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ECコンサル会社おすすめ20社比較|費用相場と失敗しない選び方【2026年最新版・元Amazon出身者監修】

2026 7/20
2026年6月25日 2026年7月20日

ECコンサルとは何かを費用相場・料金体系3種・選び方3軸まで、元Amazon出身者が発注検討者目線で解説。

「ECコンサルを探しているが、どの会社が自社に合うのか判断できない……」
「月いくらかかるのかが分からないまま、問い合わせるのをためらっている……」

元Amazon JapanでEC支援に携わってきた私、南雲が、ECコンサル会社20社を比較しながら費用相場と選び方を整理します。ECコンサルは会社ごとに支援範囲がまったく違い、同じ「コンサル」という言葉でも、助言だけの会社と実務まで巻き取る会社が同じ棚に並んでいます。本記事は、実在する20社の公開情報を対応モール・費用・実務代行の可否・最低契約期間の4項目で並べ、そのうえで支援会社側の内情を知る立場から選び方を書いた比較ガイドです。読み終えるころには、自社が問い合わせるべき3〜4社と、初回商談で聞くべき質問が具体的に決まっているはずです。

比較する前に、自社の課題がどこにあるかを整理しませんか。

LINK株式会社では、Amazon・楽天のアカウントを拝見し、売上が伸び悩んでいる原因がセッション・CVR・単価のどこにあるかを切り分けたうえで、必要な支援範囲をお伝えします。発注ありきのご提案はしません。

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この記事はこんな方におすすめ
  • ECコンサル会社を複数社比較したいが、候補の洗い出しから止まっているEC担当者
  • 費用相場が分からず、社内で予算を通すための根拠を探している経営者・責任者
  • 過去にコンサルを入れたが助言だけで終わり、実行まで任せられる相手を探している方
目次

結論:ECコンサル会社は「実務をどこまで任せるか」で3タイプに絞れる【3分診断】

ECコンサル選びで最初に決めるべきは、依頼先の社名ではなく「自社で手を動かせる範囲」です。

20社を並べて分かるのは、価格差の大半が実務の巻き取り量から生まれているという事実です。月5万円台の会社と月50万円の会社は、能力の優劣ではなく担当する工程の量が違います。ここを取り違えたまま相見積もりを取ると、金額だけを比べて「安いほう」を選び、結局は社内に作業が残って止まります。

3つの質問で、自社に合うECコンサルのタイプが決まる

次の3問に答えると、問い合わせるべき会社の性格が絞り込めます。

  1. 社内にEC専任者がいるか。いる場合は助言型(月5万〜20万円)で足ります。いない、または兼務で週数時間しか割けないなら実行支援型(月30〜50万円のコンサル+運用代行)が前提です。
  2. 売上の主戦場はモールか自社ECか。Amazon・楽天が中心ならモール特化型、Shopifyなど自社EC中心ならD2C特化型、海外向けなら越境特化型を見ます。
  3. いま困っているのは集客か、利益か。集客なら広告とSEOに強い会社、利益なら原価・広告費比率・在庫まで見る会社を選びます。

この3問への答えは、そのまま次章の比較表を読む順番になります。①で実行支援が必要と出た方は「実務代行」の列から、②で主戦場が決まった方は「対応モール」の列から表を見てください。3問すべてが埋まらないうちに社名を眺めても、比較軸がないので決まりません。

【比較表】ECコンサル会社20社の対応モール・費用・実務代行の一覧

実在する20社を、各社の公式サイトに公開されている情報だけで並べました。金額を公開していない会社は推測せず「要問い合わせ」と記載しています。費用が非公開であること自体は珍しくなく、支援範囲が案件ごとに変わるため定価を置けない、という事情がほとんどです。

会社名ECコンサルのタイプ対応モール・チャネル公開されている費用実務代行最低契約期間
アグザルファ株式会社モール特化型ECコンサルAmazonのみ(国内・海外販売)運用代行 月78,000円〜+成果報酬/コンサル 月98,000〜128,000円+成果報酬あり基本12ヶ月
サヴァリ株式会社モール特化型ECコンサルAmazon/楽天/Yahoo!/自社ECコンサル15万円〜/プレミアム30万円〜/フルサポート50万円〜あり年間契約
Finner株式会社モール特化型ECコンサル楽天/Amazon/Yahoo!/Qoo10/自社EC15万円〜/35万円〜/50万円〜あり単月〜(基本3ヶ月・推奨6〜12ヶ月)
LINK株式会社モール特化型ECコンサルAmazon中心/楽天/自社EC・D2C要問い合わせ(無料相談あり)あり要問い合わせ
株式会社ファイブスプリングスモール特化型ECコンサル楽天/Yahoo!に特化コンサル 月30万円〜/運営代行 月70万円〜あり6ヶ月
株式会社スタイリストモール特化型ECコンサル楽天/Amazon/Yahoo!/Qoo10/自社EC要問い合わせあり記載なし
株式会社マクロジモール特化型ECコンサル楽天中心/Amazon/Yahoo!/au PAY/自社EC要問い合わせあり記載なし
FORCE-R株式会社モール特化型ECコンサルAmazon中心/楽天/TikTok Shop/自社EC要問い合わせ(月額・成果報酬・スポット)あり半年〜1年
株式会社いつも実行支援型ECコンサルAmazon/楽天/Yahoo!/自社EC/越境要問い合わせあり(プランによる)記載なし
株式会社Proteinum実行支援型ECコンサル楽天/Amazon/Yahoo!/Qoo10/TikTok Shop/自社EC要問い合わせあり記載なし
株式会社ALL WEB CONSULTING実行支援型ECコンサルAmazon/楽天/Yahoo!/自社ECライト5万円/スタンダード15万円/プレミアム30万円(月額)ありプレミアムのみ3ヶ月〜
株式会社ネットショップ総研実行支援型ECコンサル楽天/Yahoo!/Amazon/自社EC要問い合わせ(基本料金+歩合・初期費用なし)あり記載なし
株式会社ネイビーグループ実行支援型ECコンサル楽天/Amazon/Yahoo!/Qoo10/自社EC/越境要問い合わせあり記載なし
株式会社コマースフォース実行支援型ECコンサル公式サイトにモール名の明記なし要問い合わせあり(BPO)記載なし
株式会社SUPER STUDIO自社EC・D2C特化型ECコンサル自社EC(ecforce)中心要問い合わせあり(伴走型)記載なし
株式会社これから自社EC・D2C特化型ECコンサル自社EC中心/楽天・Amazonも扱う要問い合わせあり記載なし
コマースメディア株式会社自社EC・D2C特化型ECコンサルShopify/EC-CUBE/楽天/Amazon/Yahoo!/ZOZOTOWN要問い合わせ(構築費の目安のみ公開)あり記載なし
売れるネット広告社株式会社自社EC・D2C特化型ECコンサル自社D2C・LP特化(モール記載なし)要問い合わせあり(LP・広告)記載なし
世界へボカン株式会社越境EC特化型ECコンサル英語圏向け越境EC/Shopify要問い合わせあり(広告・制作)記載なし
GMOグローバルEC株式会社越境EC特化型ECコンサル越境EC/Amazon/eBay/Shopify/Shopee要問い合わせあり記載なし
各社公式サイトの公開情報をもとに作成(2026年7月時点)。費用・契約条件は改定されるため、最新条件は各社へご確認ください。

