Amazon A10はAmazonの公式名称ではない。公式に記述がある6項目と無い5項目を元Amazon出身者が解説。
「A10対策と書かれた記事を5本読んだが、挙げている評価要素がどれも違う……」
「代理店から『A10に最適化します』と提案されたが、根拠をどう確かめればいいのか分からない……」
元Amazon JapanでEC支援に携わってきた私、南雲が、Amazon A10と呼ばれる検索アルゴリズムの正体を解説します。A10対策をうたう記事は数多くありますが、挙げている評価要素は記事ごとに違い、どれを信じるべきか判断できません。実のところ、A10という名前はAmazonが発表したものではありません。本記事では公式の記述と通称を切り分け、公式に裏が取れる範囲から着手の順番を決める考え方まで整理しました。読み終えるころには、受け取った提案のどこが事実でどこが推測なのか、ご自身で判断できるはずです。
この記事のまとめ
- Amazon A10はAmazonが発表した名称ではなく、順位の決まり方を指す業界の通称です。
- A9はAmazonの子会社名が由来です。A10はその続きとして呼ばれ始めました。
- 公式ガイドの「7つのステップ」のうち、商品ページで設定するのは6箇所です。商品名・商品画像・箇条書き・商品説明・価格と、購入者に表示されない検索キーワード欄です。
- よく語られる販売実績・在庫・外部流入は、この公式ガイドには出てきません。
- 名称が通称でも、Amazonの検索の仕組みそのものは動いています。
- 着手は「拾われる語」「クリックされる状態」「買われる状態」の順に見ます。
ここからは、公式に確認できることを一つずつ突き合わせていきます。
あわせて、Amazon SEOについて話した解説動画も公開しています。
Amazon A10とは?Amazonが発表した名称ではなく、検索順位の決まり方を指す通称
Amazon A10とは、Amazon内の検索順位の決まり方を指して業界で使われている通称です。Amazonが正式に発表したアルゴリズムの名前ではありません。

Amazonが公表したことと、出品者側の呼び方を分けて並べたのが上の図です。この一点を押さえておくかどうかで、提案書の読み方が変わります。まずは名前の出どころから確認していきます。
A10という名称は、Amazonの公式ガイドに出てこない
Amazonは出品者向けにSEOの公式ガイドを一般公開していますが、そこにA9・A10という名称は一度も登場しません。
該当するのは「Amazon SEOとは?検索順位を上げるための商品ページ作成ガイド」というページです。ログインなしで誰でも読めます。全文を確認しましたが、アルゴリズムに名前を与えている記述はありませんでした。出典はAmazon出品サービス公式「Amazon SEOとは?」で、確認日は2026年9月4日です。
つまり「A10」は、Amazonが名前を付けて発表した改定ではありません。出品者や支援会社が観測した変化の総称として広まった言い方です。名称そのものを追いかけても、公式の裏付けにはたどり着けません。
A9はAmazonの子会社名が由来。A10はその続きとして呼ばれ始めた
「A9」だけは実在の由来があります。Amazonの子会社の社名です。
Amazonの公式プレスリリースに、A9.com はAmazonの子会社であると書かれています。2003年10月にカリフォルニア州パロアルトへ拠点を開設し、検索技術を研究・開発する会社として紹介されています。出典は2004年9月15日のAmazon公式プレスリリースです。
この社名が検索の仕組みの呼び名として使われるようになり、その後の変化を指して「A10」と呼ぶ言い方が生まれました。A9には社名という裏付けがあり、A10にはそれがないという非対称がここにあります。
名称が通称でも、Amazonの検索の仕組みは実際に動いている
ただし「A10は非公式だから検索は何も変わっていない」というのは行き過ぎです。
Amazonは研究成果を公開する自社サイトで、COSMOという仕組みの論文を出しています。COSMOとは、購入者の膨大な行動から商品の使われ方に関する知識を取り出す仕組みです。「この商品はどんな目的で使われるか」を大規模に集め、検索に活かします。論文には、Amazonの検索機能に導入したと書かれています。出典はAmazon Scienceが2024年に公開したものです。
読者にとっての意味は一つです。語句が一致しているかだけでなく、購入者の目的と結びついているかが評価される方向に動いているということ。ただしこの論文は検索の仕様書ではありません。順位の決まり方を逆算できるものでもない点は押さえておきましょう。
