
Amazon出品代行の費用を、料金を公表する13社の実額で比較。3類型の相場と選び方7軸を元Amazon出身者が解説。
「相場を調べたら『1点80円〜』と『月10万円から』が並んでいた。どっちなのか……」
「『1商品100円から』のつもりで50点頼んだら、見積もりは1点1,250円だった……」
元Amazon JapanでEC支援に携わってきた私、南雲が、Amazon出品代行の費用を解説します。調べても金額が定まらないのは、「出品代行」の一語が、料金の出し方のまったく違う3種類のサービスを指しているためです。本記事は、出品代行を提供する17社の料金を、各社の公式サイトで一つずつ実際に確認して整理したものです。3類型それぞれの公表下限に加えて、点数を掛けた総額の出し方と、契約前に確かめられる選び方まで扱います。読み終えるころには、自社が頼むべきものがどれで、総額でいくらかかるかを判断できるはずです。
この記事のまとめ
- 「出品代行」は料金の出し方が違う3種類を指しています。下限は1点80円・月2万7,500円・月7万8,000円です。
- 「月額5,000〜10,000円が相場」は基本料だけの数字で、総額ではありません。
- 総額は月額基本料+単価×点数+配送料で決まります。
- 点数課金の単価表はプランと点数の2軸。最安値と最高値で25倍開きます。
- 選ぶときは、契約前に確かめられる条件だけを軸にしましょう。
代行会社の見極め方は、解説動画でもお伝えしています。
Amazon出品代行の費用は「どれを頼むか」で3通りに分かれる【料金早見表】
Amazon出品代行の費用は、頼む内容によって1点80円から月50万円まで開きます。同じ言葉で呼ばれるサービスが3種類あり、料金の出し方がそれぞれ違うためです。

まず、自社が頼みたいのがどれに当たるかを確認してください。
| Amazon出品代行の3類型 | 料金の出し方 | 公表されている下限 | 自社の商品点数と目的 |
|---|---|---|---|
| 作業単価型 (商品登録・検品・FBA納品) | 1点あたりの単価 × 点数 +月額基本料+配送料 | 1点80円から | 登録する商品点数が決まっている |
| 時間契約型 (オンラインアシスタント) | 月あたりの契約時間 | 月2万7,500円から | 点数が読めず、細かい作業が続く |
| 運用込み型 (出品後の販売まで) | 月額固定 +成果報酬+広告実費 | 月7万8,000円から | 登録だけでなく売上を伸ばしたい |
3類型は、支払う相手も買っているものも違います。作業単価型は「作業の量」を買い、時間契約型は「人の時間」を買い、運用込み型は「販売の結果に向けた運用」を買う形です。
調べていると「Amazon出品代行の相場は月額5,000〜10,000円」という説明をよく見かけます。しかしこの数字は、作業単価型の月額基本料だけを指しています。実際にはここに1点あたりの単価と配送料が積み上がるため、支払う総額とは別物です。
どの類型を選ぶかは、支援の範囲を売上規模で決めるのが基本です。規模が小さいうちは必要な作業だけを切り出し、事業が大きくなるにつれて範囲を広げていく順序になります。最初から全部を任せる必要はありません。
作業だけを外に出すのか、販売まで任せるのか。ここで迷っていませんか。
頼む範囲が決まらないまま見積もりを取ると、金額の違いが何に由来するのか判断できません。無料相談では、商品点数と社内の体制から、どの類型が合うかの考え方を一緒に整理します。
LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームとして、100社以上の運用改善に伴走してきました。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。
商品500点を登録してFBAに納品すると、実際の総額はいくらか
作業単価型の総額は、月額基本料 + 1点あたりの単価 × 点数 + 配送料で決まります。点数が増えるほど、月額基本料の比重は小さくなります。

公表されている料金だけで、実際に積んでみます。前提は、通常サイズの新品を500点、FBA代行センターのプレミアム会員プラン(月額4,900円)で納品するケースです。20箱にまとめ、関東のフルフィルメントセンターへ100サイズで送るものとします。
