Amazonクーポン発行の手数料150円+1.5%と上限25,000円、発行条件と手順を元Amazon出身者が解説。
「手数料は60円?150円?結局いくらかかるのか分からない……」
「クーポンで売れても、利益が消えないか心配……」
元Amazon JapanでEC支援に携わってきた私、南雲が、Amazonクーポンの発行手順と費用を解説します。クーポンは、セラーセントラルのクーポンダッシュボードで、対象の商品と割引、期間、予算を決めて発行します。手数料は1件150円の前払いとクーポン売上の1.5%で、「1点60円」は2025年6月1日までの旧料金です。ただし本当のコストは手数料ではなく、クーポンで割引した金額そのものです。読み終えるころには、1点あたり利益を計算してから発行し、期間後の数字で続けるかどうかを判断できるはずです。
この記事のまとめ
- 発行はセラーセントラル(出品者用の管理画面)のクーポンダッシュボードから。対象のASIN(Amazonの商品識別番号)、割引、期間、予算を設定します。
- 手数料は前払い150円+クーポン売上の1.5%で、変動分には25,000円の上限があります。
- 「1点60円」は2025年6月1日までの旧料金です。公式の予算ページには今も60円の記載が残っています。
- 発行できるのは、大口出品で出品者評価3.5以上、Amazonで14日以上販売している新品の商品です。
- 本当のコストは割引原資です。割引と手数料を差し引いた1点あたり利益を、発行前に計算しましょう。
値引きや広告で利益が残らなくなる構造は、LINK株式会社の解説動画でも取り上げています。クーポンの割引率を考える前の参考にしてください。
ここからは、クーポンの仕組みと費用を順に確認していきます。
Amazonクーポンとは?出品者が発行できる割引の仕組みと価格割引・ポイントとの違い
Amazonクーポンとは、出品者が商品ごとに割引を設定し、購入者が取得して使う割引のことです。まずは仕組みと、ほかの値引き手段との違いを押さえます。
Amazonクーポンの仕組みと、価格を下げる値引きとの違い
クーポンは、販売価格を据え置いたまま、購入時にだけ値引きを効かせる販促です。
公式ヘルプによると、購入者がクーポンを見つける場所は5つあります。クーポンのホームページ、検索結果、商品詳細ページ、出品商品一覧、ショッピングカート内です。購入者はクーポンを取得してから購入し、会計時に割引が適用されます。
価格の値下げと違い、クーポンには期間と予算があります。期間が終わるか予算に達すれば、割引は止まります。そのため、「いくらまで、いつまで値引きするか」を先に決めて出せる点が特徴です。値下げのように、戻し忘れて安売りが続く心配も小さくなります。
クーポンには、通常の商品に付ける標準クーポン、定期おトク便向けのクーポン、再注文割引のクーポンの3種類があります。この記事では、最もよく使う標準クーポンを中心に説明します。
Amazonクーポンを発行すると何が起きるか、効果と利益に出る副作用
「そもそもなぜクーポンを出すのか」を先に整理します。効果だけを見て出すと、利益側の負担を見落とします。両方を並べて確認しましょう。
| クーポンで起きること | 売上への効果 | 利益に出る副作用 |
|---|---|---|
| 検索結果やカート内に割引が表示される | 比較している段階で目に留まり、選ばれやすくなる | 見ただけで買う層にも割引が届く |
| 販売価格を変えずに値引きできる | 期間と予算を区切って試せて、戻し忘れが起きない | 割引原資は全額が自社負担になる |
| 期間中に販売個数が積み上がる | 検索順位の押し上げにつながる可能性がある | 引き換えのたびに手数料がかかり、返品されても戻らない |
クーポンは「値引きを期間と予算で管理できる」ことが本体で、値引きそのものが強みではありません。値下げでもポイントでも価格は下がりますが、いつ止まるかを先に決められるのはクーポンだけです。
逆に、常時発行すると副作用だけが残ります。定価では買われない商品として扱われ、割引をやめた時点で売上が戻ってしまうからです。どの商品に、どの目的で、どれだけの期間出すかは、後半の「利益を削らない使い方」で決めます。
【値引き手段別】クーポン・タイムセール・価格の値下げ・ポイントの違いと手数料
出品者が使える値引きは、クーポンだけではありません。費用のかかり方と購入者への見え方が違うため、目的に合わせて選びます。
| 値引き手段 | 出品者にかかる費用 | 購入者に見える表示 | 使う場面の例 |
|---|---|---|---|
| Amazonクーポンの発行(本記事) | 前払い150円+クーポン売上の1.5%(上限25,000円) | 検索結果や商品ページのクーポン表示 | 期間と予算を決めて購入を後押ししたいとき |
| タイムセール | 商戦期以外は1日150円+売上の1.0%(上限1件15,000円) | タイムセールの表示 | 短い期間に販売を集中させたいとき |
| 価格の値下げ | 追加の手数料なし | 値下げ後の販売価格 | 価格帯そのものを見直すとき |
| ポイント | 付与するポイント分を出品者が負担 | 商品ページのポイント表示 | 価格を崩さずに還元したいとき |
手数料は2025年6月2日に改定されました。出典は、Amazon出品者フォーラムの公式アナウンスとセラーセントラルヘルプ「クーポン手数料」です。確認日は2026年9月15日です。プライムデーやブラックフライデーなど大型の商戦期イベントには、別の料金が適用されます。
