Amazonのキャンセルペナルティの基準2.5%と、原因5つ別の下げ方・停止を避ける手順を元Amazon出身者が解説。
「キャンセル率の警告が届いた。このまま出品停止になるのか……」
「在庫切れで1件キャンセルしただけで、数字が跳ね上がった……」
元Amazon JapanでEC支援に携わってきた私、南雲が、Amazonのキャンセルペナルティの基準と下げ方を解説します。出品者都合のキャンセル率は、7日間の出品者出荷の注文で2.5%未満に保つのが基準です。超えると出品者出荷での出品が停止される場合があるため、警告の段階で手を打つことが大切です。なお、購入者が注文履歴から正式にキャンセルした注文は、出品者のキャンセル率に数えられません。本記事では、計算方法と購入者都合の扱い、原因5つの見分け方、原因ごとの対策、停止時の対処までを順に整理しました。
この記事のまとめ
- キャンセル率の基準は、7日間の注文に対して2.5%未満です。対象は出品者出荷(出品者が自社から発送する注文)だけで、FBA(Amazonの倉庫から出荷する仕組み)の注文は含みません。購入者が正式な手順でリクエストしたキャンセルも数えません。
- 超えると出品者出荷での出品が停止される場合があります。在庫切れが原因なら、おすすめ出品(カートボックス)の選定でも不利になりえます。
- 主な原因は5つです。①在庫のずれ、②登録ミス、③出荷の遅れによる自動キャンセル、④検品での不良、⑤購入者依頼の処理ミスです。
- 対策は原因と1対1で打ちます。「注文から出荷までの日数」や休止設定など、公式の機能で止めるのが基本です。
- 停止されたら、改善計画書で根本原因、実施した手順、再発防止策を示します。
在庫切れを避けるべき理由は、解説動画でも取り上げています。
Amazonのキャンセルペナルティとは?出品者都合のキャンセル率2.5%の基準と計算方法

キャンセルペナルティとは、出品者都合のキャンセル率が2.5%未満の基準を守れないときに受けうる措置です。
「キャンセルペナルティ」は、Amazonのヘルプでは「キャンセル率」の基準として定められています。アカウント健全性のページでは「出荷前キャンセル率」とも表示されます。
キャンセル率の定義と計算式【7日間の出品者都合の割合】
キャンセル率は、7日間の注文のうち出品者都合でキャンセルした注文の割合です。
Amazonのヘルプ「キャンセル率」の定義を計算式にすると、次のとおりです。
キャンセル率(%)= 出品者都合でキャンセルした注文数 ÷ 7日間の注文数 × 100
「注文のパフォーマンスプログラムポリシー」では、キャンセル率を2.5%未満に維持する必要があると定めています。たとえば7日間に200件の注文があれば、キャンセルが4件で2.0%です。5件になると2.5%に達し、基準を満たさなくなります。
キャンセル率の対象範囲【出品者出荷の注文だけでFBAは含まれない】
キャンセル率が数えるのは、出品者出荷の注文だけです。
ヘルプにも「キャンセル率は出品者出荷にのみ適用されます」と明記されています。FBAの注文では、在庫の管理と出荷をAmazonが担います。FBAと出品者出荷を併用している会社は、出品者出荷の注文だけで数字が決まる点に注意してください。
購入者都合のキャンセルは数えられる?キャンセル率に入る条件と入らない条件
購入者が正式な手順でリクエストしたキャンセルは、キャンセル率に数えられません。
正式な手順は、購入者が注文履歴の「キャンセルをリクエスト」を使うことです(ヘルプ「キャンセルに関するよくある質問」)。購入者が自分で直接キャンセルできるのは注文後5分以内で、それ以降は出品者へのリクエストになります。
一方、メッセージだけの依頼に応じて出品者がキャンセルすると、キャンセル率に数えられます。詳しくは原因⑤で説明します。
キャンセル率が2.5%を超えたときの3つの影響【出品停止・おすすめ出品・検索順位】

基準を超えたときの影響は、大きく3つあります。1つ目はAmazonのポリシーが定める措置で、2つ目と3つ目は販売を通じた間接的な影響です。
