Amazonセールの種類を出品者向けに整理。参加方法2つと年間の主要セールを元Amazon出身者が解説。
「プライムデーに出したいのに、タイムセールの対象に自社の商品が出てこない……」
「特選、お買い得情報、在庫処分。名前が多すぎて、どれが自社で使えるのか分からない……」
元Amazon JapanでEC支援に携わってきた私、南雲が、出品者から見たAmazonセールの種類を解説します。本記事は、セールに商品を出す出品者に向けて、セールの名前と参加の仕方の違いから種類を整理しました。Amazonのセールは、Amazonが対象を選んで承認するセールと、出品者が自分で設定する割引の2つに分かれます。プライムデーのような大型セールにも、このどちらかの方法で参加します。公式ヘルプとAmazonの発表をもとに、2026年のセールの時期と手数料、タイムセールの種類、対策までを解説します。
この記事のまとめ
- セールには、プライムデーやブラックフライデーなどのイベントと、タイムセールやクーポンなど自分で使う手段があります。
- 手段は、Amazonが選ぶセールと、自分で設定する割引の2つに分かれます。
- プライムデーなど3つの大型セールでは、タイムセールの手数料が1件600円+売上1%です。
- 出品者が作れるタイムセールは、数量限定タイムセールとお買い得情報の2種類です。
- 推奨に出ない商品は、価格の割引やクーポンで同じ時期に値引きを見せられます。
- 成果は、その後の順位と売上まで前回のセールと比べます。
まず、セールの名前を一覧にし、2つに分けるところから見ていきます。
Amazonセールの種類は2つ【Amazonが対象を選ぶセールと、出品者が自分で設定する割引】

Amazonのセールは名前が多く、まとめて並べると混乱します。名前は、Amazonが開くイベントと、出品者が使う手段の2層に分かれます。まず、2026年のイベントを時期の順に並べます。
| Amazonのイベント | 2026年の時期 | 商戦期の手数料 |
|---|---|---|
| 初売り | 1月3日〜7日(終了) | かからない |
| スマイルセール | 1月27日〜2月2日、ゴールデンウィークの4月30日〜5月3日など(終了) | かからない |
| 新生活セール | 先行3月3〜5日/本セール3月6〜9日(終了) | かからない |
| プライムデー | 先行7月7〜9日/本セール7月10〜13日(終了) | かかる |
| プライム感謝祭 | 先行10月13〜15日/本セール10月16〜19日(終了) | かかる |
| ブラックフライデー | 2026年は発表待ち(参考:2025年は先行11月21〜23日/本セール11月24日〜12月1日) | かかる |
どのイベントにも、出品者は下の手段のどれかで参加します。手段の名前と、それぞれの値引きの中身は次のとおりです。
| 出品者が使う手段 | 対象の商品を決めるのは | どんな値引きか |
|---|---|---|
| タイムセール(数量限定タイムセール・お買い得情報) | Amazonが選ぶ | 時間か日数を区切り、タイムセールのページに載せて売る |
| 在庫処分セール | Amazonが選ぶ | FBAに長く残った在庫を、在庫処分セールのページで2週間売る |
| 価格の割引(プライム会員限定も) | 自分で設定 | 1〜30日、割引価格で売る。対象をプライム会員だけにもできる |
| クーポン | 自分で設定 | 割引率か割引額のクーポンを、予算を決めて出す |
| プロモーション | 自分で設定 | 購入数や組み合わせに応じて割引する |
| ブランド割引 | 自分で設定 | ブランド登録をした出品者が、狙った購入者だけに割引を出す |
出品者から見た分け目は、Amazonの承認が要るかどうかです。それぞれの中身を見ていきます。
Amazonが対象を選んで承認するセール:タイムセールと在庫処分セール
1つ目は、Amazonが対象の商品を選び、承認したものだけが実施されるセールです。代表がタイムセールで、公式ヘルプは招待制のプログラムと説明しています。
