FBA納品代行の費用を月額・1点・1箱の3層で読み解き、自社納品との分岐点と選び方7条件を元Amazon出身者が解説。
「出荷が増えて、検品とラベル貼りが回らない……」
「どの業者も安く見えて、違いが分からない……」
元Amazon JapanでEC支援に携わってきた私、南雲が、FBA納品代行の費用の見方と業者の選び方を解説します。出荷が増えるほど、検品とラベル貼り、箱詰めの作業が社内の手を静かに奪っていきます。本記事は、料金を月額と1点と1箱の3層に分けて読み、自社で納品した場合の費用と比べる手順まで整理した発注ガイドです。代行を挟むと納品が1工程増えるため在庫の持ち方も扱い、各社の公式サイトに載っている実額も一覧にしました。読み終えるころには、見積書のどこを見て、何社に当たればよいかが決まっているはずです。
この記事のまとめ
- FBA納品代行は、FBA倉庫へ送る前の検品・ラベル貼り・梱包・発送を外部倉庫に任せるサービスです。ラベルが必要な商品には、FNSKU(Amazonが商品を管理するためのバーコード)を貼ります。
- 費用は月額・1点あたり・1箱あたりの3層で決まります。比べるのは単価ではなく総額です。
- 代行と自社納品のどちらが安いかは、作業時間×自社スタッフの時給+資材費+送料を出してから判断しましょう。
- 代行を挟むと納品が1工程増えます。在庫は代行倉庫の処理日数ぶん前倒しして補充しましょう。
費用の判断に入る前に、利益が残らない事業者に共通する論点を扱った動画も公開しています。
ここからは、納品代行に頼める作業の範囲から順に見ていきます。
FBA納品代行とは?頼める6つの作業と、Amazon公式のラベル貼付サービスとの違い
FBA納品代行とは、FBA倉庫へ送る前の検品・ラベル貼り・梱包・発送を外部の倉庫に任せるサービスです。
代行が担うのは「FBA倉庫へ届けるまで」です。注文が入ったあとの出荷はAmazonが行うため、代行は関与しません。似た名前のサービスと混同しやすいので、まず作業の範囲から整理します。
FBA納品代行に頼める6つの作業(荷受け・検品・ラベル貼り・加工・箱詰め・発送)
頼める作業は、荷受けから配送手配までの6つに分かれます。
- 荷受け:仕入先やメーカーから届いた荷物を受け取り、数量を確認する
- 検品:傷・汚れ・数量違いを確認する。どこまで見るかは業者ごとに幅がある
- 商品ラベルの貼付:ラベルが必要な商品に、FNSKUのラベルを1点ずつ貼る
- 加工:OPP袋への封入、セット組み、既存シールの剥がしなど
- 箱詰めと配送ラベルの貼付:FBAの梱包要件に合わせて箱に詰める
- 配送手配:Amazonが指定した納品先のFBA倉庫へ発送する
なお、ブランド所有者はメーカーのバーコードで納品でき、ラベル貼りが不要な場合があります。2026年3月31日以降、FNSKUのラベルが必須になったのは再販業者です(FBAのバーコード要件)。
この6区分は、選び方の条件3とも同じ区切りで使います。見積もりを取るときは、6つのどこまでを頼むかを先に決めてください。範囲が違えば、同じ「1点◯円」でも総額は変わります。
なお、納品プラン(Amazonに何を何個送るかの申請)は出品者のアカウントで作ります。代行に作ってもらう場合の権限の渡し方は、選び方の条件6で扱います。
仕入先から代行倉庫へ直送してFBAへ納品する流れ

メーカーや工場から代行倉庫へ直接送り、そこからFBAへ納品する形が取れます。
自社倉庫を経由しないため、現物を一度も社内で触らずにFBAへ入ります。輸送が1本減るので、送料と社内の荷受け工数がその分だけ軽くなります。ただし自社で中身を見ないぶん、到着時の数量と外観の確認結果を代行から受け取る仕組みが要ります。この報告の頻度と形式は、選び方の条件7で扱います。
Amazon公式の商品ラベル貼付サービス・物流代行・運用代行との違い
名前が似た4つのサービスは、任せられる作業と料金のかかり方が異なります。
| サービスの種類 | 任せられる作業 | 自社に残る作業 | 料金のかかり方 |
|---|---|---|---|
| FBA納品代行 | 荷受け、検品、ラベル貼付、加工、箱詰め、FBAへの発送 | 納品プランの作成、販売と広告の運用 | 月額、1点あたり、1箱あたりの3層 |