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A10の評価要素とされる11項目を、Amazon公式の記述と突き合わせる
A10の評価要素として挙げられる項目は、公式ガイドに記述があるものと、記述がないものに分かれます。前者は6項目、後者は5項目です。
この切り分けが、提案の検証にそのまま使えます。順に見ていきましょう。
公式ガイドが「7つのステップ」に挙げている6箇所
Amazonが一般公開しているSEOガイドは、対策を「7つのステップ」として並べています。最初のキーワード調査は調査の工程なので、商品ページ上で設定する箇所は6つです。
| 商品ページの箇所 | Amazon公式ガイドの記述 |
|---|---|
| 商品名(商品のタイトル) | Amazon内、外部検索エンジンにおいて最も重要な項目 |
| 商品画像 | メインの商品画像は検索結果一覧に並ぶ小さい画像としても使われる |
| 箇条書き(商品仕様) | 箇条書きは3行以上入力を推奨 |
| 商品説明 | 文章だけでなく、画像や文章を組み合わせた説明を表示し、商品の訴求力を高める商品紹介コンテンツの利用が効果的 |
| 検索キーワード | 購入者様には表示されませんが、商品に関連する言葉を登録しておくこと |
| 商品価格 | 多くの購入者様は、最も安い価格の商品を選びます |
公式ガイドは、商品ページを構成する要素をほかにも挙げています。商品のバリエーションと、ショッピングカートボックス獲得商品です。色や香り、サイズの違いを登録すると、購入者が求める商品に届きやすくなるという説明です。カート獲得が商品ページの要素として公式に並んでいる点は、A10の解説であまり触れられません。
検索キーワードには仕様も明記されています。各単語を半角スペースで区切り、登録する情報は500バイト未満という決まりです。服&ファッション小物、ジュエリー、時計などのカテゴリーは250バイト未満です。商品名や商品説明にすでに登録済みの語は、ここに重複して入れません。
公式ガイドに記述が見つからない5項目
一方で、A10の解説でよく最重要とされる項目が、この公式ガイドには出てきません。
| Amazon A10の評価要素として語られる項目 | よく語られている内容 | 公式ガイドの記述 |
|---|---|---|
| 販売実績・販売速度 | 直近の販売個数が最も強く効く | 記述なし |
| 在庫切れ・在庫保持率 | 在庫を切らすと順位が落ちる | 記述なし |
| 外部流入(SNSやブログ) | Amazon外からの流入が優遇される | 記述なし |
| クリック率 | 検索結果でのクリック率が評価される | 記述なし |
| FBA(フルフィルメント by Amazon) | FBA利用そのものが順位に効く | サービスの説明はあるが、検索順位と結びつけた記述はない |
中間にあたる項目もあります。コンバージョン率は語の定義だけが載っており、順位との関係は書かれていません。レビューとアカウント健全性は、Amazon売上ランキングの説明のなかに出てきます。「アカウントの健全性、レビュー、商品価格、その他の要素を含む販売事業者のパフォーマンス測定」という記述です。検索順位への影響として書かれているわけではない点が重要です。
「A9からA10で変わった」と語られる内容の出どころ
A9からA10への変化としてよく挙げられるのは、外部流入とセラーの総合評価の比重が上がったという内容です。
ただし前の表のとおり、外部流入は公式ガイドに記述がありません。Amazonが「変えた」と発表した記録も見つかりません。語られている内容の出どころは、出品者側が現場で観測した動きです。
観測に基づく話が誤りだという意味ではありません。ただ、公式が明記した仕様と、現場の観測は、確からしさの階層が違います。この2つを同じ表に並べて「評価要素15個」と提示されると、読者は区別できなくなります。
裏が取れない項目を、やらない理由にはしない
「公式ガイドに記述がない」は「効かない」ではありません。確認できたのは、Amazonが一般公開している範囲に出てこないという事実だけです。
私たちが支援に入るとき、最も強く効いていると感じるのは直近の販売個数です。これは公開されているロジックではありませんが、支援現場では一貫して観測できます。
販売個数は親ASIN単位で積み上がります。親ASINとは、色やサイズのバリエーションをまとめる親側の商品コードです。ここが積み上がっている期間は、狙った語の順位が安定します。