- 月額基本料:4,900円
- 検品・ラベル貼付・納品作業:80円 × 500点 = 40,000円
- 荷受手数料:50円 × 20箱 = 1,000円
- FBAまでの配送料:620円 × 20箱 = 12,400円
合計はおよそ58,300円です。「相場は月額5,000〜10,000円」という説明から想像する額の、6倍前後になります。差の正体は、月額基本料に含まれない点数課金と配送料です。
ここには商品登録そのもの(カタログの作成)が入っていません。登録も外に出す場合は、別の会社に頼むことになります。リクサポート株式会社のデータ入力プランでAmazonに501〜1,000点を登録すると、1点400円です。500点なら200,000円になります。
つまり「500点を登録してFBAに納品する」だけで、合計はおよそ25万円になります。ただしこれは一度きりの支払いで、翌月に新しい商品を追加しなければ費用も発生しません。
一方、運用込み型は毎月かかります。同じ月に払う額を並べてみます。登録400円・納品80円・配送25円で、1点あたり505円として計算します。
月におよそ150点を超えて登録し続けると、作業単価型の支払いは運用込み型の下限(月78,000円)を上回ります。
ただし両者は買っているものが違うため、金額だけで決められません。作業単価型に頼んでも、商品ページの改善や広告は含まれないためです。この違いは後の章で詳しく扱います。
なお、FBAへの納品には、事前に決めておくべき手順とタイミングがあります。※Amazon FBA納品の手順7ステップと、在庫を切らさない納品タイミングの決め方もあわせてご覧ください。
【1点80円から】作業を点数で頼む3社の料金
作業単価型は、商品登録・検品・ラベル貼付・FBA納品といった手を動かす工程を点数で請け負う形です。料金を公表している3社を、下限の安い順に並べます。金額順であり、順位付けではありません。
| 会社・サービス | 公表されている料金 | 最低利用条件 |
|---|---|---|
| FBA代行センター 検品・ラベル貼付・FBA納品 | 月額 無料(一般会員)/4,900円(プレミアム会員)。通常商品1点80円(プレミアム)・100円(一般)、大型商品180円・200円。荷受手数料50円/箱、FBAまでの配送料は関東620円〜。写真撮影3枚300円などのオプションあり | 記載なし(初期費用も記載なし) |
| 商品登録センター 商品登録・画像加工 | デジタルデータからの登録 1アイテム(5SKUまで)190円〜、アナログデータ240円〜、3か月以上の定期登録170円〜。丸投げコース1商品300円〜。画像1枚10円〜 | 300アイテム以下は事務手数料30,000円〜+通常単価の30%アップ |
| リクサポート株式会社(商品登録ドットコム) Amazon・楽天・Yahoo!・自社サイトの商品登録 | Amazonの商品登録は、複雑な変換・加工を伴うプランで40〜100点1,250円/101〜500点1,150円/501〜1,000点900円。データ入力プランは500円/450円/400円、1,000点以上は100円〜 | 最低発注40点。初期費用は記載なし |
ここで、比較記事でよく見る「Amazonの商品登録代行は1商品100円から」という記述に触れておきます。この100円は、リクサポート株式会社の単価表の中で最も安いセルです。
同社の単価表はプランと点数レンジの2軸でできています。100円は、データ入力プランで1,000点以上をまとめた場合の単価です。
同じ会社でも、商品名や画像の加工を伴うプランで40〜100点を頼めば1点1,250円です。データ入力プランでも、40〜100点なら500円になります。表の最安値と最高値では25倍の開きがあります。
単価表の最も安いセルだけを見て予算を組むと、見積もりは想定を超えます。見積もりを取るときは、自社が実際に出す点数と、加工がどこまで必要かを先に伝えてください。この2つが決まれば単価が確定し、総額を計算できます。
【月2万7,500円から】時間で頼むオンラインアシスタント4社の料金