キャンセル率が2.5%を超えると出品者出荷での出品が停止される場合がある
最も重い影響は、出品者出荷での出品の停止です。
ヘルプ「キャンセル率」には、2.5%を超えると出品者出荷での出品が停止になる場合がある、と書かれています。ポリシーでは、出品権限の制限または取り消しにつながる可能性があるとされています。
超えたら即停止と決まっているわけではありません。ただし、停止されうる状態であることに変わりはありません。
出品単位で外されることもあります。過去30日間に出品者がキャンセルした注文がある出品や、2回続けてキャンセルした出品は、削除される場合があります。在庫管理の「停止中」タブで対象を見つけ、価格を更新すると再開できます。
おすすめ出品の選定で不利になりうる【2026年8月10日の変更後】
在庫切れが原因のキャンセルは、おすすめ出品の選定でも不利になりえます。
以前は、まず出品者のパフォーマンス指標などで利用資格が判定されていました。この要件は、Amazonの公式告知のとおり2026年8月10日に廃止されました。
同じ告知によると、変更後は価格や配送スピード、パフォーマンス、在庫状況などで選ばれます。つまり「2.5%を超えたら即おすすめ出品から外れる」わけではありません。ただし在庫切れが続く出品は、在庫状況の面で選ばれにくくなります。
※おすすめ出品の条件全体はAmazonカート取得率の確認方法と7つの要因|目安は90%以上もどうぞ。
在庫切れが原因のキャンセルが検索順位にも響く理由
キャンセルの原因が在庫切れなら、検索順位への影響も見ておく必要があります。
在庫切れのダメージは二重です。1つは、販売が止まり、直近の販売個数が一定期間ゼロになることです。もう1つは、買いに来た購入者が買えない状態そのものです。
支援現場の実感として、Amazonはこの「買えない状態」を強く嫌い、順位に最も強く効くのは直近の販売個数です。一度大きく落ちた順位は、在庫を戻してもすぐには戻りません。キャンセル率の数字だけでなく、売上の土台まで削られると考えましょう。
3つの影響を防ぐには、まず自社の数字と、キャンセルがどこから出ているかを確かめることです。
キャンセル率の警告を受けて、何から手を付けるか迷っていませんか。
LINK株式会社は、Amazonの販売側を支援する会社です。アカウントの状態を見ながら、売り方の設計から一緒に考えます。
- 在庫計画を含む販売計画の設計
- 商品ページと出品設定の見直し
- 広告運用と広告費比率の管理
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自社のキャンセル率を確認する手順【アカウント健全性と注文の振り分け】

自社の数字は、アカウント健全性の画面と注文の記録の2か所で確かめます。数字を見るだけでなく、キャンセルした注文を原因別に振り分けるところまでが確認です。
アカウント健全性の画面でキャンセル率と対象期間を確認する方法
キャンセル率は、アカウント健全性のページで確認できます。「出荷パフォーマンス」の「詳細を表示」から、「出荷前キャンセル率」のタブを開きます(ヘルプ「キャンセル率」)。
まず、集計の対象期間を確かめましょう。同じタブの「レポートをダウンロードする」から、対象の注文を一覧にできます。どの注文が数に入っているかが分かれば、振り分ける注文も決まります。
注文数が少ないと1件で基準を超える【分母の計算例】

注文が少ない時期は、1件のキャンセルで基準を大きく超えます。
7日間の注文が4件なら、1件のキャンセルで25%です。40件なら1件で2.5%ちょうどになり、2.5%未満を満たしません。1件を基準内に収めるには、41件以上の注文が要る計算です。100件あれば、1件で1%です。
Amazonのスタッフもセラーフォーラムの回答で、率で計算されるため分母の出荷数を増やせば改善を期待できるとしています。あわせて、根本原因を確かめて対策を立てることを勧めています。