ですから扱い方を分けます。公式に記述がある6項目は、やって当然の前提条件として先に潰します。記述がない項目は、支援現場での実感として位置づけ、順位が動かないときの追加の仮説に回します。この順番なら、根拠の弱い施策に最初の工数を使わずに済みます。
※公式に記述がある項目を実際にどう設定するかはAmazon SEO対策とは?検索順位を上げる仕組みと商品名75文字への対応【2026年最新版・元Amazon出身者監修】もどうぞ。
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公式に記述がある6項目から、Amazon SEOの着手順を決める

着手順は「拾われる語を確保する」「クリックされる状態にする」「買われる状態にする」の3段で考えます。公式の6項目はこの3段に振り分けられます。
第1段:商品名と検索キーワードで、拾われる語を確保する
最初に手を付けるのは商品名です。公式ガイドが「最も重要な項目」と書いているのはここだけです。
入れる語の優先順位は、検索頻度で決めます。私たちが使っている目安は、Amazonのブランド分析で見られる検索頻度ランクです。3桁台なら超ビッグワード、4桁台でビッグワード、5桁台でミドルワードと見ています。5桁台までは、商品名に入れたい語として扱っています。
商品名に収まらなかった語は、検索キーワード欄へ回します。ここは購入者に表示されない入力欄です。商品名に入れた語を重複して登録しても意味がありませんので、あくまで商品名から漏れた語の受け皿として使いましょう。
※商品名の文字数と商品のハイライトへの移行はAmazonの商品のハイライトとは?75文字制限で商品名から何を移すか【2026年最新版・元Amazon出身者監修】もどうぞ。
第2段:メイン画像で、検索結果からクリックされる状態にする
語が拾われるようになったら、次はメイン画像です。
公式ガイドも「メインの商品画像は検索結果一覧に並ぶ小さい画像としても使われる」と書いています。検索結果に並んだ状態で最初に見られるのがここです。
私たちが最も注力するのもメイン画像です。メイン画像はクリック率と購入率の両方に効きます。一方でサブ画像が効くのは購入率だけで、クリック率には効きません。クリック率に課題があるのにサブ画像を作り込んでも動かないのは、この違いが理由です。まずどちらに課題があるかを切り分けてから手を付けましょう。
第3段:サブ画像の動画と箇条書きで、買われる状態にする
買われる状態を作るうえで、費用対効果が最も大きいのはサブ画像枠への動画設定です。
私たちがコンサルティングに入るとき、最初に必ず確認するのがサブ画像枠に商品動画が入っているかどうかです。運用をお預かりしていた商品では、月商60〜70万円程度で止まっていました。動画を実装したあとは、100万円程度で安定するようになりました。狙っていた語の順位も、20〜25位あたりから10位前半まで上がっています。
動画は購入率のための施策として知られています。ただ実際には、順位の動きもはっきり出ます。商品ページの情報が充実しているほど順位が上がりやすいという傾向があります。Amazonが公開しているロジックではありませんが、支援現場では一貫して観測できます。
作り方は難しく考えなくて構いません。最初から100点の動画は不要です。すでにあるサブ画像を並べたスライドショー程度でも設定できます。
尺は30〜44秒程度を目安にしましょう。45秒以下なら、そのまま動画広告にも転用できます。設定できる箇所はサブ画像・動画広告・ブランドストア・プレミアムA+(商品紹介コンテンツの上位版)の4つです。
箇条書きと商品説明も、この段で埋めます。公式ガイドは箇条書きを3行以上と書いていますが、3行で止める理由はありません。購入判断に必要な情報が揃うところまで入れましょう。
商品説明については、公式ガイドが自社のデータも載せています。商品紹介コンテンツを追加した商品は、売上が平均5.6%増加したという記載です。出典はAmazon出品サービス公式で、2020年のAmazon内部データとされています。
価格は「安くする」ではなく「検索の条件として見る」
公式ガイドは価格にも触れており、「多くの購入者様は、最も安い価格の商品を選びます」と書いています。
ただしこれを値下げの指示として読むと、利益が残らなくなります。実務で見るのは絶対額ではなく、同じ検索結果に並ぶ商品との相対的な位置です。検索結果には価格での絞り込みもあるため、価格帯そのものが露出の条件になります。
自社の価格が並びのなかでどこにあるかを確認し、離れているなら、価格を動かすのか訴求を変えるのかを決めましょう。順位対策としての値下げは、最後の手段として置いておくほうが安全です。