時間契約型は、点数ではなく月あたりの作業時間を買う形です。4社とも依頼できるのは事務全般で、商品登録や検品も含まれます。登録点数が読めない場合や、登録以外の細かい事務が続く場合に向きます。こちらも金額順で、順位付けではありません。
| 会社・サービス | 公表されている料金 | 最低利用条件 |
|---|---|---|
| タスカル | 年間プラン27,500円/10時間、6か月プラン33,000円/10時間、3か月プラン44,000円/10時間 | 月10時間から、10時間単位。初期費用は記載なし |
| フジ子さん | PLAN20 59,600円(税込65,560円)/20時間、PLAN30 88,500円/30時間、PLAN50 130,000円/50時間。無料トライアル2時間あり | 1か月ごとの自動更新。解約には1か月前の連絡が必要 |
| i-STAFF | プレミアムプラン81,000円(税別・12か月契約)、ベーシック93,000円(6か月)、ライト114,000円(3か月) | 実働は月30時間以上。対応は平日9〜18時 |
| HELP YOU(株式会社ニット) | チームプラン10万円/30時間・15万円/45時間、1名専属プラン10万円/30時間・20万円/60時間、スポットプラン30万円〜 | 最低6か月(スポットは1か月から)。超過は1時間4,000円(税抜) |
この4社を見ると、最も安いタスカルの年間プランでも月27,500円です。「相場は月額5,000〜10,000円」という説明は、この類型のどの会社にも当てはまりません。
注意したいのは、契約期間が長いプランほど時間あたりの単価が下がる設計になっている点です。タスカルは年間プランで1時間2,750円、3か月プランでは4,400円と、1.6倍の差があります。短く試すほど割高になります。
最低利用条件も社ごとに違います。月10時間から始められる会社もあれば、実働30時間以上や最低6か月を条件にする会社もあります。時間契約型を検討するなら、この条件を先に確認しましょう。総額を決めるのは単価ではなく、最低条件のほうだからです。
【月7万8,000円から】出品後の販売まで頼む10社の料金
運用込み型は、登録や納品だけでなく商品ページの改善・広告運用・分析までを月額で請け負う形です。まず料金を公表している6社を、下限の安い順に並べます。金額順であり、順位付けではありません。
| 会社 | 公表されている料金 | 最低利用条件 |
|---|---|---|
| 株式会社ウェルボン(Sales Doctor) Amazon | スポット 月30,000円(初期0円)/成果報酬型 月100,000円〜(初期100,000円〜)/月額固定 月150,000円〜(初期100,000円〜) | プランにより1か月〜6か月 |
| アグザルファ株式会社 Amazon専門 | セラー向け運用代行 月78,000円〜、コンサルティング98,000円〜、ベンダー向け128,000円〜。月額とは別に広告実費が必要 | 基本的に12か月契約。初期費用は記載なし |
| 株式会社そばに Amazon中心 | コンサルティング 月10万円(税別)〜/運用代行は最低月10万円、またはFBA利用時は売上の1〜6%。初期費用0円 | 最低12か月を推奨と記載 |
| 株式会社Wacworks(助太刀EC) 複数モール | 月額10万円〜。固定プランと、一部固定+成果報酬のプランがある | 3か月 |
| ZonExpert株式会社(アマブースト) Amazon | 月165,000円(税込)+売上5%の成果報酬。初期費用50,000円 | 記載なし |
| ジャグー株式会社 複数モール | 新規出店サポート10万円〜(単発)、ページ制作1ページ10万円〜、コンサルティング月30万円〜、店舗運営代行月50万円〜 | 記載なし |
次に、公式サイトに料金を掲載していない4社です。「記載なし」は「対応していない」という意味ではありません。公式サイトに書かれていないという事実だけを示しています。
| 会社 | 公表されている料金 | 依頼できる範囲 |
|---|---|---|
| しるし株式会社 | 記載なし(月額無料の完全成果報酬でも運用可能と記載。金額は個別見積)。契約は基本的に1年 | 実務代行まで(複数モール) |