新しいブランドや商品を立ち上げる時期は、注文が少なく数字が跳ねやすい時期です。立ち上げ直後の出品者出荷ほど、1件のキャンセルも出さない設計が要ります。
キャンセルした注文を5つの原因に振り分ける手順
数字を確認したら、キャンセルした注文を1件ずつ原因に振り分けます。
- 書き出す:集計期間内にキャンセルした出品者出荷の注文を一覧にする。
- 除く:購入者が正式な手順でリクエストし、「購入者によるキャンセル」で処理した注文を外す(キャンセル率に数えられないため)。
- 振り分ける:残った注文を、次の章の原因①〜⑤のどれかに当てはめる。当てはまらないものは「その他」にまとめる。
- 数える:原因ごとの件数を数え、多いものから対策する。
購入者からの依頼なのに数えられている注文は、原因⑤に入れます。件数の多い原因が分かれば、打つべき対策も絞れます。
出品者都合のキャンセルが起きる5つの原因と見分け方

振り分けの先になる原因は、次の5つです。表の「自社で確かめる場所」を見れば、どの原因かを判断できます。
| キャンセルの原因 | よくある場面 | 自社で確かめる場所 |
|---|---|---|
| ①在庫切れ・在庫数のずれ | 他のモールで売れた分の在庫が、Amazonに反映される前に注文が入る | 在庫の記録と、Amazonの在庫数の更新履歴 |
| ②価格・商品情報の登録ミス | 価格の桁違いや、バリエーションの登録ミスに気づいて取り消す | 出品情報の変更履歴と、商品ページの記載 |
| ③出荷の遅れによる自動キャンセル | 休暇や大型セールで出荷が止まり、期限を過ぎる | 「注文から出荷までの日数」の設定と、注文ごとの出荷予定日 |
| ④出荷前の検品で見つかる破損・不良 | 梱包の直前に、傷や不良が見つかる | 検品の記録と、不良在庫の置き場所 |
| ⑤購入者依頼の処理ミス | メッセージだけで頼まれ、出品者側でキャンセルした | 購入者とのメッセージと、キャンセル時に選んだ理由 |
このほか、配送できない住所や、購入者から返信がないことを理由にしたキャンセルも数えられます。振り分けでは「その他」に入れましょう。5つのうち、どれが多いかは会社によって違います。ここからは、原因ごとに起きる仕組みを見ていきます。
原因①在庫切れと在庫数のずれ【多販路の在庫連携とFBA在庫の混同に注意】

よく起きるのは、Amazonに表示された在庫数と実際の在庫がずれるケースです。
自社ECや楽天市場と在庫を共有していると、他のモールで売れた分の反映が遅れます。その間にAmazonで注文が入ると、出荷できずにキャンセルになります。FBAに送った在庫を、自社倉庫の在庫として数えてしまう混同も原因になります。
受注生産や取り寄せのように、在庫を持たずに売る形は特に不利です。出荷までの日数が長く、仕入れ先の欠品がそのままキャンセルになります。この形で売るなら、「注文から出荷までの日数」と在庫数の設計が前提になります。
原因②価格と商品情報の登録ミス【相乗り出品は記載を直せない】
登録のミスに気づいて注文を取り消すと、出品者都合のキャンセルになります。
典型は、価格の桁違いや、色やサイズなどバリエーションの登録ミスです。
注意したいのは相乗り出品です。相乗りとは、他社が作った商品ページに自社の出品を追加する形です。相乗りの出品者には、商品ページの記載を編集する権限がありません。記載と実物がずれていても、自社では直せません。
原因③出荷の遅れによる自動キャンセル【休暇と大型セールの時期に注意】
出荷の期限を過ぎた注文は自動でキャンセルされ、キャンセル率に数えられます。
自動キャンセルの基準は、次のとおりです。
- 出荷予定日から7営業日が過ぎても出荷通知がない注文は、Amazonが自動でキャンセルする(ヘルプ「キャンセルに関するよくある質問」)
- 同じページの注記では「注文を受けてから7日以内に出荷通知を送信」とされている
