Amazonライブを米国Amazonで配信する条件と始め方5ステップ、効果の測り方を元Amazon出身者が解説。
「米国のAmazon.comでも販売しているが、ライブ配信は使えるのか……」
「英語での配信に、手間をかける価値があるのか判断できない……」
元Amazon JapanでEC支援に携わってきた私、南雲が、米国Amazonで販売する日本企業に向けて、Amazonライブ(Amazon Live)の配信条件と始め方を解説します。Amazonライブは、ブランド登録済みの出品者が無料アプリで商品を紹介しながら販売できるライブ配信です。配信ルールは、Amazon.comでの販売と英語での配信を条件にしています(2026年9月時点)。日本のAmazonだけで販売している場合は、配信できません。その場合は、日本のAmazonでも使える商品動画から始めましょう。
この記事のまとめ
- Amazonライブは、ブランド登録(商標を持つブランドの所有者としてAmazonに登録する制度)を済ませた出品者が、無料アプリ「Amazon Live Creator」で商品を紹介しながら販売できるライブ配信です。
- 配信の条件は、Amazon.comでの販売と英語での配信です。日本のAmazonだけで販売している場合は配信できません(2026年9月時点)。
- 米国で販売していても、先にやるのは商品ページへの動画の設定です。商品動画は日本のAmazonでも使えます。
- 始め方は5ステップです。効果はセッション(訪問数)×CVR(ここではユニットセッション率)×単価に分けて見ましょう。
ライブの前に整えておきたい商品動画の作り方は、解説動画もあります。
Amazonライブ(Amazon Live)とは?商品を紹介しながら販売できるライブ配信の仕組み

Amazonライブは、商品を実演しながら配信し、視聴者が画面の商品一覧から購入できるAmazonのライブ配信機能です。
配信するのは、ブランド登録済みの出品者などです。専用アプリ「Amazon Live Creator」を使い、スマートフォンから配信します。配信ソフトとカメラを組み合わせる方法もあります(出典:Amazon「Amazon Live Frequently Asked Questions」)。
Amazonライブでできること(商品の実演、画面上の購入導線、チャット)
画像では伝わりにくい使い方や質感を、その場で見せられるのが最大の特徴です。
Amazon Liveのよくある質問によると、動画プレーヤーの横に紹介中の商品が並びます。視聴者はそこから商品を購入できます。配信中は視聴者とリアルタイムでチャットができ、配信後はアプリの分析画面で成果を確認できます。
向いているのは、使い方の実演やサイズ感の比較、よく受ける質問への回答です。
Prime Videoのライブ配信とは別のサービス(検索で混ざりやすい2つの違い)
「Amazon ライブ」で検索すると、Prime Videoのライブ配信が多く表示されます。
Prime Videoのライブ配信は、スポーツやコンサートを視聴者が見るためのサービスです。一方、本記事で扱うAmazonライブは、出品者が商品を販売するための配信です。名前は似ていますが、使う人も目的も異なります。ここからは、出品者向けのAmazonライブに絞って解説します。
【配信の形別】ブランドの自社配信・マネージドサービス・インフルエンサー配信の違い
Amazonライブの配信の形は、誰が配信するかで3つに分かれます。
| 配信の形 | 配信する人 | 費用 | 確認先 |
|---|---|---|---|
| Amazonライブの自社配信(セルフサービス) | ブランド自身がアプリで配信 | 配信は無料(人件費や機材費は別) | Amazon Adsの案内と配信ルール(Amazon.comでの販売が条件) |
| マネージドサービス | Amazon Adsが制作や掲載枠を支援 | Amazon Adsに問い合わせ | Amazon Adsの担当窓口 |
| インフルエンサー配信 | Amazonインフルエンサープログラムの参加者 | ブランドとの取り決めによる | 依頼先との個別の取り決め |
マネージドサービスは、Amazon Adsによる制作支援です。タレントの手配や掲載枠の保証、配信後のレポートまで含みます(出典:Amazon Ads「Amazon Live」)。自社で配信の手を動かす余力がない場合の選択肢になります。
