EC画像制作の費用は1枚10,000円前後。モール別ルールと内製・外注の判断を元Amazon Japan出身者が解説。
「商品画像が大事なのは分かっている。でも誰にいくら払えばいいのか、それで何が変わるのかが分からない……」
「Amazonと楽天で同じ画像を使い回したら、片方で規約に引っかかった……」
元Amazon JapanでEC支援に携わってきた私、南雲が、EC画像制作の費用相場・モール別ルール・内製と外注の判断基準を解説します。EC画像制作とは、ECモールや自社ECで販売する商品の1枚目の画像・サブ画像・説明画像・バナーを設計し、撮影から加工まで一貫して行う業務のことです。本記事は「きれいな画像の作り方」ではなく、いくら・誰に・どの順で発注し、何を見て効果を判断するかに絞って整理しました。結論から言うと、着手順は1枚目の画像から。費用は手段によって数千円から数十万円まで変わり、内製も決してタダではありません。読み終えるころには、自社が次に発注すべき画像と、その概算費用が決まっているはずです。
画像を作り直すべきか、そもそも課題が画像なのか、から切り分けます。
LINK株式会社では、現状のメイン画像・サブ画像を拝見し、直すべき優先順位と概算費用をお伝えします。プライム上場企業から中小企業まで支援企業100社以上、売上平均上昇率420%以上。無料相談だけのご利用でも構いません。
- EC画像制作の見積もりを受け取ったが、その金額が妥当か判断できない法人EC担当者
- Amazon・楽天・Yahoo!・Shopifyで画像のルールがどう違うのか、1枚目を使い回せるのかを知りたい方
- 画像を作り直したのに数字が動かず、何を測ればいいのか分からない方
この記事のまとめ
- EC画像制作は1枚目(Amazonのメイン画像/楽天のサムネイル)から着手する。1枚目はクリック率と購入率の両方に効き、サブ画像は購入率にしか効かないためです。
- 設置場所も名称もルールもモールごとに違う。Amazonの白背景ルールと楽天のテキスト20%ルールは両立しないため、1枚目はモールごとに作り分けるのが前提です。
- 費用は内製・クラウドソーシング・制作会社・EC運用代行で大きく変わる。サブ画像一式の外注はおおむね1枚10,000円前後が実勢で、内製も時給換算すれば安くありません。
- 作りっぱなしにしない。クリック率は広告アカウント、購入率はビジネスレポートで測り、1回に1箇所だけ変えて検証します。
本記事のメイン画像に関する内容は、監修者・南雲が解説した以下の動画をもとにしています。
EC画像制作とは?作る画像の5種類と、売上のどこに効くのか
EC画像制作とは、商品ページに載せる一連の画像を、訴求設計から撮影・加工まで一貫して作る業務です。撮影テクニックの話に見えて、実態は「限られた予算をどの画像に配分するか」という事業判断の話です。
EC画像制作で作る5種類の画像と、モールで違う呼び方
まず用語を揃えます。「メイン画像」はAmazonの呼称であって、モール共通語ではありません。
楽天市場では同じ枠を「サムネイル」(正式には「第1商品画像」)と呼びます。ここを混ぜたまま社内やデザイナーとやり取りすると「どのモールの、どの枠の話か」がずれ、作り直しが発生します。制作指示書を書く前に、次の対応表を関係者で共有してください。
| 画像の役割 | Amazon | 楽天市場 | Yahoo!ショッピング | Shopify(自社EC) |
|---|---|---|---|---|
| 検索結果・一覧に出る1枚目 | メイン画像 | サムネイル(第1商品画像) | 商品画像(1枚目) | 商品メディア(1枚目) |
| 2枚目以降の訴求画像 | サブ画像 | 商品画像(2枚目以降) | 商品詳細画像 | 商品メディア |
| スペック・使い方の説明画像 | サブ画像/A+(商品紹介コンテンツ) | 商品説明欄のHTML内画像 | 商品説明欄の画像 | 商品説明欄の画像 |
| 店舗・特集のバナー | ブランドストア | 店舗トップ・カテゴリページ | ストアトップ | トップページ・LP |
| 動画 | サブ画像枠に設定 | 商品ページ内に設置 | 商品ページ内に設置 | 商品メディアに追加 |
EC画像制作という業務が指す範囲は、この表の5行すべてです。ただし、すべてを同時に作る必要はありません。優先順位は後述します。
画像はCVRだけでなく検索順位にも効く|「リッチな商品ページ」が評価される理由
画像への投資は、購入率(CVR)だけの話ではありません。流入そのものを増やす投資でもあります。
Amazonには、商品ページの情報量が豊富であるほど検索順位を上げるロジックが以前から存在し、近年そのインセンティブはさらに強まっている、というのが私たちの実感です。画像や商品紹介コンテンツ(A+)を実装しただけで順位が動くケースを何度も見てきました。ただしこれはAmazonが公開しているロジックではなく、支援実績からの推定です。「画像=CVR施策だから流入が増えてから手を付ける」と後回しにしている担当者は多いのですが、順序が逆になっている可能性があります。
着手する前に|自社の課題が「流入・CVR・単価」のどれかを切り分ける
画像制作に発注をかける前に、自社の売上のどこが詰まっているのかを分解してください。