- 2020年9月30日から、出荷遅延率の不良ではなくキャンセル率の不良として数える(公式告知)
出荷通知は、注文から7日以内に送ると決めておきましょう。
起きやすいのは、長期休暇で出荷が止まるときと、大型セールで注文が集中するときです。支援現場の実感では、プライムデーやブラックフライデーの購買は最終日の夜間(21〜24時)に集中します。出品者出荷の作業が追いつかないと、期限切れの注文が積み上がります。
原因④出荷前の検品で見つかる破損と不良【返品の戻し方にも注意】
梱包の直前に傷や不良が見つかり、代わりの在庫がないとキャンセルになります。
在庫の数は合っていても、売れる在庫が足りないということです。入荷時に検品していないと、出荷の段階で初めて不良に気づきます。返品された商品を確認せずに在庫へ戻した場合も、同じことが起きます。
原因⑤購入者のキャンセル依頼をメッセージで受けて処理した失敗
購入者の依頼なのに、出品者都合として数えられてしまうケースです。
購入者の中には、正式なリクエストではなく、メッセージでキャンセルを頼む人がいます。その依頼に応じて出品者側でキャンセルすると、正式な手順なら数えられなかった1件が、数字に入ります。
キャンセルの原因が複数にまたがり、どこから直すか決められていませんか。
LINK株式会社は、Amazonの商品ページ、広告、在庫計画を横断して確認します。原因の多いところから、改善の順番を考えます。
- 多販路を前提にした在庫計画の考え方
- 出品情報とバリエーションの見直し
- 大型セールに向けた販売計画の設計
売上向上実績100社以上、1年以上継続率90%以上(※お客様実績に基づく参考値です)。
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原因別にキャンセル率を下げる対策【5つの原因と1対1】

対策の番号は、原因①〜⑤の番号と同じです。人の注意に頼らず、設定と仕組みで止めるのが基本です。自社で多い原因の番号から読んでください。
| キャンセルの原因 | キャンセル率を下げる対策 | 使う機能・設定 |
|---|---|---|
| ①在庫切れ・在庫数のずれ | 在庫数を自動で連携し、実在庫を超える数を入れない | 在庫の連携と、週次の在庫の見直し |
| ②価格・商品情報の登録ミス | 価格の自動設定の下限を赤字にならない価格にし、出品前に照合する | 価格の自動設定の下限と、出品前の照合 |
| ③出荷の遅れによる自動キャンセル | 「注文から出荷までの日数」を実態に合わせ、休暇は出品を停止中にする | 出品情報の「注文から出荷までの日数」と、出品ステータスの休止設定 |
| ④出荷前の検品で見つかる破損・不良 | 入荷時に検品し、不良品を販売用の在庫から外す | 入荷検品の手順と、不良在庫の区分 |
| ⑤購入者依頼の処理ミス | 正式なキャンセルリクエストを受けてから処理する | 購入者側の「キャンセルをリクエスト」と、注文管理でのキャンセル |
①在庫の対策:在庫数を自動連携し、実在庫を超える数を入れない
在庫の更新は、手作業をやめて自動化してかまいません。
在庫や価格の管理は基本的に自動でよい、というのが私たちの考えです。手をかけるべきは、売ることのほうだからです。ただし、自動で連携しても反映には時間差が出ます。在庫が少ない商品ほど、Amazonに出す数を実在庫より控えめにしておくと安全です。
逆に、実在庫を超える数を入れる運用はしないでください。在庫切れを見せないための水増しは、原因①のキャンセルそのものを生みます。
欠品を防ぐ発注のルールも決めておきましょう。成長している商品は販売の速さが過去の実績を上回るため、過去の平均で発注すると欠品しやすくなります。セールの後や順位が上がった後は、補充を前倒しにしましょう。
※発注点の計算や補充の目安はAmazon在庫管理の完全ガイド!在庫切れゼロ・IPI改善・発注点計算までもどうぞ。
②登録の対策:価格の自動設定の下限を赤字にならない価格にし、出品前に情報を照合する
