Amazon コンサルの費用相場・公式コンサルとの違い・選び方6軸を、元Amazon出身者が4タイプ別に解説。
「Amazonの売上が頭打ちで、コンサルに頼みたいがどこが良いか分からない……」
「会社ごとに料金も実績もバラバラで、何を基準に選べばいいのか分からない……」
元Amazon JapanでEC支援に携わってきた私、南雲が、主要なAmazon コンサル会社を4タイプに分けた上で実名で紹介し、費用相場・公式サービスとの違い・失敗しない選び方まで解説します。「コンサル会社が多すぎて選べない」——こうした相談がEC運営の現場で驚くほど多く聞かれます。
※Amazon社員のコンサル職の年収・働き方をお探しの方は本記事の対象外です。
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- コンサル会社が多すぎて、自社にどのタイプが合うか判断できない経営層
- 月商500万〜5,000万円帯で、費用対効果を数値で見極めたいメーカー・卸事業者
あわせて、監修者・南雲による関連動画も公開しています。
Chapter 1: 【基礎編】Amazon コンサルティングとは
Amazon コンサルティングとは、Amazon内SEO・広告運用・商品ページ制作・在庫設計などを通じて、売上と利益を最大化する専門支援サービスです。まず全体像と、混同しやすいAmazon公式コンサル・民間コンサル・運用代行の違いを整理します。
Amazon コンサルティングの定義と支援領域
Amazon コンサルティングは、売上の伸び悩みの原因を診断し、改善の優先順位と打ち手を設計する支援です。
支援領域は、検索順位を左右するAmazon SEO、購入率を決める商品ページ、欠品を防ぐ在庫設計まで横断します。国内のBtoC-EC市場規模は約26.1兆円に拡大しています(出典:経済産業省 / 2024年)。その中でAmazonは主要な販売チャネルの1つです。代表的な支援領域は以下のとおりです。
- Amazon SEO対策(A10アルゴリズム=Amazonが検索順位を決める評価ロジックへの対応)
- 広告運用(スポンサープロダクト広告・スポンサーブランド広告などの設計と最適化)
- 商品ページ・A+コンテンツ(ブランド登録者が使える画像・比較表中心の説明エリア)の制作
- 在庫設計・価格設計・カートボックス(商品ページの購入ボタンを獲得する枠)対策
実はAmazon公式にも有料コンサルがある
意外と知られていませんが、Amazon自身も「Amazonコンサルティングサービス」という有料の支援を提供しています。
これは「マーケットプレイス コンサルティングサービス」とも呼ばれ、担当は経験豊富なアカウントマネージャーです。費用は月額16万円+前月売上の0.3%(税別)が基本です(出典:Amazon公式)。ただし助言が中心で、商品ページ制作や広告運用などの実務は自社で行う前提です。
ここで注意したいのが「公式ならアルゴリズムの中身を教えてもらえる」という期待です。私がAmazon Japanに在籍していた当時も、社内でアルゴリズムの全容は共有されていませんでした。
公式コンサルの価値は、内部情報よりも公式ポリシーや最新仕様を正確に把握できる点にあります。アルゴリズムへの最適化は、実データに基づく検証で進めるのが現実的です。
コンサルティングと運用代行の違い
コンサルティングは「設計」、運用代行は「実行」が主軸です。
コンサルティングは戦略立案・分析・改善提案が中心で、実務は自社で行うのが基本形です。運用代行は商品ページ更新・広告設定・在庫管理などの実務そのものを担います。社内にAmazon担当者がいればコンサル、リソースが不足していれば運用代行が候補になります。両者を一気通貫で提供する会社もあります。
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Chapter 2: 【費用編】料金相場と3つの体系