| 株式会社ピュアフラット | 記載なし(完全成果報酬プランありと記載) | 実務代行まで(Amazon・楽天・Yahoo!・Qoo10) |
| 株式会社いつも | 記載なし(初回契約時は月額費用に加えて初期費用が発生と記載) | 実務代行まで(複数モール) |
| LINK株式会社(本記事の制作元) | 要相談(公式サイトには掲載していない) | 実務代行まで(Amazon・楽天・自社EC)。カスタマーサポートと受注処理・在庫・物流は受託していない |
この類型で見積もりを比べるときは、2点に注意してください。
1つ目は、月額とは別に広告実費がかかることです。アグザルファは公式サイトで明示していますが、書いていない会社でも同じ扱いが通例です。月額20万円の見積もりでも、広告費が別に月30万円必要なら、支出は月50万円になります。
2つ目は、成果報酬の分母が会社ごとに違うことです。売上に対する%の会社もあれば、広告費に対する%の会社もあります。ZonExpertは売上の5%、そばにはFBA利用時に売上の1〜6%と、いずれも売上が分母です。%の数字だけを比べても意味がありません。何に対する%かを揃えてから比べましょう。
各社の条件をさらに細かく突き合わせたいなら、※Amazonコンサルティングおすすめ43社を料金で比較もご覧ください。43社ぶんを同じ形式で並べています。
出品して終わりにしない場合に検討したい3社【目的別】
ここまでは公表料金を並べた比較データでした。ここからは編集部の推薦です。運用込み型に絞り、読者の目的別に3社を挙げます。前章の表とは役割が違うため、分けて示します。
| 頼みたいこと | 会社 | 公開情報で確かめられること |
|---|---|---|
| 商品ページの改善と広告を一体で見て、利益ベースで運用を設計してほしい | LINK株式会社 (本記事の制作元) | 支援範囲は戦略・広告・商品ページ・分析。Amazon・楽天・自社ECに対応。料金は要相談(公式サイトには掲載していない) |
| Amazon専業の会社に、月10万円未満から任せたい | アグザルファ株式会社 | セラー向け運用代行 月78,000円〜。Amazon専門。基本12か月契約で、広告実費は別 |
| まず短期で試して、合わなければ切り替えたい | 株式会社ウェルボン (Sales Doctor) | スポットプラン 月30,000円・初期0円・1か月から |
LINK株式会社(本記事の制作元)
LINK株式会社は、Amazonを中心にEC事業を支援している会社です。本記事の制作元として、支援範囲・体制・料金の考え方を、他社と同じ粒度で開示します。

南雲 宏樹
LINK株式会社 代表取締役
- リクルートを経てAmazon Japanへ。出品者向けの有料コンサルティングを担当するセラー事業部に在籍
- その後LINK株式会社を創業。Amazon公認パートナー(Adsパートナー認定)
私はAmazon Japan在籍時、出品者向けの有料コンサルティングを提供するチームにいました。出品の相談を受ける側にいたということです。そこで見てきたのは、登録の質が後の検索順位と購入率にどう跳ね返るかでした。
ただし当社は、作業を点数で請け負う出品代行は提供していません。カスタマーサポートと受注処理・在庫・物流も受託していません。支援範囲を、販売を伸ばす側に置いているためです。作業だけを外に出したい場合は、本記事で挙げた作業単価型の会社のほうが合います。
| 支援領域 | 具体的にやること |
|---|---|
| 商品ページ | 画像・商品紹介コンテンツ・文言の改善 |
| Amazon広告 | 設計から運用まで。TACOSで予算を比率管理 |
| 検索対策 | Amazon内の検索を踏まえたキーワード設計とページ反映 |
| 在庫と利益 | 在庫の考え方と、商品1個あたりの利益まで踏まえた運用設計 |
体制は1案件につき最低3名です。コンサル担当、ディレクター兼広告運用者、アシスタントが役割を分けて入ります。担当者が1人で抱える形ではないため、休みや退職で運用が止まりません。
料金は公式サイトに掲載していません。コンサルティングのみで月15万円ほど、運用代行とセットにした支援は月30万〜50万円が中心です。いずれも一つの目安で、商材や含める工程によって変わります。実際の金額は個別にお問い合わせください。