価格の自動設定を使うなら、下限は赤字にならない価格にしておきましょう。
価格の自動設定では、価格の下限を決めてルールを作ります(ヘルプ「価格の自動設定について」)。下限が低すぎると、売ると赤字になる価格で注文が入ります。取り消したくなりますが、取り消せば出品者都合のキャンセルです。
商品情報は、出品前に実物と照合する手順を作りましょう。色やサイズのバリエーションは、1つずつ実物と見比べるのが確実です。相乗りで記載を直せない商品は、ずれを見つけた時点で出品を止めましょう。
③出荷日数の対策:「注文から出荷までの日数」を実態に合わせ、休暇は出品を停止中にする

「注文から出荷までの日数」は、忙しい時期でも守れる日数に合わせておきましょう。
この日数は商品ごとに「出品情報」のタブで設定します(ヘルプ「注文から出荷までのリードタイムを変更する」)。営業日で数え、未入力なら2営業日です(ヘルプ「予約注文商品の出品」)。FBAの商品には設定できず、指定できるのは30日までです。
大型セールの前は、自社の出荷の能力を先に見積もりましょう。追いつかない見込みなら、日数を延ばすか、出品者出荷の在庫を絞りましょう。
長期休暇には、出品ステータスを「停止中」に切り替える休止設定を使いましょう。ヘルプ「休暇中などの不在時の出品ステータス」によると、1時間以内に商品ページと検索結果から出品が外れます。注意点は3つです。
- 停止中にしても、保留中の注文は自動でキャンセルされない。休みの前日までに停止中にし、残った注文を出荷し切る
- 停止中でも、返品リクエストと購入者からのメールには24時間以内に対応する
- FBAの商品は、停止中にしても出品が続く
④検品の対策:入荷時に検品し、不良品を販売用の在庫から外す
検品は、出荷の直前ではなく入荷した時点で行いましょう。
入荷時に不良を見つければ、その分をAmazonに出す在庫から外せます。不良品は置き場所を分け、在庫の数にも入れません。返品で戻った商品も、確認を済ませてから販売用の在庫に戻します。こうすれば、在庫の数と売れる数が一致します。
⑤購入者依頼の対策:正式なキャンセルリクエストを受けてから処理する

メッセージでキャンセルを頼まれたら、正式な手順でリクエストしてもらいましょう。
返信には、注文履歴の「キャンセルをリクエスト」から手続きするよう書き添えましょう(ヘルプ「注文のキャンセル」)。リクエストが届いた注文は、注文管理にキャンセル率に影響しない旨の表示が出ます。理由に「購入者によるキャンセル」を選んで処理すれば、数字は悪くなりません。
在庫切れなど自社の事情で出荷できないときは、購入者にリクエストを頼んではいけません。ヘルプも、理由に「在庫切れ」などを選んで出品者がキャンセルするよう求めています。担当者が迷わないよう、この2つの場合分けを手順書にしておきましょう。
対策は分かっても、社内の在庫や出品の設定まで手が回らない方へ。
LINK株式会社は、Amazonの販売側の運用を支援しています。在庫計画と出品設定を、売上の計画とつなげて考えます。
- 欠品を防ぐ在庫計画と発注ルールの考え方
- 「注文から出荷までの日数」と大型セール前の出品設定の見直し
- 商品ページと広告の改善の優先順位づけ
売上向上実績100社以上、サービス満足度97%以上(※お客様実績に基づく参考値です)。
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キャンセル率の警告や出品停止を受けたときの対処手順

ここまでの対策は予防です。すでに警告や停止を受けているなら、次の順で動きましょう。
警告の段階で先に打つ対策【新規注文の抑制と原因の特定】
警告の段階では、まず新しいキャンセルを出さないことを優先しましょう。
在庫が確かでないSKUは、出品者出荷の出品を一時的に止めます。SKUとは、出品者が商品ごとに付ける管理番号です。出荷が追いつかない時期なら、「注文から出荷までの日数」を延ばします。