売上は「セッション数(流入)×CVR(購入率)×平均単価」に分解できます。私たちが施策を選ぶときは、必ずこの3つのどこに課題があるかを先に決めます。施策先行ではなく、課題先行です。対応はシンプルで、1枚目=クリック率(CTR)、サブ画像・説明画像=購入率(CVR)。インプレッションは出ているのにクリックされないなら1枚目、クリックはされるのに買われないならサブ画像以降、という切り分けになります。
なぜ1枚目から直すのか|1枚目はCTRとCVRの両方に効き、サブ画像はCVRにしか効かない
予算が限られているなら、1枚目の画像から手を付けてください。
理由は単純で、1枚目はクリック率だけでなく購入率にもかなり影響するのに対し、サブ画像が効くのは購入率だけだからです。1枚目は検索結果一覧で見られ、商品ページでも最初に目に入ります。つまり1枚の改修で流入と購入の両方が動く唯一の枠です。同じ10万円を使うなら、効く面が2つある側に先に張るほうが期待値が高い。CTRとCVRを同時に押し上げる打ち手として、2026年7月時点で私たちが最も注力しているのがこの1枚目の改善です。
ちなみに「CTRが何%を下回ったら直す」という固定の閾値は持っていません。1枚目が競合と並んだときに勝てているかを目視で判断し、勝てていなければ制作要件に落とすという進め方です。以降は、その制作要件への落とし込みを具体的に書きます。
モール別のEC画像制作ルール|設置場所・名称・規約はモールごとに違う
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング・Shopifyは、画像の設置場所も名称もルールも別物です。モールごとに分けて整理します。まず全体像を1枚で押さえてください。

この図は、制作指示書を書く前に「自社が出しているモールの行だけ」を見るために使います。数値と規約の要点は次の表のとおりです(2026年7月14日時点で各モールの公式ガイドラインを確認。規約は改定されるため、発注前に必ず最新版を確認してください)。
| モール | 1枚目の名称 | 推奨サイズ | 1枚目の主なルール |
|---|---|---|---|
| Amazon | メイン画像 | 長辺1,600px以上(ズーム有効化の目安) | 純白背景(RGB 255,255,255)/商品が画像の85%以上/テキスト・ロゴ・透かし・枠線は不可 |
| 楽天市場 | サムネイル(第1商品画像) | 正方形700×700px以上 | テキスト要素の占有率20%以内/枠線なし/背景は単色白または写真背景 |
| Yahoo!ショッピング | 商品画像(1枚目) | 正方形1,200px前後が扱いやすい | テキスト占有率20%以下/違反時は検索順位の低下・掲載取りやめの対象 |
| Shopify(自社EC) | 商品メディア(1枚目) | 正方形2,048×2,048px程度 | モール側の禁止事項はなし(表現は自社責任。景表法・著作権は当然適用) |
【Amazon】メイン画像とサブ画像|白背景・テキストなしが原則、ただし直近は緩みつつある
Amazonの1枚目=メイン画像は、純白背景・商品のみ・テキストなしが原則です。
背景はRGB(255,255,255)の純白、商品が画像面積の85%以上を占め、商品の一部でないテキスト・ロゴ・透かし・枠線は載せられません。推奨サイズは長辺1,600px以上で、これを満たすとズーム表示が有効になります。2枚目以降のサブ画像は自由度が高く、テキストや図解を入れられます。動画もサブ画像枠に設定します(出典:Amazonセラーセントラル ヘルプ「商品画像の要件」)。
ただし、この「完全白抜き」の原則は直近で少し緩んでいる、というのが現場の感触です。もともと食品やアパレルはメイン画像の自由度が高く、それ以外のカテゴリーは厳格な白抜き運用でした。しかし、約半年ほど前から、背景に商品のテクスチャを添えたり、商品に貼られたシールが写り込んだりする、ややリッチなメイン画像が通るケースが増えています。とはいえこの傾向はAmazon側の運用次第で戻りうるものです。制作前に必ず最新のAmazon公式ガイドラインを確認してください。
※Amazonの規約・著作権・A+連動まで一気に確認したい方はAmazon商品画像の完全ガイド!規約・CVR改善・著作権・A+連動まで徹底解説もどうぞ。
【楽天市場】サムネイル(第1商品画像)|テキスト占有率20%以内・枠線なし
楽天市場の1枚目はサムネイルと呼ばれ、Amazonと違ってテキストを載せられます。ただし占有率20%以内という上限があります。
楽天の「商品画像登録ガイドライン」では、対象画像(第1商品画像・SKU画像)について、テキスト要素の占有率20%以内、枠線なし、背景は単色白または写真背景といった基準が定められています。占有率は画像を10×10の100マスに分割し、テキストがかかるマスが20マス以下かで判定します。ロゴやスペック表記もテキスト要素としてカウントされる点に注意してください。RMS内の「テキスト要素カウントツール」「商品画像判定ツール」に納品物を必ず通してから登録します(出典:楽天市場 RMS「商品画像登録ガイドライン」)。
【Yahoo!ショッピング】商品画像|テキスト占有率20%以下・違反すると検索順位が下がる
Yahoo!ショッピングも、1枚目のテキスト占有率は20%以下という考え方です。