| Amazon公式の商品ラベル貼付サービス | FBA倉庫側での商品ラベルの貼付 | 検品、梱包、FBAへの発送 | 商品1点あたり22円(小型・標準)/51円(大型)※税込 |
| 物流代行(発送代行) | 保管と、自社出荷分の受注処理から出荷まで | 販売と広告の運用 | 保管料と出荷作業料が中心 |
| 運用代行・出品代行 | 商品ページ、広告、分析などの販売業務 | 在庫と物流の実務 | 月額や広告費に対する料率 |
Amazon公式の商品ラベル貼付サービスは、ラベル貼りだけをFBA倉庫側で行う有料サービスです。検品と梱包、FBAへの発送は出品者に残ります。手数料は商品1点あたり22円(小型・標準サイズ)、大型サイズは51円です(税込・2026年9月時点)。
ただし、メーカーのバーコードが1つだけ付いていてAmazonのカタログに登録済みの商品に限られます。
残る2つは、倉庫の側か販売の側かで分かれます。
- 物流代行(発送代行):保管と自社出荷を担う倉庫サービス。FBA納品代行は、その一部として提供されることもある
- 運用代行・出品代行:販売側の業務で、物流の実務は含まない
私たちLINK株式会社も販売側の支援会社で、受注処理・在庫・物流の代行は請けていません。だからこそ本記事は、特定の倉庫へ誘導せず、発注する側が判断するための材料として書いています。
FBA納品代行の費用はいくら?1点25円からの料金一覧と3層の内訳
通常サイズの商品で、1点あたりの作業費は25円から100円でした(大型は150円の例もあります)。2026年9月23日時点で、公式サイトで料金を公表している4社の実額です。
ただし、この単価だけで安い高いは決まりません。月額と1箱あたりが別に乗るためです。まず料金の組み立てから見ていきます。
料金は月額・1点あたり・1箱あたりの3層で決まる

FBA納品代行の料金は、月額、1点あたりの作業費、1箱あたりの納品料と送料の3層に分かれます。
- 月額(登録料・会員費):倉庫を使う権利と単価の割引に対する固定費。無料プランを併設する業者もある
- 1点あたりの作業費:検品とラベル貼付が中心。6区分のうち加工は別料金になりやすい
- 1箱あたりの納品料と送料:箱詰めの作業料、段ボール代、FBA倉庫までの配送料
このほか、保管料が日数や面積に応じて加わる業者もあります。月額が安くても1箱あたりが高ければ、少量多頻度の納品では総額が逆転することがあります。見積書を受け取ったら、この3層に金額を振り分けてから比べてください。
料金を公表しているFBA納品代行4社の一覧(各社公式サイトの記載のみ・金額順)
一覧の作り方を先にお伝えします。出典は各社の公式サイトの記載だけで、比較メディアの相場は使っていません。並び順は1点あたりの作業費の金額順で、優劣の順位付けではありません。金額が埋まっていない層は、商談で確認してください。
| FBA納品代行の会社・サービス名 | 月額・登録料 | 1点あたりの作業費 | 1箱あたりの料金 |
|---|---|---|---|
| 株式会社Senku | 記載なし | 基本ラベル貼り 1ラベル25円 | 納品箱作業 160サイズまで1箱200円 |
| 株式会社JCC | 3,080円 | 検品・バーコード貼付 1点39円から | 納品代行料715円と、Amazon倉庫までの送料473円から |
| 就労継続支援B型事業所 糸星 | 500円、1,500円、5,000円の3プラン | 単品50円、大型150円 | 段ボール100サイズ150円と、ヤマトパートナーキャリアの送料1箱50円 |
| FBA代行センター | プレミアム会員4,900円、一般会員0円(税抜) | 新品の通常商品 プレミアム80円、一般100円(税抜) | 荷受手数料50円と、Amazon FC配送料(関東100サイズ620円から・税抜) |
各社公式サイトの料金ページより作成しました(社名から各ページを開けます)。確認日は2026年9月23日です。税込か税別かは、見積もりの際に各社へ確認してください。
同じ「1点あたり」でも、含まれる作業が違う点に注意してください。Senkuの25円はラベル貼りの単価、JCCの39円は検品とバーコード貼付を含んだ単価です。