費用をかけずに試せるのは、自社配信です。続いて、自社配信を始めるための条件と、配信が表示される場所を見ていきましょう。
Amazonライブを配信できる条件は?米国Amazon.comでの販売と英語での配信、表示場所、費用【2026年9月時点】

Amazonライブを配信できるのは、米国のAmazon.comで販売している、ブランド登録済みの出品者です。日本のAmazonだけで販売している出品者は、配信ルールの条件を満たしません。
配信の条件はAmazon.comでの販売・ブランド登録・英語での配信(相乗り出品では配信できない)
配信ルールは、出品者に次の条件を求めています(出典:Amazon「Amazon Live購入機能付き動画コンテンツガイドライン」)。
- 大口出品者で、ブランド登録を済ませていること
- Amazon.comで販売していること
- 18歳以上であること
- 配信をすべて英語で行うこと
- 紹介する商品が、Amazon.comで販売中であること
Amazon Adsの案内は、対象国に日本(JP)を挙げています(出典:Amazon Ads「Amazon Live」)。ただし配信ルールは、Amazon.comでの販売を条件にしています。準備は、条件の厳しい配信ルールに合わせましょう。
米国のAmazon.comにも出品しているブランドなら、この条件に当てはまります。これから米国に出品する企業は、Amazon.comでの販売を始めるところが出発点です。日本のAmazonだけで販売している場合は、「ライブより先に商品動画を設定する理由」の項から読み進めてください。
よくある質問が挙げるアプリの利用対象は、次の3者です。
- ブランド所有者として、セラーセントラルを使う出品者
- 広告コンソールでストアを公開しているベンダー(Amazonに商品を卸して販売してもらう事業者)
- Amazonインフルエンサープログラムで、ストアを公開している参加者
ここで押さえたいのは、商品ページの動画との条件の違いです。商品ページの動画は、ブランド登録前でも設定できます。ライブは、そもそもブランド登録が前提です。
同じ商品を複数の出品者が売る「相乗り出品」にも注意が必要です。相乗り出品者は、サブ画像(メイン以外の商品画像)やA+(商品紹介コンテンツ)を変更できません。編集権限は、ブランド登録と出品者の関係で決まるためです。ライブも同じ構造で、ブランド所有者でなければ配信の主体になれません。まずは自社がブランド所有者かを確認してください。
※ブランド登録の費用と申請の流れを確認したい方はAmazonブランド登録の費用と期間は?申請3ステップまで解説もどうぞ。
配信が表示される場所(配信一覧ページは米国とインドのみ)

Amazon.comで配信すると、配信一覧のAmazon.com/liveに掲載されます。AmazonアプリのAmazon Liveにも載ります。一部の配信は、ホームページを含むAmazon.comの他の枠にも載ることがあります(出典:よくある質問)。
Amazon Adsが挙げる掲載枠は、次の5つです(2026年9月時点)。
- ブランドストア(ブランド専用のページ)
- Amazon.com/liveのモバイルとWeb(インドと米国のみ)
- Prime VideoとFire TVの無料の広告付きチャンネル(米国のみ)
- ターゲットメディア
- ソーシャルコンテンツ
日本のAmazon(amazon.co.jp)には、配信一覧のページはありません。
ブランドストアでは、ウィジェットで配信を表示できます。配信終了後も最大60日間表示できます。1本をピン留めして目立たせることもできます(出典:Amazon Ads)。
ここから分かるのは、ブランドストアに人を呼べるかが成果の前提になることです。ホームページなど他の枠には、必ず載るわけではありません。自社で集客できるストアへの流入が少ないまま配信しても、見てもらえる機会は限られます。
※ブランドストアの作り方から確認したい方はAmazonブランドストアとは?売上を伸ばす作り方5ステップもどうぞ。
費用は自社配信なら無料、マネージドサービスはAmazon Adsへの問い合わせ
アプリを使った自社配信は無料です。アプリ自体も無料で提供されています(出典:App Store「Amazon Live Creator」)。