このほか、コードを知っている人だけが使えるプロモーションコードもあります。SNSやメールで特定の顧客に配る用途に向き、検索結果で広く見せたいならクーポンが候補です。
定期おトク便向けのクーポンで、リピート商材の初回割引を設計する方法
リピート率の高い商品なら、定期おトク便向けのクーポンが有力な選択肢です。
定期おトク便は、購入者が決まった間隔で同じ商品を自動で受け取れる仕組みです。定期向けのクーポンでは、初回だけ価格を下げて定期便への加入を促せます。支援の現場でも、リピート率の高い商品ではこの定期クーポンをよく使います。繰り返し買われる商材ほど、初回の割引で定期に引き込む設計が効きやすいからです。
反対に、1回きりで買われる商品に初回割引をかけても、割引分を後の購入で取り戻す機会がありません。なお定期おトク便のクーポンは、標準クーポンと同じ手数料がかかります。期間を延ばせる上限だけが違い、標準は30日まで、定期おトク便は365日まで、再注文は180日まで延長できます。
Amazonクーポンの発行費用はいくら?手数料150円+売上の1.5%と割引原資の計算
クーポンを使う候補が決まったら、次に確認したいのは費用です。Amazonクーポンにかかるお金は、手数料と割引原資の2つに分かれます。まず全体像を1枚で示します。

クーポン手数料は前払い150円と売上の1.5%、変動手数料には25,000円の上限がある
現行の手数料は、前払い手数料と変動手数料の2本立てです。
| Amazonクーポン発行の手数料 | 金額 | かかる場面 |
|---|---|---|
| 前払い手数料 | クーポン1件あたり150円 | クーポンを作成するごと |
| 変動手数料 | クーポンでの売上の1.5% (上限25,000円) | 購入者がクーポンを取得して引き換えたとき |
前払い手数料は、作成したクーポンの件数に応じた定額です。クーポンが使われた回数とは連動しないため、発行する件数分を固定費として見込みます。変動手数料は売上に連動するので、売れるほど増えます。
意外と知られていないのが、変動手数料の25,000円という上限です。この上限は、2026年2月6日以降に作成したクーポンに適用されます。公式の例では、クーポン売上300万円なら1.5%は45,000円です。それが上限の25,000円で止まり、差額の20,000円は請求されません。クーポン売上が約167万円を超えると、この上限に助けられます。
請求のタイミングも押さえておきましょう。手数料はクーポンの終了日から通常14日以内に請求され、ペイメントダッシュボードにクーポン手数料として表示されます。購入者が商品を返品しても、手数料は返金されません。
逆に、手数料がかからないケースも公式に示されています。
- クーポンに含まれるすべてのASINが、期間中に検索対象外になっていた
- 出品者またはAmazonが、開始予定時刻より前にクーポンをキャンセルした
ただし開始日を「本日」にしたクーポンは例外です。購入者に表示される前にキャンセルしても、前払い手数料は請求されます。試しに作ってすぐ消す、という使い方はできません。
「1点60円」は旧料金、新旧で手数料の負担が逆転する単価の目安
旧料金は、クーポンで販売された商品1点あたり60円でした。2025年6月2日から現行の料金体系に切り替わっています。
新旧の負担が入れ替わる分かれ目は、クーポン適用後の単価が4,000円の商品です。4,000円の1.5%が、ちょうど60円になるからです。
| 適用後の単価と販売数 | 旧料金(1点60円) | 現行(150円+1.5%) | 現行での負担の変化 |
|---|---|---|---|
| 1,000円を100点 | 6,000円 | 1,650円 | 4,350円軽くなる |
| 4,000円を100点 | 6,000円 | 6,150円 | 150円重くなる |
| 10,000円を100点 | 6,000円 | 15,150円 | 9,150円重くなる |
| 30,000円を100点 | 6,000円 | 25,150円(上限が効く) | 19,150円重くなる |
いずれも説明用の試算で、1.5%はクーポン適用後の売上にかけています。最終行は、変動手数料が45,000円ではなく上限の25,000円で止まるケースです。
低単価で数多く売る商品ほど軽くなり、高単価の商品ほど重くなります。高単価の商品で旧料金の感覚のまま予算を組むと、手数料を少なく見積もってしまいます。
「60円なのか150円なのか分からない」と迷う原因は、実は公式側にもあります。セラーセントラルヘルプの「クーポンの予算はどのように機能しますか?」を見ると分かります。今も引換手数料を「60円 × 引換数」と書いた計算例が残っています。現行の金額が載っているのは手数料ページのほうです。料金を確かめるときはこちらを見ましょう。
本当のコストは割引原資、クーポン利用時の1点あたり利益を出す計算式と計算例
手数料よりも大きいのは、割引した金額そのものです。割引原資とは、クーポンで値引きした分として出品者が負担する金額を指します。発行前に、次の式で1点あたり利益を出してください。
1点あたり利益=割引後の価格−原価−販売手数料−FBA手数料−変動手数料−(前払い手数料÷想定販売数)
FBA手数料は、Amazonの倉庫に商品を預けて配送まで任せる仕組み(FBA)の手数料です。販売手数料とFBA手数料は、カテゴリーやサイズ、重量で実額が変わります。自社の実額は、FBA料金シミュレーターで確認しましょう。
