Amazonバーチャルバンドルは2〜5点を梱包せずにセットで売る機能。条件と作り方を元Amazon出身者が解説。
「梱包せずにセットで売れるなら試したい。でも、自社が条件を満たすのか分からない……」
「セットを作ったのに単品のページに出てこない。売上もどこで見ればいいのか……」
元Amazon JapanでEC支援に携わってきた私、南雲が、Amazonのバーチャルバンドルの条件と使い方を解説します。バーチャルバンドルは、FBAにある2〜5点の商品を、梱包し直さずに1つのセットとして売れる機能です。ただし使えるのは、ブランド登録で特定の立場(ロール)を持つ出品者だけで、組める商品にも条件があります。一方で、構成品のセールに価格が自動で追随しない、ポイントが付かないといった制約もあります。本記事では公式ヘルプをもとに、作り方から割引率の決め方、売上の確認方法までを整理しました。
この記事のまとめ
- バーチャルバンドルは、FBAの2〜5点を梱包せずにセットで売る機能です。
- 使えるのは、ブランド代表者か正規販売者のロールを持つ出品者だけです。
- 構成品・メイン構成商品・出荷タイプ・SKUは、保存後に変えられません。
- 1%以上安くしないと、単品ページの「この商品を含むセット品」に出ません。
- 売上は通常のレポートに出ず、週1回ほどのメールで届きます。
まず、バーチャルバンドルがどんな仕組みなのかから見ていきます。
Amazonのバーチャルバンドルとは?梱包せずに売れるセットの仕組みと、セット品との違い

バーチャルバンドルを一言でいえば、売り場だけをセットにする仕組みです。在庫は単品のまま持ち、購入者には1つのセット商品として見せます。
2〜5点のASINを1つの商品ページで売り、構成品は別々に出荷される
バーチャルバンドルは、補い合う2〜5点のASINを、1つの商品ページでまとめて売る機能です。ASINは、Amazonが商品ごとに振る管理番号です。購入者には1つの出品に見えますが、構成品はそれぞれ別々に出荷されます。
商品をまとめて梱包したり、FBAへの納品内容を変えたりする必要はありません。すでにFBAにある単品の在庫から、そのまま出荷されます。返品も構成品ごとで、購入者は各商品の返品ポリシーに沿って1つずつ返品できます。
実在庫を組むセット品・まとめ売り・バーチャルマルチパックとの違い
Amazonで商品をまとめて売る方法は、主に4つあります。違いは、組み合わせる商品と、在庫を梱包し直すかどうかです。
| Amazonでの売り方 | 組み合わせる商品 | 在庫と出荷 | 出品の作り方 |
|---|---|---|---|
| バーチャルバンドル | ブランド登録済みの異なる2〜5個のASIN | 単品のFBA在庫のまま。構成品を別々に出荷 | 出品者がセラーセントラルのツールで作る |
| セット品(実在庫) | 異なる商品を2点以上 | 1つに梱包して納品し、1点として出荷 | セット固有の製品コードで新しく登録 |
| まとめ売り | 同じ商品を複数個 | 個数分をまとめて出荷 | 商品パッケージ数を入れて登録 |
| バーチャルマルチパック | 同じASINを複数点 | 単品のFBA在庫のまま | Amazonが対象を選んで作る試験運用 |
公式ヘルプの「バーチャルセット品」は、表の1行目のバーチャルバンドルと同じものです。選び分けの軸は、1つの箱で届けたいかどうかです。
実在庫のセット品は1箱で出荷するので、配送代行手数料を1回分にまとめられる場合があります。バーチャルバンドルは、構成品を個別に買った場合と同じ手数料がかかります。その代わり、梱包の手間がかからず、試して外すのも簡単です。
同じ商品を複数個まとめたいときは、バーチャルバンドルでは組めません。同じASINを複数点まとめるバーチャルマルチパックもあります。ただ、Amazonが対象を自動で選ぶ試験運用で、出品者からは参加できません。
※実在庫のセット品の規約や梱包、手数料の試算はAmazonでセット販売するには?規約と出品手順、FBAの梱包、利益が残る組み方【2026年最新版・元Amazon出身者監修】もどうぞ。
日本で使えるかと、呼び名の違い【公式ヘルプでは「バーチャルセット品」】