同じ「1点◯円」でも総額が変わる理由と、見積書で確認する5項目
総額がぶれる原因は、作業単位まで分解すると5つに整理できます。
- 1点単価に含まれる作業の範囲:検品まで含むのか、ラベル貼りだけなのか
- 1箱あたりの料金と、1箱に入る点数:小さい商品ほど箱単価の影響が薄まる
- FBA倉庫までの送料:発送元の地域と納品先によって変わる
- オプション料金:袋入れ、セット組み、要期限管理商品の追加料金など
- 月額と保管料:無料保管の日数を超えた分の保管料が乗るか
この5つはそのまま、見積書で確認する項目になります。月の納品数量と商品サイズを伝えて、総額で出してもらってください。単価表だけを見比べても、実際に支払う金額は分かりません。
自社でFBA納品するのと代行はどちらが安い?分岐点の出し方

総額が見えたら、次は自社で納品を続けた場合の費用と並べます。比較の相手は「相場」ではなく、自社の作業時間と人件費です。
線が交わるのは、代行の1点あたりの料金が、自社で1点を納品するコストより低い場合です。その場合は、月の納品点数が分岐点を超えると代行のほうが安くなります。逆なら線は交わらず、点数によらず自社納品のほうが安くなります。
自社納品のコストを出す4ステップ(作業時間×自社スタッフの時給+資材・送料)
自社納品の費用は、次の4ステップで1点あたりに換算できます。
- ①作業時間を測る:1回の納品で、検品から発送までに何時間かかっているかを記録する
- ②自社スタッフの時給を出す:担当者の月額人件費を、社会保険料を含めて月の労働時間で割る
- ③資材費と送料を足す:段ボール、OPP袋、ラベル用紙、FBA倉庫までの送料
- ④納品点数で割る:合計をその回の納品点数で割り、1点あたりに直す
この計算で肝になるのは②です。EC担当者の人件費は「見えづらいコスト」で、管理から漏れたまま利益を削り続けます。
私たちが支援の現場で必ず見るのも、売上に対して人件費をどの比率まで配分するかという線引きです。担当者がAmazonと楽天を兼務しているなら、社会保険料を含めた人件費をモールごとに按分してから時給に直してください。
代行費を1個あたりの原価に積んで、利益が残るかを確かめる
1点あたりの費用が出たら、代行費を1個あたりの原価に積んで、利益が残るかを確かめましょう。私たちが参入を判断するときも、上代から原価、販売手数料、カテゴリ成約料、送料、在庫保管費用までを積み上げます。最後に、広告費を入れた後に利益が立つかで決めています。
物流費も、運用の外にある固定費ではなく原価構造の一部として扱う対象です。
深く入り込んで支援している事業者とは、物流会社そのものの見直しまで一緒に踏み込んだこともあります。これは通常の運用代行の範囲を超えた対応です。ただ、原価に効く論点はそこまで広いということでもあります。
代行に切り替える判断の目安になる3つのサイン
金額が拮抗しているときは、次の3つのサインが出ているかで判断しましょう。サインごとに、取るべき対応が変わります。
- サイン1 納品作業が商品企画や販売の時間を圧迫している:自社納品の費用に「その時間で本来できた業務」を加えて比べ直す
- サイン2 保管スペースと人員が出荷量の増加に追いつかない:仕入先から代行倉庫への直送を検討し、自社倉庫を経由しない形にする
- サイン3 ラベルや梱包の不備で受領時のトラブルが繰り返し起きている:規約に慣れた代行へ移すか、社内の納品手順を作り直す
出荷点数の閾値は業者も商材も違いすぎるため、数値の基準は置いていません。自社の数字で出した1点あたりの費用と、見積書の総額を突き合わせてください。
※社内の納品手順から見直したい方は、「Amazon FBA納品の手順7ステップと、在庫を切らさない納品タイミングの決め方【2026年最新版・元Amazon出身者監修】」もどうぞ。
代行でも自社納品でも変わらない費用(FBA手数料と在庫保管手数料)
FBA配送代行手数料と在庫保管手数料は、どちらを選んでも同じようにかかります。
納品を誰が行っても、Amazonが商品を保管して出荷する事実は変わらないためです。したがって、この2つは比較から外して構いません。金額はカテゴリ、サイズ、重量で変わるので、自社商品の実額はFBA料金シミュレーターで確認してください。
