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Amazonバーチャルバンドルとは?使える条件と作り方、割引率の決め方と売上の確認方法【2026年最新版・元Amazon出身者監修】

2026 10/28
Amazon運用代行
2026年10月22日2026年10月28日
Amazonバーチャルバンドルとは?使える条件と作り方、割引率の決め方と売上の確認方法

Amazonバーチャルバンドルは2〜5点を梱包せずにセットで売る機能。条件と作り方を元Amazon出身者が解説。

「梱包せずにセットで売れるなら試したい。でも、自社が条件を満たすのか分からない……」
「セットを作ったのに単品のページに出てこない。売上もどこで見ればいいのか……」

元Amazon JapanでEC支援に携わってきた私、南雲が、Amazonのバーチャルバンドルの条件と使い方を解説します。バーチャルバンドルは、FBAにある2〜5点の商品を、梱包し直さずに1つのセットとして売れる機能です。ただし使えるのは、ブランド登録で特定の立場(ロール)を持つ出品者だけで、組める商品にも条件があります。一方で、構成品のセールに価格が自動で追随しない、ポイントが付かないといった制約もあります。本記事では公式ヘルプをもとに、作り方から割引率の決め方、売上の確認方法までを整理しました。

この記事のまとめ

  • バーチャルバンドルは、FBAの2〜5点を梱包せずにセットで売る機能です。
  • 使えるのは、ブランド代表者か正規販売者のロールを持つ出品者だけです。
  • 構成品・メイン構成商品・出荷タイプ・SKUは、保存後に変えられません。
  • 1%以上安くしないと、単品ページの「この商品を含むセット品」に出ません。
  • 売上は通常のレポートに出ず、週1回ほどのメールで届きます。

まず、バーチャルバンドルがどんな仕組みなのかから見ていきます。

南雲 宏樹のアバター南雲 宏樹代表取締役

Amazonハック、事業構築のスペシャリスト / LINK株式会社 代表取締役
リクルート、Amazon JapanでのECコンサルタントを経て起業。LINKの実績は、売上向上実績100社以上、立ち上げ3ヶ月で月商1,500万円突破。※お客様実績に基づく参考値です(2023年7月〜2026年6月の自社集計)。

目次

Amazonのバーチャルバンドルとは?梱包せずに売れるセットの仕組みと、セット品との違い

FBAにある単品の在庫を1つの商品ページでセットとして売り、注文後は構成品ごとに出荷する流れの図

バーチャルバンドルを一言でいえば、売り場だけをセットにする仕組みです。在庫は単品のまま持ち、購入者には1つのセット商品として見せます。

2〜5点のASINを1つの商品ページで売り、構成品は別々に出荷される

バーチャルバンドルは、補い合う2〜5点のASINを、1つの商品ページでまとめて売る機能です。ASINは、Amazonが商品ごとに振る管理番号です。購入者には1つの出品に見えますが、構成品はそれぞれ別々に出荷されます。

商品をまとめて梱包したり、FBAへの納品内容を変えたりする必要はありません。すでにFBAにある単品の在庫から、そのまま出荷されます。返品も構成品ごとで、購入者は各商品の返品ポリシーに沿って1つずつ返品できます。

実在庫を組むセット品・まとめ売り・バーチャルマルチパックとの違い

Amazonで商品をまとめて売る方法は、主に4つあります。違いは、組み合わせる商品と、在庫を梱包し直すかどうかです。

Amazonでの売り方組み合わせる商品在庫と出荷出品の作り方
バーチャルバンドルブランド登録済みの異なる2〜5個のASIN単品のFBA在庫のまま。構成品を別々に出荷出品者がセラーセントラルのツールで作る
セット品(実在庫)異なる商品を2点以上1つに梱包して納品し、1点として出荷セット固有の製品コードで新しく登録
まとめ売り同じ商品を複数個個数分をまとめて出荷商品パッケージ数を入れて登録
バーチャルマルチパック同じASINを複数点単品のFBA在庫のままAmazonが対象を選んで作る試験運用
セラーセントラル公式ヘルプ「バーチャルセット品」「セット品規約」「まとめ売りの商品パッケージ数(IPQ)」「バーチャルマルチパック」より作成。2026年10月22日に確認しました。