バーチャルバンドルは、日本のAmazonでも使えます。公式ヘルプでは、作成できるストアに日本が含まれています。日本のセラーフォーラムでも、Amazonの公式アカウントが日本ストアでの提供を案内しました。
呼び名は場面で変わります。ヘルプの機能名は「バーチャルセット品」で、フォーラムの告知と売上レポートの説明は「バーチャルバンドル」です。トラブルシューティングのページには「仮想セット品」という表記もあります。どれも同じ機能で、本記事では「バーチャルバンドル」で統一します。
バーチャルバンドルを使える条件【ブランド登録のロール・FBA在庫・組めない商品】

バーチャルバンドルは、どの出品者でも使える機能ではありません。条件は、出品者のロールと、構成品の在庫・種類の2つに分かれます。
出品者の条件:ブランド代表者か正規販売者のロールがあること
使えるのは、Amazonブランド登録でブランド代表者か正規販売者のロールを持つ出品者だけです。ロールは、ブランド登録の中での立場のことです。少なくとも1つのブランドで、このどちらかが割り当てられている必要があります。
構成品のASINも、ブランド登録済みのブランドに属している必要があります。自社が持つブランドか、再販業者として扱うブランドの商品です。ブランド登録をしていない場合は、まず登録から始めましょう。
ツールが開けないときは、次の順に確かめましょう。
- 「ブランド特典の利用資格」のページで、自社のロールを確かめる
- セカンダリユーザー(アカウントに追加された社員などの利用者)なら、セット品の表示と編集の権限があるかを見る
- 権限が無ければ、アカウントの管理者に付与を頼む
※ブランド登録の申請手順と期間はAmazonブランド登録の費用と期間は?申請3ステップまで解説【2026年最新版・元Amazon出身者監修】もどうぞ。
構成品は新品で出品中のFBA在庫にし、出荷タイプをそろえる
構成品は、新品のFBA在庫があり、出品中になっていることが条件です。さらに、1つのセットの構成品は、すべて同じ出荷タイプにそろえます。FBAの商品と自己発送の商品を、1つのセットに混ぜることはできません。
なお、トラブルシューティングのよくある質問には、「FBAまたは出品者出荷の在庫」という書き方もあります。ただ、要件のページはFBA在庫を条件にしています。迷ったら、構成品をFBAでそろえるのが確実です。
見落としやすいのが、ブランド名の表記です。構成品に登録したブランド名が、ブランド登録の記録と完全に一致していないと組めません。組めないASINがあるときは、次を確かめましょう。
- スペースやハイフンの有無が、ブランド登録の記録と同じか
- 大文字と小文字まで、ブランド登録の記録と同じか
- 24時間たっても組めないなら、足りないASINを一覧にして1件の問い合わせにまとめる
組めるのは異なる2〜5個のASIN。同じASINだけや中古・ギフト券は組めない
1つのセットに入れられるのは、異なる2〜5個のASINです。同じASINだけを複数個まとめることはできません。公式ヘルプの例を並べると、次のとおりです。
- 赤ペン2本:ASINが1つしかないため、組めない
- 赤ペン1本+青ペン1本:ASINが2つあるため、組める
- 赤ペン4本+青ペン7本:ASINが2つあるため、組める
同じASINを複数個入れたいときは、そのASINを追加してから「セット品内数量」で個数を変えます。マルチパックや、1つのASINが複数の箱に分かれて届く商品は組めません。
ほかに組めないのは、ギフト券、電子で届くデジタル商品、整備済み品や中古のASIN、ハンドメイド商品です。
バーチャルバンドルの作り方【作成前に決めることから公開後の確認まで】

作成そのものは、画面で項目を埋めるだけです。先に決めておくべきなのは、保存したあとに変えられない項目です。
作成前に決める:メイン構成商品・構成品・出荷タイプ・SKUは保存後に変えられない

構成品、メイン構成商品、出荷タイプ、SKUの4つは、一度保存すると変えられません。SKUは、出品者が商品ごとに付ける管理番号です。間違えたら、セットを削除して作り直すしかありません。商品名や説明、割引率、画像などは、保存後も編集できます。
作り直すときのルールは、次の2つです。
- 作り直すときは、別のSKUを使う
- 同じSKUを使うなら、削除から24時間待ってからにする