表を眺めて最初に気づくのは、20社中15社が費用を公開していないという点だと思います。だからこそ、次章以降で「では実際いくらが相場なのか」「金額差は何で決まるのか」を先に押さえてから問い合わせたほうが、見積もりの妥当性を判断できます。

ECコンサルとは?運用代行・広告代理店との違いを整理する

ECコンサルとは、ECの売上と利益を伸ばすために、現状分析・戦略設計・施策の優先順位づけを行う支援サービスです。

ただし実務上、この定義どおりの「助言だけ」の会社は多数派ではありません。比較表のとおり20社のほとんどが実務代行まで対応しており、「ECコンサル」という看板の下に、戦略だけの会社と実行まで担う会社が混在しています。この混在が、比較を難しくしている最大の原因です。

ECコンサルと運用代行の違いは「誰が手を動かすか」

両者を分ける基準は一つだけ、実作業の担い手が自社か依頼先かです。

ECコンサルと運用代行の違いを、戦略・助言と実務・作業の2軸で比較した図

ECコンサルは現状分析とKPI設計、施策の優先順位づけまでを担い、広告の入札調整や商品ページの更新は自社が行います。運用代行はその実作業を引き受けます。この切り分けが、そのまま次章の費用レンジに直結します。助言だけなら月5万〜20万円、実行までなら月30万円以上、という価格帯の分かれ方には明確な理由があるということです。

ECコンサルと広告代理店の違いは「見ている範囲」

広告代理店は広告アカウントの中を最適化し、ECコンサルは広告の外側まで含めて売上を組み立てます。

この差は実務でかなり大きく効きます。たとえば商品単価1万円・クリック単価100円で、10クリックに1個売れる状態(CVR10%)なら、広告費1,000円で売上1万円です。ここで商品ページを改善してCVRが2倍になれば、広告設定を1円も触らずに同じ広告費で売上が2万円になります。広告効率は、広告アカウントの中だけを見ていると必ず頭打ちになります。

私たちが「広告運用だけを切り出して外注する形」をあまりおすすめしないのも同じ理由です。広告の改善余地は商品ページのCVRに縛られるため、ページを触れない契約だと打ち手が早い段階で尽きます。発注側としては、対応範囲に商品ページの改善が含まれているかを必ず確認してください。良し悪しの判定はご自身でされて構いませんが、この一問は確認しておいて損がありません。

ECコンサルの業務内容は5領域に分かれる

会社によって濃淡はありますが、業務は概ね次の5つに整理できます。契約前に「どこまでが範囲か」を確認する際のチェックリストとして使ってください。

  • 現状分析:売上をセッション・CVR・平均単価に分解し、どこが詰まっているかを特定する。ここを飛ばして施策から入る会社は避けます。
  • 集客・SEO:モール内検索の順位対策、商品名や検索キーワードの設計。Amazonであれば直近の販売個数が順位に強く効くため、販売の連続性を切らさない設計まで含みます。
  • 広告運用:スポンサープロダクトなど各メニューの設計と入札調整。広告費を売上に対する比率で管理できるかが分かれ目です。
  • 商品ページ・クリエイティブ:メイン画像、商品紹介コンテンツ、動画の実装。CVRに直結する領域で、ここを触れる契約かどうかで成果が変わります。
  • 在庫・利益設計:欠品の防止、原価と広告費を踏まえた利益率の管理。ここまで見る会社は多くありません。

5領域のうち自社で回せているものに印をつけると、外注すべき範囲がそのまま残ります。その残った範囲の広さが、次章で見る費用レンジを決めます。

ECコンサルの費用相場|料金体系3種と価格帯別にできること

ECコンサルの費用は、月5万円台・月10〜20万円・月30〜50万円の3つの帯に分かれます。

ECコンサルの費用相場を月5万円台・月10〜20万円・月30〜50万円の3つの価格帯で整理した図

比較表で金額を公開していた5社(アグザルファ、サヴァリ、Finner、ファイブスプリングス、ALL WEB CONSULTING)の料金も、おおむねこの3帯に収まります。金額の差は支援の質ではなく、任せる工程の量で決まると考えてください。

料金体系は固定報酬型・成果報酬型・複合型の3種類

金額の前に、まず課金の形を押さえておくと見積もりが読めるようになります。

  • 固定報酬型:月額が一定。予算が読めるため稟議を通しやすい一方、売上が伸びても支援の熱量が上がりにくい面はあります。
  • 成果報酬型:売上や利益に対して一定率を支払う形。初期の負担は軽くなります。
  • 複合型(固定+成果報酬):固定の基本料に成果連動分を上乗せする形。

3種のうちどれを選ぶべきかは、支援の性質で決まります。実際のLINK社での契約は、固定+成果報酬の掛け合わせがほとんどです。純粋な固定額だけ、成果報酬だけという契約もありますが少数派です。運用に継続的な工数がかかる以上、固定分でチームを維持し、伸びた分を分け合う形が実態に合いやすいためです。

