由を1つずつ潰して再提出する前提で、担当と期限を決めて進めてください。
GTIN免除で法人出品者が見落としやすい失敗4つと対策
ここからは、承認そのものより後で効いてくる失敗です。いずれも社内の運用ルールで防げます。
失敗1 部署や担当者ごとにブランド名の表記がゆれて免除が効かない
申請した担当者と、登録する担当者が別なら起こりがちな失敗です。スペースの有無や大文字と小文字の違いだけでも、承認とは別のブランド名として扱われ、エラー5665などで止まります。
対策は、申請に使ったブランド名を社内の登録ルールとして文書に残すことです。記号やスペースまで含めて1つの表記に固定し、承認通知そのものも保存しておきましょう。
失敗2 別カテゴリーの商品を追加したのに承認済みだと思い込む
承認済みのカテゴリーに新商品を足す感覚で、別カテゴリーの商品まで出せると思い込む失敗です。
対策は、申請済みのカテゴリー一覧を管理し、新カテゴリーでは申請から始めることです。このとき、登録済み商品のカテゴリーを後から付け替えて回避しようとしないでください。検索面での不利は、承認後の登録の章で触れたとおりです。
失敗3 海外のAmazonにも出すときストアごとの申請を忘れる
複数のストアで出品する場合は、各ストアでカテゴリーごとに免除が必要です(出典:Amazon出品者ヘルプ)。日本で承認されても、そのまま海外のストアに引き継がれるわけではありません。
対策は、出品先ストアとカテゴリーの組み合わせを1枚の表で管理することです。海外展開の計画が出た時点で、申請が必要な組み合わせを洗い出しておきましょう。
失敗4 卸を始めてJANを取り、免除で作ったページの扱いに困る
判断基準2で見たとおり、後からGS1バーコードを取得すると、以前の免除が無効になる場合があります。免除で作った商品ページをどう扱うかを、取得後に慌てて考えることになりがちです。
対策は、販路拡大の計画が出た時点で切り替え方をテクニカルサポートに確認することです。コードを取ってから動くのではなく、取る前に確認しましょう。
申請は通ったのに、運用のルールが決まらないまま止まっていませんか。
LINK株式会社は、出品の準備から登録後の売上づくりまで横断して支援しています。
- ブランド名とカテゴリーの社内ルールづくり
- 複数ストアに広げるときの出品設計
- 商品ページ改善と広告運用による売上づくり
無料相談にて、自社の販路計画に照らして免除とJANコードのどちらで進めるかを一緒に整理します。
LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームとして、100社以上の運用改善に伴走してきました。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。
GTIN免除の申請や新規出品を運用代行に任せるときの確認ポイント
社内に手が足りず、申請ごと外部に任せる選択もあります。その場合、契約前に確認しておきたい点が2つあります。
誰のアカウントで申請し、商品ページの編集権限を誰が持つか
免除で作った商品ページを後から改善するなら、編集権限の所在が決定的に重要です。
運用代行の構成には、アカウント本体を扱う形と、相乗り出品の形があります。相乗り出品の立場からは、サブ画像やA+といった商品ページの主要素を変更できません。
自社の出品アカウント本体で申請し、登録する構成になっているかを契約前に確認してください。在庫の集約だけが目的なら相乗りでも成立するので、目的から構成を選びましょう。
あわせて、ブランド登録のアカウントと出品用アカウントが関連付けられているかも確認しておきましょう。関連付けがないと、ブランド所有者でも新しいASINの作成でエラー5461が出ることがあります。
登録後の商品ページ改善まで、誰が何名で見るか
申請を進める担当と、その後の運用を見る担当が同じ人かを聞いてください。
営業担当と実務担当が別人なのは、支援会社ではよくあるパターンです。商談で聞くべきなのは、実際に運用を担当する人の経歴と、品質を管理する人が入るかどうかです。ここを濁されるようなら、期待した品質で進まない可能性があります。
もう1つは体制です。何名で、誰が何を見るのかを確認しましょう。LINK株式会社では、責任者・運用の統括担当・実行担当の最低3名体制で、1案件を支援しています。免除の申請だけで終わらせず、登録後の改善まで見る前提で体制を確かめてください。
新規出品のどこまでを任せ、どこを社内に残すか決まっていますか。
LINK株式会社は、新製品の立ち上げから登録後の運用まで支援しています。
- 新規ASINの登録と、免除で出すかJANコードを取るかの整理
- 商品ページの改善と広告運用
- ブランド登録を含む、ブランドの土台づくり
売上向上実績100社以上、サービス満足度97%以上、1年以上継続率90%以上です(※お客様実績に基づく参考値)。無料相談にて、任せる範囲と社内に残す権限の考え方から一緒に整理します。
LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームとして、100社以上の運用改善に伴走してきました。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。
GTIN免除のよくある質問
- GTIN免除は商品ごとに申請が必要ですか?
いいえ。申請はストアとカテゴリーの組み合わせごとです。承認後は、同じカテゴリー内の商品を個別に申請しなくても出品できます。
免除は商品タイプの親レベルで付与され、子の商品タイプにも自動で適用されます。たとえば服とファッション小物のカテゴリーで承認されれば、シャツとパンツを別々に申請する必要はありません。一方、別カテゴリーの商品を追加するときは、そのカテゴリーで改めて申請が必要です。
- 「今すぐ申請」が表示されないのはなぜですか?
そのカテゴリーですでに免除が承認されている場合、「今すぐ申請」は表示されません。表示されないこと自体は、異常とは限りません。
申請用のリンクが出ない場合は、申請ダッシュボードで、保留中の未完成の出品データがないかを確かめましょう。残っていれば、それを完了させてから申請に進みます。
- 審査にはどれくらいかかりますか?