画像はストアクリエイターProの「商品・画像・在庫」→「画像管理」から登録します。楽天に近いルール設計ですが、違反時の対処として「検索順位の低下」「商品掲載のとりやめ」が明記されているのが特徴です。実務上は正方形1,200px前後で作っておけば扱いに困りません。楽天用のサムネイルを転用しやすいモールですが、細部の基準は別物なので、必ずYahoo!ショッピングのストア構築ガイドで確認してから流用してください。
【Shopify・自社EC】モール規約はないが、サイズ・表示速度・統一感で差がつく
Shopifyなどの自社ECには、モール側の画像規約がありません。その代わり、品質の責任がすべて自社に返ってきます。
Shopify公式は正方形2,048×2,048px程度を推奨しており、解像度・ファイルサイズの上限も定められています(出典:Shopifyヘルプセンター「商品メディアの種類」)。自社ECで差が出るのは、①ファイルサイズが重すぎて表示が遅くなっていないか、②全商品で背景・トリミング・光の当て方が揃っているか、の2点です。撮影日が違うだけで背景の白さが揃わず、一覧ページが雑然として見えるケースは多い。撮影はまとめて発注し、レタッチの基準を1枚の見本で固定します。なお景品表示法や著作権は、モールの有無に関係なく適用されます。
モール共通の1枚目は作れない|Amazonの白背景と楽天の20%ルールは両立しない
ここが費用に直結する最重要ポイントです。Amazonのメイン画像と楽天のサムネイルは、同じ画像を使い回せません。
楽天で作った訴求入りのサムネイルをAmazonに流用すれば規約違反になり、Amazonの白抜き画像を楽天にそのまま出せば、テキストで訴求する競合に検索結果で埋もれます。つまり1枚目だけはモールの数だけ作るのが前提です。2モール展開なら1枚目は2枚、3モールなら3枚。ここを「1枚でいけるはず」と見積もると、必ず後から追加費用が出ます。逆に2枚目以降のサブ画像はモール間で流用できるため、1枚あたりの回収面はサブ画像のほうが広くなります。
売れるEC画像の構成テンプレート|1枚目はモール別に作り分け、2枚目以降は共通化する
ここからは、実際にデザイナーに渡す制作要件のレベルまで落とします。
【Amazon】メイン画像でCTRを取る3つの型|背景テクスチャ・アテンションシール・箱と商品
先に大原則を書きます。Amazonの画像制作は、まず規約に違反しないことが絶対の前提です。そのうえで、アテンションシールを含め、画像に写っているものが実際の荷姿(お客様に届く商品の見た目)としっかり合っていることが大前提になります。
ここを外した画像は、一時的にクリック率が上がっても、届いた商品と違うという理由でレビューが荒れ、返品が増え、結果的にアカウントを傷めます。「どうすればギリギリ規約をすり抜けられるか」という発想では作らないでください。以下の3つの型は、あくまで規約の範囲内で、白背景のまま情報量を増やすための表現の幅です。
- 背景にテクスチャ・中身を配置する:粉末製品なら粉、化粧水・乳液・シャンプーなどの液体ならテクスチャが分かる要素を商品の背景に添える。中身が想像できるだけでクリック率が変わります。
- アテンションシール:ドラッグストアで化粧品に貼られているような訴求シールを、実際に商品に貼られている形で写す。荷姿と一致していることが条件です。
- 箱と商品のセット:ボトル単体ではなく、パッケージ箱と商品を並べて写す。箱に元から情報が印刷されているぶん、テキスト要素を自然に含められます。
効果の実感値としては、単価3,000円程度のスイーツ商品で、レビューもそれほど多くない状態から、メイン画像を変えただけで購入率(CVR)が2%程度から3%程度まで上がったケースがあります。セッション数が変わらなければ、これは売上が1.5倍になるということです。数値は商材とカテゴリーで大きく変わるので、そのまま自社に当てはめず、後述する測り方で自社の数字を取ってください。
制作上の注意も1つ。商品の横幅を超えるサイズのアテンションシールは削除されやすい傾向があります。シールは商品の幅からはみ出さない設計にし、縦長商品なら横に沿わせるなど、荷姿として不自然にならない置き方にしてください。
そしてシールやコピーに載せる文言は、感覚で決めません。私たちはレビューを分析して、カスタマーベネフィットを刺しに行きます。実際に買った人が何に満足し、何に不満を持ったかが、そのまま「まだ買っていない人が確認したいこと」だからです。なお、Amazonのブランド分析にある「上位の検索用語(検索頻度ランキング)」は商品名(タイトル)を設計するための道具であって、私たちは画像コピーの選定にこのリストを使うことは全くしていません。検索語は「探す言葉」、画像コピーは「選ぶ理由」で、役割がまったく違います。ここを混同すると、検索されているだけの言葉が並んだ、選ぶ理由のない画像になります。
【楽天・Yahoo!】サムネイルは「20%の中で何を言うか」で決まる
楽天・Yahoo!のサムネイルは、テキストを載せられるぶん「載せる言葉を1つに絞れるか」で差がつきます。
占有率20%は、思っているより狭い枠です。100マスのうち20マス。「送料無料」「ランキング1位」「季節限定」「◯◯配合」と詰め込むと、どれも読めないサイズになり、何も伝わりません。入れる要素は原則1つ、多くて2つ。レビューで褒められている点を1つだけ載せる、と決めてしまうのが実務的です。楽天とYahoo!はルールが近く流用しやすい組み合わせですが、細部の基準は別々に定められているため、それぞれの判定ツールとガイドラインで確認してから登録してください。