なお「売上ベースの成果報酬は広告費が膨らんで利益を圧迫する」という注意喚起をよく見かけますが、これは広告費比率(TACOS)の上限をきっちり握ることで解消できます。成果報酬そのものを避けるのではなく、上限の握り方を契約時に決めるのが実務的な対処です。

参考までに、広告運用代行だけを切り出して依頼する場合の料金は「広告費の20%」という形が多く、もう一つのパターンとして「固定費+売上の3〜5%」という形もあります。おおむねこの2つのどちらかに分かれます。

月5万円台のECコンサルでできること

この帯は相談窓口を買う契約です。

月1〜2回の定例と、チャットでの質問回答が中心になります。ALL WEB CONSULTINGのライトプラン(月5万円)が公開されている代表例です。実作業はすべて自社で行う前提なので、EC専任者がいて「判断の壁打ち相手だけが欲しい」という状況に向きます。逆に、担当者が兼務で手が空かない会社がこの帯を選ぶと、助言を受け取っても実行されず費用だけが流れます。

月10〜20万円のECコンサルでできること

この帯から、分析と指示書の作成が入ります。

競合調査、KPI設計、商品ページの改善指示、広告の設計方針までを依頼先が作り、実装は自社が担う形が典型です。サヴァリのコンサルティング(15万円〜)、Finnerのスターター(15万円〜)、ALL WEB CONSULTINGのスタンダード(15万円)がこのレンジにあたります。コンサルティングのみであれば15万円あたりが実務上の下限、運用まで少し入ると20万円以上が下限、という感覚です。

月30〜50万円のECコンサル+運用代行でできること

コンサルティングと運用代行がセットになった支援の月額は、おおむね30〜50万円が中心です。

ここは「運用代行だけ」の金額ではない点に注意してください。戦略設計に加えて、広告の入札調整、商品ページと画像の更新、在庫の発注計画までを依頼先が巻き取る前提の水準です。ファイブスプリングスの運営代行(70万円〜)、サヴァリのフルサポート(50万円〜)、ALL WEB CONSULTINGのプレミアム(30万円)が近い位置にあります。案件規模が大きく4名体制での支援になると、月額100万円を超えることもあります。

費用対効果の考え方としては、採用費と教育コストが発生しないまま組織が安定する点をどう評価するかに尽きます。EC担当者を1名採用すれば、採用費に加えて社会保険料込みの人件費が毎月かかり、立ち上がりまでに数ヶ月を要します。外注はここを丸ごと省けるのが最大の価値です。

ECコンサルの費用が変わる4つの要因

同じ「実行支援型」でも見積もりに幅が出ます。差が生まれる要因は主に4つで、それぞれ削れるかどうかの判断が変わります。

  • 対応モール数:Amazonだけか、楽天・Yahoo!も含むか。モールごとに担当が必要になるため、増えるほど上がります。ここは「まず1モールから」で削れます。
  • SKU数と商品ページの本数:更新対象が増えれば工数が増えます。主力商品に絞れば削れます。
  • 支援チームの人数:1名か3名かで大きく変わります。ここは削ると品質に直結するため、削る対象にしにくい項目です。
  • 実務範囲:広告だけか、ページ制作・在庫・受注まで含むか。自社で回せている工程を外せば削れます。

予算が合わないときは、3番目(人数)ではなく1・2・4番目から削るのが原則です。体制を薄くして単価だけ下げると、次章で触れる「担当者が誰か」の問題に直結します。

見積もりが妥当かどうか、判断がつかないまま契約していませんか。

LINK株式会社では、相見積もりの内容を拝見したうえで次の3点を整理してお伝えします。

  • 提示された金額に対して、実務がどこまで含まれているか
  • 自社で回せる工程と、外注すべき工程の切り分け
  • Amazon・楽天のアカウントに残っている改善余地の大きさ

支援企業100社以上(プライム上場企業から中小企業まで)、売上平均上昇率420%以上の支援実績をもとにお答えします。

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【タイプ別】おすすめECコンサル会社20社の特徴と費用

ここからは比較表の20社を、冒頭の3分診断で使った軸(主戦場がどこか)に沿って4タイプに分けて紹介します。各社の記載はすべて公式サイトの公開情報に基づくもので、料金が非公開の会社は「要問い合わせ」としています。

4タイプの振り分けと、それぞれに該当した社数を1枚にまとめました。3分診断の②で出た主戦場を当てはめると、見るべきタイプが決まります。

ECコンサル会社20社を主戦場別にモール特化型8社・実行支援型6社・自社EC/D2C型4社・越境EC型2社の4タイプへ振り分けた図

モール特化型のECコンサル会社8社(Amazon・楽天が主戦場の方向け)

Amazon・楽天の売上比率が高い事業者は、まずこのタイプから見てください。モール内検索の順位ロジックや広告メニューはモールごとに別物で、横断的に扱う会社より深さが出やすい領域です。