改善を当てるタイミングは、主力キーワードが伸びる直前
同じ改善でも、当てる時期で売上インパクトが変わります。
季節性のある商材では、主力キーワードの検索ボリュームが立ち上がる直前に、商品名と箇条書きの改善を完成させておきます。目安はピークのおおむね1週間前です。順位の改善とボリュームの増加が重なり、売上への効き方が大きくなります。
変更から順位に反映されるまでは、1週間程度のラグを見込んでおきましょう。確証のある数字ではないため参考レベルですが、安全を見て1週間前には変更を終えたいところです。順位の上昇を確認してから、広告の入札を後追いで強化します。
6項目のうち、自社はどこまで埋まっているか把握できていますか。
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順位を下げる3つの操作と、下がったときの戻り方
順位は上げる施策よりも、下げる操作のほうが速く効きます。戻り方は操作の種類で変わります。

上の図のとおり、下がり方より戻り方に差が出ます。順に見ていきましょう。
商品名の大幅な変更は、1ヶ月かけて戻る
商品名を大きく変えると、狙っている語の順位が一時的に落ちます。ただし、これは時間をかければ戻ります。
支援現場での実感として、月商100万円程度の商品で大幅な変更を加えると、直後の1ヶ月は70〜80万円程度まで落ちます。狙っている大きな語では2〜3位程度まで下がり、1ヶ月ほどかけて徐々に元へ戻っていきます。
変更の程度によっても差が出ます。商品名の末尾に季節の語を足す程度なら、悪影響はほとんど出ません。逆に、ブランド名より後ろを全面的に入れ替えると影響が大きくなります。1日に3回も4回も変更すると、検索対象から外れてしまった事例もありました。
判断の目安はこうです。月商が小さい商品なら、一時的な落ち込みを受け入れて変更したほうが中長期では有利になります。売上規模が大きい商品では、落ち込みを許容できるかを先に決めてから動かしましょう。
カテゴリー登録の変更は、戻らないことがある
カテゴリー登録の変更は、商品名の変更よりリスクが大きい操作です。
過去にご支援した会社では、カテゴリー登録を変更した結果、そのカテゴリー名にあたる語だけが検索対象外になりました。他の語は問題なく表示されるのに、その1語だけが出てきません。テクニカルサポートに問い合わせても、検索から外れたままでした。
カテゴリー名にあたる語は、検索ボリュームが大きく、本来最も取りたい語です。失うと痛みが大きく、しかも自力で戻せません。カテゴリーは最初の商品登録で正しく設定し、以後は動かさないのが原則です。
在庫切れは、起こさない設計で防ぐ
在庫切れは、一度起こすと順位を元に戻すのが最も難しい操作です。
購入しようとした人が買えない状態は、購入体験を大きく損ないます。加えて、その期間の販売個数が積み上がりません。レビューが溜まっていない初期であれば、商品ページを作り直すほうが早い場合もあるほどです。
戻す手立てが乏しいので、起こさない側に工数を寄せます。同じ商品にFBA用と自社出荷用の2つのSKUを登録し、在庫切れの判定を避ける運用もあります。SKUとは在庫管理の単位で、この方法は難易度が高めです。
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すでに順位が落ちていて、何から戻すか決まっていませんか。
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「A10アルゴリズム対策」を掲げる提案の読み方
提案書に「A10に最適化します」と書かれていたら、契約前に3つ確認しましょう。
- その主張の根拠が、Amazonのどの公開情報に書かれているかを聞く。示せない項目があるのは当然なので、示せない場合にどう説明するかを見ます。
- 公式に記述がない項目を挙げているとき、それが自社の支援経験なのか一般法則なのかを分けて話せるか。混ぜて話す相手は、根拠の階層を意識していません。
- 「アルゴリズムを操作できる」という言い方をしていないか。操作を前提にした施策は、規約違反に踏み込む余地が生まれます。
3つとも契約前に質問で確かめられます。公式の記述と現場の観測を分けて話せる相手なら、後から前提が崩れにくいと考えてよいでしょう。
受けている提案の根拠を、社内で説明できる状態になっていますか。
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Amazon A10のよくある質問
- Amazon A10とA9の違いは何ですか?