説明用に、販売価格3,000円、原価900円の商品へ10%OFFのクーポンを付けるとします。想定販売数は100点です。
| クーポンで増える負担 | 計算 | 1点あたり |
|---|---|---|
| 割引原資 | 3,000円 × 10% | 300円 |
| 変動手数料 | 2,700円 × 1.5% | 約41円 |
| 前払い手数料 | 150円 ÷ 100点 | 1.5円 |
| 合計 | — | 約342円 |
通常時の1点あたり利益が1,000円なら、クーポン利用時は約658円です。同じ利益額を残すには、販売数が約1.52倍必要になります。販売手数料が割引後の価格にかかる場合は、負担はもう少し小さくなります。
割引率の上限は、原価計算から逆算して決めます。支援の現場では原価率30%程度を一つの目安に置き、残りの差分から販促費を出します。これは広告費の上限を決めるのと同じ考え方です。TACOS(全体売上に占める広告費の割合)はおおむね10〜20%が目安で、割引も同じ枠から出ます。
原価が高い商品ほど、割引に回せる余地は小さくなります。たとえば食品は、包装まで含めると原価率がおおむね40〜50%程度になることが多い商材です。この場合はTACOSを10%以下に抑えたいため、クーポンの割引率も控えめに設計する必要があります。
※手数料全体を確認したい方はAmazonの手数料はいくら?カテゴリー別の料率一覧と計算方法もどうぞ。
予算の決め方、80%で表示が止まり15%超過することも見込んで積む
予算は、割引原資と手数料の合計をまかなう枠です。公式は次の式を最低予算として案内しています。
最低予算=(クーポンの提供日数 × 1日の平均購入点数)×(割引額+引換手数料)
ただし公式の計算例は、引換手数料を1点60円とした旧料金のままです。いまは割引原資を軸に積み、手数料は現行の150円と1.5%で別に見込むほうが実態に合います。たとえば300円引きを200点見込むなら、割引原資は6万円です。販売価格3,000円の例なら、変動手数料が約8,100円、前払いが150円で、合計は約68,250円になります。
金額を出したら、公式が案内している3つの仕様を織り込みましょう。
- 80%で表示が止まる:予算の80%が使われるとクーポンは新しい購入者に表示されない。残り20%は取得済みの購入者用で、日本では非表示から約5分間は引き換えが続く
- 支払額が予算を超えることがある:100万円未満の予算なら、最大15%以上の超過が予想される。超えた分の払い戻しはない
- 小さすぎると途中で止まる:50%OFFのような大幅な割引では、予算を5万円未満にしないよう案内されている
とくに売れ行きが良い時期は、予算が想定より早く尽きます。見込みには余裕を持たせましょう。
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Amazonクーポンを発行できる条件と、エラーが出たときの確認手順
費用の見込みが立ったら、自社の商品がクーポンを発行できるかを確認しましょう。条件は出品者、商品、価格の3層に分かれます。

出品者と商品に求められるAmazonクーポンの条件【評価3.5以上・14日以上の販売】
クーポンを作成するには、出品者と商品の両方が利用資格を満たす必要があります。公式ヘルプで示されている条件は次のとおりです。
- 出品者:大口出品者アカウントを持ち、出品者の評価が3.5以上であること(まだ評価を受けていない出品者も対象)
- 販売期間:クーポンを提供する時点で、その商品を14日間以上Amazonで販売していること
- 商品の状態:新品のコンディションであること。出品者出荷とFBAのどちらでも構いません
- 商品の評価:レビューがなければ条件なし。レビュー1〜4件は星の平均2.5以上、5件以上は平均3以上
販売開始から14日間は、どれだけ準備しても発行できません。新商品の立ち上げでクーポンを使う計画なら、この2週間を発売スケジュールに組み込んでおきましょう。
星評価の基準は、公式の中で記述が割れています。利用資格のページは、レビュー1〜4件で「平均2.5以上」としています。一方、エラー解説のページと2023年の公式アナウンスは「平均1以上」です。厳しいほうの2.5以上を前提に置くと、想定外の差し戻しを避けられます。
クーポンを発行できない商品カテゴリーと、割引率の下限5%・上限50%
条件を満たす出品者でも、商品によっては発行できません。公式が挙げている対象外は次のとおりです。
- 中古品、コレクター商品、認定再生品(整備済み品)
- 本、ミュージック、ビデオ・DVD、デジタルPCソフト、ゲーム
- 狩猟および釣り、銃および銃付属品
- 不快感や嫌悪感を与える内容が商品詳細ページに掲載されている商品
この一覧は、利用資格のページとエラー解説のページを合わせたものです。狩猟・釣り・銃はエラー解説のページだけに、ゲームとデジタルPCソフトは利用資格のページだけに載っています。境界の商材を扱っているなら、両方を確認しておきましょう。
割引の幅にも決まりがあります。作成画面で入力できるのは、販売価格の5%から50%までです。セール価格が設定されている商品では、販売価格ではなくセール価格を基準に判定されます。
この5%は「販売価格に対する入力の下限」です。次に説明する「正味価格を過去価格より5%以上安くする」とは別の条件で、両方を満たす必要があります。同じ5%でも基準が違うため、取り違えると割引を入れてもエラーが出ます。
上限の50%は、入力上の制限であると同時に規約上の禁止事項でもあります。クーポン利用規約は、商品価格に対し50%を超えるクーポンの付与を禁止しています。違反した場合は出品の一時停止やアカウントの停止、売上金の保留を含む措置を取る、と明記されています。