  • アグザルファ株式会社(東京)/2010年設立のAmazon専業。運用代行ライトが月78,000円+成果報酬7%、スタンダードが月108,000円+成果報酬5%、コンサルティングプランが月98,000〜128,000円+成果報酬5〜7%と料金を公開しています(いずれも売上目標未達成時は成果報酬0円)。月額だけでなく成果報酬を含めた総額で比較してください。基本12ヶ月契約。売上500%以上を達成した企業が89社と公開しています(出典:同社公式サイト/2023年7月時点)。
  • サヴァリ株式会社(東京)/Amazon・楽天・Yahoo!に加え自社EC・越境も。コンサルティング15万円〜、プレミアム30万円〜、フルサポート50万円〜と3段階を公開。累計3,000社以上の支援実績、平均売上アップ238%と公開しています。年間契約。
  • Finner株式会社(東京)/楽天・Amazon・Yahoo!・Qoo10・自社EC。15万円〜/35万円〜/50万円〜の3プランで、初期費用なし・広告費連動報酬なしの固定費用型を明示。契約期間は最低がトライアルでの単月からで、成果が見えてくるのが3ヶ月程度であることから基本は3ヶ月契約、推奨は6〜12ヶ月(年間契約はボリュームディスカウントあり)と明示しています。少額から試してから期間を延ばせる設計です。CRM支援まで含むのが特徴です。
  • LINK株式会社(東京)/Amazon中心、楽天・自社ECにも対応。元Amazon Japanのコンサルティング部門出身の代表が、パートナー・PM・実行担当の最低3名体制で支援します。支援企業100社以上、サービス満足度97%以上、1年以上継続率90%以上。立ち上げ3ヶ月で月商1,500万円を突破した事例、月商80万円から1.5年で2,000万円まで伸ばした事例があります。費用は要問い合わせ(無料相談あり)。
  • 株式会社ファイブスプリングス(東京)/楽天とYahoo!に特化。コンサルティング月30万円〜、運営代行月70万円〜、広告運用は運用額の15%(最低15万円)と細かく公開しています。契約期間6ヶ月、以降は1ヶ月前申告で解約可能。解約条件まで公開している数少ない会社です。
  • 株式会社スタイリスト(東京)/楽天・Amazon・Yahoo!・Qoo10など複数モール。月商レンジ別にサポートプランを分けており、費用は要問い合わせ。
  • 株式会社マクロジ(福岡)/楽天を主軸にAmazon・Yahoo!・au PAY・自社EC。提案だけでなく店舗に入って施策の実行まで代行できると明記。新規出店から月商数億規模の店舗まで幅広く支援しています。費用は要問い合わせ。
  • FORCE-R株式会社(東京)/Amazonを主軸に楽天・TikTok Shop・自社EC。自社で保有するモニター基盤を調査に活用する点が特徴です。月額型・成果報酬型・スポット型を柔軟に設計でき、契約は基本半年〜1年。費用は要問い合わせ。

このタイプを選ぶ際の注意点が一つあります。複数モールを展開している場合、基本は1社に全モールをまとめたほうが効率的です。在庫や商品情報が一元化され、施策の重複も避けられるためです。ただし、それで特定のモールだけ伸び悩むことはあるので、契約後もモール別に数字を分けて見ておく必要があります。私たちの場合、楽天まで任せていただけるのは全体の30%ほどで、Amazonが主戦場のお客様が多くを占めます。

※Amazon単体での依頼を検討されている方はAmazonコンサルの選び方・費用相場|失敗しない比較ポイント【2026年最新版・元Amazon出身者監修】もどうぞ。

実行支援型のECコンサル会社6社(社内に実行リソースがない方向け)

戦略から実務までを一括で任せたい場合はこちらです。モールも自社ECも横断して扱う会社が多く、チャネルを増やす計画がある事業者に向きます。

  • 株式会社いつも(東京)/2007年設立。Amazon・楽天・Yahoo!・自社ECに加え、アメリカ・中国・ASEANなど越境まで対応。施策の実行は「お客様ご自身で行う場合と自社リソースで行う場合がある」とプラン差を明記しています。契約案件数14,000件以上(延べ/2026年5月時点)。費用は要問い合わせ。
  • 株式会社Proteinum(東京)/楽天・Amazon・Yahoo!・Qoo10・TikTok Shop・自社ECを横断。導入企業数1,000社以上、平均売上増加率300%、平均サポート継続期間20ヶ月と公開しています。費用は要問い合わせ。
  • 株式会社ALL WEB CONSULTING(東京)/20社中もっとも料金表が細かい会社です。ライト5万円、スタンダード15万円(初月20万円)、プレミアム30万円、スポット15万円(単月)、EC出店コンサルティング20万円、内製化支援10万円〜。プレミアムのみ3ヶ月からで、他は1ヶ月単位。予算が限られていて段階的に始めたい場合の候補になります。
  • 株式会社ネットショップ総研(東京)/2008年設立。金額は非公開ですが料金体系を公開しており、基本料金+歩合・初期費用なし、月商1,000万円を損益分岐点として月商が上がると料率が下がる設計と明記しています。受注処理・顧客対応・在庫管理まで含む運用代行が中心。
  • 株式会社ネイビーグループ(東京)/楽天・Amazon・Yahoo!・Qoo10・自社EC・越境に加え、ふるさと納税支援や物流・倉庫サポートまで束ねるワンストップ型。楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2023で総合2位(約5.5万ショップ中)と公開しています。なお同社サイトの「1,000社を超える企業をサポートしてきた経験値」は代表者が楽天のECコンサルタント職で培った経験を指すもので、会社としての支援社数ではない点に注意してください。費用は要問い合わせ。
  • 株式会社コマースフォース(東京)/自社のAI SaaSプロダクトを持ち、コンサルとBPO(実務受託)の両方を提供。累計500社超のEC支援実績と公開しています。ただし公式サイトに対応モール名の明記がないため、Amazon・楽天の運用を任せたい場合は初回商談で対応範囲を確認してください。費用は要問い合わせ。

※モールごとの運用代行の違いから整理したい方はECモール運用代行を比較|Amazon・楽天・Yahoo!のモール別の違いと費用・選び方【2026年最新版・元Amazon出身者監修】もあわせてご覧ください。

自社EC・D2C特化型のECコンサル会社4社(Shopify中心の方向け)

Shopifyなど自社ECが主戦場なら、モール系とは別の専門性が要ります。集客をゼロから作る必要があり、モール内検索という既存の流入源がないためです。

  • 株式会社SUPER STUDIO/ECプラットフォーム「ecforce」の提供元。2025年3月に伴走型の事業支援サービス「ecforce consulting」を開始し、戦略立案・ブランド立ち上げ・データ活用支援を提供しています。主対象はエンタープライズ企業と明記されており、戦略コンサル出身者やデータサイエンティストをアサインするモデルです。費用は要問い合わせ。
  • 株式会社これから(東京)/2012年設立、従業員218名(2025年4月時点)。自社ECの制作からマーケティング代行まで一気通貫。セミナーでは楽天・Amazon・自社ECの比較も扱っており、モールにも対応します。費用は要問い合わせ。
  • コマースメディア株式会社(東京・福岡)/国内3社目のShopify Expertsとして活動。Shopify・EC-CUBEに加え楽天・Amazon・Yahoo!・ZOZOTOWN・Shopeeまで扱い、物流代行やカスタマーサポートも提供します。構築費の目安(小〜中規模Shopifyで100〜500万円程度)は公開されていますが、月額運用費は要問い合わせ。代表は元楽天市場のコンサルタントです。
  • 売れるネット広告社株式会社(東京・福岡)/D2Cとランディングページ、ネット広告に特化。クラウドサービス「売れるD2Cつくーる」を軸に、A/Bテスト2,600回以上、クライアント累計1,000社以上と公開しています。モール対応の記載はないため、Amazon・楽天が主戦場なら候補から外れます。費用は要問い合わせ。