中でも慎重に選びたいのが、メイン構成商品です。セットの検索とカテゴリーを決める商品で、セットはその検索キーワードを引き継ぎます。構成品が同じでメインだけを変えたセットを、別に作ることも禁止されています。
カテゴリーは、あとから動かすと痛い項目です。2021年ごろに支援した会社では、商品のカテゴリーを変えました。その結果、狙っていたキーワードの検索から外れました。テクニカルサポートに問い合わせても戻りませんでした。私たちが初回の設計を重く見るのは、このためです。
バーチャルバンドルのメイン構成商品も、後から変えられません。どの検索キーワードで見つけてほしいかを決めてから、メインを選びましょう。
作成の手順:「ブランド」メニューの「バーチャルバンドル」から入力する
作成は、セラーセントラルの「ブランド」メニューにある「バーチャルバンドル」から始めます。日本のセラーフォーラムで、Amazonの公式アカウントがこの入口を案内しています。開いた「新しいバーチャルバンドル」のページで、必要な項目を入力します。
公式ヘルプの説明から、入力する主な項目を拾うと次のとおりです。
- 構成品のASIN(2〜5個)と、メイン構成商品
- 同じASINを複数入れる場合の「セット品内数量」
- すべての構成品にかかる割引率
- 商品名、説明、商品仕様、商品のハイライト、画像
- セットのSKU
ツールは、FirefoxかChromeでの利用に合わせて作られています。作成と編集はセラーセントラルの画面だけで行い、APIやフィードは使えません。外部の在庫管理ツールから編集すると、セットが購入できなくなることがあります。
商品仕様は、5つとも埋めておきましょう。作成がうまくいかないとき、トラブルシューティングは各項目が埋まっているかの確認を求めています。
作成後の確認:在庫管理の「セット品」表示と、表示されないときの対処
保存したら、在庫管理でセットが「セット品」と表示されているかを確かめます。反映まで24時間ほどかかることがあります。見当たらないときは、ステータスと出荷元のフィルターを「すべて」にしましょう。
それでも困ったときの確かめ先は、症状ごとに次のとおりです。
- 24時間たっても在庫管理に出ない:「不備のある出品」に入っていれば削除し、使っていないSKUで作り直す
- 商品ページが開けない:制限対象商品ダッシュボードとパフォーマンス通知を見る
- 同じセットを重複して作った:出品が1つになるまで削除し、Amazonに外さないよう依頼する。重複すると一時的に外されることがある
全在庫管理では、セットの情報は意図的に空白になっています。中身を見るときは、セットのASINの「編集」から開きます。
バーチャルバンドルの価格と割引率の決め方【1%の条件・セール中のずれ・ポイント】

価格の扱いは、バーチャルバンドルで誤解されやすいところです。決め方は単純ですが、構成品の値動きに自動では合わせてくれません。
価格は構成品の合計に割引率をかけて決まる
セットの価格は、構成品の価格の合計に、出品者が決めた割引率をかけて決まります。割引率は、すべての構成品に同じ割合でかかります。構成品の価格を変えると、セットも新しい合計と割引率で計算し直されます。
たとえば、2,000円と1,000円の構成品を割引率5%で組むと、セットは2,850円です。価格がおかしいと感じたら、全在庫管理でセットのASINの「編集」を開き、何も変えずに保存し直します。直らなければ、削除して作り直しましょう。
「この商品を含むセット品」に出すには1%以上の割引が要る
単品のページに出る「この商品を含むセット品」の枠に載せるには、1%以上の割引が要ります。この枠は、メイン構成商品の商品詳細ページに表示されます。載る条件は次の3つです。
- 構成品を別々に買うより、1%以上安い
- セット専用の商品詳細ページで購入できる
- その商品詳細ページで、最優先の出品になっている
割引が1%未満でも、セットの商品ページでは販売できます。ただ、単品のページから見つけてもらう入口を失います。新しいセットが枠に出るまで、最大4時間かかることもあります。
セットは、検索結果や他の商品ページに表示されることもあります。ただし、この枠はメイン構成商品以外のページには出ず、いつも表示されるとも限りません。
