Amazonレビュー依頼ツールは公式の依頼を一括・自動で送る道具。3つの方法と選び方を元Amazon出身者が解説。
「注文が増えて、レビューの依頼を1件ずつ押しきれない……」
「ツールで自動化して、アカウントが止まらないか不安……」
元Amazon JapanでEC支援に携わってきた私、南雲が、Amazonのレビュー依頼ツールの選び方を解説します。Amazonは、ほとんどの商品で購入者にレビュー依頼を自動で送り、出品者が送れるのは注文ごとに追加の1回です。レビュー依頼ツールは、この追加の依頼を一括や自動で送る道具で、届く文面は公式と同じです。そのためツール選びで比べるべきは、送る日と送る注文を決められるかどうかです。3つの送り方と選び方、規約に触れない運用のしかたを、セラーセントラルのヘルプと各社の公式情報をもとに整理します。
この記事のまとめ
- レビュー依頼ツールは、「レビューをリクエストする」を一括や自動で送る道具です。
- 出品者が送れるのは、お届け日から5〜30日の間に、注文1件につき1回です。
- 送り方は、手動のボタン、一括送信の拡張機能、自動送信ツールの3つです。
- ツールは、日本のAmazonへの対応と料金、送る日の設定で比べます。
- 評価の高い購入者だけに送る設定や、見返り付きの依頼は使わないようにします。
まず、レビュー依頼ツールが何をする道具なのかから見ていきます。
Amazonのレビュー依頼ツールとは?「レビューをリクエストする」を一括・自動で送る道具

Amazonのレビュー依頼ツールは、「レビューをリクエストする」をまとめて、または自動で送る道具です。セラーセントラルで注文ごとに手で押す作業を減らせます。
ツールを選ぶ前に、Amazonのレビュー依頼の仕組みを押さえておきましょう。ツールで変えられることと、変えられないことが分かれます。
Amazonはもともと購入者にレビュー依頼を自動で送っている。出品者が送れるのは注文ごとに追加の1回
Amazonは、ほとんどの商品で、購入者へのレビュー依頼を無料で自動送信しています。
出品者が追加で頼みたいときは、注文の詳細ページにある「レビューをリクエストする」を使います。送れるのは、お届け日から5〜30日の間で、注文1件につき1回です。商品レビューと出品者評価の依頼が、1通にまとめて届きます。
セラーセントラルのヘルプは、Eメールやメッセージではなく、この機能で依頼するよう勧めています。購入者は、この依頼メールの受信を止めることもできます。
ツールが送るのも公式と同じ定型文。違いは「いつ」「どの注文に」送るか
ツールで送っても、購入者に届くのは公式と同じ定型の依頼です。
依頼の文面はAmazonが用意した標準の言葉で、購入者の言語に自動で翻訳されます。出品者が文面を書き換える余地はありません。主なツールの提供元も、公式の「レビューをリクエストする」を代わりに実行する仕組みだと説明しています。
そのため、ツールの違いは文面には出ません。違いが出るのは、いつ送るか、どの注文に送るか、どれだけ手間が減るかです。
依頼を続ける目的は、まずレビュー10件と星の表示を上げること
依頼を漏れなく続ける目的は、まずレビュー10件の壁を越えることです。
支援現場での実感として、レビューの数と購入率は比例ではなく、階段状に上がります。0件から1件、9件から10件に増えたところで、購入率が跳ねやすくなります。星の表示も0.5刻みで、平均がおおむね4.3以上になると星4.5の表示に変わります。
どちらも、依頼の数を積み上げてこそ近づけます。手で押すのが追いつかず、依頼が漏れていく状態を防ぐのが、ツールの役目です。
※レビューが増えない原因から確かめたい方はAmazonレビューが増えない理由と正規施策5選【2026年最新版・元Amazon出身者監修】もどうぞ。
レビューリクエストを送る3つの方法【手動のボタン・一括送信の拡張機能・自動送信ツール】

送り方は、手動のボタン、一括送信の拡張機能、自動送信ツールの3つです。どれも届く依頼は同じで、違うのは出品者の手間と費用です。
| 送り方 | 出品者がすること | 費用 | 注文が増えたときの手間 |
|---|---|---|---|
| 手動のボタン | 注文ごとに詳細ページを開いて押す | 無料 | 注文の数だけ操作が増える |