この4社はいずれも月額を公開していません。自社ECの支援は構築範囲によって金額が大きく動くため、見積もりを取る段階で運用費と構築費を分けて確認する必要があります。モールと自社ECのどちらから始めるかで迷っている場合の順序については、次章のチャネル別の整理で触れます。

越境EC特化型のECコンサル会社2社(海外販売を検討中の方向け)

海外向けは言語・決済・物流・法規制がまとめて変わるため、国内モールの支援会社とは別枠で探すのが現実的です。

  • 世界へボカン株式会社(東京)/2014年設立。英語圏向けの越境ECと海外BtoBに特化し、Shopify公式認定パートナーとして掲載されています。市場調査から英語SEO、英語リスティング広告の運用代行、翻訳まで。国内モールの運用代行は扱っていません。費用は要問い合わせ。
  • GMOグローバルEC株式会社(東京)/旧ジェイグラブ株式会社。2026年1月より現社名へ変更しています(旧社名で検索した方はご注意ください)。自社の越境ECモール「Japan Finds」の運営に加え、Amazon・eBay・Shopify・Shopeeでの海外出店支援、物流支援、自治体・金融機関向けの越境EC支援まで。越境ECで3,000社の支援実績と公開しています。費用は要問い合わせ。

4タイプを見比べると、対応チャネルの欄がそのまま各社の性格を表していることが分かります。ただし「Amazonも楽天も対応可」と書かれていても、支援の中身はチャネルごとにかなり違います。次章で、その中身の差を先に押さえておきます。

チャネル別(Amazon・楽天・Yahoo!・自社EC)でECコンサルの支援内容はどう変わるか

同じ「ECコンサル」でも、売上が動く仕組みがチャネルごとに違うため、依頼すべき支援内容も変わります。

比較表の「対応モール・チャネル」欄に複数のモール名が並んでいても、それは「アカウントを触れる」という意味でしかありません。実際に成果を左右するのは、そのチャネルで何が売上の変動要因になるかを分かっているかどうかです。チャネルごとに、確認すべき点と依頼先に求める役割を分けて整理します。

Amazonのコンサルは在庫と広告費比率の管理が中心|他チャネルとの違い

Amazonは検索から入る購買が中心のため、支援の重心は検索順位と在庫に寄ります。

公開されているロジックではありませんが、支援現場での実感として、Amazonの検索順位にもっとも効くのは直近の販売個数です。だから在庫切れは単なる機会損失では済まず、積み上げた順位そのものを落とします。私たちが成長期の商品で最低1ヶ月分の在庫を確保し、週次で販売見込みを更新し続けるのはこのためです。Amazonを任せる相手には、施策の巧拙より先に「販売を切らさない在庫と広告の設計ができるか」を確認してください。

もうひとつAmazon特有なのが、顧客リストが自社に残りにくいモール構造です。そのためLTVや許容CPAを細かく設計するより、原価計算の中で広告費比率をコントロールする考え方を取ります。軸5で触れるTACOS管理がAmazonでとりわけ重要になるのは、この構造が理由です。

楽天のコンサルは「セール・ポイント施策のカレンダー対応」が主戦場になる

楽天は売上変動の主因がAmazonとは別のところにあります。

Amazonが検索起点で、天候や季節といった外部要因による需要の総量に連動しやすいのに対し、楽天はセールやポイント施策を起点にした購買の比率が高く、モール側の施策カレンダーが変動の主因になりやすい——というのが、私たちが両モールを並行して支援するなかでの実感です。したがって楽天の支援会社に確認すべきは、セール前の準備をいつから、どの粒度で回せるかです。月次レポートでも、Amazonと楽天は変動要因を分けて説明してもらう必要があります。

細かい点ですが、用語の違いも支援の質を測る材料になります。Amazonで言う「メイン画像」は、楽天では「サムネイル」と呼び、設置場所も規約も異なります。商談で楽天の話をしているのにAmazonの用語のまま説明が進む場合は、楽天の実務経験がどの程度あるかを踏み込んで聞いたほうがよいと思います。私自身がAmazon出身で、楽天は経験はあるもののAmazonのほうが圧倒的に詳しいと明言しているのも同じ理由です。私たちが楽天を支援する際は楽天専門の担当を立て、品質管理を別に置く体制を取っています。

Yahoo!・複数モール併用のコンサルは「モール別の工数配分」を先に決める

Yahoo!ショッピングは単独で主戦場になるより、Amazon・楽天と併用されるケースが目立ちます。比較表の20社のうち11社がYahoo!に対応しており、専業というより「モール横断で扱う」位置づけです。

複数モールを併用する場合に効いてくるのが、工数の配分です。担当者がAmazon・楽天・Yahoo!を兼務している状態では、社会保険料まで含めた人件費がどのモールにいくら乗っているかが見えなくなり、伸びていないモールに時間だけが吸われる、ということが起こります。外注する場合も同じで、契約前に「どのモールにどれだけのリソースを振るか」を決めておいてください。これを決めずに「全モール対応」で契約すると、実態としてはAmazonだけが動いている、という状態になりがちです。

自社EC・D2Cのコンサルは「集客をゼロから作る費用」が別途かかる

自社ECにはモール内検索のような既存の流入源がありません。

そのため支援の中身は、広告・SEO・SNSで集客経路そのものを設計するところから始まり、サイト構築費も別途発生します。比較表で自社EC・D2C特化型の4社がいずれも月額を公開していないのは、この立ち上げ範囲が案件ごとに大きく変わるためです。見積もりを取る際は、月額運用費と初期構築費を必ず分けて提示してもらってください。

順序の話もしておくと、私たちの支援先は「悩み系」の商材が多く、その多くがAmazonと相性よく立ち上がっています。検索で「悩み→解決商品」を探す購買行動と噛み合うためです。全商材でAmazonが正解というわけではありませんが、まずモールで需要を確かめてから自社ECを組み立てるという順序は、集客をゼロから作る投資を後ろ倒しにできる分、初期リスクを抑えられます。