構成品のセールが始まっても、セット価格は自動で追随しない
構成品のタイムセールやクーポン、プロモーションは、セット価格の計算に入りません。セールが始まっても終わっても、セット価格は自動では変わりません。
困るのは、構成品だけを値下げしたときです。セットが構成品の合計より高くなると、セットはおすすめ出品の対象から外れます。おすすめ出品は、以前はカートボックスと呼ばれていた、購入ボタンに紐づく出品の枠です。
構成品のセールを組むときは、セットの割引率も同じ日に見直しましょう。セールの予定表に、セットの価格確認を1行足しておくと漏れません。
割引率の決め方:手数料と広告費を引いた利益から逆算する

割引率は、何%引けば売れるかではなく、いくら引いても利益が残るかで決めましょう。バーチャルバンドルの手数料は、構成品を個別に買った場合と同じです。作成や販売に、追加の料金はかかりません。
つまり、セットにしても販売手数料やFBAの配送代行手数料は下がりません。割引した分は、そのまま手元の利益から出ていきます。
私たちは、原価率を30%程度に置くのを一つの目安にしています。販売価格から原価と手数料、残したい利益を引いた残りが、ポイントや割引といった販促費と広告費の枠です。食品のように原価率が高い商材なら、広告費は売上の10%以下に抑えたいところです。
セットの割引も、この販促費の枠から出ます。広告費と割引を足して枠を超えない範囲で、割引率を決めましょう。
ポイントは付かない。単品のポイントと比べて割引率を決める
日本のAmazonで見落とせないのがポイントです。バーチャルバンドルは、現在ポイントに対応していません。
単品にポイントを付けているなら、購入者はポイント分も含めて損得を比べます。セットの割引がポイントより小さいと、単品で買うほうが得に見えます。割引率は、単品のポイント率と並べて決めましょう。
バーチャルバンドルのメリットと制約【客単価・レビュー・在庫・広告】

ここまでの仕様を、事業者にとっての得と制約に分けて整理します。得は売り場が増えること、制約はレビューと在庫と価格の手間です。
メリット:在庫を組まずに、平均単価を上げる売り場を増やせる
最大のメリットは、在庫を組み替えずに、平均単価を上げる売り場を増やせることです。梱包や納品のやり直しが無いので、試して外すのも簡単です。
売上は、セッション、CVR(購入率)、平均単価の3つに分けると打ち手を選びやすくなります。セッションは、商品ページへの訪問数です。バーチャルバンドルが効くのは、このうちの平均単価です。流入が課題の商品なら、先に手を打つ場所は別にあります。
公式ヘルプは、セットの売上を伸ばす方法として次の4つを挙げています。
- ブランドのストアページに載せる
- Amazonの内外のマーケティングキャンペーンに含める
- スポンサー広告を出す
- プライムデーなど大きな販売期間に、専用の出品を作る
セール向けのセットは、期間中の売上だけで評価しないようにしましょう。私たちは、セール後に順位を保てたか、自然検索の売上が落ちていないかもあわせて見ています。
制約:レビューは0件から始まり、バリエーションにも入らない
セットのレビューと評価は、構成品とは別に付きます。単品で集めたレビューは引き継がれず、セットは0件から始まります。
支援現場の実感では、レビュー数と購入率の関係は、なだらかではなく階段状です。0件から1件、9件から10件に増えたところで、購入率が上がりやすくなります。セットを作るなら、まず1件、次に10件を目指す前提で考えましょう。特典と引き換えにレビューを頼むのは規約違反なので、行わないでください。
ここが、バリエーションとの違いです。色やサイズ違いをバリエーションにまとめれば、レビューは原則として統合されます。一方、バーチャルバンドルは現時点でバリエーションに入らない可能性があると、公式ヘルプに書かれています。
制約:構成品のどれかが切れると、セットも買えなくなる
構成品のどれか1つでも在庫が無いと、セットは在庫切れになります。トラブルシューティングでも、セットが在庫切れと出たら、各構成品の在庫を確かめるよう案内しています。