民間のAmazon コンサルの費用は月5万〜30万円が目安で、料金体系は固定費型・成果報酬型・複合型の3つに分かれます。Amazon公式コンサルは月額16万円+前月売上の0.3%(税別)が基本で、上限は月100万円、最低加入は6か月です。民間の相場と比べると高めの水準です。額面だけでなく、どの体系が自社フェーズに合うかで選ぶことが重要です。
料金相場:月5〜30万円の中身
同じ「月10万円」でも、含まれる作業量は会社ごとに大きく異なります。
「画像修正は月2枚まで」のように作業上限が設けられ、超過のたびに追加費用が発生するケースもあります。額面が安く見えても、必要な作業が上限を超えれば総額は膨らみます。見積もりを比べる際は、月の作業上限と追加費用の単価を契約前に書面で確認することが先決です。
固定費型・成果報酬型・複合型の比較
3つの料金体系は、コストの発生タイミングとリスクの所在が違います。
| 料金体系 | 特徴 | 注意点 | 向いているケース |
|---|---|---|---|
| 固定費型 | 毎月一定額。予算管理しやすい | 成果が出ない時期も発生 | 予算を固定したい事業者 |
| 成果報酬型 | 成果に連動。初期リスクが低い | 売上拡大時に費用も増える | 準備フェーズの事業者 |
| 複合型 | 固定+成果報酬の組み合わせ | 内訳の確認が必要 | 固定費を抑えつつ安定稼働も確保したい事業者 |
成果報酬型は売上の数%を支払う形が一般的で、初期費用を抑えて始めたい事業者に採用されやすい体系です。どの体系でも、自社の売上規模と成長フェーズに照らして選ぶ視点が欠かせません。
費用回収シミュレーション
コンサル費用は「相場」より「何万円の売上が増えれば元が取れるか」で考えると判断できます。目安は次の式で計算できます。
コンサル月額 ÷ 粗利率 = 回収に必要な月商増加額
例:15万円 ÷ 12% = 約125万円
この例をもう少し詳しく見てみます。仮に月のコンサル費15万円を利益でまかなうには、粗利だけで15万円を生む必要があります。売上に直すと15万円÷12%で約125万円。つまり月の売上が125万円増えて、ようやく元が取れる計算です。
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Chapter 3: 【タイプ別】Amazon コンサル会社の4タイプと代表例
Amazon コンサル会社は、支援スタイルで大きく4タイプに分かれます。何十社ものリストを眺める前に、自社に合うタイプを先に絞り込むのが選定の近道です。各タイプの代表例を、公開情報をもとに中立に整理します(情報は各社公式サイトの公開時点のもの。最新は各社サイトをご確認ください)。
フリーランス組織型(低コスト・スポット向き)
外部のフリーランス人材を束ねて支援する形態で、月額を抑えやすいのが特徴です。
代表例はStockSunの「マキトルくん」で、月額5万円台からの定額制を公開しています。低コストで始めやすい反面、担当者の体制は依頼内容により変動します。まず小さく試したい、特定業務だけ切り出したい事業者に向きます。
Amazon特化型(専門性・SEO/広告に強い)
Amazonに専業特化し、SEOや広告のノウハウを深く蓄積した会社群です。
代表例として、そばには10年以上のAmazon専門支援と累計600社超の実績を公開しています。アグザルファは2011年にAmazonコンサルを開始したパイオニアで、元Amazon社員が設立した会社です。Amazon内の検索順位や広告効率を専門的に突き詰めたい事業者に向きます。
マルチモール一気通貫型(利益最大化・横断最適)
Amazonに加え楽天市場・自社ECも横断し、戦略から実行まで一気通貫で担う形態です。
代表例として、Finnerは延べ支援企業数1,000社超を公開し、初期費用0円を掲げています。LINKもこのタイプで、Amazon・楽天・D2Cを横断し、PM+実行担当の最低3名体制で支援します。
LINKの支援実績では、支援企業100社以上・売上平均上昇率420%以上です(出典:LINK自社データ)。複数チャネルを運営し、利益ベースで全体最適を図りたい事業者に向きます。