4つのチャネルに共通するのは、確認すべきなのが「対応できるか」ではなく「そのチャネルの変動要因を説明できるか」だという点です。そしてそれを説明できるかどうかは、会社ではなく担当者個人に紐づきます。次章では、商談の場で必ず確認したい7つの軸を挙げます。

失敗しないECコンサル会社の選び方7軸|商談で必ず聞く質問

ここから先は、支援を提供する側にいるからこそ書ける内容です。7つの軸それぞれに、そのまま商談で使える質問文を添えました。

ECコンサル会社を商談で見極める7軸のチェックリスト。担当者・体制・経歴・商品ページ改善・広告予算の握り方・レポート粒度・契約条件

初回商談の前にこの7軸を印刷して持ち込み、回答をその場で埋めていくと、複数社を同じ物差しで比べられます。

言葉だけでは伝わりにくい支援の中身は、短い動画でも紹介しています。ECコンサルに何をどこまで任せられるのか、イメージをつかむ参考にしてください。

Amazon・楽天の運用代行サービス紹介|LINK株式会社

※ 個別の進め方は、記事末尾の無料相談でお答えします。

軸1:実際に運用を担当するのは誰か(営業担当と実務担当は別人か)

最初に聞くべきはこの一問です。

営業担当には社内でも優秀な人材が配置されることが多く、知識も豊富で印象も良い。その人に魅力を感じて発注したのに、運用が始まったら経験の浅い担当者がつく、というのは非常によくあるパターンです。結果として、やり取りが噛み合わない、タスクが前に進まないという状態になります。トラブルというより、思ったように売上が上がらないまま3〜4ヶ月を失うことが、発注者にとって最大の損失です。

商談で聞く質問:「実際に運用を担当される方のお名前とご経歴を教えてください。品質管理をされる方は別に入りますか」。ここを濁されたら要注意です。私たちの場合は、フロントに立つコンサルタントの下に実行担当がおり、私や役員がチャットに入ってレスポンスの質を社内で管理しています。

軸2:何名体制で支援するのか

体制の人数は、対応スピードとリスクに直結します。

個人のフリーランスは1社だけでは成り立たないため複数社を掛け持ちしており、能力の高い方ほど案件を抱えて対応が遅くなりがちです。支援会社ではフロントのコンサルタント+アシスタントの2名体制が多く見られます。私が理想と考えるのは3名体制です。品質管理者、フロントのコミュニケーションを担うディレクター、実務を担当するアシスタントの3層があると、担当者が詰まっても止まりません。当然ながら体制が厚くなるほど費用は上がるので、予算とのバランスで判断してください。

商談で聞く質問:「何名体制で、それぞれどの役割を担当されますか」。比較表で見たとおり最低契約期間を公開している会社は少数なので、体制と併せて確認しておくと期間の妥当性も判断しやすくなります。

軸3:代表者・責任者の経歴と得意なモール

中小規模の支援会社では、代表者の力量がサービス品質に直結します。ただし「Amazon出身」という肩書きだけでは判断できません。

Amazon社内でも部署によって身につく能力がまったく違うためです。大手メーカーを担当する卸売機能の部署では、販売ノウハウや検索順位のロジックに精通していないケースもあります。私が在籍していたのはセラー事業部の有料コンサルティングチームで、出品者に対して有償で助言を提供する部署でした。「Amazonのどの部署で何をされていましたか」まで踏み込んで聞いてください。

もう一つ見ておきたいのが、事業者としての目線があるかどうかです。売上だけでなく、PL上の利益がどれだけ残るのか、セールを打ちすぎてブランドイメージを損ねないか、在庫リスクをどう見るか。こうした論点を一緒に考えられる相手かを見ます。これは私自身のポジショントークになりうる基準だと自覚したうえで申し上げますが、発注者が確認すべき観点としては有効だと思います。

なお得意なモールは会社ごとに必ずあります。私はAmazon出身のため、楽天は経験こそあるものの、Amazonのほうが圧倒的に詳しいと明言しています。楽天を支援する際は専門の担当を立て、品質管理を別に置く体制です。「このモールはこの会社」と分けて発注するのも有効な選択です。

軸4:支援範囲に商品ページの改善が含まれるか

広告だけを切り出した契約は、改善余地が早く尽きます。

前章で触れたとおり、広告効率はCVRに縛られます。CVRを動かす主戦場は商品ページで、なかでもメイン画像はクリック率と購入率の両方に効く重要な箇所です。ここを触れない契約では、広告アカウントの中の調整だけで戦うことになります。

あわせて確認したいのがカタログの編集権限です。他社の商品ページに相乗り出品している構成では、商品紹介コンテンツなどページの主要素を変更できません。ページ改善が支援範囲に入っているのに編集権限がない、という状態では提供価値が構造的に制限されます。商談で聞く質問:「商品ページと画像の改善は範囲に含まれますか。編集権限はどちらが持つ想定ですか」。

軸5:広告予算を「金額」ではなく「比率」で握れるか

広告費を「月◯万円」という固定金額で握る契約は、どちらに転んでも損をします。

月商100万円で広告費10〜20%=10万〜20万円という設計を、「10万円」という固定額で握ったとします。売上が伸びて月商150万円ペースになったとき、検索順位が上がっている好機なのに予算上限に縛られて追加投下ができず、機会を逃します。逆に月商70万円ペースに落ちたとき、10万円をそのまま消化すると広告費比率が跳ね上がり、赤字で売上を作ることになります。

そのため、広告費はアカウント全体売上に対する比率(TACOS)で握るのが基本です。目安として安定期は10〜15%程度、立ち上げの投資フェーズは20%程度まで踏み込む、という設計になります。商談で聞く質問:「広告予算は固定金額と比率のどちらで管理されますか」。比率で握れる会社は、月次の増減に応じた判断ができます。

軸6:レポートの質(数値を分解して報告できるか)

月次レポートの中身は、その会社の実力がもっとも分かりやすく出る場所です。

見るべきは2点あります。ひとつは、売上の変動をセッション・CVR・平均単価に分解して要因を特定しているか。分解されていれば、流入が減ったのか購入率が落ちたのかで次の打ち手が変わります。「今月は売上が下がりました」で終わるレポートでは判断材料になりません。