在庫切れは、Amazonで最も避けたい事態です。支援現場の実感では、一度切らすと、検索順位を元に戻すのが難しいほど下がります。私たちは、直近の販売ペースで2ヶ月分ほどをFBAに置き、残り1ヶ月分ほどで追加納品するのを基本にしています。
セットを作ると、単品の在庫はセット経由でも減ります。売れ行きが伸びている時期は、週に1回、向こう1ヶ月の販売を見直して納品量を決めましょう。
広告とクーポンの使い方:スポンサープロダクト広告とスポンサーブランド広告に対応
バーチャルバンドルは、スポンサープロダクト広告とスポンサーブランド広告に対応しています。クーポンと、商品紹介コンテンツ(A+)も使えます。
タイムセールの対象にするには、タイムセールの基準をすべて満たす必要があります。なお、セットの割引は、構成品の価格履歴やタイムセールの資格には影響しません。
新しいセットは、レビューも販売実績も0から始まります。広告で最初の購入を作るなら、前の章で決めた販促費と広告費の枠の中で予算を組みましょう。
バーチャルバンドルの組み合わせ方と売上の確認方法【週1回のメールレポート】

最後に、何を組むかと、作ったあとの効果の測り方です。売上の確かめ方が通常の商品と違うので、作る前に把握しておきましょう。
組み合わせは一緒に使う場面から決め、メイン構成商品は検索で見つかる商品にする
組み合わせは、購入者が一緒に使う場面から決めましょう。本体と消耗品、使う順番がつながる商品などです。
候補探しの材料になるのが、ブランド分析で見られるあわせ買いのデータです。私たちはこのデータを、次に作る商品のアイデア出しに多用しています。ただ、データだけで決めると、使う場面がつながらない組み合わせも混ざります。最後は使う場面で絞りましょう。
組み合わせが決まったら、セットのページを次の3点で作り込みます。
- メイン構成商品:主要なキーワードで見つかっている商品にする
- 商品名:65文字以内に収める。長いと「この商品を含むセット品」の枠で切れる
- 画像:商品画像の要件に沿い、メイン画像から作り込む
メインを検索で見つかる商品にするのは、セットがメインの検索キーワードを引き継ぐからです。狙う語は、ブランド分析の検索頻度のデータで確かめながら選びましょう。
商品名について、私たちは以前から、アパレル以外は50文字前後を勧めてきました。画像では、メイン画像がクリック率と購入率の両方に効きます。セットでも、最初に手をかけたい部分です。
売上は週1回のメール「まとめ買い商品販売レポート」で確認する
セットの売上は、セラーセントラルのほとんどのレポートに出ません。売上がセットのASINではなく、各構成品のASINに記録されるためです。
代わりに、週に1回ほど、デフォルトの連絡先Eメールにレポートが届きます。件名は「まとめ買い商品販売レポート」で、過去90日間の売上のCSVをダウンロードできます。届くのは、過去90日に1件以上売れた場合だけです。
CSVに並ぶ項目は、次のとおりです。
- 日付、出品タイプ(バーチャルバンドルかバーチャルマルチパックか)
- ASINと商品名
- 販売数(構成品の数ではなく、セットが売れた数)
- 売上合計(セットの価格×販売数)
リンクは送信から約6日で切れ、90日より前のデータは取り直せません。届いたら、その週のうちに保存しておきましょう。リンクを知る人は誰でもダウンロードできるので、共有先にも注意が要ります。受け取る人は、通知設定で変えられます。
閲覧数はビジネスレポート、注文は注文番号で探す
閲覧数は、ビジネスレポートの「子商品別の詳細ページ 売上・トラフィックレポート」で確認できます。ただし、このレポートには売上と販売数は出ません。
注文は注文管理に表示されますが、探すときは注文番号で検索します。注文は構成品のASINに記録されるため、ASINやSKUでは見つかりません。返品やキャンセルも、構成品ごとに確かめます。
割引を付けたセットなら、全注文レポートで見分けられる場合があります。構成品が割引後の価格で記録されるので、その価格の注文を絞り込みます。
※ビジネスレポートの項目の読み方はAmazonビジネスレポートの見方|項目の意味と、売上が落ちた原因をASIN別に特定する手順【2026年最新版・元Amazon出身者監修】もどうぞ。
Amazonのバーチャルバンドルに関するよくある質問
- バーチャルバンドルとバーチャルセット品は同じものですか?