あわせて、キャンセルした注文を原因①〜⑤に振り分けましょう。ここで整理した原因と対策は、そのまま改善計画書の材料になります。
停止の可能性がある段階では、アカウント健全性ページの上部にクイズが出ることがあります。キャンセル率のポリシーに関する5問です。72時間以内に合格すれば、改善計画書を出さずに停止を避けられます(ヘルプ「キャンセル率」)。警告を受けたら、クイズが出ていないかを毎日確かめましょう。
出品停止になったら改善計画書で申し立てる【根本原因・実施した手順・再発防止策】
停止された場合は、アカウント健全性ページの「再審議請求を送信」から改善計画書を出します。
Amazonの公式フォーラムでは、スタッフが3つの項目を挙げています。問題の根本原因、解決のために実施した手順、今後の発生を防ぐ改善策です。
- 根本原因:キャンセルを原因①〜⑤で分け、件数と起きた仕組みを書く
- 実施した手順:出品の停止や在庫数の修正など、すでに行った対処を書く
- 再発防止策:原因ごとの対策と、誰がいつ確認するかを書く
同じ回答では、在庫管理の頻度や仕入れ先との連携を見直す例も示されています。原因を5つに分けておけば、この3項目を具体的に書けます。
申し立てに裏ワザはありません。出品規制の解除でも私たちが大事にしているのは、正規の窓口とのやり取りです。テクニカルサポートと根拠をそろえて、粘り強く積み上げます。停止の場面でも、この姿勢は変わりません。
※出品停止の解除手順の全体はAmazon出品停止の原因4系統と、改善計画書で解除する方法もどうぞ。
警告や停止の後、売上をどう立て直すか悩んでいませんか。
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- キャンセルの原因を踏まえた在庫計画の見直し
- 出品者出荷とFBAの使い分けの考え方
- 停止前後の販売計画と広告の組み立て
売上向上実績100社以上、1年以上継続率90%以上(※お客様実績に基づく参考値です)。
無料相談にて、再発防止策の考え方と、立て直しの順番を一緒に整理します。
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キャンセルを出さない体制づくり【FBAと出品者出荷の使い分けと判断基準】

原因ごとの対策を続けるには、出荷の形と社内の体制も見直しましょう。判断の軸は、どの注文をFBAに任せ、どの注文を自社で出すかです。
FBAに寄せるとキャンセル率の対象から外れるが、在庫切れのリスクは残る

FBAの注文はキャンセル率に数えられないため、FBAに寄せれば数字の心配は減ります。
ただし、FBAにも在庫切れのリスクがあります。解説動画で紹介している実務上の目安では、納品の移動に加え、倉庫での受領作業におおむね2〜3日かかります。プライムデーやブラックフライデーなど大型セールの前は、在庫の反映が大幅に遅れることも珍しくありません。
私たちが勧める目安は、直近の販売ペースで2ヶ月分程度の在庫を常にFBAに置き、残り1ヶ月分程度で追加納品することです。FBAに寄せても、在庫の計画は欠かせません。
FBAと出品者出荷を併用するときの条件【自社倉庫に実在庫がある範囲で】
FBAの欠品に備えて、同じ商品に出品者出荷の出品も用意する方法があります。
同じ商品ページに、FBA用と出品者出荷用の2つのSKUを登録しておく形です。FBAの在庫が切れても、出品者出荷の出品で販売を続けられます。
条件は、出品者出荷のSKUには、自社倉庫の実在庫の範囲でしか在庫数を入れないことです。対策①と同じで、水増しは原因①のキャンセルを自ら作ります。
併用するときは、次の点も織り込んでおきましょう。
- 出品者出荷で売る期間はプライムマークが付かず、配送も遅くなる
- 支援現場の実感では、そのぶんCVR(ここではユニットセッション率)が落ち、検索順位も下がる傾向がある
- SKUと在庫、注文処理の体制が整っていることが前提になる
それでも、在庫切れで販売が止まるよりはましです。
