Amazonインフルエンサーを売上につなげる3つの組み方と費用、ステマ規制の注意点を元Amazon出身者が解説。
「SNSで紹介されても、Amazonで売れるのか……」
「依頼費はいくらで、ステマ規制は大丈夫か……」
元Amazon JapanでEC支援に携わってきた私、南雲が、出品者がAmazonインフルエンサーを売上につなげる方法を解説します。Amazonインフルエンサーは本来、クリエイター向けの紹介プログラムの参加者で、出品者のための制度ではありません。出品者はギフティングや有償PRで組み、SNSからの送客と商品ページに使える動画を得られます。本記事では、3つの組み方と費用感、守るべき規制、計測と費用の上限の決め方を整理しました。読み終えるころには、受け皿を整えてから小さく試す段取りを、社内で組めるはずです。
この記事のまとめ
- Amazonインフルエンサーは、SNSでAmazonの商品を紹介し、紹介料を得る公式プログラムの参加者です。
- 出品者が組む形は、ギフティング(商品の無償提供)、有償PR、プログラム経由の紹介の3つです。自分で動かせるのは前の2つです。
- 投稿で得たUGC動画(一般の利用者目線で撮られた動画)は、本人の許諾を取れば商品ページにも使えます。
- PR表記は出品者の責任です。見返りにAmazonのレビューを求めてはいけません。
- 施策費はTACOS(広告費などを全体の売上で割った比率)に含め、上限を決めて投稿ごとに計測します。
商品動画を手軽に用意する考え方は、解説動画でも取り上げています。
Amazonインフルエンサーとは?インフルエンサープログラムの仕組みと出品者との関係

Amazonインフルエンサーとは、SNSでAmazonの商品を紹介し、紹介料を得る公式プログラムの参加者です。
まずはプログラムの仕組みを押さえ、出品者(ブランド側)に関係する部分を切り分けます。
インフルエンサープログラムの仕組み【ストアフロントと紹介料】
参加者はYouTubeやInstagramで、Amazonの商品を紹介します。
特徴は、専用のストアフロントをAmazon上に作れることです。ストアフロントとは、その人のおすすめ商品を集めた専用ページです。訪問した人がそこから商品を買うと、参加者はアソシエイト(Amazonの成果報酬型の紹介制度)と同じく紹介料を得ます。
根拠はAmazonアソシエイトのヘルプ「Amazon インフルエンサー・プログラムとは何ですか」です。紹介料の料率は商品カテゴリーによって変わるため、本記事では書きません。最新の料率は、アソシエイト・プログラム紹介料率表で確認してください。
アソシエイトとの違い【出品者から見た違い】
インフルエンサープログラムは、アソシエイトの拡張版です。
Amazonアソシエイトのヘルプによると、レポート機能やアカウント管理はアソシエイトと共通です。そのうえで、専用のストアフロントを作る機能などが加わっています。
出品者から見ると、どちらも第三者が自分の判断で商品を紹介する仕組みです。紹介料を払うのはAmazon、紹介する商品を選ぶのは参加者です。この点が、出品者にできることの範囲を決めます。
出品者がプログラムに直接できること・できないこと
出品者が確実にコントロールできるのは、ギフティングと有償PRの2つです。
プログラムの紹介料は、Amazonが参加者に支払う仕組みです。そのため、プログラムの中で出品者が打てる手は限られます。
一方で、出品者は参加者に直接連絡し、投稿を依頼できます。商品を渡したり報酬を払ったりする、プログラムの外での通常の取引です。次の章では、この外側の2つとプログラム経由の紹介を並べて比べます。
出品者がAmazonインフルエンサーと組む3つの形【ギフティング・有償PR・プログラム経由の紹介】

出品者が選べるのはギフティングと有償PRで、プログラム経由の紹介は「選ばれる側」の形です。
3つの形は、払うもの、指定できる範囲、得られるものが異なります。下の表で並べます。費用の欄は支援現場での実感値であり、業界統計ではありません。