申請できるのは、タイムセールダッシュボードに推奨として表示されたASINだけです。ASINは、Amazonが商品ごとに振る管理番号です。対象のASINは毎週入れ替わり、今週出た商品が来週も出るとは限りません。
在庫処分セールも同じ型です。FBA(Amazonの倉庫に在庫を預けて出荷を任せる仕組み)の在庫から、Amazonが推奨した商品だけを申請できます。申請しても、承認されなければ掲載されません。
出品者が自分で設定する割引:価格の割引・クーポン・プロモーション・ブランド割引
2つ目は、条件を満たせば出品者が自分で作れる割引です。Amazonに商品を選んでもらう必要がなく、期間も自分で決めます。価格の割引、クーポン、プロモーション、ブランド割引の4つが主なものです。
このほか、Amazonポイントを付けて実質の値引きにする方法もあります。なお、プロモーションやクーポンは、おすすめ出品になっていないと商品詳細ページに表示されません。
※ポイントの率の決め方や設定する画面は、Amazonポイントセントラルとは?場所と設定方法、0%にする手順と反映されないときの対処で解説しています。
大型セールにも、この2つのどちらかで参加します。イベントにタイムセールを申請するか、期間に合わせて自分で割引を設定するかです。よく見る「招待型」「申請型」という分け方は、公式の区分ではありません。申請型とされがちなタイムセールも、申請できるのは推奨に出た商品だけです。
Amazonの年間の主要セール【2026年のカレンダーと、出品者にかかる手数料】

年間の主要セールは、出品者から見ると、商戦期の手数料がかかるかどうかで分かれます。プライムデー、プライム感謝祭、ブラックフライデーの3つだけに、商戦期の手数料がかかります。
プライムデー・プライム感謝祭・ブラックフライデー:商戦期の手数料がかかる3つの大型セール
3つとも、先行セールのあとに本セールがあります。日程は前の章の一覧のとおりで、対象とタイムセールの早期申請の締め切りは次のとおりです。
| Amazonの大型セール | 対象の購入者 | タイムセールの早期申請の締め切り |
|---|---|---|
| プライムデー | プライム会員 | 終了 |
| プライム感謝祭 | プライム会員 | 2026年8月5日(終了) |
| ブラックフライデー | 例年はすべての購入者 | 2026年9月30日(終了) |
この3つのセールでタイムセールを実施すると、手数料は次のとおりです。
- 前払い手数料:プロモーション1件あたり600円
- 変動手数料:売上の1.0%(上限20,000円)
- 早期申請割引:締め切りまでに申請すると、前払い手数料が500円割引
同じ3つのセールでは、自分で設定する価格の割引にも同額の手数料がかかります。売上がまったく無くても、前払い手数料は請求されます。
申請は、タイムセールダッシュボードの「開催予定のイベント」から行います。プライムデーとプライム感謝祭の正確な日時は、少なくとも1週間前にセラーセントラルで公開されます。商戦期は、通常より高い割引を求められる場合もあります。
※大型セールの準備スケジュールと当日の運用はプライムデーの出品者準備|参加方法と手数料(1件600円+売上1%)、ブラックフライデーまでの逆算スケジュール【2026年最新版・元Amazon出身者監修】もどうぞ。
新生活セール(3月)と新生活セールFinal:2026年に始まった春のセール
2026年には、新生活セールと新生活セールFinalが商戦期のイベントとして加わりました。新生活セールは、先行3月3〜5日、本セール3月6〜9日に開かれました。すべての購入者が参加できるセールです。
公式ヘルプでは、2つとも新しいイベントのため、商戦期の手数料は請求されないとしています。手数料の扱いは年ごとに変わり得るので、申請の画面で表示される金額を確かめましょう。
初売り(1月)とスマイルセール(1月末・ゴールデンウィーク):タイムセールを申請して参加する
大型セールのほかにも、季節ごとの中規模のセールがあります。年始の初売りと、年に何度か開かれるスマイルセールです。公式ヘルプも、タイムセールを申請できるイベントの例にスマイルセールを挙げています。