もうひとつは、検索順位と販売個数を混同していないかです。順位は「これから売れる力」の先行指標、販売個数は結果指標で、時間差をおいて連動しますが同じものではありません。順位改善を報告する際に「売上への反映はこれから」と時間差を添えられる会社は、数字の見方が正確です。

補足すると、順位計測ツールは取得タイミングやスポンサー枠の混入で誤表示が起こります。私たちは大幅な順位改善を報告に載せる前に、シークレットモードで実際に検索して目視確認するようにしています。良すぎる数字ほど疑うのが、報告品質の防衛線だと考えているためです。

軸7:契約期間・解約条件と料金体系の明確さ

最後は契約条件です。比較表のとおり、最低契約期間を公開している会社は20社中6社にとどまります。

期間の縛りそのものは悪ではありません。ECの施策は効果が出るまでに数ヶ月かかるため、半年から1年の設定には合理性があります。問題になるのは解約条件が示されないまま長期契約を結ぶことです。ファイブスプリングスのように「6ヶ月目以降は1ヶ月前申告でいつでも解約可」と明示している会社もあります。

商談で聞く質問:「最低契約期間と、期間満了後の解約の申告方法を教えてください」「成果報酬がある場合、何を成果指標としますか」。成果報酬が売上ベースの場合は、あわせて広告費比率の上限を握っておけば、利益を圧迫する構造は避けられます。

7軸すべてに満点で答えられる会社はまずありません。軸1・軸2・軸4の3つは譲らず、残りは自社の状況に応じて優先順位をつけるのが現実的な進め方です。

「ECコンサルは使えない」と言われる失敗パターン3つと回避策

検索すると「ECコンサルは意味がない」という声も見かけます。実際に起きているのは、多くの場合ミスマッチです。パターンは3つあり、それぞれ回避策が違います。

  1. 助言型を契約したのに、社内に実行リソースがなかった。月5万〜20万円の帯を選んだが実装が進まず、レポートだけが溜まる状態です。回避策:契約前に「誰がいつ実装するか」を社内で決める。決められないなら実行支援型の帯を選び直します。
  2. 支援範囲に商品ページが入っておらず、広告の調整だけで頭打ちになった。回避策:軸4のとおり、ページ改善が範囲に含まれるかと編集権限の所在を契約前に確認します。
  3. 担当者が変わり、施策の前提が引き継がれなかった。回避策:軸1・軸2のとおり、担当者名と体制、品質管理者の有無を確認し、複数名体制の会社を選びます。

3つに共通するのは、能力の問題ではなく契約設計の問題だという点です。逆に言えば、発注前の確認で大部分は防げます。

ECコンサルへの依頼から支援開始までの流れ5ステップ

初回の問い合わせから運用開始まで、おおむね1〜2ヶ月を見ておくと安全です。

  1. 候補の絞り込み(1週間):比較表から自社のタイプに合う3〜4社を選びます。5社を超えると比較が破綻するので絞ってください。
  2. 初回商談・現状ヒアリング(1〜2週間):7軸の質問をぶつけます。この段階で回答が曖昧な会社は外します。
  3. アカウント診断・提案(2週間前後):多くの会社が無料で現状分析を行います。診断の粒度が、そのまま支援の粒度だと考えて構いません。
  4. 契約条件のすり合わせ(1週間):支援範囲、体制、期間、解約条件、料金体系を書面で確定します。
  5. キックオフ・運用開始:アカウント権限の付与、原価の共有、目標とする広告費比率の合意を行います。

ステップ5で原価を共有することに抵抗を感じる方は多いのですが、ここを渡さないと「かけてよい広告費の上限」が決められません。秘密保持契約を結んだうえで原価を共有し、広告費比率の上限を合意するのが、成果を出す支援の前提条件です。

内製と外注のコストを比較する目安

「採用したほうが安いのでは」という検討をされる場合、比較すべきは月額だけではありません。

EC担当者を採用すると、採用費に加えて社会保険料を含む人件費が毎月発生し、戦力化までに数ヶ月かかります。業務委託で組む場合、アシスタント業務なら時給換算1,200〜1,300円程度、実務担当者レベルなら時給2,000〜2,500円程度が一つの相場感です。ここに管理する側の工数も乗ります。

外注の価値は、採用費と教育コストをかけずに、必要な役割が揃った状態をすぐ用意できる点にあります。逆に言えば、社内に育てたい人材がいて時間的な余裕もあるなら、内製化支援(ALL WEB CONSULTINGが10万円〜で公開しています)から入るのも合理的な選択です。

ECコンサルに関するよくある質問

ECコンサルの費用相場はいくらですか?

助言中心なら月5万円台、分析と改善指示まで含むと月10〜20万円、コンサルティングと運用代行がセットになった支援ではおおむね月30〜50万円が中心です。案件規模が大きく4名体制での支援になると、月額100万円を超えることもあります。

本記事の比較表で費用を公開しているのは20社中5社です。金額を公開していない会社が多いのは、支援範囲が案件ごとに変わり定価を置けないためで、それ自体が不誠実というわけではありません。相見積もりを取る際は、金額と一緒に「その金額に含まれる実務の範囲」を必ず並べて比較してください。

ECコンサルと運用代行はどちらを選ぶべきですか?

社内に実行できる担当者がいるかどうかで決まります。専任者がいて判断の相談相手が欲しいならECコンサル、担当者が兼務で手を動かせないなら運用代行までセットになった支援を選びます。

実務上は両方をセットで提供する会社が多数派です。本記事の20社もほとんどが実務代行に対応しています。「コンサル」という言葉だけで範囲を判断せず、提案書に書かれた作業項目で確認してください。

成果報酬型のECコンサルは選んでも大丈夫ですか?

成果指標と広告費比率の上限を契約時に決めておけば、選択肢として問題ありません。「売上ベースの成果報酬は広告費が膨らんで利益を圧迫する」という指摘がありますが、これは広告費比率(TACOS)の上限を握ることで解消できます。

実際のLINK社での契約は、固定+成果報酬の掛け合わせがほとんどです。純粋な固定額だけ、成果報酬だけという契約もありますが少数派です。固定分で支援チームを維持し、伸びた分を分け合う設計が実態に合いやすいためです。

契約期間の縛りはどのくらいが一般的ですか?