| 組む形 | 出品者が払うもの(費用の目安) | 投稿内容を指定できるか | 出品者が得られるもの | 出品者のPR表記の責任 |
|---|---|---|---|---|
| ギフティング | 商品と謝礼。フォロワー1万〜4万人程度なら無償から2万円程度 | 依頼の範囲で指定できる | SNSからの送客とUGC動画 | あり |
| 有償PR(報酬を払って依頼) | 報酬。事務所所属で5万人以上なら10万〜20万円程度から | 契約で指定できる | 送客とUGC動画、作り込んだ投稿 | あり |
| プログラム経由の紹介(Amazonインフルエンサープログラム) | なし(紹介料はAmazonが支払う) | 指定できない | 選ばれた場合の送客 | 依頼や提供をしていなければ関与なし |
費用はフォロワー数や商材、依頼する内容で変わります。あくまで一つの目安として、相手ごとに見積もりを取ってください。
PR表記の欄は、出品者が投稿に関与したかどうかで分かれます。出品者が依頼も提供もしていない紹介は、出品者の表示とは扱われにくいと考えられます。
ギフティングと有償PRの選び方【最初はマイクロインフルエンサーのギフティングから】
最初は、マイクロインフルエンサーへのギフティングから小さく試すのが現実的です。
マイクロインフルエンサーとは、フォロワーがおおむね1万〜4万人程度で、事務所に所属していない層です。表のとおり、事務所に所属する層とは費用に大きな差があります。
費用差が大きいため、いきなり有償PRに予算を寄せると外したときの損失も大きくなります。まずはマイクロ層の数人に依頼し、どの投稿が売上に効いたかを計測しましょう。当たりの型が見えてから、有償PRで規模を広げる順番がおすすめです。
ただし、どちらを選んでも、送客先の商品ページが整っていなければ売上になりません。次の章で、取り組む前に確認したい条件を見ていきます。
インフルエンサー施策を優先すべき出品者の判断基準【商材と受け皿の確認】

使用シーンを見せると魅力が伝わる商材で、受け皿が整っている出品者から優先します。
判断は2段階です。まず、商材がインフルエンサーと相性が良いかを見ます。次に、送客を受け止める商品ページ、レビュー、在庫が整っているかを見ます。
検索で買われる商材の判断基準【Amazon内の施策を先に固める】
悩みを検索して解決策を探す商材は、先にAmazon内での露出を固めます。
悩みを解決する「お悩み系」の商材は、悩みから解決策を検索する買い方と相性が良い商材です。こうした商材はほぼAmazonにフィットするというのが、支援現場での実感です。
すべての商材に当てはまるわけではありません。ただ、この型の商材なら、まず商品名や広告、レビューで検索結果に出ることが先です。インフルエンサー施策は、その土台ができてからの上乗せと考えてください。
使用シーンで魅力が伝わる商材の判断基準【インフルエンサーと相性が良い】
使っている様子を見て初めて良さが伝わる商材は、インフルエンサーと相性が良い商材です。
とくにガジェットは、インフルエンサーの縦長動画と相性が良いと感じています。持ち方や使う場面、サイズ感は、静止画より動画のほうが伝わりやすいためです。自社の商材が「使う様子を見せると伝わるか」で、優先度を判断してください。
検索で買われる商材でも、使用シーンで伝わる要素があれば両方を組み合わせられます。どちらの商材でも、依頼の前に受け皿を整える点は共通です。
依頼前に整える受け皿3項目【商品ページ・レビュー・在庫】
依頼の前に見る受け皿は、商品ページ、レビュー、在庫の3項目です。投稿を見て初めて来た人が、そのまま離脱しないための準備です。
- 商品ページ:画像、A+(商品紹介コンテンツ)、動画がそろっているかを見ましょう。
- レビュー:10件が目安です。この「10件の壁」は、解説動画でもお伝えしています。
- 在庫:販売ペースの2ヶ月分程度をFBAに置きましょう。足りなければ、投稿日を納品のあとにずらしてください。
※基準の理由はAmazonの外部流入とは?順位への効果と増やし方、ブランド紹介ボーナスの条件までへ。ブランド登録を加えた4項目で整理しています。