これまでのお客様実績
※お客様実績に基づく参考値です。
運用込み型に任せるべきか判断がつかない、という方へ。
月額が妥当かどうかは、いま何が足りていないかが分かって初めて判断できます。無料相談では、商品ページ・広告・在庫のどこから手を付けるかの考え方から一緒に整理します。
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代行費とは別にAmazonへ払う費用
代行会社への支払いとは別に、Amazonへ払う費用があります。ここを見落とすと、代行費だけで予算を組んでしまいます。公式に記載されている金額は次のとおりです。
- 大口出品プラン:月額4,900円(税抜)
- 小口出品の基本成約料:1商品あたり100円
- 販売手数料:多くのカテゴリーで売上の5%〜15.4%
- FBA配送代行手数料:サイズ区分(小型・標準・大型・特大型)と商品価格で決まる
- 在庫保管手数料:商品の容積と保管日数から計算される
FBA配送代行手数料は商品ごとに変わります。たとえば標準サイズなら、商品価格1,000円超で318円、1,000円以下で252円です。自社商品の実額は、Amazonが公開しているFBA料金シミュレーターで確認できます。
作業単価型に500点を頼んだ場合の約25万円に、この手数料が毎月乗ります。手数料の内訳とカテゴリー別の料率は、※Amazonの手数料はいくら?カテゴリー別の料率一覧と計算方法で整理しています。
出品代行と運用代行・納品代行・物流代行はどう違うか
出品代行は、商品をAmazonで販売できる状態にするまでの工程を外に出すことを指します。似た言葉がいくつもあるため、見積もりを取る前に整理しておきましょう。
納品代行は、検品・ラベル貼付・梱包を経てFBA倉庫へ送るところまでを担う工程です。出品代行を名乗る会社の多くは、この納品代行を中心にしています。物流代行はさらに広く、保管や自社配送まで含む場合があります。
これに対して運用代行は、販売を開始したあとの商品ページ改善・広告運用・在庫管理・分析までを担います。出品代行が「売れる状態にするまで」なら、運用代行は「売れ続けるようにする」役割です。
ここで注意したいのが、この4つは並列ではないという点です。運用代行を提供する会社の多くは、出品作業も支援範囲に含んでいます。つまり出品代行は、運用代行の一部として提供されることもあれば、独立したサービスとして提供されることもあります。
本記事で挙げた17社でも、作業単価型の会社は出品作業だけを切り出して提供しています。運用込み型の会社は、出品作業を含めた広い範囲を月額で請け負っています。「どちらが正しいか」ではなく、自社がどこまでを外に出したいかで選ぶことになります。
依頼できる業務と、任せても売上が動かない業務
出品代行に依頼できる業務は、大きく7つに分かれます。ただし全部を任せれば売れるようになる、というものではありません。まず、どの工程が誰の担当になるかを整理します。

依頼できる主な業務と、それぞれを外に出したときに何が起きるかは次のとおりです。
- 商品登録(カタログ作成):商品名・箇条書き・説明文を作ってAmazonに登録する工程です。検索順位に直接効くため、単なる入力作業として出すと後から作り直すことになります。
- 検品:不良品を出荷前に止められます。返品率とアカウントヘルスの悪化を防ぐ工程です。
- ラベル貼付:Amazonの規定に沿ったラベルを貼ります。不備があるとFBAで受領されません。
- FBA納品:納品プランの作成から発送までを担います。社内の工数が最も減る工程です。
- 梱包・発送(自社出荷の場合):FBAを使わない出荷を代行します。FBAを使うなら不要です。
- 撮影:商品の写真を撮ります。ただし後述のとおり、何を撮るかで役割がまったく変わります。
- 購入者対応:問い合わせや返品の連絡を担います。個人情報を扱うため、委託先の体制確認が必要です。
「撮影」の費用は、3枚300円と1枚1万円で中身が違う
この7つのうち、もっとも誤解が起きやすいのが撮影です。作業単価型の会社が公表している撮影の料金は、たとえば3枚300円です。1枚あたり100円になります。