過去価格とは何か、正味価格を5%以上安くする条件の見方
割引率でつまずく原因の多くは、過去価格との関係です。過去価格とは、その商品に対して購入者が支払った90日間の中間価格をもとに、Amazonが自動で決める基準の価格です。
過去価格の計算からは、期間限定タイムセール中に支払われた価格が除かれます。キャンセルされた注文、法人向けの出品、カスタマイズ可能なASINも対象外です。出品者側から正確な数値を照会することはできません。
この過去価格を軸に、クーポンの可否は3つのルールで判定されます。
- 正味価格(販売価格−クーポンの割引)が、過去価格または検証済みの参考価格より5%以上低いこと
- 販売価格が、過去価格より30%を超えて高くないこと
- 過去価格または検証済みの参考価格が存在すること
直前にセールで安く売った商品は注意が必要です。過去価格が下がっていると、同じ割引率でも条件を満たさないことがあります。逆に、発売から日が浅い新しいASINは、この3つのルールの適用対象外です。評価が星4つ以上で合計5件以上あり、過去価格が付いていない商品も除外されます。
クーポンが作成できない・表示されないときの切り分け手順
作成できない、または表示されないときは、原因を上から順に切り分けましょう。
- クーポンダッシュボードのエラー表示を確認する(「販売履歴が不十分」「価格を下げる」「クーポンの割引を引き上げる」など)
- 開始から4〜6時間が経っているかを確認する(登録してすぐには有効にならない)
- 対象商品に在庫があり、おすすめ出品を取れているかを確認する
- バリエーション商品は、すべての子ASINに設定しているかを確認する
エラー表示には、取るべき対応の方向が書かれています。「価格を下げる」「クーポンの割引を引き上げる」と出たら、過去価格との差が足りていない可能性が高いです。価格や割引を直した後は、システムの再検証に最大4時間かかります。直してすぐ有効にならなくても、4時間は待ちましょう。
在庫は、切らさないだけでは足りません。クーポンで生まれる需要に対して在庫が足りないと判断されると、そのASINは一時的にクーポンの対象から自動的に外されます。この場合は在庫を補充したうえで、クーポンを作り直すことになります。
4つ目のバリエーションは、見落とされやすい項目です。親ASINは、色やサイズ違いの商品(子ASIN)をまとめる親の商品番号を指します。一部の子ASINだけに付けると、クーポン表示のない子が検索結果に出ます。販売個数の評価も親ASIN単位でまとまるため、支援の現場では原則すべての子ASINにそろえています。
Amazonクーポンの発行手順、クーポンダッシュボードで作成する流れ
条件を満たしていれば、クーポンはセラーセントラルから作成できます。先に4項目を決めてから画面に入ると、作成の途中で迷いません。

作成前に決める4項目【対象ASIN・割引・期間・予算】
- 対象ASIN:クーポンを付ける商品。バリエーションは子ASINをそろえる(1件に最大2,900点まで)
- 割引:割引率か割引額か。5〜50%の範囲で、原価計算で決めた上限にとどめる
- 期間:開始日と終了日。開始日は作成日から6か月以内に置く
- 予算:費用の章で計算した額。15%の超過を織り込む
4項目のうち、作成後に直せるのは割引・予算・期間を増やす方向だけです。公式も、購入者の信頼を維持するため編集は引き上げ方向に限る、と明記しています。割引を10%から5%へ下げる、といった変更はできません。
下げ直しがきかない以上、割引率は控えめに始めて、必要なら引き上げる順番が安全です。
セラーセントラルでAmazonクーポンを作成する手順
作成は、クーポンダッシュボードから次の流れで進めます。公式ヘルプは「プロモーション」メニューの「クーポン」から入ると案内していますが、メニューの構成は変わります。見当たらない場合は、セラーセントラル内の検索で「クーポン」を探しましょう。
- クーポンダッシュボードを開き、「種類」から標準またはAmazon定期おトク便を選んで「適用」
- 右上の「新しいクーポンを作成」(初回は「最初のクーポンを作成する」)
- 左側の欄で商品を検索し「クーポンに追加」。不要なバリエーションは「バリエーションを表示」から削除
- 割引率か割引金額を選び、値を入力
- 予算、クーポンの名前、開始日と終了日、対象者を設定
- 利用回数を購入者1人につき1回に制限するかを選ぶ
- 内容を確認して「クーポンを登録」
クーポン名にも禁止事項があります。不快な言葉、割引率、プライムデーやブラックフライデーなどイベントに関連する語句は入れられません。守らないとクーポンが無効になることがあります。
なお、2026年9月にクーポンの作成画面が新しくなりました。公式アナウンスによると、入力内容が自動保存され、送信前に設定内容を一覧で確認できます。過去のクーポンを複製して作ることも可能になりました。毎回同じ設計で出すなら、過去の1件を残しておくと早くなります。
利用回数の設定で割引原資が変わる、「はい」と「いいえ」の違い
作成画面で一番読み違えやすいのが、「利用回数を購入者1人につき1回に制限する」の設定です。ここで割引原資の総額が変わります。
| 設定 | 割引率のクーポン | 割引額のクーポン |
|---|---|---|
| 「はい」に設定 | 購入者1人につき1点だけ。同じASINを別の注文で買っても適用されない | 購入者1人につき1点だけ |