サブ画像2〜6枚目の型|モール間で流用できる唯一の資産
サブ画像は1枚1メッセージが鉄則です。そして、ここで作った資産はモールをまたいで流用できます。
実務でよく使う並びは、①サイズ感(手や既知の物と並べる)②使用シーン ③競合・従来品との比較 ④スペック・成分 ⑤安心材料(生産地・保証・レビュー)の5枚です。制約は2つ。スマホのサムネイルで読める文字サイズにすること、色味を実物に近づけること。色味は返品・クレームに最も直結し、盛ると短期のCVRと引き換えにレビューを失います。なお検品は必ずスマホ実機で、検索結果一覧の縮尺のまま行ってください。読めない情報は、載っていないのと同じです。
※Amazonに絞った画像構成と外注の進め方はAmazon画像制作とは?売れる構成と制作・外注の進め方で詳しく解説しています。
7枚目と動画枠|画像の次に効く一手
サブ画像を作り切ったら、次の一手は動画枠です。
Amazonでは商品ページの動画がサブ画像の7枚目あたりに表示されることが多く、コンサルに入るときはまずここが埋まっているかを確認します。動画は本来CVR施策として知られていますが、実際には検索順位が大きく動く施策として機能している、というのが支援現場での実感です。制作のポイントは2つ。最初から100点を目指さないこと(60〜70点の品質でも、設定されていること自体に意味があります)。もう1つは尺を45秒以下に収めること(スポンサーブランド動画広告に転用するには45秒以下という制限があるため、最初から広告に流用できる尺で作ります)。
EC画像制作の費用相場|内製・クラウドソーシング・制作会社・EC運用代行を比較する
ここが本記事の主役です。EC画像制作の費用は、どの手段を選ぶかで一桁変わります。
制作手段別の費用相場と納期(比較表)
まず結論から。サブ画像一式を外注する場合、実勢は1枚あたり10,000円前後。クオリティが多少落ちるものであれば、1枚4,000〜5,000円程度のケースもあります。

この図で自社が取れる手段を決めたうえで、次の表で納期と品質を見比べてください。
| EC画像制作の手段 | 費用の目安 | 納期の目安 | 品質 | 向くケース |
|---|---|---|---|---|
| ①内製(社内で作る) | 人件費(時給換算。下記H3参照) | 社内次第(後回しになりがち) | 担当者のスキル依存 | 枚数が少なく、担当者にデザインスキルがある |
| ②クラウドソーシング・個人デザイナー | クオリティを落とせば1枚4,000〜5,000円程度 | 短い(数日〜2週間) | 個人差が大きい | 型が決まっていて、指示書を自社で書ける |
| ③制作会社・撮影スタジオに依頼 | サブ画像一式で1枚10,000円前後/撮影から含めるとおおむね10万〜20万円程度 | 長め(3週間〜) | 高い・安定する | ブランド刷新、撮影から必要 |
| ④EC運用代行・コンサルに含める | 月額支援費に内包されることが多い(別途見積もりの場合もあり) | 継続的に改善 | 売上への責任を伴う | 作った後の効果測定と改善まで回したい |
| (参考)素材撮影のみ外注 | おおむね1万〜2万円程度 | 2週間程度 | 素材品質が底上げされる | 手元に使える写真がない |
用語の対応関係を補足します。③の「制作会社に依頼」は、サービス名としては「画像制作代行」「商品ページ制作代行」「ささげ業務(撮影・採寸・原稿)」といった名称で提供されることがあります。呼び方が違うだけで、発注するもの(EC画像制作)は同じです。見積もりを比較するときは、「1枚あたりいくらか」「撮影は含むか」「モールごとの1枚目の作り分けは含むか」の3点を必ず揃えて聞いてください。ここが揃っていない見積もりは比較できません。
なお、10万〜20万円程度、素材撮影1万〜2万円程度という数字は、私たちが外注で使っている相場感がベースです。制作会社によって幅が大きいため、相見積もりを取る前提で使ってください。
撮影素材の相場|「クオリティは素材写真で決まる」
編集に10万円を払う前に、素材写真に1〜2万円を払ってください。これが投資の順序です。
画像も動画も、クオリティは素材写真でほぼ決まります。素材が微妙だと、どれだけ編集で手を入れても挽回できません。逆に素材がよければ、編集は安い手段で足ります。商品撮影の代行サービスを使えば、おおむね1万〜2万円程度で100枚近くの商品素材が、2週間程度で揃うケースがあります。この素材があれば、サブ画像もバナーも広告クリエイティブも、同じ素材から展開できます。素材への投資は、後工程すべての上限を引き上げる投資です。
「内製=タダ」ではない|担当者の時間を時給換算して外注費と比べる
上位の記事はたいてい「自作なら無料」と書きますが、これは経営として正しくありません。
人件費は見えづらく、管理から漏れやすい費用です。だからこそ、まず自社の担当者の時給を出してください。年収を年間の労働時間で割り、会社負担の社会保険料を上乗せした額が、実際の1時間あたりの人件費です。この時給に作業時間を掛けた金額が、内製の本当のコストです。