自動承認から48時間以内までで、4つのケースによって変わります。
ブランド所有者とノーブランド品の出品者は自動承認で、承認後30分待ってから登録に進みます。ブランド名の承認が必要な場合と、Amazon上に既にあるブランドで提携関係のない出品者の場合は48時間以内です。UPCが必要なブランドの商品は自動却下となり、待っても結果は変わりません。この場合は、ブランド所有者かGS1から製品コードを取得する必要があります。
- ブランド登録をしていないとGTIN免除は申請できませんか?
免除とブランド登録は別の手続きです。ブランド登録をしていなくても申請できます。
ただし、申請には商品やパッケージに剥がせない形でブランド名を表示していることが前提です。商品ページの動画は、ブランド登録の有無にかかわらず、3か月以上出品していればアップロードできます。ただ支援現場では、未登録だと設定できるASIN数が限られるケースもありました。自社ブランドで伸ばしていく計画なら、免除の申請と並行してブランド登録の準備を進めるほうが手戻りが少なくなります。
- セット品でもGTIN免除を申請できますか?
セット品は公式が挙げる対象5種の1つです。申請できます。
各構成品は、既存の製品コードがないか、承認済みブランドの一部である必要があります。写真は構成品ごとに加えてセットの状態も用意し、説明文にはすべての構成品を記載する必要があります。セット品は構成の変更が起きやすいため、登録時の内容と実際の中身がずれないよう社内で管理することもあわせておすすめします。
- JANコードを後から取得したらどうなりますか?
当初コードがなく後からGS1バーコードを取得したブランドは、以前の免除が無効になる場合があります。
公式ヘルプに記載されている扱いです。そのため、卸や実店舗への販路拡大が計画に入った時点が、動き出すタイミングです。切り替え方をテクニカルサポートに確認してから進めてください。コードを取得してから対応を考えると、免除で作った商品ページの扱いで手戻りが発生します。
- JANコードを取得する費用と期間はどれくらいですか?
GS1 Japanの登録申請料がかかり、年間売上高と支払年数で変わります。
年間売上高1億円未満で1年払いなら、17,050円(税込)です。3年払いも選べます。入金確認後、通常3営業日以内にGS1事業者コードがメールで届きます。自社の区分はGS1 Japanの公式ページで確かめ、販路の計画とあわせて判断しましょう。
- 手元にあるJANコードを流用して出品してもよいですか?
できません。偽の製品コードの掲載は禁止されています。
違反するとASIN登録権限や出品権限が、一時停止または削除の対象になります。メーカーのJANコードが付いた商品を、自社仕様にして販売する場合もあります。オリジナルカラーや自社ロゴを加えるなら、新しいJANコードの取得が必要です。この場合は免除の対象になりません。手元にコードがないときは、免除の申請かコードの取得のどちらかを選んでください。
GTIN免除はカテゴリーごとに1回、JANとの選び方は販路で決める(まとめ)
GTIN免除は、製品コードがない商品を新規出品するための申請で、承認はストアとカテゴリーの組み合わせごとに下ります。免除かJANコードかは、Amazon以外の販路の計画で決まります。申請前に写真とブランド名の表記をそろえ、承認後は30分待って通知どおりに登録しましょう。
GTIN免除で出すか、JANコードを取って出すか。判断を一緒に整理しませんか。
LINK株式会社は、新規出品の初期設計から登録後の売上づくりまで支援しています。
- 対象区分の確認と、免除かJANコードかの判断整理
- カテゴリーとバリエーションを含む新規ASINの初期設計
- 商品ページ改善、広告運用、ブランド登録の準備
売上向上実績100社以上、売上平均上昇率420%以上、ベストセラー1位多数獲得です(※お客様実績に基づく参考値)。無料相談にて、免除で出すかJANコードを取るかから、新規出品の初期設計まで一緒に整理します。
LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームとして、100社以上の運用改善に伴走してきました。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。
- 参照した一次情報・公式情報
- Amazon出品者ヘルプ「製品コード(UPC、EAN、JAN、ISBN)がない商品の出品」(対象5種と対象外5ケース、免除の単位、画像とブランド表記の要件、4つの審査ケース、承認後の登録、例外申請。2026年9月28日確認)
- Amazon出品者ヘルプ「エラーコード5461と承認要件」(5461の原因と申請、ブランド登録と出品用アカウントの関連付け。2026年9月28日確認)
- Amazon出品者ヘルプ「Error 8541」・「エラー8542」(原因と解決方法。2026年9月28日確認)
- Amazon出品者ヘルプ「Amazonブランド名ポリシー」(エラー5665の原因、ノーブランド品の扱い。2026年9月28日確認)
- Amazon出品者ヘルプ「製品コードの要件」(日本ではJANコードが一般的であること、偽の製品コードの禁止、メーカー品の自社仕様版で新コードが必要なこと。2026年9月28日確認)
- GS1 Japan「GS1事業者コードの新規登録手続き」(登録申請料の区分と金額、通知までの日数。2026年9月28日確認)
- 記事監修
- 公開日: 2026年9月29日 / 最終更新日: 2026年9月29日
- 監修:南雲 宏樹(LINK株式会社 代表取締役 / 元Amazon Japan)
- 本記事はAmazon公式ヘルプおよびGS1 Japanの公開情報、およびLINK株式会社の支援実績データを基に作成しました。
▶ Amazon新規出品 9ステップで売れる初期設計を完全解説
▶ Amazonブランド登録の費用と期間は?申請3ステップまで解説