一方、Amazonで売るためのサブ画像を制作会社に外注すると、1枚あたり10,000円前後が相場です。クオリティを落としたものでも1枚4,000〜5,000円ほどかかります。これはLINKの支援現場での実感値であり、業界統計ではありません。
100倍の差は、品質の差ではありません。買っているものが違います。3枚300円で撮れるのは、商品がどんな見た目かを記録した写真です。1枚1万円のサブ画像は、購入者が何を気にしているかを踏まえて訴求を設計したものです。
「撮影も込みでこの値段なら安い」と判断する前に、どちらの撮影を指しているのかを見積書で確認しましょう。
登録しただけで売上が動かない理由と、作り直しの費用
商品ページの作り込みは、検索順位にも購入率にも関わります。画像・動画・A+コンテンツまで揃った情報量の多いページのほうが、Amazon内の検索で上位に出やすい傾向があります。Amazonは順位の決まり方を公開していないため断定はできませんが、支援現場では繰り返し確認している傾向です。
とくにメイン画像は、クリック率と購入率の両方に効きます。サブ画像が効くのは購入率のみです。この違いがあるため、改善するならメイン画像から着手することが多くなります。
ただしメイン画像を変更すると検索順位が下がることがあります。商品名の変更も同様です。あとから作り直すには順位を落とすリスクが伴うため、最初の登録の質が後々まで効きます。点数と単価だけで登録先を決めると、この作り直しコストが後から乗ってきます。
なお「メイン画像」はAmazonでの呼び方で、楽天市場では「サムネイル」と呼びます。複数モールに出す場合は、モールごとに設置場所も名称も違う点に注意しましょう。
登録は終わったのに、売上が動かないままではありませんか。
商品ページのどこが効いていないかは、点数と単価の話では見えてきません。無料相談では、いまのページと広告の状況を伺ったうえで、優先順位の付け方を一緒に整理します。
LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームとして、100社以上の運用改善に伴走してきました。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。
失敗しないAmazon出品代行の選び方7軸【契約前に確かめられる軸だけ】
選び方の軸は、契約前に確かめられるものだけを使いましょう。運用が始まってからでないと分からない事柄を基準にしても、選ぶ段階では役に立たないためです。

本記事で調べた17社に照らすと、軸は「公開情報で確かめられる5つ」と「契約前に質問する2つ」に分かれます。
公開情報で確かめられる5軸
軸1:頼みたいのは「作業」か「販売の結果」か。これが決まらないと、他のすべての比較が成立しません。作業なら作業単価型か時間契約型、販売の結果まで求めるなら運用込み型です。17社すべてが、公式サイトで支援範囲を明示しています。
軸2:料金の出し方から総額を読めるか。点数課金・時間課金・月額固定のどれかを確かめましょう。17社のうち13社が料金を公表しており、公表している会社なら自社の点数や時間を当てはめて総額を出せます。
軸3:最低利用条件は何か。最低発注40点、実働30時間以上、最低6か月、基本12か月契約と、条件は社ごとに大きく違います。17社のうち11社が公式サイトに明記しています。総額を決めるのは単価ではなく、この条件です。
軸4:月額のほかに何がかかるか。配送料、初期費用、広告実費、成果報酬の分母を確かめましょう。成果報酬は「売上の何%か」「広告費の何%か」で総額が変わるため、%の数字だけを見比べても判断できません。
軸5:商品ページの改善まで範囲に入るか。広告運用だけを切り出して外に出すと、広告アカウントの中だけでは効率が頭打ちになりやすくなります。商品ページの購入率を上げたほうが広告効率に直結するためです。登録して終わりにしたくない場合は、対応範囲に商品ページ改善が含まれるかを必ず確認しましょう。
契約前に質問する2軸
残る2つは公式サイトでは分かりません。問い合わせの段階で聞いてください。聞けば答えられる内容なので、契約前に確かめられる軸です。