たとえばサブ画像6枚を、1枚3時間かけて作れば18時間です。仮に人件費ベースの時給が2,000円なら36,000円、2,500円なら45,000円。外注はクオリティを落とせば1枚4,000〜5,000円で、6枚なら24,000〜30,000円です。内製のほうが高くつくことは普通に起こります。
しかも担当者はその18時間、広告運用も在庫管理もできません。社員がAmazon・楽天・Yahoo!を兼務しているなら、人件費をモール別に按分してください。「Amazonにはこの時間まで」と管理者側で決めておくと、この判断がぶれなくなります。
画像制作にいくらまで使ってよいか|広告効率から逆算して上限を出す
画像制作費は「デザイン費」ではなく、広告効率を買う投資として稟議に上げてください。
商品単価10,000円、広告のクリック単価100円、10クリックで1個売れる(CVR 10%)とすると、広告費1,000円で売上10,000円です。ここで画像を改善してCVRが2倍になれば、同じ広告費1,000円のまま売上は20,000円。広告アカウントを1円も触らずに広告効率が2倍になります。CVR改善は自然検索経由の顧客にも効くため、広告効率とオーガニック売上の両方が改善します。
ここから逆算すると、稟議の文面はこうなります。「月の広告費が◯万円。画像改善でCVRが1.5倍になれば、月◯万円分の広告費に相当する効果。制作費◯万円は◯ヶ月で回収できる」。デザイン費として説明するから通らないのであって、広告費の効率として説明すれば決裁の土俵に乗ります。
「見積もりが妥当か分からない」「内製と外注、どちらが安いか計算できない」段階でご相談ください。
LINK株式会社は、EC画像制作の意思決定を次の3点でご支援します。
- 現状のメイン画像・サブ画像を診断し、直す優先順位を提示
- モール別の作り分けを踏まえた制作手段と概算費用の提示
- 作った後のCTR・CVR計測と改善まで伴走
支援企業100社以上、売上平均上昇率420%以上、サービス満足度97%以上。パートナー・PM・実行担当の最低3名体制でお受けします。
EC画像制作の外注先の選び方|「きれいな画像」と「売れる画像」は違う
費用の次は発注先です。デザインの美しさと、売上への貢献は別の能力だと考えてください。
実際に誰が作るのかを聞く|営業担当と実務担当が別人なのは普通のこと
発注前に必ず、「実際に手を動かすのは誰で、どんな経歴の人か」を聞いてください。
営業担当には優秀な人材が配置されることが多く、その人に魅力を感じて発注したのに、いざ始まると経験の浅い担当者がつく、というのはよくあるパターンです。ここを質問して濁されたら要注意。発注者にとっての最大の損失はトラブルではなく、思ったように売上が上がらないまま3〜4ヶ月を無駄にすることです。
何名体制で、誰が品質を管理するのか
次に聞くのは体制です。デザイナー1名に丸投げか、ディレクションと品質管理が入るかで、仕上がりは変わります。
フリーランス1名に頼む場合、その人は複数社を掛け持ちしています。能力の高い人ほど案件を抱えており、対応は後ろ倒しになりがちです。私たちが理想と考えるのは①品質管理者 ②フロントに立つディレクター ③実務を担当するアシスタント、の3名体制。画像制作でも「規約に通るか」「訴求が刺さるか」「実物と合っているか」を見る人が、デザイナーとは別に必要です。体制が厚くなれば費用は上がるため、枚数と重要度で判断してください。
デザインがうまい会社と、売れる画像が作れる会社は違う|事業者の目線があるか
見極めの観点は、相手に「事業者としての目線」があるかどうかです。
売上だけでなく、PL上の利益がどれだけ残るか、セールでブランドを毀損しないか、在庫リスクをどう見るか。こうした論点を一緒に考えられる相手かで、出てくる画像は変わります。画像制作で確認すべきは2点です。①CTR・CVRの目標値を置いてくれるか。②納品後の効果測定まで話に入れてくれるか。「きれいにします」で終わる相手は、売れる画像かどうかを検証してくれません。なお、この基準は支援会社である私たちのポジショントークになりうる点は自覚しています。
※画像単体ではなく商品ページ全体の制作を外注したい方は商品ページ制作代行の費用相場と業者選び7原則もあわせてご覧ください。
発注前に渡す制作指示書の項目|これがないと必ず作り直しになる
作り直しの原因は、ほぼ指示書の不足です。最低限、次の項目を埋めてから発注してください。
- 対象モール名(1枚目は作り分けが必要なので、モール名のない指示書は成立しません)
- 枠ごとの名称・サイズ・枚数(Amazon=メイン画像+サブ画像◯枚、楽天=サムネイル+商品画像◯枚 …)
- 訴求の優先順位(1枚目に載せる要素は1つに絞る)
- モール規約上の禁止事項(白背景/テキスト20%/枠線 など、モールごとに明記)
- 使用素材と権利(撮影の要否、支給素材の利用許諾範囲)
- 実際の荷姿の写真(画像と実物を一致させるための必須資料)
- 修正回数と納品形式(psd・aiの元データを含めるか)
- 納期と二次利用の範囲(広告・SNSへの転用可否)
作った画像の効果をどう測るか|CTR・CVRの見る場所とA/Bテストの回し方
画像は作って終わりではありません。測らなければ、次にどこを直すか決まらないからです。ここは上位の解説記事がほとんど触れていない領域です。

この図の通り、変えた画像によって見る指標もツールも変わります。順に説明します。