時期は、前の章の一覧のとおりです。スマイルセールの日程は、セラーフォーラムのAmazonからのお知らせで事前に案内されます。ゴールデンウィークの回もあるので、連休前の在庫と割引の計画に組み込みましょう。
参加の仕方は大型セールと同じで、タイムセールダッシュボードから対象のイベントを選びます。スケジュールにイベントが表示されないときは、その時点で申請条件を満たすASINがありません。
Amazonタイムセールの種類と出品条件【現行の2種類と、名前が変わったもの・出品者が選べないもの】

タイムセールは、記事やサイトによって名前がばらばらです。現行の公式ヘルプに沿うと、出品者が作れるのは2種類だけです。
出品者が作れるのは数量限定タイムセールとお買い得情報の2種類
大口出品の出品者が作れるタイムセールは、数量限定タイムセールとお買い得情報の2種類です。違いは、実施する長さです。
- 数量限定タイムセール:選んだ週の1日だけ、最大12時間
- お買い得情報:作成の翌日から始められ、1〜14日間
お買い得情報は、以前は「おすすめタイムセール」と呼ばれていました。手数料のヘルプには今もこの名前が残っています。7日間のタイムセールと書く記事もありますが、作成画面で選ぶ名前はお買い得情報です。
商戦期以外の手数料は、1日あたり150円と売上の1.0%(上限15,000円)です。同じASINは、数量限定タイムセールで7日、お買い得情報で14日あけないと再実施できません。
| Amazonセールの種類(タイムセール) | 出品者からの申請 | 実施する期間 | 商戦期以外の手数料 |
|---|---|---|---|
| 数量限定タイムセール | 推奨に出たASINだけ申請できる | 選んだ週の1日・最大12時間 | 1日150円+売上1%(上限15,000円) |
| お買い得情報(旧おすすめタイムセール) | 推奨に出たASINだけ申請できる | 1〜14日間 | 1日150円+売上1%(上限15,000円) |
| プライム会員限定タイムセール | 推奨で対象者にプライム会員と出た商品だけ | — | 作成時のスケジュール指定で表示 |
| 特選タイムセール | 作成・申請できる種類にない | — | — |
申請したあとも、次の3点に気をつけましょう。
- 実施中は、タイムセールの価格を上げられない
- 確定した数量の90%が売れると無効になり、元に戻せない
- 取り消すなら、開始時刻の25時間前までに済ませるのが推奨
90%で止まるのは、注文が集中して確定数を超えて売れるのを防ぐためです。100点を確定したなら、90点が売れた時点で終わります。25時間前までに取り消せば、手数料と、その後のタイムセールが作れなくなる事態を避けられます。
※タイムセールの作成手順と、手数料の計算例はAmazonタイムセールの出品条件と手数料(1日150円+売上1%)|作れる2種類と作成5ステップ【2026年最新版・元Amazon出身者監修】もどうぞ。
タイムセールの出品条件:大口出品・評価★3.5以上と、商品の★3以上・プライム対象・新品
タイムセールの条件は、出品者の条件と商品の条件に分かれます。出品者は、大口出品で、全体的な評価が星3.5以上であることです。休止モード中は、新しいタイムセールを作れません。
商品の主な条件は次のとおりです。
- Amazonで販売履歴があり、評価が星3つ以上
- プライム対象(FBAかマケプレプライム)の新品
- 制限対象商品や不適切な商品ではない
- 検証済みの比較対照価格があり、価格の上限以下で出す
服やシューズなど一部のカテゴリーでは、バリエーションの65%以上を出す必要があります。条件をすべて満たしても、推奨に出ない週はあります。その間は、次の章で扱う自分で設定する割引で補います。
特選タイムセールとプライム会員限定タイムセールは、出品者から申請できない
「特選タイムセール」は、出品者が作成・申請できる種類に入っていません。割引率などの条件を書いた記事もありますが、公式ヘルプの作成手順で選べるのは前の2種類です。案内を受けた場合は、その内容とヘルプを照らし合わせてから申し込みましょう。