公式ヘルプの「バーチャルセット品」は、表の1行目のバーチャルバンドルと同じものです。選び分けの軸は、1つの箱で届けたいかどうかです。

実在庫のセット品は1箱で出荷するので、配送代行手数料を1回分にまとめられる場合があります。バーチャルバンドルは、構成品を個別に買った場合と同じ手数料がかかります。その代わり、梱包の手間がかからず、試して外すのも簡単です。

同じ商品を複数個まとめたいときは、バーチャルバンドルでは組めません。同じASINを複数点まとめるバーチャルマルチパックもあります。ただ、Amazonが対象を自動で選ぶ試験運用で、出品者からは参加できません。

※実在庫のセット品の規約や梱包、手数料の試算はAmazonでセット販売するには?規約と出品手順、FBAの梱包、利益が残る組み方【2026年最新版・元Amazon出身者監修】もどうぞ。

日本で使えるかと、呼び名の違い【公式ヘルプでは「バーチャルセット品」】

バーチャルバンドルは、日本のAmazonでも使えます。公式ヘルプでは、作成できるストアに日本が含まれています。日本のセラーフォーラムでも、Amazonの公式アカウントが日本ストアでの提供を案内しました。

呼び名は場面で変わります。ヘルプの機能名は「バーチャルセット品」で、フォーラムの告知と売上レポートの説明は「バーチャルバンドル」です。トラブルシューティングのページには「仮想セット品」という表記もあります。どれも同じ機能で、本記事では「バーチャルバンドル」で統一します。

バーチャルバンドルを使える条件【ブランド登録のロール・FBA在庫・組めない商品】

出品者のロール、新品のFBA在庫、出荷タイプ、異なる2から5個のASINの4つを満たすかを確かめるチェック表

バーチャルバンドルは、どの出品者でも使える機能ではありません。条件は、出品者のロールと、構成品の在庫・種類の2つに分かれます。

出品者の条件:ブランド代表者か正規販売者のロールがあること

使えるのは、Amazonブランド登録でブランド代表者か正規販売者のロールを持つ出品者だけです。ロールは、ブランド登録の中での立場のことです。少なくとも1つのブランドで、このどちらかが割り当てられている必要があります。

構成品のASINも、ブランド登録済みのブランドに属している必要があります。自社が持つブランドか、再販業者として扱うブランドの商品です。ブランド登録をしていない場合は、まず登録から始めましょう。

ツールが開けないときは、次の順に確かめましょう。

  • 「ブランド特典の利用資格」のページで、自社のロールを確かめる
  • セカンダリユーザー(アカウントに追加された社員などの利用者)なら、セット品の表示と編集の権限があるかを見る
  • 権限が無ければ、アカウントの管理者に付与を頼む

※ブランド登録の申請手順と期間はAmazonブランド登録の費用と期間は?申請3ステップまで解説【2026年最新版・元Amazon出身者監修】もどうぞ。

構成品は新品で出品中のFBA在庫にし、出荷タイプをそろえる

構成品は、新品のFBA在庫があり、出品中になっていることが条件です。さらに、1つのセットの構成品は、すべて同じ出荷タイプにそろえます。FBAの商品と自己発送の商品を、1つのセットに混ぜることはできません。

なお、トラブルシューティングのよくある質問には、「FBAまたは出品者出荷の在庫」という書き方もあります。ただ、要件のページはFBA在庫を条件にしています。迷ったら、構成品をFBAでそろえるのが確実です。

見落としやすいのが、ブランド名の表記です。構成品に登録したブランド名が、ブランド登録の記録と完全に一致していないと組めません。組めないASINがあるときは、次を確かめましょう。

  • スペースやハイフンの有無が、ブランド登録の記録と同じか
  • 大文字と小文字まで、ブランド登録の記録と同じか
  • 24時間たっても組めないなら、足りないASINを一覧にして1件の問い合わせにまとめる