メイン画像の判定はCTR|CTRは広告アカウントでしか取れない
1枚目を変えたら、見るのはクリック率(CTR)です。そしてCTRは広告アカウントでしか取得できません。
Amazonのビジネスレポートには「検索結果に何回表示されたか」の指標がなく、自然検索でのクリック率は分かりません。そこで私たちは、広告のクリックスルー率をA/Bテストの代理指標にします。広告が回っていない商品ではこの判定ができないため、1枚目の改善に取り組むなら、少額でも広告を回しておくこと自体が測定インフラになります。
サブ画像の判定はCVR|ビジネスレポートのユニットセッション率で見る
サブ画像・説明画像を変えたら、見るのは購入率(CVR)です。
Amazonならセラーセントラルのビジネスレポートで、セッション数とユニットセッション率(=CVR)の推移を追います。ここで思い出してほしいのが冒頭の原則です。サブ画像が効くのはCVRだけなので、サブ画像を直したのにセッション数(流入)が増えないと嘆く必要はありません。逆に1枚目を変えたときは、CTRとCVRの両方を見ます。1枚目は両方に効くからです。「何を変えたら、どの数字を見るか」を先に決めてから制作を発注してください。
メイン画像のA/Bテストは「2枚作って1週間」|ただし変更にはSEOが下がるリスクがある
1枚目のA/Bテストをするなら、できれば最初から2枚を制作してください。そしてメイン画像を変更するとSEO(検索順位)が下がることがある点に、必ず注意してください。
ここは混同されやすいので、リスクを2つに分けて説明します。
- 削除リスク:規約に触れる画像は、Amazonのシステム側のパトロールで削除されることがあります。削除されている間は、商品の販売が一時的に止まります。ただし規約に沿った画像に差し替えれば数分程度で復旧するため、致命傷にはなりません。
- 順位低下リスク:一方で、メイン画像の変更そのものによって検索順位が下がることがあります。こちらは元に戻すのに時間がかかるため、思いつきで何度も差し替えない。テストは設計してから回します。
私たちのテスト設計はシンプルです。①A案・B案の2枚を先に作り切る ②切り替えて1週間走らせる(判断には1週間あれば足ります) ③セール中やその前後といった変数は極力除く。プライムデーや大型セールの期間中に画像を切り替えると、画像の効果なのかセールの効果なのか、切り分けができません。平常時のフラットな1週間を確保してからテストしてください。なお1回のテストで変えるのは1箇所だけ。画像とタイトルと価格を同時に変えれば、数字が動いても何が効いたか分からず、次の打ち手も決まりません。日次データはノイズが大きいので、まとまったスパンで判断します。
画像は試してよいが、商品名は触ってはいけない
「試してよいもの」と「触ってはいけないもの」を、社内で線引きしておいてください。
Amazonで商品名(タイトル)を大きく変えると、検索順位は明確に落ちます。私たちの実感では、月商100万円程度の商品に大幅な変更を加えると、その後1ヶ月程度は月商70万〜80万円程度まで落ち込み、狙っていたビッグワードの順位も1位から2〜3位程度に下がって、そこから徐々に戻っていくイメージです。カテゴリー変更も同様に危険です。これらは基本的に「触らない」に分類してください。
画像はこの2つとは性質が違います。規約違反で削除されてもすぐ直せますし、A/Bテストで検証できる枠です。ただし前述のとおり、メイン画像の変更にも順位低下のリスクはあります。したがって「サブ画像は積極的に試す。メイン画像は設計してから、期間を決めて試す。商品名とカテゴリーは触らない」という3段階の線引きが実務的です。
EC画像制作でよくある7つの失敗と回避策
支援の現場で繰り返し見る失敗を、回避策とセットで並べます。発注前のチェックリストとして使ってください。
- メイン画像が規約違反で削除される/回避策:規約に違反しないことを大原則にする。アテンションシールも実際の荷姿と一致していることが前提。商品の横幅を超えるシールは削除されやすいので、設計段階ではみ出さない置き方にする。
- モール共通の1枚目を使い回して規約違反になる/回避策:Amazonの白背景と楽天の20%ルールは両立しない。1枚目はモールごとに作り分ける前提で見積もる。
- スマホで文字が読めない/色味が実物と違う/回避策:スマホ実機の縮尺で検品する。色味はクレームに最も直結するため盛らない。
- メーカー画像・他社画像を無断で使う/回避策:著作権侵害のリスクがあります。メーカー提供画像も「EC掲載のみ可・広告転用不可」など許諾範囲が限定されることがあるため、提供元に確認する。撮影を外注した場合の著作権・使用範囲は契約書に明示し、迷う場合は文化庁の情報を確認してください。
- 画像を直したのにCVRが上がらない/回避策:画像は要因の1つです。レビュー数とCVRの関係は直線ではなく階段状で、0個→1個、9個→10個で跳ねる感覚があります。まず「10個の壁」を越える。加えて価格・在庫・配送も確認します。
- 誇張しすぎて優良誤認になる/回避策:画像での過度な演出は景品表示法上の優良誤認にあたるリスクがあります。効果・効能をうたう表現(化粧品・健康食品など)は特に慎重に。迷う表現は消費者庁の情報を確認し、必要に応じて専門家に相談してください。