プライム会員限定タイムセールは、プライム会員だけに割引価格を見せるタイムセールです。推奨商品の「利用資格のある対象者」列にAmazonプライム会員と出た商品で作れます。特定のASINを対象にするよう、出品者から個別に頼むことはできません。
名前が似ている「プライム会員限定割引」は、次の章の価格の割引で作るものです。タイムセールとは別の仕組みなので、混同しないようにしましょう。
在庫処分セール:FBAに90日以上ある在庫を、2週間・追加手数料なしで売る

在庫処分セールは、FBAに長く残った在庫を、在庫処分セールのページで2週間売る仕組みです。タイムセールの追加手数料はかからず、通常のFBA手数料と販売手数料だけがかかります。
出品者の条件は、タイムセールと同じです。ASINの主な条件は次のとおりです。
- Amazonのフルフィルメントセンターに90日以上ある新品
- 商品の評価が星3つ以上か、レビューがない
- 現在の価格より20%以上安い価格で申請する
- 過去60日に在庫処分セールに出ていない、ほかのタイムセールと重ならない
申請は、FBA在庫ページで推奨された商品の「在庫処分タイムセールを作成する」から行います。正常に申請できたものは週2回処理され、承認されるとメールが届きます。すべての申請が実施されるわけではありません。
注意したいのは、数量を制限できないことです。すべての在庫を在庫処分の価格で売りたくないなら、申請しないのが公式の案内です。自動の価格設定ルールで価格が上限を超えると、予告なく取り消されることもあります。
出品者が自分で設定できる割引の種類と条件【価格の割引・クーポン・プロモーション・ブランド割引】

タイムセールの推奨に出なくても、自分で設定できる割引はあります。4つの違いは、手数料と、割引を誰に見せるかです。
価格の割引:プライム会員限定にもでき、通常は無料、商戦期は1件600円+売上1%
価格の割引は、最大30日間、決めた数量の商品を割引価格で売る機能です。対象は、すべての購入者、プライム会員だけ、法人顧客から選べます。プライム会員だけにしたものが、いわゆるプライム会員限定割引です。
使えるのは、大口出品で出品者の評価が3.5以上の出品者です。商品は星3つ以上の新品で、割引は次の3つを満たす必要があります。
- 過去30日にプロモーション以外で売れた最安値から5%以上安い
- 現在の価格から5%以上安い
- 検証済みの比較対照価格がある商品は、その価格から5%以上安い
プライム会員限定の割引には、検証済みの比較対照価格が要ります。出品者出荷の商品は、出荷遅延率4%以下や送料無料などの条件も加わります。
手数料は、商戦期以外はかかりません。2026年の3つの大型セールの週は、1件600円と売上の1.0%(上限20,000円)です。商戦期の価格の割引には目立つバッジが付き、検索結果や商品詳細ページに表示されます。
クーポン:前払い150円+売上1.5%(上限25,000円)
クーポンは、割引率か割引額を決め、予算の範囲で購入者に配る割引です。大口出品で、出品者の評価が3.5以上なら作れます。FBAでも出品者出荷でも使え、レビューがない新しい商品も対象です。
手数料は、2026年2月6日以降に作ったクーポンで、前払い150円と売上の1.5%(上限25,000円)です。割引は販売価格の5〜50%の範囲で、作ってから有効になるまで4〜6時間かかることがあります。
※クーポンの条件と作り方、予算の決め方はAmazonクーポンの発行手順|手数料150円+1.5%の費用・条件と利益を削らない使い方【2026年最新版・元Amazon出身者監修】もどうぞ。
プロモーションとブランド割引:まとめ買いの割引や、狙った購入者だけへの割引
プロモーションは、購入数や組み合わせに応じて割引する機能です。割引率による割引と、1点購入でもう1点プレゼントを選べます。段階式の割引にすると、たくさん買うほど割引が増え、1人あたりの購入額を上げられます。
大口出品なら、評価は星2.5以上で使え、価格の割引より条件が緩めです。割引率は5〜50%の範囲で、本・ミュージック・ビデオ・DVDは対象外です。
ブランド割引は、ブランド登録でブランド代表者になっている出品者が使える割引です。リピート購入者やカートに入れて買わなかった人など、狙った顧客層にだけ割引を見せられます。顧客層が1,000人以上のときだけ作れ、手数料はかかりません。