Amazon公式コンサル(公式の助言・実務代行なし)
Amazonが直接提供する公式の有料コンサルで、公式ポリシーや最新仕様に沿った助言が受けられます。
担い手はAmazonのアカウントマネージャーです。ただし提案中心で、実務は自社で行う前提です。社内に実行リソースが十分あり、公式ポリシーに沿った助言を直接得たい事業者に向きます。4タイプの全体像を次の表にまとめます。
| タイプ | 代表例 | 実務代行 | 対応チャネル |
|---|---|---|---|
| フリーランス組織型 | StockSun ほか | 依頼範囲による | Amazon・他モール |
| Amazon特化型 | そばに・アグザルファ ほか | 会社により対応 | Amazon中心 |
| マルチモール一気通貫型 | Finner・LINK ほか | 戦略〜実行まで対応 | Amazon・楽天・自社EC |
| Amazon公式コンサル | Amazon公式 | 原則なし | Amazon |
自社はどのタイプを選ぶべきか
タイプ選びは「社内リソース」と「目的」の2軸で決めると迷いません。
実行できる人手が社内にあり費用を抑えたいなら、フリーランス組織型や公式コンサルが候補です。Amazonの専門性を突き詰めたいならAmazon特化型が向きます。人手が不足し複数チャネルで利益を最大化したいなら、マルチモール一気通貫型が候補です。下表は状況別の目安です。
| 自社の状況 | 目的 | 候補タイプ |
|---|---|---|
| 実行人手あり・低予算 | スポット改善 | フリーランス組織型・公式コンサル |
| 実行人手あり | Amazon専門性追求 | Amazon特化型 |
| 人手不足 | 利益最大化・横断最適 | マルチモール一気通貫型 |
| 公式の助言重視 | 助言中心 | Amazon公式コンサル |
「人手が足りず、Amazonと楽天の利益を横断で伸ばしたい」という状況なら、一気通貫型が候補になります。LINKはこのタイプで、商品ごとの利益分析から実行まで担います。まずは無料相談で売上を伸ばす戦略を考えましょう!
Chapter 4: 【選定編】失敗しない選び方6軸と契約前チェック
タイプを絞ったら、契約前に検証できる6つの軸で個社を見極めます。運用開始後にしか分からない項目ではなく、初回ヒアリングで確認できる軸に絞るのが要点です。
契約前に検証できる6つの選定軸
6軸はいずれも、見積もり段階や初回商談で質問すれば確認できます。
| 選定軸 | 契約前の確認方法 |
|---|---|
| 同じ商品カテゴリの支援実績 | 同カテゴリの支援事例を提示できるか質問する |
| 実務代行の範囲 | 助言のみか実行まで担うか見積書で確認する |
| 担当者の経歴と体制 | 誰が担当し何名体制かを契約前に確認する |
| レポート粒度 | 売上・広告効率など見る指標をサンプルで確認する |
| 料金と契約条件 | 作業上限・追加単価・最低契約期間を書面で確認する |
| マルチチャネル対応 | 楽天や自社ECにも対応できるか質問する |
担当者の体制は成果を左右します。1名依存の体制は対応遅れのリスクがあり、分析・広告・制作の複数メンバーが関与する体制のほうが安定しやすい傾向があります。
注意したい業者の特徴
契約前の段階で、リスクの兆候を見分けることができます。
- 「必ず売上◯倍」など現実的でない成果保証を提示する
- 守秘義務の範囲内でも具体的な成功事例を示せない
- 初期費用の内訳や妥当性を説明できない
- 施策の意図を「とりあえずやってみましょう」で済ませる
Amazon運用は在庫・競合・季節など変動要因が複雑に絡むため、絶対的な保証はできないのが実情です。成果の約束ではなく、施策の根拠を論理的に説明できるかが判断材料になります。
「複数社を比較しているが、何を軸に選べばよいか分からない」という方はLINKにお任せください。現状分析から最適なプランのご提案まで、客観的な数字でご説明します。まずは無料相談で売上を伸ばす戦略を考えましょう!