| 「いいえ」に設定 | 1注文につき最大5点。別の注文ならあらためて5点まで適用される | 1注文につき1点。別の注文ならその注文でも1点に適用される |
公式の例では、10%割引のクーポンで50円の商品を1回の注文で8点買うと、割引が効くのは5点までです。まとめ買いされやすい消耗品では、1注文あたりの割引原資が最大5倍に変わります。予算を積むときは、点数分で見込みましょう。
「はい」の挙動は、公式の中で説明が割れています。作成ヘルプは「購入者1人につき1点だけで、別の注文でも適用されない」としています。一方、2023年の公式アナウンスは「注文1件につき1回」です。後者なら、同じ人が注文を分ければ何度でも割引が効きます。リピート購入の多い商材では、後者の前提で予算を積んでおくと足りなくなりません。
発行後に確認すること【有効化・表示・他の値引きとの重なり】
送信して終わりにせず、開始日に3点を確認しましょう。
- 有効化:ダッシュボードで、開始日にステータスが有効になっているか
- 表示:検索結果と商品ページで、実際にクーポンが表示されているか
- 重なり:同じ期間に、値下げやポイント、タイムセールを設定していないか
表示の確認は、ブラウザのシークレットモードで商品ページを開くと、購入者に近い見え方で確かめられます。見当たらなければ、前章の切り分け手順で原因を特定しましょう。
重なりの確認は、利益を守るうえで特に大切です。Amazonのシステムは、クーポンと他の種類のプロモーションの重なりを検出しません。詳しくは後半の失敗例で扱います。
どの商品に、いつクーポンを出すかで迷っていませんか。
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利益を削らないAmazonクーポンの使い方、発行する目的別に割引率と期間を決める
発行の手順が分かったら、次は何のためにクーポンを使うかを決めます。目的があいまいなまま出すと、割引で売上を前借りするだけで終わりやすいからです。
発行前に売上をセッション・CVR・単価に分解し、クーポンが効く課題かを判断する
クーポンを出す前に、売上がどこで伸び悩んでいるかを切り分けます。売上は「セッション×CVR×平均単価」に分解できます。セッションは商品ページへの訪問数、CVRは訪問のうち購入に至った割合です。
支援現場では、施策を選ぶ前に必ずこの3つのどこに課題があるかを確かめます。同じ施策でも、課題が違えば効かないからです。クーポンは主に、購入をためらう人の背中を押す施策です。
| 売上が伸びない状態 | 先に打つ手 | クーポンの位置づけ |
|---|---|---|
| 訪問はあるが、購入の決め手が足りない | 購入を後押しする施策 | 有力な候補 |
| 商品ページへの訪問が少ない | 広告や検索対策で訪問を増やす | 見られないため後回し |
| 画像やレビューが弱く、購入されない | 商品ページを改善する | 値引きで隠すと、やめた時点で戻る |
3つ目のケースが、いちばん取り違えられます。商品ページのCVRを上げれば、広告を触らなくても広告効率は上がります。訪問数が同じままCVRが2倍になれば、同じ広告費で売上も2倍になる計算です。値引きより先に、画像や商品紹介コンテンツ、レビューを見直しましょう。
クーポンを出した後に売上が変化したときも、同じ分解で要因を特定しましょう。セッションが動いたのか、CVRが動いたのかで、次の打ち手が変わるからです。
【目的別】新商品の立ち上げ、競合の値引き対抗、リピート商材でのクーポンの使い方
クーポンを使う目的は、主に3つに分かれます。目的ごとに、使う条件と割引や期間の決め方、使わない判断が変わります。
| クーポンを使う目的 | 使う条件 | 割引と期間の決め方 | 使わない判断 |
|---|---|---|---|
| 新商品の立ち上げ | 販売個数を積み上げたい時期 | 投資の期間を先に決め、期間後は利益重視に切り替える | レビューがゼロで購入されにくいとき |
| 競合の値引き対抗 | 同じ検索結果で競合だけに割引表示がある | 利益率とTACOSの目標の範囲で設計する | 対抗しても利益が残らないとき |
| リピート商材 | 繰り返し買われる商品 | 初回だけ割引し、定期おトク便に誘導する | 1回きりで買われる商品 |
新商品では、クーポンは販売個数を積み上げる手段になります。公開されたロジックではありませんが、検索順位に大きく効くのは直近の販売個数だというのが支援現場での実感です。立ち上げ期に販売個数を積むことで、検索で見つけてもらいやすくなる可能性があります。
立ち上げから3ヶ月や半年といった投資の期間を、先に決めておくのがLINK株式会社の考え方です。その間は原価計算上トントンから多少の赤字も覚悟し、期間後は利益を残す段階へ切り替えます。
クーポン期間に合わせて広告も強めるなら、様子を見ながら数日で一気に上げます。上げ方は3つです。
- CPC(1クリックあたりの入札額)を上げる
- ターゲティングを増やす
- 広告の種類を増やす
表の「使わない判断」に挙げたとおり、レビューがゼロの商品は割引だけでは動きません。レビュー数とCVRの関係は階段状で、0件から1件、9件から10件で跳ねる傾向があります。まずはレビューリクエストやAmazon Vineなど、正規の手段で最初のレビューを集めましょう。
競合の値引きに対抗するときは、監視する相手を絞ります。見るのはカテゴリー全体ではなく、自社が戦う検索結果の上位にいる競合です。同じ検索結果で競合だけに割引表示があると、クリックと購入を相対的に奪われます。狙いは、この見え方の差を放置しないことです。ただし割引は、利益率とTACOSの目標の範囲内で設計します。