割引は重なると合算される。タイムセール20%とクーポン5%で25%引きに

同じ商品に複数の割引を設定すると、割引は合算されます。公式ヘルプの例では、1万円の商品にタイムセール20%とクーポン5%を重ねると、割引は2,500円です。在庫処分セールとクーポンも同じように重なります。
クーポンを作るとき、ほかのプロモーションと重なっていないかをシステムは確かめません。大型セールの前は、タイムセール、価格の割引、クーポンの予定を1つの表にまとめましょう。重なると割引の原資が想定より大きくなり、予算も超えやすくなります。
Amazonセールの種類の選び方【商品の状況と目的で使い分ける】

セールの種類が分かったら、商品ごとに使う手段を決めます。決め手は、推奨に出ているか、在庫の状態、そして利益が残るかの3つです。
タイムセールの推奨に出た主力商品は、割引後も利益が残るなら申請する
推奨に出た主力商品は、まずタイムセールを検討しましょう。タイムセールページに載り、大型セールでは購入者が集まる面に出られるからです。ただし、申請の前に割引後の利益を確かめましょう。
Amazonの出品者向けサイトは、タイムセールの効果を次の3段階で説明しています。
- Amazonの集客や広告で、閲覧が増える
- 値ごろな価格で、販売数が伸びる
- 積んだ販売実績で、終了後も閲覧と売上が伸びやすくなる
私たちは、広告費を売上に対する比率で管理します。総売上に占める広告費の割合で、TACOSと呼びます。原価率は30%程度を一つの目安にし、残りの差分から、ポイントや割引などの販促費を出す考え方です。
食品のように原価率が高い商材は、パッケージまで含めるとおおよそ40〜50%になることが多くあります。その場合はTACOSを10%以下に抑えたいところです。割引率は、この枠から逆算して決めましょう。
推奨に出ない商品は、価格の割引かクーポンで同じ時期に値引きを見せる
推奨に出ない商品も、大型セールの期間に合わせて自分で割引を設定できます。商品の評価が星3つ以上で、検証済みの比較対照価格がある商品なら、価格の割引でプライム会員限定の割引を出せます。
レビューがまだない新しい商品は、クーポンが使えます。クーポンは、レビューのない新しい商品も対象だからです。
リピートしやすい消耗品なら、定期クーポンも候補です。初回だけ価格を下げ、定期おトク便への加入に誘導できます。LINKの支援の現場でも、リピート率の高い商品によく使っています。
売れ残った在庫と競合のセールへの対策の選び方:在庫処分セールと対抗のタイムセール
FBAに90日以上残った在庫は、在庫処分セールを検討しましょう。追加の手数料がかからず、在庫を減らしながら保管手数料も抑えられます。数量を制限できないので、全量を処分価格で売ってよい在庫に限りましょう。
もう1つの判断材料が、競合のセールです。同じ検索結果で競合だけが割引の表示を持つと、クリックや購入を奪われます。
見るべきなのはカテゴリー全体ではなく、自社と同じ検索結果の上位にいる競合です。競合がセールを打つ頻度が高い時期は、利益とTACOSの範囲で対抗のセールを検討しましょう。推奨に出ていればタイムセール、出ていなければ価格の割引やクーポンで対抗できます。
Amazonセールで売上を伸ばす対策【評価・商品ページ・広告・FBA在庫・セール後の評価】

どの種類のセールでも、売上を伸ばす準備は共通です。前に整え、当日に強め、後で比べるの3段階で考えます。
評価:出品者★3.5以上・商品★3以上を保ち、レビュー10件と星の表示を先に上げる
評価は、セールに出るための条件そのものです。タイムセールも価格の割引も、出品者の評価3.5以上と商品の星3つ以上が前提です。
条件を満たしても、レビューが少ない商品はセールの集客を買い物につなげにくくなります。支援の現場では、レビュー数と購入率の関係は階段状だと見ています。まず1件、次に10件の壁を越えておきたいところです。
星の表示も見ておきましょう。平均4.2なら星4、4.3からは星4.5と表示されます。表示が星4.5に上がると、購入率はおおむね1.2倍程度になる実感があります。なお、割引をレビューの見返りにすることは禁止されています。