Chapter 5: 【活用編】成果を最大化する社内体制
Amazon コンサルの成果は、依頼側の社内体制でも大きく変わります。発注して終わりではなく、意思決定者の明確化と情報共有が成否を分けます。
自社採用と外部コンサルのコスト比較
外注費を「高い」と感じる前に、自社で専任者を採用した場合のコストと比べると判断しやすくなります。
| 観点 | 自社採用(専任1名) | 外部コンサル |
|---|---|---|
| 体制 | 1名(属人化リスクあり) | 複数メンバーのチーム |
| 立ち上がり | 採用・育成に時間 | 契約後すぐ着手 |
| ノウハウ | 退職で流出リスク | 会社に蓄積 |
| 固定費 | 給与+採用・教育費 | 契約範囲で可変 |
専任者の採用には給与以外に採用費・教育費がかかり、担当者の退職で運用が止まるリスクも残ります。外注は契約範囲でコストを調整でき、チーム体制で属人化を避けやすい選択肢です。
導入前に整理すべき社内の準備
コンサルに渡す情報がそろっているほど、初動の提案精度が上がります。
- 意思決定者を1名決め、施策の承認フローを短くしておく
- セラーセントラル(Amazonの出品者管理画面)のアクセス権限を準備する
- 目標とするKPIと、許容できる広告予算の上限を共有する
短期で動く施策と中長期で効く施策を分けて評価することも欠かせません。広告調整は数週間で変化が見えますが、検索順位の改善には数か月かかることもあります。社内の準備が整っているほど、外部コンサルの初動が早まります。
Amazon コンサルティングのFAQ
Amazon コンサルティングの検討でよくいただく質問をまとめました。
- Amazon コンサルティングとは具体的に何ですか?
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Amazon コンサルティングとは、Amazon内SEO・広告運用・商品ページ制作・在庫設計などを通じて売上と利益を最大化する専門支援サービスです。戦略助言のみの会社と、実務まで担う会社があります。
- Amazon コンサルの料金はいくらですか?
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民間コンサルの相場は月5万〜30万円が目安で、固定費型・成果報酬型・複合型の3体系があります。Amazon公式コンサルは月額16万円+前月売上の0.3%(税別・上限月100万円)です。額面より「何万円の売上増で回収できるか」で判断するのが要点です。
- Amazon公式のコンサルティングサービスとの違いは?
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Amazon公式コンサルは、アカウントマネージャーが公式ポリシーや最新仕様に沿って助言するサービスです。実務は自社で行う前提で、費用は月額16万円+前月売上の0.3%(税別・上限月100万円)です。民間コンサルは会社により実務まで担うため、人手が不足している場合は民間の実行型が候補になります。
- 月商がまだ小さい段階でも費用対効果は合いますか?
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合うかどうかは粗利率と回収に必要な月商増で試算できます。初期リスクを抑えたい段階では成果報酬型や低コストのフリーランス組織型が候補です。まずは無料診断で回収見込みを数字で確認するのが確実です。
- Amazon社員のコンサルタント職や年収について知りたいのですが?
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本記事はEC事業者が外部のコンサル会社を選ぶための内容で、Amazon社内のコンサルタント職の働き方や年収は対象外です。お探しの情報が求人・キャリア関連の場合は、各社の採用情報をご確認ください。
- コンサル契約は最低何か月から組めますか?
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会社により異なり、単月契約から数か月単位まで幅があります。成果が出るまでの目安は施策により数週間〜数か月のため、契約前に最低契約期間と更新条件を確認しておくと安心です。
まとめ:Amazon コンサルティングで利益が残るアカウント体質を作る
Amazon コンサルティングで成果を出すには、「自社に合うタイプの見極め → 契約前6軸の検証 → 社内体制の整備」という、地道なプロセスを踏む必要があります。
会社選びは、社数の多いリストを眺めることではありません。自社の状況に合うタイプを絞り、契約前に検証できる軸で見極めることが近道です。費用は額面でなく、回収できる売上増で判断しましょう。
まずは以下の無料相談よりご連絡ください。LINKの支援実績では、支援企業100社以上・売上平均上昇率420%以上の知見をもとに、貴社の現状分析と最適なプランをご提案します。
- 記事監修
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- 公開日:2026年6月30日 / 最終更新日:2026年6月30日
- 監修:南雲 宏樹(LINK株式会社 代表取締役 / 元Amazon Japan)
- 本記事はAmazon公式情報・公的統計、各社公式サイトの公開情報、およびLINK株式会社の支援実績(100社以上)データを基に作成しました。
- 参照ソース
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- 経済産業省「令和6年度電子商取引に関する市場調査」(国内BtoC-EC市場規模約26.1兆円 / 2024年)
- Amazon公式「マーケットプレイス コンサルティングサービス」(料金・サービス内容)
- 各コンサル会社公式サイトの公開情報(料金・実績)
- LINK株式会社 支援実績データ(100社以上/売上平均420%向上)