組めるのは異なる2〜5個のASIN。同じASINだけや中古・ギフト券は組めない

1つのセットに入れられるのは、異なる2〜5個のASINです。同じASINだけを複数個まとめることはできません。公式ヘルプの例を並べると、次のとおりです。

  • 赤ペン2本:ASINが1つしかないため、組めない
  • 赤ペン1本+青ペン1本:ASINが2つあるため、組める
  • 赤ペン4本+青ペン7本:ASINが2つあるため、組める

同じASINを複数個入れたいときは、そのASINを追加してから「セット品内数量」で個数を変えます。マルチパックや、1つのASINが複数の箱に分かれて届く商品は組めません。

ほかに組めないのは、ギフト券、電子で届くデジタル商品、整備済み品や中古のASIN、ハンドメイド商品です。

自社の商品で、バーチャルバンドルを使えるか確かめたい方へ

条件を満たしていても、どの商品を組むかで成果は変わります。LINK株式会社は、最低3名体制で支援しています。品質管理者(代表・役員)、コンサル担当・ディレクター、広告運用者・アシスタントです。無料相談では、ブランド登録の状況とFBA在庫から、組める商品の考え方を一緒に整理します。

LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームとして、100社以上の運用改善に伴走してきました。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。

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バーチャルバンドルの作り方【作成前に決めることから公開後の確認まで】

変えられない項目を決め、ブランドのメニューから入力して保存し、在庫管理で表示を確かめるまでの4段階の流れ

作成そのものは、画面で項目を埋めるだけです。先に決めておくべきなのは、保存したあとに変えられない項目です。

作成前に決める:メイン構成商品・構成品・出荷タイプ・SKUは保存後に変えられない

保存後も編集できる商品名や割引率などの6項目と、削除して作り直すしかない4項目を左右に分けた図

構成品、メイン構成商品、出荷タイプ、SKUの4つは、一度保存すると変えられません。SKUは、出品者が商品ごとに付ける管理番号です。間違えたら、セットを削除して作り直すしかありません。商品名や説明、割引率、画像などは、保存後も編集できます。

作り直すときのルールは、次の2つです。

  • 作り直すときは、別のSKUを使う
  • 同じSKUを使うなら、削除から24時間待ってからにする

中でも慎重に選びたいのが、メイン構成商品です。セットの検索とカテゴリーを決める商品で、セットはその検索キーワードを引き継ぎます。構成品が同じでメインだけを変えたセットを、別に作ることも禁止されています。

カテゴリーは、あとから動かすと痛い項目です。2021年ごろに支援した会社では、商品のカテゴリーを変えました。その結果、狙っていたキーワードの検索から外れました。テクニカルサポートに問い合わせても戻りませんでした。私たちが初回の設計を重く見るのは、このためです。

バーチャルバンドルのメイン構成商品も、後から変えられません。どの検索キーワードで見つけてほしいかを決めてから、メインを選びましょう。

作成の手順:「ブランド」メニューの「バーチャルバンドル」から入力する

作成は、セラーセントラルの「ブランド」メニューにある「バーチャルバンドル」から始めます。日本のセラーフォーラムで、Amazonの公式アカウントがこの入口を案内しています。開いた「新しいバーチャルバンドル」のページで、必要な項目を入力します。

公式ヘルプの説明から、入力する主な項目を拾うと次のとおりです。

  • 構成品のASIN(2〜5個)と、メイン構成商品
  • 同じASINを複数入れる場合の「セット品内数量」
  • すべての構成品にかかる割引率
  • 商品名、説明、商品仕様、商品のハイライト、画像
  • セットのSKU

ツールは、FirefoxかChromeでの利用に合わせて作られています。作成と編集はセラーセントラルの画面だけで行い、APIやフィードは使えません。外部の在庫管理ツールから編集すると、セットが購入できなくなることがあります。