軸6:誰が担当につくか、何名体制か。営業担当と実務担当がまったくの別人というのは、よくあるパターンです。提案時に印象がよかった担当者ではなく、経験の浅いメンバーが実務につくこともあります。実際に担当する人の経歴と、品質を管理する人が入るかを聞いておきましょう。ここを質問して濁されるようなら、注意したほうがよい合図です。
体制については、品質管理者・フロントを担うディレクター・実務を担うアシスタントの3名が入る形が、ひとつの目安になります。1名で回す体制は、その人が止まれば運用も止まります。ただし体制を厚くすれば費用は上がるため、予算との兼ね合いで判断しましょう。
軸7:アカウント本体を扱うか、終了時に何が残るか。商品ページの改善を伴う支援では、編集権限のあるアカウント本体を扱う構成になっているかを確かめましょう。相乗り出品の形では、ページを直せません。
あわせて、契約終了時に何を残して何を引き渡すかを、契約時に明記しておきましょう。終了時に広告キャンペーンをすべて削除する契約を結ぶ代理店も存在します。広告アカウントの運用履歴とキャンペーン構成は、次の運用の土台になる資産です。
なお、外注先が常に正しい判断をするとは限りません。発注側にも、提案を批判的に受け止めて指示を出せる人と、自社商品の性質を正確に伝えられる人が1名は必要です。実務そのものを回せる必要はありません。
複数社から見積もりが届いて、比べ方が分からないという方へ。
同じ土俵に並べるには、料金の出し方と最低利用条件を揃える必要があります。無料相談では、手元の見積もりをどう並べ替えれば比較できるかを一緒に整理します。
LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームとして、100社以上の運用改善に伴走してきました。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。
契約前に確認する3つの落とし穴
最後に、見積もりの段階で見落としやすい3点を挙げます。いずれも契約前なら確認できるものです。
落とし穴1:単価表の最も安いセルで予算を組んでしまう
点数課金の会社は、プランと点数レンジの2軸で単価を変えています。データ入力だけで1,000点以上なら1点100円でも、加工を伴うプランで40〜100点なら1点1,250円という設計です。比較記事に載っている「1商品100円から」は、多くの場合その表の最も安いセルです。
予算を組むときは、自社の点数と、必要な加工の両方が当たる行を見てください。どちらか一方だけでは単価が決まりません。
落とし穴2:最低利用条件が総額を決めている
単価が安く見えても、最低条件で総額が跳ね上がることがあります。300アイテム以下は事務手数料30,000円からに加えて通常単価の30%増、という設定を公表している会社もあります。
時間契約型なら実働30時間以上や最低6か月、運用込み型なら基本12か月契約という条件があります。契約前に、最低条件を含めた総額を出してもらいましょう。
落とし穴3:そもそも出品できない商品がある
Amazonには、出品に許可が必要なカテゴリーや商品があります。代行会社に登録を頼んでも、許可が下りていなければ販売できません。自社商品が該当するかは、セラーセントラルのヘルプで事前に確認してください。
支援現場の実感としては、食品は一般に思われているほど厳しくありません。むしろ手続きが重くなりやすいのは、電池が入っている商品と、度入り眼鏡を含む医療機器です。これらを扱う場合は、許可の取得にかかる期間も見込んでスケジュールを組みましょう。
また、代行会社によって取り扱えない商品も異なります。見積もりの前に、自社の商材を扱えるかを確認しておきましょう。
契約前に何を確認しておけばよいか、迷っていませんか。
聞いておくべきことは、商材と社内の体制によって変わります。無料相談では、貴社の状況に合わせて、契約前に確かめたい点の整理からご一緒します。
LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームとして、100社以上の運用改善に伴走してきました。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。
Amazon出品代行のよくある質問
- Amazonの出品代行の料金はいくらですか?