社内で回すか支援会社に相談するかの判断基準
注文処理と出荷は、社内か物流の委託先に残る業務です。外部に相談できるのは、在庫計画や出品設定の設計の部分です。
LINK株式会社も、注文処理や在庫、物流、カスタマー対応の代行はお受けしていません。支援しているのは、戦略や広告、商品ページ、分析といった販売側の業務です。キャンセル率の改善で関われるのは、在庫計画と出品設定の考え方です。
外部に頼む範囲は、売上の規模で決めるのが基本です。規模が小さいうちはコンサルティングのみで十分です。事業が大きくなるにつれて、コンサルティングと運用代行のセットへ広げます。
支援会社を選ぶときは、契約の前に次の3点を確かめてください。
- 誰が数字を見るか:アカウント健全性のキャンセル率を、誰がどの頻度で確認するか。
- 警告が出たら誰が動くか:原因の切り分けから、在庫計画や出品設定の見直しまで踏み込めるか。
- 責任者はこれまで何を担当してきたか:肩書きではなく、在庫や利益まで踏み込んで考えられる経験があるか。
どれも商談で聞けば答えが返ってくる質問です。答えを濁される場合は、慎重に判断したほうがよいでしょう。
FBAと出品者出荷をどう使い分けるか、社内で決めきれていない方へ。
LINK株式会社は、Amazonの販売側を支援する会社です。出荷の形と在庫の持ち方を、売上と利益の計画から考えます。
- FBAと出品者出荷の使い分けの考え方
- 成長期の欠品を防ぐ在庫計画の設計
- 商品ページと広告を含む販売計画の立案
売上向上実績100社以上、サービス満足度97%以上、1年以上継続率90%以上(※お客様実績に基づく参考値です)。
無料相談にて、自社に合う出荷の形と在庫の持ち方の考え方を一緒に整理します。
LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームとして、100社以上の運用改善に伴走してきました。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。
Amazonのキャンセルペナルティに関するよくある質問
- 購入者がキャンセルすると、出品者のペナルティになりますか?
購入者が正式な手順でリクエストしたキャンセルは、キャンセル率に数えられません。
ただし、メッセージだけの依頼に応じて出品者がキャンセルすると、キャンセル率に数えられます。購入者には、注文履歴の「キャンセルをリクエスト」から手続きしてもらいましょう。
- 購入者側にキャンセルのペナルティはありますか?何回までなら大丈夫ですか?
キャンセル率は出品者の指標で、購入者のキャンセルには使われません。
購入者は、注文後5分以内なら注文履歴から自分でキャンセルできます。それ以降は、出品者へのキャンセルリクエストになります。頻度が気になる場合は、Amazonの利用規約を確認してください。
- FBAの注文でもキャンセル率は上がりますか?
上がりません。キャンセル率は、出品者出荷の注文にのみ適用されます。
ただし、FBAと出品者出荷を併用しているなら、出品者出荷の注文は対象です。FBAの在庫切れを出品者出荷で補う場合は、実在庫の範囲で在庫数を入れてください。
- キャンセル率はいつ回復しますか?
集計の対象は7日間の注文なので、キャンセルした注文が期間から外れれば数値は変わります。
Amazonのスタッフは、分母の出荷数を増やすと改善を期待できると回答しています。対象期間はアカウント健全性の画面で確認できます。数字が戻っても、原因の対策は続けてください。
- 在庫切れの商品に注文が入ったら、どうすればよいですか?
まず、出荷予定日までに商品を用意できるかを確かめましょう。
取り寄せで間に合うなら、出荷して注文を守ります。間に合わない場合は、理由に「在庫切れ」を選んでキャンセルし、購入者に事情を伝えましょう。購入者にキャンセルリクエストを頼むのは避けてください。その後、Amazonの在庫数を実在庫に合わせましょう。
- 長期休暇中にキャンセルを出さない方法は?