- 作りっぱなしで効果測定しない/回避策:CTRは広告アカウント、CVRはビジネスレポート。測らないと次に直す場所が決まりません。
EC画像制作にAIをどこまで使えるか|使ってよい工程・避けるべき工程
AIは「使うか・使わないか」ではなく、工程ごとに線を引くのが実務的です。
AIが向く工程と、使ってはいけない工程
商品そのものに手を加えない工程は、AIの得意領域です。
背景の切り抜き、白背景の生成、サイズ違いのバナー量産、構成案のラフ出し。ここは工数削減が素直に効きます。モール別に1枚目を作り分けるとサイズ・比率違いの書き出しが増えるため、この自動化は費用対効果が高いです。
一方、購入判断に関わる要素をAIで生成してはいけません。
商品の形状、色、パッケージ、容量表示。ここが実物とずれると、返品・クレーム・優良誤認に直結します。「画像は実際の荷姿と合っていることが大前提」という原則は、AI生成にもそのまま適用されます。AIで作ってよいのは商品以外の部分です。
商用利用と著作権の確認ポイント(4項目)
AI生成画像をECに載せる前に、次の4点を確認してください。いずれも断定できる領域ではないため、必ず一次情報にあたることをおすすめします。
- ツール規約の商用利用可否:無料版・体験版は営利利用が認められていないケースがあります。
- 透かしの除去:無料プランでは、書き出した画像にツール名やロゴの透かしが入ります。これを消す・切り取って隠す加工は、多くのツールで規約違反にあたります。
- AI生成物の著作権:人間の創作的寄与が認められない場合、著作権が発生しない可能性があります(文化庁の公表資料を確認してください)。
- モール側の規約:ツール規約とは別に、モールごとの画像ガイドラインが適用されます。
画像素材があるなら、AIで動画枠まで埋められる
最後に、画像制作の投資を1つ先まで伸ばす方法を。作ったサブ画像は、そのまま動画枠に転用できます。
既存のサブ画像をCanvaなどのAI機能に読み込ませれば、30秒〜1分程度のスライドショー動画に仕立てられます。制作時間はおおむね15〜20分程度。前述のとおり動画は最初から100点である必要はなく、画像を作った延長でサブ画像7枚目あたりの動画枠まで埋まります。EC画像制作への投資は、画像だけで終わりません。
EC画像制作に関するよくある質問
EC画像制作で悩んでいる方からよくある質問をまとめました。
- EC画像制作では何枚の画像を用意すればいいですか?
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最低ラインは「1枚目+サブ画像5枚」、余力があれば動画1本を加えた構成です。Amazonはメイン画像とサブ画像を合わせて登録できる枚数に上限があり、スマホでは後半のサブ画像が表示されないこともあります。枚数を増やすより、前半に効く情報を寄せるほうが効果的です。
サブ画像は、①サイズ感 ②使用シーン ③競合・従来品との比較 ④スペック・成分 ⑤安心材料 の5枚が基本形です。枚数の上限は各モールの公式ガイドラインで確認してください。
- Amazonと楽天で同じ商品画像を使い回せますか?
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1枚目は使い回せません。2枚目以降は流用しやすいです。Amazonのメイン画像は純白背景でテキスト・ロゴ不可、楽天のサムネイル(第1商品画像)はテキスト占有率20%以内までなら文字を載せられます。ルールが両立しないため、1枚目はモールごとに作り分けが必要です。
一方、サブ画像(楽天では2枚目以降の商品画像)はモール間で流用しやすい資産です。見積もりは「1枚目はモール数ぶん、2枚目以降は共通」という前提で枚数を数えてください。
- EC画像制作を外注するといくらかかりますか?
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サブ画像一式の外注は、実勢でおおむね1枚あたり10,000円前後です。クオリティが多少落ちるものであれば、1枚4,000〜5,000円程度のケースもあります。撮影から制作会社にフルで依頼する場合は、おおむね10万〜20万円程度が目安になります。
商品撮影だけの代行なら、おおむね1万〜2万円程度で100枚近くの素材が2週間程度で揃うケースもあります。会社ごとに幅が大きいため、「1枚あたりいくらか」「撮影は含むか」「モール別の1枚目の作り分けは含むか」を揃えて相見積もりを取ってください。
- 商品画像を差し替えると検索順位は落ちますか?
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メイン画像(1枚目)の変更は、検索順位が下がることがあるため注意が必要です。一方で、サブ画像の差し替えは比較的リスクが低く、積極的に検証してよい領域です。商品名(タイトル)やカテゴリーの変更は順位への影響が大きく、原則として触らないでください。
テストする場合はA案・B案の2枚を先に作り、切り替えて1週間ほど様子を見ます。セール期間中やその前後は数字が歪むため、平常時に実施してください。なお規約に触れて削除された場合、その間は販売が一時的に止まります。ただし規約に沿った画像に差し替えれば数分程度で復旧します。
- メーカーからもらった商品画像をそのまま使っていいですか?