商品仕様は、5つとも埋めておきましょう。作成がうまくいかないとき、トラブルシューティングは各項目が埋まっているかの確認を求めています。

作成後の確認:在庫管理の「セット品」表示と、表示されないときの対処

保存したら、在庫管理でセットが「セット品」と表示されているかを確かめます。反映まで24時間ほどかかることがあります。見当たらないときは、ステータスと出荷元のフィルターを「すべて」にしましょう。

それでも困ったときの確かめ先は、症状ごとに次のとおりです。

  • 24時間たっても在庫管理に出ない:「不備のある出品」に入っていれば削除し、使っていないSKUで作り直す
  • 商品ページが開けない:制限対象商品ダッシュボードとパフォーマンス通知を見る
  • 同じセットを重複して作った:出品が1つになるまで削除し、Amazonに外さないよう依頼する。重複すると一時的に外されることがある

全在庫管理では、セットの情報は意図的に空白になっています。中身を見るときは、セットのASINの「編集」から開きます。

セットの作成と公開後の確認を、社内で回せるか不安な方へ

セットは作って終わりではなく、表示の確認や価格の見直しが続きます。LINK株式会社には、売上向上実績100社以上、サービス満足度97%以上の実績があります(※お客様実績に基づく参考値。2023年7月〜2026年6月の自社集計)。無料相談では、セットの作成から公開後の確認までを、誰がどう回すかを一緒に整理します。

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バーチャルバンドルの価格と割引率の決め方【1%の条件・セール中のずれ・ポイント】

構成品のタイムセール中だけ構成品の合計が下がり、据え置きのセット価格のほうが高くなる期間を示したグラフ

価格の扱いは、バーチャルバンドルで誤解されやすいところです。決め方は単純ですが、構成品の値動きに自動では合わせてくれません。

価格は構成品の合計に割引率をかけて決まる

セットの価格は、構成品の価格の合計に、出品者が決めた割引率をかけて決まります。割引率は、すべての構成品に同じ割合でかかります。構成品の価格を変えると、セットも新しい合計と割引率で計算し直されます。

たとえば、2,000円と1,000円の構成品を割引率5%で組むと、セットは2,850円です。価格がおかしいと感じたら、全在庫管理でセットのASINの「編集」を開き、何も変えずに保存し直します。直らなければ、削除して作り直しましょう。

「この商品を含むセット品」に出すには1%以上の割引が要る

単品のページに出る「この商品を含むセット品」の枠に載せるには、1%以上の割引が要ります。この枠は、メイン構成商品の商品詳細ページに表示されます。載る条件は次の3つです。

  • 構成品を別々に買うより、1%以上安い
  • セット専用の商品詳細ページで購入できる
  • その商品詳細ページで、最優先の出品になっている

割引が1%未満でも、セットの商品ページでは販売できます。ただ、単品のページから見つけてもらう入口を失います。新しいセットが枠に出るまで、最大4時間かかることもあります。

セットは、検索結果や他の商品ページに表示されることもあります。ただし、この枠はメイン構成商品以外のページには出ず、いつも表示されるとも限りません。

構成品のセールが始まっても、セット価格は自動で追随しない

構成品のタイムセールやクーポン、プロモーションは、セット価格の計算に入りません。セールが始まっても終わっても、セット価格は自動では変わりません。

困るのは、構成品だけを値下げしたときです。セットが構成品の合計より高くなると、セットはおすすめ出品の対象から外れます。おすすめ出品は、以前はカートボックスと呼ばれていた、購入ボタンに紐づく出品の枠です。

構成品のセールを組むときは、セットの割引率も同じ日に見直しましょう。セールの予定表に、セットの価格確認を1行足しておくと漏れません。

割引率の決め方:手数料と広告費を引いた利益から逆算する

セットの販売価格を原価、手数料、広告費、割引、残る利益に分け、割引は販促費の枠から出すことを示した帯グラフ

割引率は、何%引けば売れるかではなく、いくら引いても利益が残るかで決めましょう。バーチャルバンドルの手数料は、構成品を個別に買った場合と同じです。作成や販売に、追加の料金はかかりません。