かかるのは社内の費用です。まず、企画やリハーサル、配信、振り返りにかかる人件費があります。次に、照明やマイクなどの機材費と、外部の出演者に頼む場合の出演料です。
マネージドサービスの料金は、Amazon Adsの担当窓口に問い合わせてください。
ライブを試す前に、何から整えるべきか迷っていませんか。
ブランド登録やブランドストアが整わないまま配信しても、売上にはつながりにくくなります。LINK株式会社では、次のような支援を行っています。
- ブランド登録とブランドストアの整備
- 商品ページの画像や動画の改善
- 広告を含めた集客の設計
売上向上実績100社以上(※お客様実績に基づく参考値)。無料相談にて、ブランド登録やストアのご状況から、ライブを試す前に整えることを一緒に整理します。
LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームとして、100社以上の運用改善に伴走してきました。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。
Amazonライブと商品動画・動画広告の違いと、先に取り組む順番

米国で配信できる条件を満たしていても、ライブから始めるのが近道とは限りません。同じ動画への投資でも、届く場所によって優先順位が変わります。まずは、動画を置ける場所を並べて比べてみましょう。
【施策別】動画が届く場所と費用の比較(ライブ・商品動画・動画広告・ブランドストア)
Amazonで動画を届けられる場所は、ライブを含めて5つあります。ライブ以外の4つは、商品ページの画像枠、スポンサーブランド動画広告、ブランドストア、プレミアムA+です。スポンサーブランド動画広告は、検索結果などに表示されるブランドの動画広告です。プレミアムA+は、商品紹介コンテンツの上位版を指します。
| 施策 | 見られる場所 | 見る人 | かかる費用 | 準備するもの |
|---|---|---|---|---|
| Amazonライブ | ブランドストア、Amazon.com/live(米国) | ストアや配信一覧を訪れた人 | 配信は無料(人件費は別) | ブランド登録、Amazon.comでの販売、出演者 |
| 商品ページの動画 | 商品詳細ページの画像枠 | 商品を検討している人 | 設定は無料(制作費は別) | 動画素材 |
| スポンサーブランド動画広告 | 検索結果などの広告枠 | 検索している人 | 広告費 | ブランド登録、動画素材 |
| ブランドストアの動画 | ブランドストア | ストアを訪れた人 | 設定は無料(制作費は別) | ブランド登録、動画素材 |
| プレミアムA+の動画 | 商品詳細ページのA+枠 | 商品を詳しく見る人 | 利用条件とあわせて公式で確認 | ブランド登録、動画素材 |
表のとおり、商品ページの動画は、購入を検討する人が必ず通るページに置けます。一方、Amazonライブが届くのは、ストアや配信一覧まで来た人です。ライブ以外の4つは、日本のAmazonでも使える施策です。
動画広告は、検索結果という別の露出面を持つ施策です。広告のメニューは漏れなく設定するのが基本で、動画広告もその1つです。化粧品やサプリメントのような単品リピート商材では、動画広告の効率が高く出やすい傾向があります。支援現場の実感では、他の広告の効率がおおむね100〜150%程度でも、動画広告では200%程度出るケースが多くあります。ここでいう効率は、広告費に対する売上の割合です。
商品動画の制作費は、想像より低く抑えられます。目安は次のとおりです。
- クラウドソーシングで、サブ画像からスライドショー動画を作ってもらう:おおむね2万〜3万円程度
- クラウドソーシングで、少し作り込む:3万〜5万円程度
- LINK株式会社で簡単な動画を作る:3万〜5万円程度が一つの目安
いずれも内容によって変わるため、実際の金額は個別にお問い合わせください。
ライブより先に商品動画を設定する理由(検索順位とCVRの両方に効く)
ライブより先に、商品ページのサブ画像枠へ動画を設定してください。米国で販売していても、日本のAmazonだけでも、順番は同じです。