A9はAmazonの子会社名が由来ですが、A10はAmazonが発表した名称ではありません。A9.com はAmazonの子会社として2003年に検索技術の研究開発を始めた会社です。
一方のA10は、その後に出品者側が観測した順位の動きをまとめて指す通称です。両者を「旧バージョンと新バージョン」のように対比する説明は広く流通しています。ただし、Amazonがそう発表した記録は見つかりません。違いを追うより、公式ガイドに記述がある6項目を埋めるほうが確実です。
- A10の次に「A12」があると聞きましたが、本当ですか?
A12もAmazonが発表した名称ではありません。A10と同じく、観測された変化に付けられた呼び名です。
ただし、検索の仕組みが更新され続けているのは事実です。Amazonは研究成果を公開する自社サイトで、COSMOという仕組みの論文を出しています。購入者の行動から商品の使われ方に関する知識を取り出し、検索に活かす仕組みで、検索機能に導入したと書かれています。名称の世代を追いかけるのではなく、購入者の目的と商品ページが結びついているかを見るほうが実務的です。
- Amazonが公式に触れていない項目は、無視してよいのですか?
無視はしません。優先順位を下げるだけです。公式ガイドに記述がないことは、効かないことの証明ではありません。
確認できたのは、Amazonが一般公開している範囲に出てこないという事実だけです。支援現場では、直近の販売個数が最も強く効いていると感じます。ただし公開されたロジックではないため、断定はできません。公式に記述がある6項目を先に埋め、それでも順位が動かないときの追加の仮説として扱うのが安全です。
- 検索キーワード欄には何を入れればよいですか?
商品名に入れられなかった語を入れます。商品名や商品説明に登録済みの語を重複して入れる必要はありません。
公式ガイドには、各単語を半角スペースで区切ることが明記されています。登録する情報は500バイト未満です。服&ファッション小物、ジュエリー、時計などのカテゴリーは250バイト未満と決まっています。表記のゆれ、別の呼び方、用途を表す語などが受け皿として向いています。上限が決まっているため、優先度の低い語で埋めないよう注意しましょう。
- 「A10アルゴリズム対策」をうたうツールは使うべきですか?
ツールの機能で判断してください。名称は判断材料になりません。A10という名前はAmazonが発表したものではないため、それに最適化されているという主張自体を検証できません。
実務で役に立つのは、検索頻度の高い語を洗い出す、競合の価格推移を追う、順位の変化を記録するといった機能です。これらは公式ガイドに記述がある6項目の作業を助けます。逆に「アルゴリズムを操作する」方向をうたうものは避けましょう。
- FBAを使うとAmazonの検索順位は上がりますか?
公式のSEOガイドには、FBAと検索順位を結びつけた記述はありません。FBAはサービスとして説明されているだけです。
ただし、FBAを使うと配送の速さや在庫の管理方法が変わります。その結果として購入率や在庫の安定性に影響が出るため、間接的に効くと考えている出品者は多くいます。順位対策としてではなく、購入体験と在庫運用の手段として検討するのが実態に合っています。
- Amazon SEOについて、Amazonの公式情報はどこで読めますか?
Amazon出品サービスのサイトに「Amazon SEOとは?」という公式ガイドがあり、ログインなしで読めます。本記事で引用した6項目と7つのステップは、このページの記述です。
セラーセントラルのヘルプにも関連情報はありますが、こちらはログインが必要です。あわせて、Amazonの研究成果を公開するAmazon Scienceでは、検索に関する論文も読めます。記事や提案の内容を確かめたいときは、まずこの公式ガイドと突き合わせるのが早い方法です。
まとめ:A10という言葉に振り回されないために
A10はAmazonが発表した名称ではなく、順位の決まり方を指す通称です。名称を追いかけても公式の裏付けにはたどり着きません。
やることは変わりません。公式ガイドに記述がある6項目を先に埋め、記述がない項目は支援現場の実感として順位を下げて扱います。この切り分けができていれば、受け取った提案のどこを確かめるべきかも自分で判断できます。
公式の記述と現場の観測を分けたうえで、自社の打ち手を決めたい方へ
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- 参照した一次情報・公式情報
- 記事監修
- 公開日:2026年8月3日 / 最終更新日:2026年9月4日
- 監修:南雲 宏樹(LINK株式会社 代表取締役 / 元Amazon Japan)
- 本記事はAmazon公式の出品サービスサイトおよびAmazon Scienceの公開情報、ならびにLINK株式会社の支援実績データを基に作成しました。
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