つまり、セットにしても販売手数料やFBAの配送代行手数料は下がりません。割引した分は、そのまま手元の利益から出ていきます。

私たちは、原価率を30%程度に置くのを一つの目安にしています。販売価格から原価と手数料、残したい利益を引いた残りが、ポイントや割引といった販促費と広告費の枠です。食品のように原価率が高い商材なら、広告費は売上の10%以下に抑えたいところです。

セットの割引も、この販促費の枠から出ます。広告費と割引を足して枠を超えない範囲で、割引率を決めましょう。

ポイントは付かない。単品のポイントと比べて割引率を決める

日本のAmazonで見落とせないのがポイントです。バーチャルバンドルは、現在ポイントに対応していません。

単品にポイントを付けているなら、購入者はポイント分も含めて損得を比べます。セットの割引がポイントより小さいと、単品で買うほうが得に見えます。割引率は、単品のポイント率と並べて決めましょう。

セットの割引率を、利益から決めたい方へ

割引率は、原価と手数料、広告費の枠から逆算すると迷いません。LINK株式会社の代表は、Amazon Japanのセラー事業部で有料コンサルティングを担当していました。無料相談では、商品ごとの利益から、セットに回せる割引の考え方を一緒に整理します。

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バーチャルバンドルのメリットと制約【客単価・レビュー・在庫・広告】

平均単価を上げる売り場が増えるメリットと、レビュー、在庫、価格の見直しという制約を左右に並べた図

ここまでの仕様を、事業者にとっての得と制約に分けて整理します。得は売り場が増えること、制約はレビューと在庫と価格の手間です。

メリット:在庫を組まずに、平均単価を上げる売り場を増やせる

最大のメリットは、在庫を組み替えずに、平均単価を上げる売り場を増やせることです。梱包や納品のやり直しが無いので、試して外すのも簡単です。

売上は、セッション、CVR(購入率)、平均単価の3つに分けると打ち手を選びやすくなります。セッションは、商品ページへの訪問数です。バーチャルバンドルが効くのは、このうちの平均単価です。流入が課題の商品なら、先に手を打つ場所は別にあります。

公式ヘルプは、セットの売上を伸ばす方法として次の4つを挙げています。

  • ブランドのストアページに載せる
  • Amazonの内外のマーケティングキャンペーンに含める
  • スポンサー広告を出す
  • プライムデーなど大きな販売期間に、専用の出品を作る

セール向けのセットは、期間中の売上だけで評価しないようにしましょう。私たちは、セール後に順位を保てたか、自然検索の売上が落ちていないかもあわせて見ています。

制約:レビューは0件から始まり、バリエーションにも入らない

セットのレビューと評価は、構成品とは別に付きます。単品で集めたレビューは引き継がれず、セットは0件から始まります。

支援現場の実感では、レビュー数と購入率の関係は、なだらかではなく階段状です。0件から1件、9件から10件に増えたところで、購入率が上がりやすくなります。セットを作るなら、まず1件、次に10件を目指す前提で考えましょう。特典と引き換えにレビューを頼むのは規約違反なので、行わないでください。

ここが、バリエーションとの違いです。色やサイズ違いをバリエーションにまとめれば、レビューは原則として統合されます。一方、バーチャルバンドルは現時点でバリエーションに入らない可能性があると、公式ヘルプに書かれています。

制約:構成品のどれかが切れると、セットも買えなくなる

構成品のどれか1つでも在庫が無いと、セットは在庫切れになります。トラブルシューティングでも、セットが在庫切れと出たら、各構成品の在庫を確かめるよう案内しています。

在庫切れは、Amazonで最も避けたい事態です。支援現場の実感では、一度切らすと、検索順位を元に戻すのが難しいほど下がります。私たちは、直近の販売ペースで2ヶ月分ほどをFBAに置き、残り1ヶ月分ほどで追加納品するのを基本にしています。