| 一括送信の拡張機能 | 送る日に画面を開き、まとめて実行する | ツールの料金 | 週1回などの実行だけで済む |
| 自動送信ツール | 最初に条件と送る日を設定する | ツールの料金 | 設定したあとは確認だけで済む |
手動:注文の詳細ページの「レビューをリクエストする」を1件ずつ押す
手動なら無料で、今日から使えます。
セラーセントラルで対象の注文を開き、注文の詳細ページで「レビューをリクエストする」を押します。対象は、お届け日から5〜30日たっていて、まだ依頼していない注文です。
注文が少ないうちは、手動で十分です。ただし注文が増えると、期間内に押しきれない注文が出てきます。押し忘れた注文は、30日を過ぎると依頼できなくなります。
一括送信の拡張機能:送る日に画面を開き、対象の注文へまとめて送る
一括送信の拡張機能は、手で押す操作をブラウザ上でまとめて行う道具です。
代表的なのは、セラースプライトのChrome拡張にある「一括スマートレビュー招待」です。提供元は、ログインしたブラウザで、手作業と同じ操作を自動で行う仕組みだと説明しています。APIは使わず、注文のデータは提供元のサーバーに保存しないとしています(2025年4月の公式回答)。
そのため、送るときは出品者が画面を開いて実行します。毎日ではなく、週1回などの決まった日にまとめて送る運用に合います。
自動送信ツール:条件と送る日を決めておき、毎日自動で送る
自動送信ツールは、最初に条件を決めておけば、あとは自動で依頼を送ります。
たとえばUbun BASEは、設定した条件に合う注文に「レビューをリクエストする」を自動で実行すると説明しています。BQoolは、Amazon公式のテンプレートで1注文1通を送るとしています。送る日時や、キャンセル・返金の除外も設定できます。
担当者が休んでも送信が止まらないのが強みです。その代わり、送信がきちんと届いているかは、ツールの記録で定期的に確かめる必要があります。
レビュー依頼ツールの選び方【確かめる5つの軸と主なツールの比較】

ツールは、契約の前に5つの軸で確かめましょう。どの軸も、提供元の公式ページか無料の体験で確かめられます。
選び方の5つの軸【公式と同じ依頼か・送り方・日本対応・料金・送る日と除外】
- 公式と同じ依頼を送るか:「レビューをリクエストする」を実行するのか、独自のメールを送るのかを確かめる
- 送り方:画面を開いて一括で実行するのか、設定すれば自動で送るのか
- 日本のAmazonへの対応:amazon.co.jpで使えると明記しているか
- 料金:月額と送れる数の上限、無料で試せるか
- 送る日と除外:お届けから何日後に送るかを決められるか、キャンセル・返金の注文を外せるか
独自のメールで送る形だと、規約上の扱いが公式の依頼と変わります。どう変わるかは、後の「やってはいけない送り方」の章で説明します。
主なレビュー依頼ツールの比較【セラースプライト・BQool・Ubun BASE・プライスター】
日本語で案内されている主な4つのツールを、同じ軸で並べました。
| ツール | 送り方(送る依頼) | 日本のAmazon | 料金と無料体験 |
|---|---|---|---|
| セラースプライト | 拡張機能で一括(公式の依頼) | 日本語版あり | 無料会員あり。有料は年額139,998円〜 |
| BQool | 自動送信(公式のテンプレート) | 機能の対応国は要確認 | 月45ドル〜。14日間無料 |
| Ubun BASE | 自動送信(公式の依頼) | amazon.co.jpのみ | 無料は1日20通。月22,000円(税込)〜 |
| プライスター | メールを自動配信(記載なし) | 日本版あり | 月5,280円(税込)。1か月無料 |
表の補足です。セラースプライトの招待機能は、有料・無料のどの会員で使えるかを提供元で確かめましょう。BQoolの料金は、送信5,000通/月のプランの表示です。Ubun BASEの自動送信はセラーのみが対象で、Lightから送信数の上限がありません。
BQoolは日本語のページがありますが、この機能が日本で使えるかは契約前に問い合わせましょう。プライスターは大口出品のみが対象です。公式の依頼を使うかどうかも、導入前に確かめておくと安心です。