※FBA自体の手数料から確認したい方は、「Amazon FBAとは?手数料・デメリットと、出荷元の表示が変わる仕組み【2026年最新版・元Amazon出身者監修】」もどうぞ。
納品を外に出したあと、利益がいくら残るか見えていますか。
販売側の支援では、商品ページ、広告、在庫計画、利益構造を横断して確認します。ご相談では、代行費を1個あたりの原価に積んだうえでの利益の見方から、一緒に整理します。
LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームとして、100社以上の運用改善に伴走してきました。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。
FBA納品代行のメリット3つとデメリット4つ(任せる前に知っておく注意点)

費用の比較で代行に傾いたとしても、決める前に確かめておきたい点があります。とくにデメリットは、4つとも打ち手がある種類のものです。
メリットは工数・保管スペース・受領不備が減ること
代行を使う利点は、社内から減るものの側に集中しています。
- 工数が減る:検品とラベル貼りの時間が空き、商品企画や販売の改善に回せる
- 保管スペースが要らない:仕入先から直送すれば、自社倉庫を広げずに出荷量を伸ばせる
- 受領時の不備が減りやすい:梱包要件を日常的に扱う倉庫が作業するため
デメリットは費用・リードタイム・責任範囲・アカウント権限の4つ
各項目の後ろに、取るべき対応を書いています。
- ①費用がかかる:自社納品の1点あたり費用と総額で比べ、分岐点を出してから決める
- ②納品が1工程増え、在庫が並ぶまでの日数が延びる:代行倉庫の処理日数を足した在庫ルールに組み直す
- ③破損や紛失、受領不備のときの責任が曖昧になりやすい:選び方の条件5で、補償の範囲を契約前に決める
- ④アカウントの権限をどこまで渡すか迷う:選び方の条件6で、ユーザー権限の渡し方を決める
実務でいちばん効くのは②です。対策は次の章で扱います。
FBA納品代行を使うときの在庫切れ対策(代行倉庫の日数を足した在庫ルール)
デメリット②への対応が、この章の中身です。代行を入れるなら、在庫ルールは必ず組み直してください。
在庫切れが検索順位に響く理由と、代行を挟むと延びる日数
支援現場での実感として、在庫切れは一度起こすと検索順位が戻りにくくなります。理由は次の2つと見ています。
- 販売個数の評価が止まる:順位に最も効く直近の販売個数が一定期間ゼロになり、親ASIN単位で積み上げた評価がそこで止まる
- 購買体験を損なう扱いになる:在庫切れそのものが購買体験を損なう行為として扱われる。買いに来た顧客が買えない状態は、Amazonにとっても損失になる
自社出荷なら在庫数を多めに入れておけば回避できますが、FBAは自分で制御しきれません。代行倉庫の処理日数、納品リードタイム、Amazon側の受領作業という3つが直列に並ぶためです。
受領はおおむね2〜3日程度かかり、プライムデーやブラックフライデーの前は在庫の反映が大幅に遅れることもあります。だからこそ、代行を使うときほど在庫は厚めに持つ必要があります。
代行倉庫の処理日数を足して、補充のタイミングを決める方法

基本のルールは、直近の販売ペースで2ヶ月分程度をFBAに置き、残り1ヶ月分程度になったら追加納品することです。
代行を使う場合は、追加納品の発注を代行倉庫の処理日数ぶん前倒ししましょう。処理日数は業者と時期で変わるため、通常期と繁忙期の目安を商談で聞いてください。
成長期はこれでも足りないことがあります。販売速度が過去の実績を上回るため、過去平均で発注すると構造的に欠品するからです。支援の現場では、過去の平均ではなく、週次で更新した向こう1ヶ月の販売見込みを基準にしています。そのうえで、最低1ヶ月分を切らさないよう補充します。
代行倉庫の在庫も、FBAの在庫と合算して週次で確認してください。順位が上がった直後とセール後は、とくに前倒しで補充しましょう。
※発注点の計算まで詰めたい方は、「Amazon在庫管理の完全ガイド!在庫切れゼロ・IPI改善・発注点計算まで【2026年最新版・元Amazon出身者監修】」もどうぞ。
大型セール前の前倒し納品と、予備の出荷手段の作り方