インフルエンサーに頼む前に、受け皿が足りているか迷っていませんか。
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- 商品ページの画像、動画、商品紹介コンテンツの点検
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ギフティングで得たUGC動画を商品ページにも使う方法【依頼1回で二重に回収】

投稿用に撮ってもらった縦長動画は、本人の許諾を取れば商品ページにも使えます。SNSからの送客と、商品ページのCVR(ここではユニットセッション率)の改善を同じ依頼で得られます。
受け皿の商品ページを厚くする素材としても、UGC動画は役に立ちます。ここでは、費用感、載せ方、効果の確かめ方、許諾の取り方の順に見ていきます。
マイクロインフルエンサーに頼む動画の費用感【作り込んだ動画との比較】
UGC風の動画は、作り込んだ動画より制作コストを大きく抑えられます。
解説動画でもお伝えしている実感では、制作コストはおおむね1/10〜1/2程度です。一方で、商品ページでの成果はほぼ変わらないと見ています。制作会社にフルで頼む場合は、10万〜20万円程度が目安です。
この考え方には元になった話があります。約3年前、あるモバイルバッテリーメーカーの社内で共有されていた知見です。レビュー風の縦長動画を商品ページに載せると、作り込んだ動画とほぼ同じ成果が出るという内容でした。実際に転用したところ、同様の結果が確認できました。時点が古い話なので、現在の成果は商材や時期で変わりえます。
UGC動画を商品ページに載せる作法【縦のまま載せ、広告は遷移先で使い分ける】

縦長のUGC動画は、商品ページには縦のまま載せられます。
広告に回すときは、スポンサーブランド動画広告の遷移先で扱いが分かれます。
- 遷移先がAmazon内のストア:縦長動画のまま使えます。
- 遷移先が商品詳細ページ:縦長は使えないため、16対9の横型で作りましょう。縦動画の左右を黒や単色、ぼかしの余白で埋めた動画は使えません。
縦長の1本を、商品ページとストアに飛ばす広告の両方に回せます。縦長動画の条件は、Amazon Adsの告知で確認できます。
商品ページの動画は、ブランド登録をしていなくても設定できます。ただし未登録だと、動画を設定できるASINの数に制限があります(支援現場で把握している内容です)。ASINとは、Amazonが商品ごとに割り振る識別番号です。複数の商品に展開するなら、ブランド登録を先に済ませておくと安心です。
※ブランド登録はAmazonブランド登録の費用と期間は?申請3ステップまで解説で整理しています。
UGC動画を載せた効果の確かめ方【CVRと検索順位を前後で比べる】
載せた後の効果は、CVRと主要キーワードの検索順位の2つで確かめましょう。
動画を載せる優先度は高いと考えています。私たちがコンサルに入るときも、最初に商品動画が設定されているかを確認しています。動画の実装後に、健康食品の月商が60万〜70万円程度から100万円程度に伸び、安定した支援事例があります。対象キーワードの順位も、20位台から10位前半程度まで上がっています。
支援現場の実感では、動画を設定しただけで検索順位が上がることも多くあります。2つの数字を、載せる前と後で比べてください。
※動画の作り方はAmazon動画制作とは?費用相場と自作・外注の選び方もどうぞ。
UGC動画の二次利用で注意する使用許諾【依頼時に取り決める3項目】
インフルエンサーが撮った動画を商品ページに使うときは、必ず本人の使用許諾を取ります。
支援現場の実感では、依頼すれば断られることは少ないものです。後から頼むより、依頼の時点で取り決めるほうが確実です。書面に残す項目は、次の3つです。
- 使う場所:商品ページ、広告、ブランドストアなど、どこに載せるかを決めます。
- 使う期間:期限の有無と、期限が来たあとの扱いを決めます。
- 編集の範囲:尺の短縮や、文字の追加をしてよいかを決めます。
この3つは、後半の手順で作る依頼書にそのまま入れます。取り決めがあれば、広告への転用も迷わず進められます。