リピート商材では、定期おトク便向けのクーポンで初回だけ割引します。割引率は、初回の値引き分を2回目以降の購入で取り戻せる範囲に収めます。
対象者を絞って配り、割引原資の無駄打ちを減らす
割引原資を抑える正攻法は、割引率を下げることだけではありません。クーポンは、誰に表示するかを絞って発行できます。絞れば、放っておいても買う層に割引を配る量が減ります。
日本のストアで選べる主な対象者は次のとおりです。
| 選べる対象者 | 含まれる購入者 | 絞る狙い |
|---|---|---|
| Amazonプライム会員 | すべてのプライム会員 | 購買力の高い層に配る先を寄せる |
| カート追加後の購入未完了者 | 過去90日にカートへ入れて未購入 | 買うか迷って離れた人だけに当てる |
| リピート購入者 | 過去12か月に2回以上注文 | 次の1回を前倒しする |
| 高額消費購入者 | 過去12か月の支出が上位5% | 単価の高い商品を届ける |
プライム会員以外はブランド割引の枠で、ほかに「最近の購入者」なども選べます。とくに効くのが「カート追加後の購入未完了者」です。1点あたりの割引原資が同じでも、配る先が絞られる分だけ総額が下がります。
ただし条件があります。使えるのは、Amazon Brand Registry(ブランド登録)でブランド代表者になっている出品者だけです。対象者の人数が1,000人以上でないと作成できず、有効になる2日以上前に作成する必要もあります。
なお、対象者を絞っても手数料は変わりません。公式は、対象者のターゲティング設定にかかわらずすべての種類のクーポンに手数料が適用されると明記しています。絞ることで減るのは、あくまで割引原資です。
広告と組み合わせるときはTACOSで上限を決め、割引と広告費の二重コストを防ぐ
クーポンと広告を同時に使うときも、握る指標はTACOSです。LINK株式会社では、ROASや広告費の金額ではなく、TACOSで上限を管理しています。
広告経由の売上だけで見るACOS(広告経由売上に対する広告費の割合)では、全体の判断を誤ります。たとえば全体売上100万円のうち広告経由が40万円、広告費が20万円だとします。ACOSは50%ですが、TACOSは20%です。
クーポン期間は、広告を経由しない売上も増えやすい時期です。全体売上に対する比率で見ないと、効果を小さく見積もって広告を止める判断になりかねません。広告を大きく削ると、自然検索からの売上まで落ちることがあります。
大型セールにクーポンを重ねる場合は、入札の上限を事前に決めておきます。支援現場では、プライムデーやブラックフライデーは最終日の21〜24時に購買が集中する傾向があります。入札競争も激しくなるため、この時間帯の入札強化を事前に計画し、TACOSの目標内に収まる上限を設定しましょう。
※広告費の設計を確認したい方はAmazon広告とは?種類別の効果と使い分け・費用の決め方もどうぞ。
クーポンと広告費が重なり、利益が見えにくくなっていませんか。
LINK株式会社では、広告費とクーポンの割引原資をあわせて利益から逆算します。売上平均上昇率420%以上です(※お客様実績に基づく参考値)。無料相談にて、ご状況に合わせたクーポンと広告の組み合わせ方の考え方から一緒に整理します。
LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームとして、100社以上の運用改善に伴走してきました。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。
Amazonクーポンの効果測定、期間中の売上だけで判断しない3つの評価軸
クーポンを使ったら、次に活かすための評価をしましょう。期間中の売上だけで成否を決めると、続けるべき施策をやめたり、効かない施策を続けたりしやすくなります。

評価する3つの軸【期間中の売上・期間後の検索順位・期間後のオーガニック売上】
クーポンの価値は、期間中の売上より、その後に残る効果で決まります。販売が一時的に伸びると検索順位が上がり、その後のオーガニック売上が底上げされることがあるからです。支援現場では、次の3つの軸で評価しています。
- 期間中の売上:クーポン期間に、売上と販売個数がどれだけ伸びたか
- 期間後の検索順位:狙っていたキーワードで、上がった順位が残っているか
- 期間後のオーガニック売上:広告を経由しない売上の水準が、期間前より上がったか
順位が上がったキーワードは、その後の広告強化の対象に加えます。クーポンで押し上げた順位を、広告で維持しにいくためです。
比べる相手は、通常期ではなく前回のクーポンやセールです。通常期と比べると、値引きした期間はほぼ必ず良く見えます。前回と同じ物差しで比べてはじめて、割引率や期間の良し悪しが分かります。3つの軸の数字は、クーポンを出す前に記録しておきましょう。
オーガニック売上は、単月の上下ではなく水準で見ます。以前は好調だった月の売上が、今は普通の月の売上になっていれば、水準が切り上がったと判断できます。
継続と停止の判断、常時発行で値引き前提にしないやめどきの決め方
期間後の順位とオーガニック売上が上がらないなら、割引の常設はやめます。割引をやめた時点で売上が戻るなら、クーポンは売上の前借りになっているからです。
利益が出ない事業者に多いのは、期間を決めずに販促費をかけ続ける状態です。値引きを続けすぎると、ブランドの見え方にも響きます。定価では買われない商品だと認識されると、戻すのが難しくなります。