大型セールの前は、代行倉庫もFBA倉庫も混み合います。
私たちは大型セールの前に売上のシミュレーションを作り、実績と対比しながら参加判断と在庫計画に使っています。見込みが立てば、必要な納品量を早めに代行へ伝えられます。プライムデーやブラックフライデーでは、先行セールより本セールの期間にセッションが集まる傾向があります。在庫は、その山に間に合う日付から逆算してください。
もう一段の備えとして、同じ商品ページにFBA用のSKUと自社出荷用のSKUを併用する方法もあります。選択肢になるのは、次の3つがそろう場合です。
- 予備の在庫:代行倉庫に予備の在庫がある
- 1件ずつの出荷:代行倉庫が1件ずつの出荷(物流代行)にも対応している
- 自社出荷の体制:SKU管理と受注処理の体制が整っている
ただし自社出荷で売れている間はプライムの表示が外れ、配送も遅くなるためCVRが落ちやすくなります。難度が高い運用です。
在庫をどれだけ持つかは、結局のところ販売計画から逆算する話です。物流の実務は倉庫に任せ、売上見込みと在庫計画の側は販売の担当者が握るという分担が、いちばん破綻しにくいと考えています。
※ 物流ではなく、広告や商品ページなど販売側の運用を任せたい場合は、LINKのサービスページで支援内容を紹介しています。
代行を入れたあとの在庫計画で迷っていませんか。
販売計画から逆算した在庫の持ち方と、検索順位を落とさない補充のタイミングを一緒に考えます。物流作業そのものは請けていません。ご相談では、代行倉庫の日数を含めた在庫ルールの考え方から整理します。
LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームとして、100社以上の運用改善に伴走してきました。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。
FBA納品代行の選び方7条件(公開情報で確かめる3つと商談で聞く4つ)

在庫ルールの見通しが立ったら、業者を絞り込みます。ここで挙げる7条件は、すべて契約前に確認できるものだけに絞りました。公開情報で確かめられる3つと、商談で聞く4つに分けています。候補が3社まで絞れたら、商談で聞く4つをそのまま質問リストとして使ってください。
公開情報で確かめる3条件(料金の公開範囲・対応商材・作業範囲)
まずは公式サイトを見るだけで、候補をかなり絞り込めます。
- 条件1 料金の公開範囲と見積もりの単位:月額、1点、1箱の3層で書かれているか。書かれていない層は商談で必ず聞く
- 条件2 対応できる商材:大型や重量物、危険物、消費期限のある商品を扱えるか
- 条件3 対応できる作業範囲:6区分のどこまでを含み、どこからオプションか
公開情報で分からない部分は、見積書の5項目で確かめられます。
商談で聞く4条件(処理日数・責任範囲・権限の渡し方・報告の仕組み)
残る4条件は、公式サイトに書かれていないこともあります。
- 条件4 通常期と繁忙期の処理日数:入荷からFBAへの発送まで何日か。大型セール前はどう変わるか
- 条件5 破損・紛失・受領不備が出たときの責任範囲と補償:どこまでが代行の負担で、どこからが出品者の負担か
- 条件6 セラーセントラルの権限の渡し方:パスワードを共有せず、ユーザー権限で必要な範囲だけ付与できるか
- 条件7 報告の頻度と形式、そして窓口は誰か:入荷、検品結果、出荷をどう知らせてもらうか
条件5と条件6は、デメリット③と④への対応です。補償の範囲は業者の規約によって差があるため、一般論ではなく契約書の文言で確かめてください。付与できる権限の範囲も、セラーセントラルのヘルプ「ユーザー権限の設定と編集」で現行の仕様を確認してから決めましょう。
条件7では、窓口を人の単位まで踏み込んで聞いてください。営業の担当者と、実際に手を動かす担当者が別人になるのは、外注全般でよくある形です。商談で説明してくれた方に魅力を感じて発注しても、始まってみると連絡が進まないという事態が起こります。誰が作業し、誰が連絡を返すのか。ここを質問して濁されるようなら、候補から外す判断材料になります。
倉庫は決まっても、売上の伸ばし方が決まっていない方へ。
商品ページ、広告、在庫計画を横断して、改善の優先順位を整理します。ご相談では、納品を外に出したあとに何から着手するかの考え方を一緒に整理します。
LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームとして、100社以上の運用改善に伴走してきました。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。
FBA納品代行を導入する手順5ステップ(見積もりから定期運用まで)

条件が固まったら、実際の切り替えに入ります。いきなり全量を移さず、少量のテスト納品を挟むのが安全です。
ステップ1〜2 納品量と商材条件を整理し、3社程度から見積もりを取る
まず、月の納品数量、商品サイズ、必要な作業の6区分を1枚にまとめてください。
この1枚を同じ内容で各社に渡し、3社程度から総額の見積もりを取ってください。条件を揃えないと、単価の差なのか作業範囲の差なのかが判別できません。要期限管理や大型といった特殊条件も、この時点で伝えておきましょう。
ステップ3 少量でテスト納品して受領までの日数を確認する
本番の一部だけを流し、実際の処理日数と報告の質を確かめる段階です。
確認するのは3点です。検品結果の報告がどんな形式で届くか、代行倉庫に入ってからFBAで受領されるまで何日かかるか、受領時の不備が出ていないか。商談で聞いた日数と実測がずれていれば、在庫ルールの前倒し幅をそこで調整しましょう。
ステップ4〜5 仕入先の送り先を切り替え、在庫レポートを見ながら定期運用に移る
テストに問題がなければ、仕入先やメーカーの送り先を代行倉庫へ切り替えます。
切り替えの月は、社内と代行の両方に在庫が分散します。FBAの在庫レポートで受領状況を追いながら、その月だけは在庫を厚めに持ってください。運用が安定したら、週次の販売数量チェックに代行倉庫の在庫も乗せ、定期運用に移りましょう。
納品の手を空けた先に、伸ばす打ち手はありますか。
Amazonの商品ページ、広告、在庫計画をまとめて確認し、改善の順番を整理します。ご相談では、空いた工数をどこに振り向けるかの考え方から一緒に整理します。
LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームとして、100社以上の運用改善に伴走してきました。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。
FBA納品代行でよくある質問8つ
- FBA納品代行とFBA発送代行(物流代行)は何が違いますか?
FBA納品代行はFBA倉庫へ送るまでの作業、物流代行は保管と自社出荷を担うサービスです。納品代行が終わった時点で、出荷はAmazonが行います。
物流代行の事業者が、サービスの一部としてFBA納品代行も提供していることもあります。自社出荷とFBAを併用するなら、両方を1社にまとめられるかを商談で確認してください。
- FBA納品代行は少量やスポットでも頼めますか?
業者ごとの条件によります。月額会員を前提にした料金体系の業者もあれば、月額無料のプランを併設している業者もあります。
月額が無料でも1点あたりの単価が上がる設計になっていることがあります。自社の月間納品数量を伝えて、月額込みの総額で比べてください。最低利用条件の有無は各社の公式サイトで確認できます。
- メーカーや仕入先から代行倉庫へ直接送れますか?
直送を受け付けている業者なら送れます。対応の有無は、見積もりの際に確かめましょう。自社倉庫を経由しないため、輸送が1本減り、社内の荷受け工数も軽くなります。
ただし現物を自社で見ないことになるため、到着時の数量と外観をどう報告してもらうかを先に決めてください。報告の頻度と形式は、選び方の条件7にあたります。
- 納品プランは代行業者に作ってもらえますか?
作成を請け負う業者はありますが、作業には出品者のアカウントへのアクセスが必要です。料金がかかるかどうかも、業者ごとに確かめましょう。
依頼する場合も、パスワードの共有は避けてください。セラーセントラルにはユーザーを追加して権限を付与する仕組みがあります。付与できる範囲は変更されうるため、公式ヘルプで現行の仕様を確認してから決めましょう。
- Amazon公式の商品ラベル貼付サービスと納品代行はどちらを使うべきですか?