SNS用に撮った動画を、Amazonの売上に活かしきれていませんか。
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- 商品ページへの動画の実装と、効果の確認
- 広告に回す動画の構成の整理
- CVRと検索順位を使った振り返り
売上向上実績100社以上、ベストセラー1位多数獲得です(※お客様実績に基づく参考値)。無料相談にて、手元の動画をどこに使うかの考え方から一緒に整理します。
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インフルエンサー施策で守るべきステマ規制とAmazonのレビュー規約

法令ではPR表記を、Amazonでは見返りのレビュー依頼の禁止を守ります。2つは別のルールなので、両方を守る必要があります。
ギフティングも有償PRも、この2つのルールの両方にかかわります。責任の所在と出品者がやることを、表で並べます。
| ルール | 誰の責任か | 禁止されること | 出品者がやること |
|---|---|---|---|
| ステマ規制(景品表示法) | 広告主である出品者 | 広告なのに、広告だと分からないように見せること | 依頼した投稿に「広告」「PR」などの表示を入れてもらう |
| Amazonのカスタマーレビューのポリシー | レビューを依頼する出品者 | 謝礼や割引などの報酬と引き換えに、レビューを依頼すること | ギフティングの条件にAmazonのレビューを入れない |
ステマ規制ではPR表記は出品者の責任になる【2023年10月1日施行】
ステマ規制の対象は、インフルエンサーではなく広告主である出品者です。
2023年10月1日から、広告であることを隠した表示は景品表示法の違反になりました。消費者庁は、規制の対象を商品を供給する事業者(広告主)としています。依頼を受けたインフルエンサーなどの第三者は、対象になりません。出典は消費者庁の案内「令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。」です。
つまり、投稿にPR表記が抜けていれば、責任を問われるのは出品者です。表記をインフルエンサー任せにするだけでは足りません。出品者がやることは次の2つです。
- 依頼書に、PR表記の方法を書いておく
- 公開後に、表記が入っているかを投稿で確認する
商品を無償で渡して投稿を頼むギフティングも、出品者が内容に関与していれば広告と扱われる可能性があります。どこまでが関与に当たるかは、消費者庁の運用基準で確認してください。
ギフティングの注意点【見返りにAmazonレビューを求めず、Vineとリクエストで集める】
ギフティングの見返りに、Amazonのレビューを求めてはいけません。
Amazonは、謝礼や割引などの報酬と引き換えに、第三者へレビューを依頼することを禁止しています。インフルエンサーへの依頼でも同じです。「商品を送るのでレビューもお願いします」という一文が、規約違反になります。出典はAmazonセラーセントラル ヘルプ「カスタマーレビュー」です。
受け皿で見たレビュー10件は、Amazonが推奨する次の2つの方法で集めましょう。
- 「レビューをリクエストする」ボタン:セラーセントラルから、定型のレビュー依頼メールを購入者に送れます。解説動画では、毎週まとめて送るルーティンをおすすめしています。
- Amazon Vine:Amazonが招待したレビュアー(Vineメンバー)に、商品を無料で提供する公式プログラムです。大口出品で、ブランド登録のブランド代表者であり、FBAの商品を出品中であることが前提です。
推奨の方法は、ヘルプ「レビューおよび関連トピックに関する質問への回答」に載っています。
立ち上げ初期は、Vineを必ず実施するのが私たちの方針です。レビューがゼロのままでは、送客しても買われにくいためです。Vineの参加条件と登録手数料は改定されることがあります。最新の内容は、ヘルプ「Amazon Vine」で確認してください。