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提供元が認めている利用範囲を必ず確認してください。提供を受けた画像でも、利用条件が「自社ECのみ可・モール掲載は不可」「広告への転用は不可」などと限定されている場合があります。無断で範囲外の利用をすると、著作権侵害にあたるリスクがあります。
可否が書面で確認できない場合は、提供元に文面で許諾範囲を確認してください。著作権の一般的な考え方は文化庁の公表情報を参照します。
- 自分で撮影した商品画像の著作権は誰のものですか?
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原則として、撮影した人(撮影者)に著作権が生じます。社内の従業員が職務として撮影した場合は法人に帰属するケースがありますが、外部のカメラマンやデザイナーに外注した場合、契約で定めなければ著作権は制作側に残ることがあります。
納品後に広告やSNSへ転用したい場合はトラブルになりやすいため、発注時の契約書で「著作権の譲渡または二次利用の範囲」を明示してください。個別の判断は文化庁の情報を確認し、必要に応じて専門家に相談してください。
- AIで生成した商品画像は商用利用できますか?
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ツールの利用規約とモールの画像ガイドラインの両方を確認する必要があります。無料版・体験版では営利利用が認められていないツールがあります。ツールが入れたロゴの透かしを消す加工も、規約違反にあたることが多いです。またAI生成物は、人間の創作的寄与が認められない場合に著作権が発生しない可能性があります。
実務上より重要なのは、商品の形状・色・パッケージ・容量表示をAIで生成しないことです。実物と異なる画像は返品・クレームにつながり、景品表示法上の優良誤認にあたるリスクがあります。AIは背景の切り抜きやバナー量産など、商品そのものを触らない工程に限定してください。
- 画像を変えたのにCVRが上がりません。なぜですか?
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画像はCVRを決める要因の1つでしかないためです。まずレビューを確認してください。レビュー数とCVRの関係は直線ではなく階段状で、0個→1個、9個→10個のタイミングで大きく跳ねる感覚があります。レビューが1桁のうちは、画像をどれだけ磨いても伸びしろが限られます。
次に価格、在庫(在庫切れはSEOにも致命的)、配送条件を確認します。なお、変えたのがサブ画像ならCVRだけを、1枚目ならCTRとCVRの両方を見てください。
まとめ|EC画像制作は「きれいに作る」より「どこから作るか」で決まる
EC画像制作は、デザインの巧拙より投資順序の設計で結果が変わります。最後に要点を整理します。
- 着手順は1枚目から。1枚目(Amazonのメイン画像/楽天のサムネイル)はCTRとCVRの両方に効き、サブ画像はCVRにしか効きません。
- 設置場所も名称もルールもモールで違う。Amazonの白背景と楽天の20%ルールは両立しないため、1枚目はモールの数だけ作ります。2枚目以降は流用できます。
- 規約違反をしないことが大原則。アテンションシールを含め、画像は実際の荷姿と一致していることが前提です。
- 費用はサブ画像一式で1枚10,000円前後が実勢。内製も時給換算すれば安くありません。素材写真への投資が、後工程すべての上限を決めます。
- 作ったら測る。CTRは広告アカウント、CVRはビジネスレポート。メイン画像のテストは2枚を作り、1週間、セール期を外して回します。
EC画像制作を「作って終わり」にせず、売上に変えたい方へ。
LINK株式会社は、Amazon・楽天・Yahoo!・自社ECを横断して、モール別の画像要件の整理、制作手段と費用の設計、制作後のCTR・CVR計測と改善までを一貫してご支援します。元Amazon Japan出身の代表と、Amazon公認パートナー(Adsパートナー認定)としての知見をもとに、パートナー・PM・実行担当の最低3名体制で伴走します。プライム上場企業から中小企業まで支援企業100社以上、売上平均上昇率420%以上、1年以上の継続率90%以上。
- 参照した一次情報・公式情報
- Amazonセラーセントラル ヘルプ「商品画像の要件(メイン画像の白背景・商品占有率・推奨サイズ)」
- 楽天市場 RMS「商品画像登録ガイドライン」(第1商品画像のテキスト要素20%以内・枠線・背景の基準、テキスト要素カウントツール/商品画像判定ツール)
- Yahoo!ショッピング ストア構築ガイド(商品画像のガイドラインと違反時の対処)
- Shopifyヘルプセンター「商品メディアの種類」(推奨画像サイズ・解像度・ファイル形式)
- 文化庁「著作権制度に関する情報」(著作物の利用・AI生成物の考え方)
- 消費者庁「景品表示法」(表示による優良誤認)
- 記事監修
- 公開日:2026年7月14日 / 最終更新日:2026年7月30日
- 監修:南雲 宏樹(LINK株式会社 代表取締役 / 元Amazon Japan)
- リクルート、Amazon Japan(ECコンサルタント)を経てLINK株式会社を創業。Amazon公認パートナー(Adsパートナー認定)。
- 本記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピング・Shopifyの公式ガイドライン(2026年7月14日確認)、およびLINK株式会社の支援実績(100社以上)を基に作成しました。
- 本文中の費用相場・改善幅・順位変動の数値は、LINK株式会社の支援実績と監修者の解説動画に基づく実勢値です。商材・カテゴリー・時期によって変動します。
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