商品動画は、購入率を上げる施策として知られています。ただ支援現場では、検索順位を押し上げる施策としても働いてきました。支援した健康食品メーカーでは、月商おおむね60万〜70万円程度で止まっていた商品がありました。動画を設定したあとは、月商100万円程度で安定するようになりました。動画の設定で、対象キーワードの順位が20位台から10位前半程度まで上がったケースもあります。
背景には、支援現場での実感として、情報量の多い商品ページほど順位が上がりやすい傾向があります。
動画を設定するときの考え方は、次の2つです。
- 品質は60〜70点で構わない:最初から100点を目指すより、まず「設定されていること」を優先する
- 受け皿を先に整える:ライブで人を集めても、商品ページの購入率が低ければ売上は伸びない
広告も同じで、購入率が2倍になれば、同じ広告費で売上も2倍になります。集客の前に、受け皿となる商品ページを整えるのが順番です。
※商品動画の費用や、自作と外注の選び方から確認したい方はAmazon動画制作とは?費用相場と自作・外注の選び方もどうぞ。
Amazonライブが向いている出品者の3条件と、欠けているときの次の一手

Amazon.comでの販売という前提を満たし、商品動画を整えたら、次の3つを確認しましょう。3つがそろえば、ライブを試す価値があります。
- 実演で価値が伝わる商品である(使い方や質感、他の商品との比較が購入の決め手になる)
- ブランドストアへの流入経路がある(広告、SNS、既存のお客様など)
- 英語で出演できる人と、企画・振り返りの担当を確保できる
3つそろっていれば、次の章の5ステップで1本試してみてください。欠けている条件がある場合は、先に手を打つ場所が変わります。
- 条件1が弱い:ライブより、商品ページの動画と画像の改善に工数を回す
- 条件2が欠けている:ブランドストアへの流入づくりを先に行う(スポンサーブランド広告でストアへ誘導する方法もある)
- 条件3が欠けている:社内で回すか外部に頼むかを先に決める(判断基準は本記事の後半で解説)
商品動画、動画広告、ライブのどこから手を付けるべきか迷っていませんか。
動画への投資は、置く場所の順番で成果が変わります。LINK株式会社では、次のような支援を行っています。
- 商品ページの画像と動画の改善
- スポンサーブランド広告を含む広告運用
- ブランドストアへの集客の設計
ベストセラー1位多数獲得、売上平均上昇率420%以上(※お客様実績に基づく参考値)。無料相談にて、商品ページのご状況から、動画施策のどこから手を付けるかを一緒に整理します。
LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームとして、100社以上の運用改善に伴走してきました。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。
Amazonライブの始め方(Amazon.comでの配信準備から配信後まで5ステップ)

ここからは、米国のAmazon.comで販売している前提で進めます。準備から配信後までの流れは、次の5ステップです。
ステップ1 配信の条件を満たしているか確かめ、アプリ(Amazon Live Creator)を準備する
最初に、Amazon.comで大口出品者として販売しているか、ブランド登録が済んでいるかを確かめましょう。出演する人が18歳以上であることも条件です。そのうえで、出品に使うアカウントでアプリにログインします。
アプリにはiOS版とAndroid版があります。アプリの表示言語は設定で切り替えられます。ただし配信中は、出品先のマーケットプレイスの言語で話すルールで、Amazon.comなら英語です。スマートフォン単体で配信できるほか、配信ソフトとカメラを組み合わせる方法もあります。
ステップ2 Amazon.comで販売中の商品から、紹介する商品と1本のテーマを決める
紹介できるのは、Amazon.comで販売中の商品だけです。その中から、実演で伝わるものに絞りましょう。
テーマは「使い方の実演」「サイズ違いの比較」「よくある質問への回答」など、1本に1つにします。選ぶ軸は、向いている出品者の条件1と同じく、実演で価値が伝わるかです。
セールや新商品の発売に合わせる場合は、評価の方法を先に決めておきましょう。セール時の評価の考え方は、効果測定の章で解説します。
ステップ3 配信ルールを確認し、英語の台本を用意する