セットを作ると、単品の在庫はセット経由でも減ります。売れ行きが伸びている時期は、週に1回、向こう1ヶ月の販売を見直して納品量を決めましょう。

広告とクーポンの使い方:スポンサープロダクト広告とスポンサーブランド広告に対応

バーチャルバンドルは、スポンサープロダクト広告とスポンサーブランド広告に対応しています。クーポンと、商品紹介コンテンツ(A+)も使えます。

タイムセールの対象にするには、タイムセールの基準をすべて満たす必要があります。なお、セットの割引は、構成品の価格履歴やタイムセールの資格には影響しません。

新しいセットは、レビューも販売実績も0から始まります。広告で最初の購入を作るなら、前の章で決めた販促費と広告費の枠の中で予算を組みましょう。

セットのレビューと在庫まで、まとめて管理したい方へ

セットを増やすほど、構成品の在庫と価格を見る手間も増えます。LINK株式会社には、サービス満足度97%以上、1年以上継続率90%以上の実績があります(※お客様実績に基づく参考値。2023年7月〜2026年6月の自社集計)。無料相談では、セットを増やしたときの在庫と価格の見方を一緒に整理します。

LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームとして、100社以上の運用改善に伴走してきました。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。

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バーチャルバンドルの組み合わせ方と売上の確認方法【週1回のメールレポート】

販売数と売上はメールのレポート、閲覧数はビジネスレポート、注文は注文管理の注文番号で確かめる対応図

最後に、何を組むかと、作ったあとの効果の測り方です。売上の確かめ方が通常の商品と違うので、作る前に把握しておきましょう。

組み合わせは一緒に使う場面から決め、メイン構成商品は検索で見つかる商品にする

組み合わせは、購入者が一緒に使う場面から決めましょう。本体と消耗品、使う順番がつながる商品などです。

候補探しの材料になるのが、ブランド分析で見られるあわせ買いのデータです。私たちはこのデータを、次に作る商品のアイデア出しに多用しています。ただ、データだけで決めると、使う場面がつながらない組み合わせも混ざります。最後は使う場面で絞りましょう。

組み合わせが決まったら、セットのページを次の3点で作り込みます。

  • メイン構成商品:主要なキーワードで見つかっている商品にする
  • 商品名:65文字以内に収める。長いと「この商品を含むセット品」の枠で切れる
  • 画像:商品画像の要件に沿い、メイン画像から作り込む

メインを検索で見つかる商品にするのは、セットがメインの検索キーワードを引き継ぐからです。狙う語は、ブランド分析の検索頻度のデータで確かめながら選びましょう。

商品名について、私たちは以前から、アパレル以外は50文字前後を勧めてきました。画像では、メイン画像がクリック率と購入率の両方に効きます。セットでも、最初に手をかけたい部分です。

売上は週1回のメール「まとめ買い商品販売レポート」で確認する

セットの売上は、セラーセントラルのほとんどのレポートに出ません。売上がセットのASINではなく、各構成品のASINに記録されるためです。

代わりに、週に1回ほど、デフォルトの連絡先Eメールにレポートが届きます。件名は「まとめ買い商品販売レポート」で、過去90日間の売上のCSVをダウンロードできます。届くのは、過去90日に1件以上売れた場合だけです。

CSVに並ぶ項目は、次のとおりです。

  • 日付、出品タイプ(バーチャルバンドルかバーチャルマルチパックか)
  • ASINと商品名
  • 販売数(構成品の数ではなく、セットが売れた数)
  • 売上合計(セットの価格×販売数)

リンクは送信から約6日で切れ、90日より前のデータは取り直せません。届いたら、その週のうちに保存しておきましょう。リンクを知る人は誰でもダウンロードできるので、共有先にも注意が要ります。受け取る人は、通知設定で変えられます。

閲覧数はビジネスレポート、注文は注文番号で探す

閲覧数は、ビジネスレポートの「子商品別の詳細ページ 売上・トラフィックレポート」で確認できます。ただし、このレポートには売上と販売数は出ません。

注文は注文管理に表示されますが、探すときは注文番号で検索します。注文は構成品のASINに記録されるため、ASINやSKUでは見つかりません。返品やキャンセルも、構成品ごとに確かめます。