商品ページ:商品名と箇条書きの改善はセールの1週間前までに終える
商品名と箇条書きの改善は、セールの1週間前までに終えましょう。変えてから順位に反映されるまで、1週間程度のずれを見込んでいるためです。確証のある数字ではないので、余裕を持って前倒しにしましょう。
画像では、メイン画像から手を入れます。メイン画像はクリック率と購入率の両方に効くからです。商品名の大幅な変更は順位を落とすことがあるので、末尾に足す程度にとどめます。
広告とクーポン:広告は売上比で握って最終日の夜に強め、クーポンは前後1週間に置く

セール期間の広告費は、金額ではなく売上に対する比率で握ります。月の予算を固定額で決めると、売れている日に広告が止まります。順位が伸びる好機に、売上の機会を逃すことになります。
大型セールでは、先行セールより本セールに購買が集まります。支援の現場では、本セールの最終日、21〜24時に購買が最も集まると見ています。入札の競争も激しくなるため、この時間は入札を引き上げる体制を事前に組みます。
引き上げても比率の上限を超えないよう、上限は前もって決めておきます。担当者の頑張りに頼らず、シフトとして組むのが私たちの進め方です。
クーポンを併用するなら、セールの前後にも置きましょう。Amazonの出品者向けサイトが勧める使い方は次の2つです。
- イベントの1週間前から出し、事前に閲覧を増やす
- 終了後の1週間も続け、セール明けの売上の落ち込みを防ぐ
FBA在庫:2週間前までに納品し、セール後も切らさない
FBAの在庫は、セールの2週間前までに納品しておきましょう。Amazonの出品者向けサイトも、セール前は受領が遅れやすいとして2週間前の納品を勧めています。
タイムセールは、実施予定日の7日前までに申請した数量の在庫を確保する決まりです。在庫切れは、Amazon運用でいちばん避けたい失敗です。直近の販売個数がしばらく0になり、順位が戻りにくくなります。
ふだんは、直近の販売ペースで2ヶ月分ほどをFBAに置き、残り1ヶ月分で追加納品するのが、支援の現場での目安です。セールのあとは販売の速さが変わるので、週に1回は向こう1ヶ月の見込みを見直しましょう。
セール後:期間中の売上だけでなく、その後の順位と売上を前回のセールと比べる
セールの価値は、期間中の売上より、その後に残るものにあります。支援の現場では、検索順位に最も効くのは直近の販売個数だと見ています。セールで販売個数を積むと順位が上がり、終わったあとの売上を押し上げます。
そこで成果は、次の3つで評価します。
- 期間中の売上
- セール後の検索順位
- セール後の広告以外の売上の水準
比べる相手は、前回参加したセールです。ふだんの月と比べると、どのセールも良く見えて判断の材料になりません。順位が上がったキーワードは、その後の広告を強める候補に加えましょう。
Amazonセールの種類に関するよくある質問
- 「招待型」と「申請型」は、公式の分け方ですか?
公式の分け方ではありません。
公式ヘルプに沿うと、Amazonが対象を選ぶセールと、出品者が自分で設定する割引に分かれます。タイムセールは招待制なので、申請型と呼ばれることがあっても前者に入ります。
- 特選タイムセールに出るにはどうすればよいですか?
出品者から作成・申請できる種類ではありません。
出品者が作れるタイムセールは、数量限定タイムセールとお買い得情報の2種類です。案内を受けた場合は、その内容とヘルプを照らし合わせて確かめましょう。
- 小口出品でもセールに参加できますか?
タイムセールと主な割引は、大口出品が条件です。
タイムセール、在庫処分セール、価格の割引、クーポン、プロモーションは、いずれも大口出品の出品者が使えます。
- 大型セールのタイムセールが承認されなかったら、どうすればよいですか?
自分で設定する割引で参加しましょう。
価格の割引やクーポンは、イベントへの申請なしで期間に合わせて設定できます。商戦期の価格の割引には手数料がかかるので、利益を確かめてから作りましょう。
- 自己発送(出品者出荷)の商品でもセールに出せますか?