公開されている範囲では、単月から年間契約まで幅があります。本記事の20社で最低契約期間を公開しているのは6社で、アグザルファが基本12ヶ月、サヴァリが年間契約、Finnerが単月のトライアルから可能で基本3ヶ月(推奨6〜12ヶ月)、ファイブスプリングスが6ヶ月、FORCE-Rが半年〜1年、ALL WEB CONSULTINGがプレミアムのみ3ヶ月からと公開しています。

ECの施策は効果が出るまでに数ヶ月かかるため、期間の設定自体には合理性があります。確認すべきは期間の長さより、期間満了後の解約の申告方法が明示されているかどうかです。

複数モールを運営していますが、モールごとに別の会社へ依頼すべきですか?

1社が対応できるなら、まとめて依頼するほうが効率的です。在庫と商品情報が一元化され、施策の重複も避けられます。

ただし支援会社には必ず得意なモールがあり、まとめた結果として特定のモールだけ伸び悩むことはあります。契約後もモール別に数字を分けて確認し、伸び悩むモールが出たら専門の担当を立ててもらうか、そのモールだけ別の会社へ切り出すかを検討してください。

効果が出るまでにどのくらいかかりますか?

施策の種類によりますが、順位や売上の変化が数字に表れ始めるまでは3ヶ月程度を見ておくのが現実的です。商品ページの改善は比較的早く効き、検索順位の押し上げは販売実績の積み上げを伴うため時間がかかります。

注意点として、検索順位が上がったことと販売個数が増えたことは同じではありません。順位は先行指標なので、改善報告を受けたら「売上への反映はこれから」という時間差を織り込んで評価してください。

個人のフリーランスに依頼するのはどうですか?

費用は抑えられますが、対応スピードと継続性のリスクがあります。フリーランスは1社だけでは成り立たないため複数社を掛け持ちしており、能力の高い方ほど案件を多く抱えて対応が遅くなりがちです。

体制としては、品質管理者・ディレクター・実務担当の3層が揃っていると、担当者が詰まっても支援が止まりません。予算とのバランスで判断してください。

まず何から相談すればよいですか?

売上が伸びない原因が、流入(セッション)・購入率(CVR)・平均単価のどこにあるかの切り分けから始めてください。ここが決まらないうちに施策を選ぶと、効かない打ち手に費用をかけることになります。

多くの支援会社が初回の現状分析を無料で行っています。その診断の粒度が、そのまま支援の粒度だと考えて構いません。複数社の診断を受けて比べるのが、もっとも実態が分かる方法です。

まとめ:ECコンサル会社は「実務範囲」と「担当者」で選ぶ

この記事のまとめ

  • ECコンサル会社は、モール特化型・実行支援型・自社EC/D2C特化型・越境特化型の4タイプに分かれます。
  • 費用は月5万円台・月10〜20万円・月30〜50万円の3帯で、金額差の正体は実務をどこまで巻き取るかです。月30〜50万円はコンサルティングと運用代行がセットになった支援の水準を指します。
  • 比較した20社のうち、費用を公開しているのは5社(非公開15社)、最低契約期間を公開しているのは6社にとどまります。だからこそ相場を知ってから問い合わせる意味があります。
  • 選び方は7軸ありますが、担当者は誰か・何名体制か・商品ページ改善が範囲に入るかの3つは譲らずに確認してください。
  • 「使えない」と言われる失敗の大半は、能力ではなく契約設計のミスマッチです。発注前の確認で防げます。

20社を比べたうえで、自社に合う支援範囲を一緒に決めませんか。

LINK株式会社は、Amazonを中心にEC事業の売上と利益を伸ばす支援を行っています。無料のアカウント診断では、次の内容をお伝えします。

  • 売上が伸び悩む原因が、流入・購入率・単価のどこにあるかの切り分け
  • 商品ページと広告に残っている改善余地と、着手すべき優先順位
  • 自社で回せる工程と、外注したほうが早い工程の線引き

支援企業100社以上(プライム上場企業から中小企業まで)、売上平均上昇率420%以上、サービス満足度97%以上、1年以上継続率90%以上。元Amazon Japanのコンサルティング部門出身の代表が、パートナー・PM・実行担当の最低3名体制でご支援します。

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参照した一次情報・公式情報
  • アグザルファ株式会社 Amazonコンサルティング(料金プラン・契約期間)
  • サヴァリ株式会社 EC・D2C運営代行(料金・契約条件)
  • Finner株式会社 ECモール運営サポート(料金プラン)
  • 株式会社ファイブスプリングス サービス・料金(契約期間・解約条件)
  • 株式会社ALL WEB CONSULTING ECコンサルティング(料金プラン)
  • 株式会社いつも ECコンサルティング
  • 株式会社Proteinum 公式サイト(導入企業数・売上増加率・サポート継続期間)
  • 株式会社ネットショップ総研 運営代行サービス(料金体系)
  • 株式会社ネイビーグループ 企業概要
  • 株式会社コマースフォース EC総合支援(累計支援社数)
  • 株式会社スタイリスト 会社概要
  • 株式会社マクロジ 公式サイト
  • FORCE-R株式会社 Amazon支援サービス
  • 株式会社SUPER STUDIO「ecforce consulting」提供開始リリース(2025年3月)
  • 株式会社これから 会社概要
  • コマースメディア株式会社 公式サイト
  • 売れるネット広告社株式会社 公式サイト(A/Bテスト実施回数・クライアント累計社数)
  • 世界へボカン株式会社 会社概要
  • GMOグローバルEC株式会社 会社概要(旧ジェイグラブ・2026年1月より社名変更)
記事監修
  • 公開日:2026年7月19日 / 最終更新日:2026年7月19日
  • 監修:南雲 宏樹(LINK株式会社 代表取締役 / 元Amazon Japan)
  • 本記事は各社公式サイトの公開情報(2026年7月時点)およびLINK株式会社の支援実績(100社以上)データを基に作成しました。掲載各社の料金・契約条件は改定される場合があるため、最新の条件は各社へ直接ご確認ください。

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