※レビューの集め方はAmazonレビューが増えない理由と正規施策5選で整理しています。
ルールを守る準備ができたら、次は効果と費用をどう管理するかです。
インフルエンサー施策の効果測定と費用の上限の決め方【アトリビューションとTACOS】

投稿ごとに計測用のURLを分け、施策費もTACOSに含めて上限を決めます。売れた気がするだけでは、次の依頼に活かせません。
Amazonアトリビューションで投稿ごとに計測する【無料・ブランド登録が前提】
Amazonアトリビューションは、Amazon外からの流入の成果を測る無料のツールです。
利用できるのは、ブランド登録をしている大口出品者やベンダーなどです。クリック数、商品詳細ページの閲覧数、カートへの追加、購入、売上などを計測できます。出典はAmazon Adsの「Amazonアトリビューション」です。
使い方の要は、投稿ごとに別の計測用URLを発行することです。インフルエンサーごと、投稿ごとに分ければ、どの投稿が売上に効いたかが分かります。1本のURLにまとめると、当たりの型が見えなくなります。
成果はセッション・CVR・単価に分けて読む
成果は、売上をセッション(訪問数)、CVR、平均単価の3つに分けて読みます。
投稿の後に売上が増えたら、どの変数が動いたかを確かめましょう。動いた変数によって、次に打つ手が変わります。
- セッションが増えた:送客が効いています。
- CVRが上がった:UGC動画など、ページ側の改善が効いた可能性があります。
- 平均単価が上がった:単価の高い商品に購入が集まった可能性があります。送客する商品の選び方と合わせて確かめましょう。
順位に最も効くのは、投稿で増えた販売個数だというのが支援現場の実感です。販売個数は、親ASIN(色やサイズ違いをまとめた親の番号)単位で評価されると考えています。送客先のURLは、同じ親ASINにそろえましょう。
判断は、投稿直後の単月の跳ねではなく売上の水準で行いましょう。順位は先行指標で、売上に反映されるまで時間差があります。以前は例外だった売上の水準が、今は通常になったかで成長を見ます。
ギフティングや報酬の費用もTACOSに含めて上限を決める
インフルエンサー施策の費用も、広告費と同じくTACOSの枠に含めて上限を決めます。
施策費を含めると、式は次のとおりです。TACOS(%)=(広告費+施策費)÷ 全体の売上 × 100。施策費には、ギフティングの商品原価と謝礼、有償PRの報酬を入れます。
上限は固定額ではなく、この比率で持ちましょう。比率の目安と、立ち上げ期と利益を残す段階の分け方は、判断基準の章で紹介した外部流入の記事で扱っています。
インフルエンサーに払った費用が、売上に見合っているか判断できていますか。
LINK株式会社は、Amazonの広告費と売上を全体の比率で管理する運用を支援しています。
- TACOSを軸にした広告費の上限の設計
- セッション、CVR、単価に分けた売上の分析
- 投資期と利益を残す時期の切り替えの設計
1年以上継続率90%以上、サービス満足度97%以上です(※お客様実績に基づく参考値)。無料相談にて、施策費を含めた広告費比率の考え方から一緒に整理します。
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Amazonインフルエンサー施策を始める手順【依頼から計測までの5ステップ】

受け皿の確認から振り返りまで、次の5ステップで進めます。ここまでの章で見た内容を、実行する順番に並べ直したものです。
- 受け皿を確認する:商品ページ、レビュー、在庫の3項目を、判断基準の章で示した基準で点検します。
- 組む形と予算の上限を決める:ギフティングか有償PRかを決めます。施策費を含めたTACOSの上限と、投資期間も決めます。
- インフルエンサーを選び、依頼書を作る:PR表記の方法、使用許諾(使う場所、期間、編集の範囲)を書きます。レビューを求めないことも明記します。
- 投稿ごとに計測用URLを発行する:Amazonアトリビューションで、インフルエンサーごと、投稿ごとにURLを分けます。