残る作業の量で決まります。公式のラベル貼付サービスはラベル貼りだけを引き受けるため、検品と梱包、FBAへの発送は自社に残ります。
ラベル貼り以外は社内で回せているなら公式サービス、検品や箱詰めごと外に出したいなら納品代行、という分け方が実務的です。公式サービスの手数料は、本文の比較表のとおりです。ただし、メーカーのバーコードが無い商品は対象外です。
- 代行を使うと在庫切れしやすくなりますか?
在庫ルールを変えないまま使うと、そのリスクは上がります。代行倉庫の処理日数、納品リードタイム、Amazon側の受領が直列に並ぶためです。
対策は、代行倉庫の処理日数を発注タイミングに足すことです。直近の販売ペースで2ヶ月分程度をFBAに置き、残り1ヶ月分程度で追加納品する基本ルールを、その日数ぶん前倒ししましょう。成長期は週次で販売数量を確認し、見込みを更新してください。
- 受領不備で手数料が発生したら、誰が負担しますか?
契約でどう決めたかによります。扱いは業者ごとに異なるため、一般論で判断しないでください。
商談の段階で、梱包やラベルの不備が代行側の作業に起因した場合の扱いを確認し、契約書に残しましょう。破損と紛失についても、補償の上限額と申告の期限をあわせて確認してください。
- FBA納品代行と一緒にAmazonの運用も任せられますか?
物流と販売は、別の会社に分けて依頼する形が一般的です。納品代行は倉庫の領域、商品ページや広告の改善は販売支援の領域だからです。
LINK株式会社も販売側の支援に特化しており、受注処理・在庫・物流の代行は請けていません。倉庫は物流会社に、売上を伸ばす側は運用の支援会社に、と分けて相談されるのが実情に合っています。
FBA納品代行は総額と在庫の日数で選ぶ(まとめ)
FBA納品代行の判断は、単価ではなく総額と日数で決まります。公式サイトで公表されている1点あたりの作業費は、確認できた4社の通常サイズで25円から100円でした。含まれる作業が違うため、総額で見積もりを取り、自社で納品した場合の1点あたりの費用と比べてください。
代行を挟むと、在庫が並ぶまでの日数が1工程ぶん延びます。基本の在庫ルールを代行倉庫の処理日数ぶん前倒しし、7条件で候補を絞ったうえで、少量のテスト納品から切り替えましょう。
納品を任せたあと、売上をどう伸ばすかまで決まっていますか。
LINKの支援は、商品ページ、広告、在庫計画、利益構造を横断して見るものです。サービス満足度97%以上、1年以上継続率90%以上(※お客様実績に基づく参考値です)。ご相談では、代行倉庫の日数を含めた在庫の持ち方と、販売計画の考え方から一緒に整理します。
LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームとして、100社以上の運用改善に伴走してきました。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。
- 参照した一次情報・公式情報
- Amazonセラーセントラル ヘルプ「FBA はじめての納品(セラーセントラルでのFBA納品手続き編)」
- Amazonセラーセントラル ヘルプ「商品ラベル貼付サービス」
- Amazonセラーセントラル ヘルプ「FBAのバーコード要件」
- Amazonセラーセントラル ヘルプ「ユーザー権限の設定と編集」
- Amazon「FBA料金シミュレーター」(FBA配送代行手数料と在庫保管手数料の実額確認)
- 記事監修
- 公開日:2026年9月26日 / 最終更新日:2026年9月26日
- 監修:南雲 宏樹(LINK株式会社 代表取締役 / 元Amazon Japan)
- LINK株式会社はAmazon公認パートナー(Adsパートナー認定)で、元楽天ECCも在籍しています。
- 本記事はAmazon公式ヘルプおよび各社公式サイトの公開情報、ならびにLINK株式会社の支援実績データを基に作成しました。
▶ Amazon FBA納品の手順7ステップと、在庫を切らさない納品タイミングの決め方【2026年最新版・元Amazon出身者監修】
▶ Amazon在庫管理の完全ガイド!在庫切れゼロ・IPI改善・発注点計算まで【2026年最新版・元Amazon出身者監修】
▶ Amazon FBAとは?手数料・デメリットと、出荷元の表示が変わる仕組み【2026年最新版・元Amazon出身者監修】
▶ Amazon出品代行の費用はいくら?料金を公表する13社の実額と選び方7軸【2026年最新版・元Amazon出身者監修】