同じ機能です。
公式ヘルプの機能名が「バーチャルセット品」です。セラーフォーラムの告知や売上レポートでは「バーチャルバンドル」と呼ばれています。
- ブランド登録をしていなくても使えますか?
使えません。
ブランド登録で、ブランド代表者か正規販売者のロールを持つ出品者だけが使えます。構成品も、ブランド登録済みのブランドの商品である必要があります。
- 自己発送の商品でも作れますか?
構成品は、新品のFBA在庫でそろえるのが確実です。
要件のページはFBA在庫を条件にしています。FBAと自己発送の商品を、1つのセットに混ぜることはできません。
- 作成や販売に手数料はかかりますか?
追加の料金はかかりません。
構成品を個別に買った場合と同じ手数料がかかります。セットにしても、配送代行手数料は下がりません。
- 作成後に商品名や画像を変えられますか?
変えられます。
商品名、説明、商品仕様、商品のハイライト、割引率、画像は、保存後も編集できます。構成品やメイン構成商品を変えるときは、削除して作り直します。
- 構成品の1つだけが返品されたらどうなりますか?
その構成品だけが、通常の返品として扱われます。
購入者は、各商品の返品ポリシーに沿って構成品を1つずつ返品できます。返品の状況は、構成品のASINで確かめられます。
- APIや在庫管理ツールから作れますか?
作れません。
作成と編集は、セラーセントラルの画面だけで行います。外部のツールから編集すると、セットが購入できなくなることがあります。
まとめ:バーチャルバンドルは、変えられない項目を先に決め、価格と在庫を見続ける
バーチャルバンドルは、ブランド登録済みの出品者が、FBAの2〜5点を梱包せずにセットで売れる機能です。構成品やメイン構成商品は後から変えられないので、狙う検索キーワードと組み合わせを決めてから作りましょう。作ったあとは、構成品のセールと在庫、週1回ほどのメールレポートを見続けることが大切です。
LINKのEC支援サービスは、動画でも紹介しています。
- 参照した一次情報・公式情報
- セラーセントラル ヘルプ「バーチャルセット品」
- セラーセントラル ヘルプ「仮想セット品のトラブルシューティングに関するよくある質問」
- セラーセントラル ヘルプ「バーチャルバンドルおよびバーチャルマルチパックの売上レポート」
- セラーセントラル ヘルプ「バーチャルマルチパック」
- Amazonセラーフォーラム「バーチャルバンドルを利用してブランド登録済みASINでセット商品を作成しましょう」
いずれも2026年10月22日に確認しました。
- 記事監修
- 公開日:2026年10月22日 / 最終更新日:2026年10月22日
- 監修:南雲 宏樹(LINK株式会社 代表取締役 / 元Amazon Japan)
- 本記事はAmazonセラーセントラルの公式ヘルプ、およびLINK株式会社の支援実績データを基に作成しました。
▶ Amazonでセット販売するには?規約と出品手順、FBAの梱包、利益が残る組み方【2026年最新版・元Amazon出身者監修】
▶ Amazonブランド登録の費用と期間は?申請3ステップまで解説【2026年最新版・元Amazon出身者監修】
▶ Amazonレビューが増えない理由と正規施策5選【2026年最新版・元Amazon出身者監修】
▶ Amazonの売上アップ15施策|何から手をつけて、どこまで投資するか【2026年最新版・元Amazon出身者監修】