- 振り返り、UGC動画を商品ページへ回す:セッション、CVR、単価のどれが動いたかを見ます。許諾を取った動画は、商品ページと広告に展開します。
当たった投稿の型は、次の依頼に引き継ぎます。1回で終わらせず、5ステップを回すたびに型を磨くことが大切です。
手順は分かっても、どこから手を付けるかで止まっていませんか。
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- 受け皿の点検と、改善の優先順位づけ
- 計測の設定と、数字の読み方の整理
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売上向上実績100社以上、売上平均上昇率420%以上です(※お客様実績に基づく参考値)。無料相談にて、5ステップのうちどこから始めるかの考え方を一緒に整理します。
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インフルエンサー施策は自社で進めるか支援会社に頼むか【判断基準と確認点】

SNSの窓口役と計測の設定を、社内で持てるかが判断の分かれ目です。
自社で進められる会社と外部の手を借りたほうがよい会社の違い
自社で進めやすいのは、SNSの担当者がいて、インフルエンサーとのやり取りを任せられる会社です。さらに、アトリビューションの設定や、3つの変数での振り返りを社内でできることが条件です。
どちらかが欠けるなら、外部の手を借りる選択肢があります。たとえば、やり取りは社内でできても、計測と費用の管理まで手が回らないこともあります。その場合は、欠けている部分だけを補う頼み方もできます。
インフルエンサー施策を支援会社に頼む前に確かめる3点【窓口役・計測・責任者の経歴】
支援会社に頼むなら、契約前に次の3点を確かめます。担当範囲は、公式サイトで分かる範囲を先に見ておくと、商談で聞くことを絞れます。
- インフルエンサーとの窓口を誰が持つか:候補選び、依頼書、PR表記の確認を、どちらが担うかを決めましょう。窓口の担当者が不在のとき、誰がやり取りを引き継ぐかも聞いておきましょう。
- 計測を誰が設定し、どう報告するか:投稿ごとに計測用URLを分けて発行できるかを聞きます。報告がセッション、CVR、単価に分けた形かも確かめましょう。
- 責任者はこれまで何を担当してきたか:肩書きではなく、担当してきた業務の中身を聞きます。売上だけでなく、利益や在庫まで一緒に考えられるかも見ます。
質問への答えを濁される場合は、慎重に判断したほうがよいでしょう。解説動画でもお伝えしているとおり、発注側の最大の損失は、成果が出ないまま3〜4ヶ月を失うことです。契約前の確認で、そのリスクを下げられます。
Amazonインフルエンサーに関するよくある質問
- 出品者もAmazonインフルエンサープログラムに参加できますか?
プログラムは、商品を紹介する側のための制度です。出品者が参加して自社商品を紹介する扱いは、アソシエイトの規約で確認してください。
出品者が売上につなげる手段としては、ギフティングと有償PRが中心になります。どちらも出品者が自分で動かせる形です。
- インフルエンサーに紹介料を上乗せして払えますか?
プログラムの紹介料は、Amazonが参加者に支払うものです。出品者が報酬を払って投稿を頼むなら、有償PRとして別に契約しましょう。
その投稿には、出品者の責任でPR表記が必要です。
- フォロワー何人くらいのインフルエンサーから依頼すべきですか?
最初は、フォロワーがおおむね1万〜4万人程度のマイクロインフルエンサーから試すのが現実的です。
支援現場の実感では、この層は無償から2万円程度で引き受けてもらえることがあります。業界統計ではなく、商材や依頼内容で変わる一つの目安です。
- PR表記はインフルエンサー任せでよいですか?
任せきりにはできません。ステマ規制の対象は広告主である出品者で、表記が抜けた責任は出品者が負います。
依頼書に表記の方法を書き、公開後の投稿も確認してください。
- ギフティングした相手にAmazonのレビューを頼んでもよいですか?