判断には、月次のTACOSも使います。たとえば目標20%に対して実績が22%なら、広告を少しずつ緩めます。実績が10%なら余力があり、売り残しの可能性があるので踏み込みます。急激には変えず、1〜2ヶ月かけて徐々に調整しましょう。
クーポンを併用した月にTACOSが目標を超えたら、翌月の着地目標を先に決めます。戻すときの最優先は、メインキーワードのCPCを下げることです。広告費の消化が大きいキャンペーンから順に、入札を下げていきます。
クーポンを続けるべきか、やめるべきか判断に迷っていませんか。
LINK株式会社では、売上、検索順位、広告費を月次でつなげて振り返ります。ベストセラー1位多数獲得、売上向上実績100社以上です(※お客様実績に基づく参考値)。無料相談にて、クーポンの結果を3つの軸で見直す考え方から一緒に整理します。
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Amazonクーポン発行でよくある失敗5つと対策
クーポン発行で起きやすい失敗を5つ挙げます。どれも発行前の確認で防げます。失敗ごとに、対策をセットで挙げます。
失敗①旧料金で予算を組み、手数料を読み違える
対策は、現行料金で1点あたり利益を計算し直すことです。旧料金の1点60円で考えると、高単価の商品ほど手数料を少なく見積もります。予算を組む前に、費用の章の計算式へ150円と1.5%を入れて確認しましょう。
失敗②クーポンで売れた後に在庫切れを起こし、検索順位を落とす
対策は、発行前に在庫の日数を確認し、週次で補充計画を更新することです。在庫切れは、Amazon運用で避けるべき失敗の筆頭です。直近の販売個数が止まるうえ、一度落ちた順位は戻すのが難しいというのが支援現場での実感です。
クーポンで販売速度が上がると、過去の平均で発注した在庫は想定より早く減ります。FBAには直近の販売ペースで2ヶ月分程度を入れ、残りが1ヶ月分程度になったら追加納品するのが目安です。成長期は最低でも1ヶ月分を切らさないことを基本にします。
販売数は週次で確認し、向こう1ヶ月の見込みを更新して補充に反映しましょう。クーポン期間中と直後は、前倒しで補充します。大型セールの前は、FBAへの在庫反映が大きく遅れることもあります。
※在庫の持ち方を確認したい方はAmazon在庫管理の完全ガイド!在庫切れゼロ・IPI改善・発注点計算までもどうぞ。
失敗③値下げやポイント、タイムセールと重なり、想定以上に値引きされる
対策は、同じ期間に設定した値引きを一覧で確認することです。割引は重なると合算されます。公式が挙げている例では、20%の数量限定タイムセール中の商品に5%のクーポンを重ねると、割引は合計25%になります。
問題は、Amazonがこれを止めてくれない点です。公式は「クーポンの重複作成は検出する」としています。ただし、他の種類のプロモーションとの重複は「確認しない」と明記されています。気づけるのは出品者だけです。
クーポンを作る担当者と、価格やセールを設定する担当者が別だと、重なりは起きやすくなります。発行前に、価格、ポイント、タイムセール、プロモーションの設定を並べて確認しましょう。見つかった場合は、合算後の割引率で1点あたり利益を計算し直しましょう。
なお、同じASINにすでにクーポンがある状態で新しく作ると、種類にかかわらず後から作ったほうが無効になります。クーポン同士を重ねて出すことはできません。
失敗④割引とレビュー依頼を結びつけてしまう
対策は、割引とレビューを切り離し、正規のレビュー施策を使うことです。公式ヘルプの原文は「明示的または暗黙的かにかかわらず、クーポンはカスタマーレビューの特典として提供することはできません」です。「クーポンを渡すのでレビューを書いてほしい」といった依頼はしないでください。
レビューを増やす手段は、注文ごとの「レビューをリクエストする」機能やAmazon Vineです。リクエストは1件ずつ押すと手間がかかります。ツールで一括送信し、毎週決まった曜日に送る運用にすると、レビューが着実に積み上がります。
失敗⑤クーポン前に価格を上げてしまい、二重価格表示になる
対策は、クーポンの直前に販売価格を触らないことです。クーポン利用規約は、出品者が不当景品類および不当表示防止法(景品表示法)を守る責任を負うと定めています。
規約が例に挙げているのは、クーポンの直前に価格を上げるケースです。クーポンなしで設定していた価格より高くしてから、クーポンを出す形を指します。割引幅を大きく見せるための値上げは、適用法に違反する可能性があると明記されています。
Amazon側の検証でも弾かれます。販売価格が過去価格より30%を超えて高いと、クーポンはエラーで差し戻されます。値上げしてから割引する設計は、法令面でも運用面でも通りません。
値引き、在庫、レビューのどこから手を付けるべきか迷っていませんか。
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Amazonクーポン発行のよくある質問
- クーポンは小口出品でも発行できますか?
- クーポンを作成できるのは、大口出品者アカウントを持ち、出品者評価が3.5以上の出品者です。小口出品のままでは作成できません。まだ評価を受けていない出品者は、評価の条件なしで利用資格を満たします。大口出品へ切り替えても、商品側の条件(新品・14日以上の販売・星評価)を満たさなければ発行できません。
- 出品してすぐの新商品にクーポンを出せますか?