手段によって違います。
タイムセールはプライム対象が条件で、FBAかマケプレプライムが必要です。在庫処分セールはFBAの在庫が対象です。クーポンは出品者出荷でも使え、価格の割引は出荷遅延率などの条件を満たせば使えます。
- セールの手数料は、返品されたら戻りますか?
戻りません。
タイムセールの手数料は、購入者が返品しても返金されません。実施中に取り消したタイムセールも全額請求されます。開始予定時刻までに取り消せば、手数料はかかりません。
- 次の大型セールの日程は、どこで確認できますか?
セラーセントラルと、Amazonの公式発表で確かめられます。
申請できるイベントは、タイムセールダッシュボードの「開催予定のイベント」に表示されます。プライムデーなどの正確な日時は、少なくとも1週間前にセラーセントラルで公開されます。
まとめ:Amazonセールは種類を2つに分け、商品ごとに手段と時期を決めて準備する
Amazonのセールは、Amazonが対象を選ぶセールと、出品者が自分で設定する割引の2つに分けると整理できます。推奨に出た商品はタイムセール、出ない商品は価格の割引やクーポンと、商品ごとに手段を決めましょう。力を入れるセールを決めたら、評価と商品ページと在庫を前もって整えます。終わったら、前回のセールと比べて振り返りましょう。
LINKのEC支援サービスは、動画でも紹介しています。
- 参照した一次情報・公式情報
- セラーセントラル ヘルプ「Amazonタイムセール」
- セラーセントラル ヘルプ「タイムセール手数料について」
- セラーセントラル ヘルプ「イベントでタイムセールを実施する」
- セラーセントラル ヘルプ「タイムセールの作成」
- セラーセントラル ヘルプ「タイムセールをキャンセル」
- セラーセントラル ヘルプ「Amazonプライム会員限定タイムセール」
- セラーセントラル ヘルプ「Amazon在庫処分セール」
- セラーセントラル ヘルプ「価格の割引」
- セラーセントラル ヘルプ「価格の割引の手数料」
- セラーセントラル ヘルプ「クーポン手数料」
- セラーセントラル ヘルプ「クーポンを作成する」
- セラーセントラル ヘルプ「Amazonプロモーション」
- セラーセントラル ヘルプ「ブランド割引」
- About Amazon「Amazon 初売り」2026年の開催発表
- セラーフォーラム「2026年第2回AmazonスマイルSALEのお知らせ」
- セラーフォーラム「2026年第3回Amazon スマイルSALEのお知らせ」
- Amazonプレスセンター「プライム感謝祭」2026年の開催発表
- Amazonプレスセンター「Amazon 新生活セール」2026年の開催発表
- Amazonプレスセンター「Amazon ブラックフライデー」2025年の開催発表
- About Amazon「2026年のプライムデー、日本では7月に開催」
- Amazon出品サービス「Amazonタイムセールとは?」
いずれも2026年10月22〜23日に確認しました。
- 記事監修
- 公開日:2026年10月23日 / 最終更新日:2026年10月23日
- 監修:南雲 宏樹(LINK株式会社 代表取締役 / 元Amazon Japan)
- 本記事はAmazon公式ヘルプと公式発表、およびLINK株式会社の支援実績データを基に作成しました。
▶ Amazonタイムセールの出品条件と手数料(1日150円+売上1%)|作れる2種類と作成5ステップ【2026年最新版・元Amazon出身者監修】
▶ プライムデーの出品者準備|参加方法と手数料(1件600円+売上1%)、ブラックフライデーまでの逆算スケジュール【2026年最新版・元Amazon出身者監修】
▶ Amazonクーポンの発行手順|手数料150円+1.5%の費用・条件と利益を削らない使い方【2026年最新版・元Amazon出身者監修】
▶ Amazonブランドテイラープロモーション(ブランド割引)とは?狙った顧客だけに10〜50%割引を出す条件と設定手順、利益を削らない使い方【2026年最新版・元Amazon出身者監修】