頼んではいけません。謝礼や割引などの報酬と引き換えにレビューを依頼することは、Amazonのポリシーで禁止されています。
レビューは、セラーセントラルの「レビューをリクエストする」ボタンとAmazon Vineで集めましょう。
- インフルエンサーの投稿でAmazonの検索順位は上がりますか?
順位に最も効くのは、投稿で増えた販売個数です(支援現場の実感)。販売個数は親ASIN単位で評価されると考えています。
投稿の効果は、投稿直後の単月ではなく売上の水準で判断してください。
- ブランド紹介ボーナスは使えますか?
ブランド紹介ボーナスは、米国のAmazonストアで販売するブランドが対象の制度です。日本のAmazonだけで販売している場合は、前提にできません。
詳しい条件は、判断基準の章で紹介した外部流入の記事で整理しています。
まとめ:Amazonインフルエンサー施策は受け皿を整え、PR表記と計測用URL付きで小さく始める
出品者がAmazonインフルエンサーと組むなら、自分で動かせるのはギフティングと有償PRです。依頼の前に受け皿3項目を整え、PR表記と計測用URLを付けて小さく始めましょう。投稿で得たUGC動画は、許諾を取れば商品ページにも使えます。
インフルエンサー施策を、Amazonの売上につなげる土台から整えませんか。
LINK株式会社は、Amazonの商品ページ、広告、在庫、計測を一貫して支援しています。
- 送客を受け止める商品ページとレビューの点検
- 施策費を含めた広告費比率の設計
- セッション、CVR、単価に分けた振り返りの仕組みづくり
売上向上実績100社以上、サービス満足度97%以上、ベストセラー1位多数獲得です(※お客様実績に基づく参考値)。無料相談にて、ご状況に合わせて最初に整える受け皿の考え方から一緒に整理します。
LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームとして、100社以上の運用改善に伴走してきました。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。
LINKのEC支援サービスは、動画でも紹介しています。
- 参照した一次情報・公式情報
- Amazonアソシエイト ヘルプ「Amazon インフルエンサー・プログラムとは何ですか」(YouTube・Instagramでの紹介、ストアフロント、紹介料。2026年9月29日確認)
- Amazonアソシエイト ヘルプ「Amazon インフルエンサー・プログラムと Amazon アソシエイト・プログラムの違いは何ですか」(2026年9月29日確認)
- Amazonアソシエイト「アソシエイト・プログラム紹介料率表」(紹介料率は商品カテゴリーによって異なる。2026年9月29日確認)
- 消費者庁「令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。」(2023年10月1日施行、規制対象は広告主。2026年9月29日確認)
- Amazonセラーセントラル ヘルプ「カスタマーレビュー」(報酬と引き換えのレビュー依頼の禁止。2026年9月29日確認)
- Amazonセラーセントラル ヘルプ「レビューおよび関連トピックに関する質問への回答」(「レビューをリクエストする」ボタンとAmazon Vine。2026年9月29日確認)
- Amazonセラーセントラル ヘルプ「Amazon Vine」(大口出品・ブランド代表者・FBA商品の出品中という前提条件。2026年9月29日確認)
- Amazon Ads「Amazonアトリビューション」(無料、利用対象、計測指標。2026年9月29日確認)
- Amazon Ads「スポンサーブランド動画広告では、広告コンソールとAmazon Ads APIで縦長動画のクリエイティブを導入」(縦長動画は遷移先がAmazon内のストアの場合のみ、対象地域に日本。2026年9月29日確認)
- Amazonセラーセントラル(米国)ヘルプ「ブランド販売ボーナスプログラム」(適用マーケットプレイスは米国。2026年9月29日確認)
- 記事監修
- 公開日: 2026年9月30日 / 最終更新日: 2026年9月30日
- 監修者:南雲 宏樹(LINK株式会社 代表取締役 / 元Amazon Japan)
- 本記事はAmazonの公式ヘルプ、消費者庁の公表情報、およびLINK株式会社の支援実績データを基に作成しました。
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