- 出せません。クーポン利用規約は、クーポンを提供する時点でその商品を14日間以上Amazonで販売している必要があると定めています。発売と同時に割引を仕掛ける計画は組めないため、立ち上げのスケジュールには2週間の助走を見込んでおきましょう。
- クーポンの割引率は何%から何%まで設定できますか?
- 作成画面で入力できるのは、販売価格の5%から50%までです。セール価格が設定されている商品では、セール価格を基準に判定されます。加えて、割引後の正味価格が過去価格より5%以上低い必要があります。50%を超える割引は、規約で禁止されています。
- クーポンを作成したのに表示されないのはなぜですか?
- 公式が挙げている原因は4つです。まだ有効になっていない、無効になった、商品が購入できない、おすすめ出品を取れていない、のいずれかです。登録から有効化までは4〜6時間かかります。エラーが出ている場合は内容を直し、再検証の4時間を待ってから確認しましょう。
- クーポンが1回も使われなくても手数料はかかりますか?
- 前払いの150円は、作成したクーポンの件数に応じてかかります。開始日を「本日」にした場合は、購入者に表示される前にキャンセルしても請求されます。変動手数料は引き換えがなければ発生しません。請求はクーポンの終了日から通常14日以内で、ペイメントダッシュボードに表示されます。
- クーポンの予算を使い切ったらどうなりますか?
- 予算の80%が使われた時点で、クーポンは新しい購入者に表示されなくなります。残りの20%は、すでに取得した購入者の引き換えに使われます。日本では非表示から約5分間は引き換えが続きます。予算が100万円未満なら、支払額が予算を最大15%以上上回ることが予想されると案内されています。
- 作成したクーポンの割引率を後から下げられますか?
- 下げられません。公式は、購入者の信頼を維持するため、クーポンの編集は割引額を引き上げるためにのみ行えると明記しています。予算と期間も増やす方向だけです。下げたい場合は無効化して作り直すことになりますが、前払いの150円は改めてかかります。
- クーポンとプロモーションコードはどう使い分けますか?
- 広く見せたいならクーポン、配る相手を絞りたいならプロモーションコードです。クーポンは検索結果や商品ページ、カート内に表示され、誰でも取得できます。プロモーションコードは、コードを知っている人だけが使えます。SNSのフォロワーやメールの読者など、特定の顧客に向けた割引に向いています。
- クーポンを出すと検索順位は上がりますか?
- クーポンを出すだけで順位が上がるとは言い切れません。ただ、クーポンで販売個数が伸びれば、順位の押し上げにつながる可能性はあります。効果は、期間後の検索順位とオーガニック売上で確かめてください。前回のクーポンやセールと比べると、割引の効き方を判断しやすくなります。
まとめ:手数料と1点あたり利益を計算してからAmazonクーポンを発行する
Amazonクーポンは、発行の操作より発行前の計算で成果が決まります。手数料は前払い150円とクーポン売上の1.5%で、2026年2月6日以降に作った分には25,000円の上限が付きます。本当のコストは割引原資なので、1点あたり利益を式で出してから割引率を決めましょう。
発行には、大口出品で評価3.5以上、14日以上の販売実績という条件があります。予算は80%で表示が止まり、15%の超過も起こります。期間後は、売上と検索順位とオーガニック売上の3つで評価してください。今日できる最初の一歩は、対象商品を1つ選び、1点あたり利益を計算することです。
クーポンを、利益の残る販促として設計したい方へ
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- 参照した一次情報・公式情報
- Amazonセラーセントラルヘルプ「クーポン手数料」(前払い150円・変動1.5%・上限25,000円・請求と免除。2026年9月15日確認)
- Amazonセラーセントラルヘルプ「クーポンの利用資格」(出品者評価3.5以上・星評価・対象外カテゴリー。2026年9月15日確認)
- Amazonセラーセントラルヘルプ「クーポンを作成する」(作成手順・割引5〜50%・利用回数の設定・編集の制約。2026年9月15日確認)
- Amazonセラーセントラルヘルプ「クーポンのエラーについて」(過去価格の定義・エラー別の対応・在庫による除外。2026年9月15日確認)
- Amazonセラーセントラルヘルプ「クーポンの予算はどのように機能しますか?」(予算の80%ルール。2026年9月15日確認)
- Amazonセラーセントラルヘルプ「支払額が予算を上回っているのはなぜですか?」(予算100万円未満で最大15%の超過。2026年9月15日確認)
- Amazonセラーセントラルヘルプ「クーポンの対象者の選択」(日本で選べる対象者と1,000人の条件。2026年9月15日確認)
- Amazonセラーセントラルヘルプ「Amazonクーポン利用規約」(14日以上の販売・50%超の禁止・景品表示法。2026年9月15日確認)
- Amazon出品者フォーラム 公式アナウンス「Amazonでは、タイムセールやクーポンを使用して商品の需要を増やすことが簡単にできます。」(2025年6月2日の手数料改定。2026年9月15日確認)
- Amazon出品者フォーラム 公式アナウンス「より少ない手順で、素早くクーポンを作成」(作成画面の刷新。2026年9月15日確認)
- 記事監修
- 公開日:2026年9月17日 / 最終更新日:2026年9月17日
- 監修:南雲 宏樹(LINK株式会社 代表取締役 / 元Amazon Japan)
- 本記事はAmazon公式ヘルプ・出品者フォーラムの公式アナウンス、およびLINK株式会社の支援実績データを基に作成しました。
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