Helium 10やJungle Scoutにも、レビュー依頼を自動で送る機能があります。どちらも海外のツールなので、日本のAmazonで使えるかを提供元で確かめてから選びましょう。
LINKの使い方:レビュー依頼のためだけでなく、リサーチと合わせてツールを選ぶ
私たちが有料で使っているツールの一つが、セラースプライトです。
レビュー依頼のためだけでなく、競合の販売数や検索キーワードを調べるリサーチと合わせて使っています。Amazonのリサーチ用にまず1つ入れるなら、セラースプライトで足ります。レビュー依頼だけを自動にしたいなら、自動送信ツールの無料の枠から試す選び方もあります。
ツールで送るときの運用ルール【送る日・送らない注文・週1回の確認】

ツールを入れたら、送る日、送らない注文、確認の頻度の3つを決めておきましょう。ここを決めずに動かすと、送り漏れや送りすぎに気づけません。
送る日は、お届けから5〜30日の間で、商品を使い始めるまでの日数で決める
送る日に、どの商品にも当てはまる正解はありません。
「1週間後が最適」という解説はよく見かけますが、根拠となるデータは示されていません。決まっているのは、お届け日から5〜30日の間に1回という範囲だけです。
目安にしたいのは、購入者が商品を開けて使い始めるまでの日数です。届いてすぐ使う消耗品なら早めに、しばらく使って良さが分かる商品なら遅めに送りましょう。商品ごとに送る日を決め、レビューの付き方を見て直していきます。
送らない注文は、キャンセルと返金で取引が成り立っていない注文にとどめる
除外するのは、キャンセルや返金で取引が成り立っていない注文だけにしましょう。
商品が届いていない注文に依頼を送っても、意味がないためです。一方で、購入者の満足度で送り先を選ぶのは避けましょう。理由は、次の章で説明する規約にあります。
週1回まとめて送り、送信の記録とエラーを確かめる
私たちは、毎週決まった曜日に、対象の注文へまとめて送るのを習慣にしています。
一括送信なら、数百件単位の注文でも1回で処理できます。週1回でも、5〜30日の期間内に必ず送る機会が来るので、送り漏れを防げます。自動送信ツールを使う場合も、週に1回は送信の記録を開き、送れなかった注文がないかを確かめましょう。
やってはいけないレビュー依頼の送り方【メッセージでの重複・見返り・評価で選ぶ設定】

ツールを使っていても、規約違反は出品者の責任です。Amazonは、外部のパートナーによる違反も、アカウントの停止につながりうるとしています。とくに次の3つを避けましょう。
依頼は1注文に1回。ボタンで送った注文に、メッセージで重ねない
「レビューをリクエストする」で依頼した注文に、メッセージで重ねて頼まないでください。
メッセージでレビューを頼めるのは、その注文でまだボタンを使っていない場合だけです。ボタンとメールの両方で依頼すると、規約に触れます。依頼済みの注文への追加の依頼は、未承諾のメッセージとして扱われ、購入者は受け取らない設定にできます。
割引・返金・ギフト券などの見返り付きの依頼は禁止
レビューと引き換えに、何かを渡すことは禁止です。
Amazonは、金銭、ギフトカード、割引、返金、交換、今後の特典などを見返りにすることを禁じています。高評価を頼むことや、書いたレビューの変更・削除を頼むこともできません。
※どこまでの依頼が許されるかはステマ規制でレビュー依頼はどこまでOK?景品表示法とAmazon・楽天の規約で判定する施策別の可否【2026年最新版・元Amazon出身者監修】で整理しています。
注意点:評価の高い購入者だけに送る設定は使わない
ツールによっては、評価の高い購入者だけに送る絞り込みの設定があります。私たちは、この設定を使わないことを勧めます。
Amazonは、高評価のレビューだけを頼むことを禁じています。どんな方法でも、レビューに影響を与えようとしてはいけないとも定めています。満足していそうな購入者だけを選んで送れば、この線に近づきます。送り先はキャンセル・返金の除外にとどめ、ほかの注文には同じ条件で送りましょう。
Amazonのレビュー依頼ツールに関するよくある質問
- レビュー依頼ツールを使うと規約違反になりますか?