頼む内容によって、1点80円から月50万円まで開きます。「出品代行」は料金の出し方が違う3種類のサービスを指しているためです。
本記事で調べた17社の公表下限は、作業単価型が1点80円、時間契約型が月27,500円です。運用込み型は月78,000円からになります。作業単価型は月額基本料に1点あたりの単価と配送料が積み上がるため、500点なら総額はおよそ25万円になります。金額は改定されるため、最新は各社公式サイトでご確認ください。
- 出品代行と運用代行は何が違いますか?
出品代行は商品を販売できる状態にするまで、運用代行は販売開始後に売れ続けるようにするまでを担います。
出品代行の中心は、商品登録・検品・ラベル貼付・FBA納品です。運用代行はこれに加えて、商品ページの改善・広告運用・在庫管理・分析までを担います。なお両者は並列ではなく、運用代行を提供する会社の多くは出品作業も支援範囲に含んでいます。
- 商品は何点から頼めますか?
会社によって最低条件が違い、40点からの会社もあれば、点数の下限を設けていない会社もあります。
本記事で調べた17社のうち11社が、公式サイトに最低利用条件を明記していました。商品登録では最低発注40点という設定や、300アイテム以下は事務手数料と単価の割増がかかる設定があります。時間契約型は月10時間から、実働30時間以上など時間で条件が決まります。単価だけでなく、この条件を含めた総額で比べましょう。
- 代行費用のほかにAmazonへ払う費用はいくらですか?
大口出品プランが月額4,900円(税抜)、販売手数料が多くのカテゴリーで売上の5%〜15.4%です。
小口出品には基本成約料が1商品100円かかります。FBAを使う場合は配送代行手数料と在庫保管手数料が加わり、配送代行手数料はサイズ区分と商品価格で決まります。標準サイズなら商品価格1,000円超で318円です。自社商品の実額は、AmazonのFBA料金シミュレーターで確認できます。金額は2026年8月30日時点のAmazon公式の記載です。
- 出品代行に頼めば売れるようになりますか?
作業だけを外に出しても、売上が動くとは限りません。商品を販売できる状態にすることと、売れる状態にすることは別だからです。
商品ページの情報量や画像の作り込みは、Amazon内の検索順位にも購入率にも関わります。作業単価型に頼める範囲には、こうした改善は含まれません。登録して終わりにしたくない場合は、対応範囲に商品ページの改善が入っているかを確認してください。
まとめ
Amazon出品代行の費用が調べても定まらないのは、一つの言葉が料金の出し方の違う3種類のサービスを指しているためです。頼みたいのが作業なのか、人の時間なのか、販売の結果なのか。ここを先に決めれば、比べるべき相手も確認すべき条件も絞れます。
そのうえで、点数や時間を当てはめた総額と、最低利用条件を含めた金額で見積もりを並べてください。単価の安さではなく、この2つが実際の支払額を決めます。
Amazonの出品と運用を、どこまで外に出すか決めきれていない方へ。
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LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームとして、100社以上の運用改善に伴走してきました。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。
参照した一次情報・公式情報
各社の料金は、本文中の表のとおり各社公式サイトの記載を確認して作成しました。確認日は表の脚注に記載しています。
記事監修
南雲 宏樹(LINK株式会社 代表取締役)
リクルート、Amazon Japanを経てLINK株式会社を創業。Amazon社内では、出品者向けの有料コンサルティングを担当するセラー事業部に在籍。現在はAmazonを中心としたEC支援を手がけ、運用代行・コンサルティング・商品開発支援まで一気通貫で伴走している。
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