割引を付けたセットなら、全注文レポートで見分けられる場合があります。構成品が割引後の価格で記録されるので、その価格の注文を絞り込みます。

※ビジネスレポートの項目の読み方はAmazonビジネスレポートの見方|項目の意味と、売上が落ちた原因をASIN別に特定する手順【2026年最新版・元Amazon出身者監修】もどうぞ。

セットを作ったあとの効果を、数字で確かめたい方へ

セットの売上は通常のレポートに出ないため、構成品の数字と分けて見る工夫が要ります。LINK株式会社には、売上向上実績100社以上の実績があります(※お客様実績に基づく参考値。2023年7月〜2026年6月の自社集計)。無料相談では、セットの組み合わせと効果の測り方を一緒に整理します。

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Amazonのバーチャルバンドルに関するよくある質問

バーチャルバンドルとバーチャルセット品は同じものですか?

同じ機能です。

公式ヘルプの機能名が「バーチャルセット品」です。セラーフォーラムの告知や売上レポートでは「バーチャルバンドル」と呼ばれています。

ブランド登録をしていなくても使えますか?

使えません。

ブランド登録で、ブランド代表者か正規販売者のロールを持つ出品者だけが使えます。構成品も、ブランド登録済みのブランドの商品である必要があります。

自己発送の商品でも作れますか?

構成品は、新品のFBA在庫でそろえるのが確実です。

要件のページはFBA在庫を条件にしています。FBAと自己発送の商品を、1つのセットに混ぜることはできません。

作成や販売に手数料はかかりますか?

追加の料金はかかりません。

構成品を個別に買った場合と同じ手数料がかかります。セットにしても、配送代行手数料は下がりません。

作成後に商品名や画像を変えられますか?

変えられます。

商品名、説明、商品仕様、商品のハイライト、割引率、画像は、保存後も編集できます。構成品やメイン構成商品を変えるときは、削除して作り直します。

構成品の1つだけが返品されたらどうなりますか?

その構成品だけが、通常の返品として扱われます。

購入者は、各商品の返品ポリシーに沿って構成品を1つずつ返品できます。返品の状況は、構成品のASINで確かめられます。

APIや在庫管理ツールから作れますか?

作れません。

作成と編集は、セラーセントラルの画面だけで行います。外部のツールから編集すると、セットが購入できなくなることがあります。

まとめ:バーチャルバンドルは、変えられない項目を先に決め、価格と在庫を見続ける

バーチャルバンドルは、ブランド登録済みの出品者が、FBAの2〜5点を梱包せずにセットで売れる機能です。構成品やメイン構成商品は後から変えられないので、狙う検索キーワードと組み合わせを決めてから作りましょう。作ったあとは、構成品のセールと在庫、週1回ほどのメールレポートを見続けることが大切です。

バーチャルバンドルを、売上につながる形で始めたい方へ

セットは、組み合わせと割引率、在庫の見方がそろって初めて成果につながります。LINK株式会社は、Amazon公式パートナー(Amazon Ads Verified Partner ほか)です。無料相談では、自社の商品でどのセットから試すかを一緒に整理します。

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LINKのEC支援サービスは、動画でも紹介しています。

Amazon・楽天の運用代行サービス紹介|LINK株式会社
参照した一次情報・公式情報
  • セラーセントラル ヘルプ「バーチャルセット品」
  • セラーセントラル ヘルプ「仮想セット品のトラブルシューティングに関するよくある質問」
  • セラーセントラル ヘルプ「バーチャルバンドルおよびバーチャルマルチパックの売上レポート」
  • セラーセントラル ヘルプ「バーチャルマルチパック」
  • Amazonセラーフォーラム「バーチャルバンドルを利用してブランド登録済みASINでセット商品を作成しましょう」

いずれも2026年10月22日に確認しました。

記事監修
  • 公開日:2026年10月22日 / 最終更新日:2026年10月22日
  • 監修:南雲 宏樹(LINK株式会社 代表取締役 / 元Amazon Japan)
  • 本記事はAmazonセラーセントラルの公式ヘルプ、およびLINK株式会社の支援実績データを基に作成しました。

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