公式の依頼を、決められた期間と回数で送るだけなら、手動で送るのと同じ依頼です。
ただし、見返りを付けたり、評価の高い購入者だけに送ったりすれば違反になります。ツールの設定による違反も、出品者の責任です。
- まとめて一括で送るAmazon公式の機能はありますか?
公式の機能は、注文の詳細ページから1件ずつ送る形です。
まとめて送りたいときは、一括送信の拡張機能や自動送信ツールを使います。
- レビューをリクエストすると、購入者にはどんなメールが届きますか?
Amazonが用意した定型の依頼メールが届きます。
商品レビューと出品者評価の依頼が1通にまとめられ、購入者の言語に自動で翻訳されます。出品者が文面を変えることはできません。
- 無料で使えるレビュー依頼ツールはありますか?
手動のボタンは無料です。ツールにも無料のプランや体験期間があります。
2026年11月時点で、Ubun BASEには1日20通までの無料プランがあります。BQoolは14日間、プライスターは1か月の無料期間つきです。セラースプライトにも無料会員があります。
- レビューをリクエストできない注文があるのはなぜですか?
お届け日から5〜30日の範囲の外か、その注文にすでに送ったためです。
依頼は、この期間に注文1件につき1回だけ送れます。30日を過ぎた注文には送れないので、週1回などの決まった日にまとめて送りましょう。
- 楽天でもレビュー依頼ツールは使えますか?
楽天市場向けにも、レビューの依頼やフォローメールを自動化するツールがあります。
ただし、楽天はAmazonと仕組みも規約も違います。楽天では店舗独自のレビュー特典の企画も行われていますが、評価や書く内容を指定しない設計にする必要があります。
- Amazon Vineとレビューリクエストは、どちらを先に使うべきですか?
レビューが0件の新しい商品なら、Vineで最初のレビューを集めるのが近道です。
Vineは、ブランド登録をしていて、レビューが30件未満の商品などが対象です。費用は登録する商品の数で変わります。その後の注文には、レビューリクエストで依頼を続けましょう。
まとめ:レビュー依頼ツールは送る日と送らない注文で選び、依頼は公式の1回に一本化する
レビュー依頼ツールは、公式の「レビューをリクエストする」を一括や自動で送る道具で、届く文面は同じです。ツールは、日本のAmazonへの対応と料金、送る日と除外の設定で比べましょう。依頼は注文ごとに1回にそろえ、見返りや評価で送り先を選ぶ設定は使わないことが、アカウントを守る近道です。
LINKのEC支援サービスは、動画でも紹介しています。
- 参照した一次情報・公式情報
- セラーセントラル ヘルプ「購入者にレビューをリクエストする」
- セラーセントラル ヘルプ「レビューおよび関連トピックに関する質問への回答」
- セラーセントラル ヘルプ「購入者と出品者間のメッセージに関するよくある質問」
- セラーセントラル ヘルプ「Amazon Vine」
- セラースプライト:料金ページと、コミュニティの公式回答「一括スマートレビュー招待機能」(2025年4月14日)
- BQool:自動レビューリクエストの紹介ページと、BigCentralの料金ページ
- Ubun BASE:機能の紹介ページ、料金ページ、よくある質問
- プライスター:機能と料金の紹介ページ
- 記事監修
- 公開日:2026年11月2日 / 最終更新日:2026年11月2日
- 監修:南雲 宏樹(LINK株式会社 代表取締役 / 元Amazon Japan)
- 本記事はAmazonセラーセントラルの公式ヘルプ、およびLINK株式会社の支援実績データを基に作成しました。
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