休暇の前に出品ステータスを「停止中」にし、残っている注文を出荷し切りましょう。
停止中にしても、保留中の注文は自動でキャンセルされません。出品は1時間以内に外れます。短い休みなら、「注文から出荷までの日数」を延ばす方法もあります(最長30日)。
- キャンセル率は、アカウント健全性評価(AHR)に影響しますか?
キャンセル率は、AHRとは別に「出荷パフォーマンス」で確認する指標です。
AHR(アカウント健全性評価)は、ポリシーの遵守状況を0〜1,000で示すスコアです。キャンセル率は2.5%未満が基準で、超えると出品者出荷での出品が停止される場合があります。どちらも基準を保つことが大切です。
- 出品停止になったら、どれくらいで解除されますか?
期間の見込みを急ぐより、改善計画書の中身を固めるのが先決です。
根本原因、実施した手順、再発防止策を具体的に示しましょう。停止の前にクイズが表示された場合は、合格すれば停止そのものを避けられます。
キャンセル率を下げるまとめ【原因を5つに分け、原因ごとに仕組みで止める】
Amazonのキャンセルペナルティは、7日間のキャンセル率が2.5%未満の基準を満たせないときに問題になります。対象は出品者出荷の注文です。まずはアカウント健全性で数字と対象期間を確かめ、キャンセルした注文を5つの原因に振り分けましょう。対策は原因と1対1で打ち、「注文から出荷までの日数」や休止設定などの機能で止めるのが近道です。
キャンセル率を抑えながら、Amazonの売上を伸ばしたい方へ。
LINK株式会社は、元Amazon Japan出身の代表が率いるAmazon運用の支援会社です。商品ページ、広告、在庫計画、利益構造を横断して確認します。
- キャンセルを出さない在庫計画と出品設定の考え方
- FBAと出品者出荷の使い分けの設計
- 商品ページと広告の改善による売上の伸長
売上向上実績100社以上、サービス満足度97%以上、1年以上継続率90%以上(※お客様実績に基づく参考値です)。
無料相談にて、キャンセルの原因の切り分けから、売上を伸ばす順番までを一緒に整理します。
LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームとして、100社以上の運用改善に伴走してきました。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。
- 参照した一次情報・公式情報
- Amazonセラーセントラル ヘルプ「キャンセル率」
- Amazonセラーセントラル ヘルプ「注文のパフォーマンスプログラムポリシー」
- Amazonセラーセントラル ヘルプ「注文のキャンセル」
- Amazonセラーセントラル ヘルプ「キャンセルに関するよくある質問」
- Amazonセラーセントラル ヘルプ「アカウント健全性の評価プログラムポリシー」
- Amazonセラーセントラル ヘルプ「休暇中などの不在時の出品ステータス」
- Amazonセラーセントラル ヘルプ「注文から出荷までのリードタイムを変更する」
- Amazonセラーセントラル ヘルプ「予約注文商品の出品」
- Amazonセラーセントラル ヘルプ「価格の自動設定について」
- Amazonセラーフォーラム 公式告知:出荷予定日を過ぎた注文の自動キャンセル
- Amazonセラーフォーラム 公式告知:おすすめ出品の利用資格要件の廃止
- Amazonセラーフォーラム スタッフ回答:出荷前キャンセル率の改善
- Amazonセラーフォーラム スタッフ回答:改善計画書の記載項目
いずれも2026年9月30日に内容を確認しました。
- 記事監修
- 公開日: 2026年10月1日 / 最終更新日: 2026年10月1日
- 監修:南雲 宏樹(LINK株式会社 代表取締役 / 元Amazon Japan)
- 本記事はAmazon公式ヘルプおよびセラーフォーラムの公式告知、ならびにLINK株式会社の支援実績データを基に作成しました。
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