配信前に、Amazonの「購入機能付き動画コンテンツガイドライン」を確認しましょう。配信はすべて英語で行うため、台本も英語で用意しておくと進行が安定します。担当者がルールに目を通したうえで、台本を固めてください。表現面の注意点は、注意点の章で詳しく扱います。
ステップ4 配信中は商品の表示とコメントへの回答を分担する
配信中は、出演者とは別に、商品の表示とコメント対応の担当を置きましょう。
出演者が話しながら商品一覧を操作し、チャットにも答えるのは負担の大きい作業です。紹介中の商品を画面に出す係と、質問を拾って出演者に伝える係を分けると、進行が止まりにくくなります。配信を英語で行う以上、コメント係にも英語を読み書きできる人を置きましょう。
視聴者の質問は、商品ページの改善にも使える情報です。配信後に振り返れるよう、記録しておきましょう。
ステップ5 配信後はブランドストアに残し、素材を商品動画や広告に使い回す
配信が終わったら、ブランドストアのウィジェットに残し、特に見せたい1本はピン留めしましょう。
配信の準備で撮った実演の素材は、商品動画にも生かせます。スマートフォンで縦に撮った動画は、商品ページには縦のまま設定できます。スポンサーブランド動画広告では、遷移先をAmazon内のストアにすれば縦長のまま使えます。遷移先を商品詳細ページにするなら16対9の横型が必要で、縦動画の左右を黒や単色、ぼかしの余白で埋めた動画は使えません。
広告にも使う前提なら、尺は30〜45秒程度に収めると扱いやすくなります。使い回すのは、配信とは別に撮影した素材にとどめるのが安全です。
Amazonライブの効果測定(見る指標と、続けるかの判断基準)

配信したら、数字で続けるかを判断しましょう。見る数字は、アプリのレポートと商品ページの2か所です。
アプリのレポートで見られる指標(視聴数・商品クリック数・売上)
自社配信のレポートでは、次の指標を確認できます(出典:Amazon Ads「Amazon Live」)。
- 総売上
- フォロワー数とフォロワーの増加
- 音声ありの視聴数と動画視聴回数
- 総再生時間と平均視聴時間
- 商品クリック数
- ストリーミング時間と、公開した配信の合計数
視聴数や再生時間は、配信の中身がどれだけ見られたかを示します。商品クリック数と総売上は、購入にどれだけつながったかを示します。ただし、これらは配信単体の数字です。事業への効き方は、商品ページの数字と合わせて判断しましょう。
売上への効き方はセッション×CVR×単価に分けて判断する
売上は「セッション×CVR×単価」に分解し、ライブがどこに効いたかを見ます。
課題が流入なのか購入率なのかで、打つべき手は変わります。どこが動いたかで、ライブの効き方を読み取りましょう。
- セッションが増えた:ライブが流入の施策として効いている
- CVRが上がった:実演が購入の後押しになっている
商品動画の効果測定でも、見るのはCVRと各キーワードの検索順位の2つです。ライブのあとの商品ページも、同じ見方で確認しましょう。動画は設定しただけで順位が上がることも多いため、順位の変化もあわせて追います。
注意したいのは、検索順位と販売個数が同じではない点です。順位は「これから売れる力」を示す先行指標で、販売個数は結果の指標です。両者は時間差で連動します。単月の上下で判断せず、売上の水準が切り上がったかで見てください。
続けるかどうかの判断は、次の3段階で考えます。試す回数に決まった基準はないため、商品ページの数字が動いたかを軸にします。
- セッションかCVRが動いた:テーマを変えながら配信を続ける
- どちらも動かない:紹介する商品かテーマを変える
- 変えても動かない:商品動画や広告に工数を戻す
セールに合わせた配信の評価方法(期間中の売上だけで判断しない)
セールに合わせた配信は、期間中の売上だけで評価しないでください。
セールの価値は、販売の勢いが一時的に高まることによる順位の上昇にもあります。その後の、自然検索(広告以外の検索結果)からの売上の底上げまで含めて評価します。見るのは、期間中の売上、期間後のキーワード順位、期間後の自然検索からの売上の3点です。
比べる相手は、前回参加したセールです。通常期と比べると、セール期間は必ず良く見えるため、評価になりません。ライブの効果も、同じ3点で前回のセールと比べると切り分けやすくなります。
ライブや動画の効果を、どの数字で判断すべきか迷っていませんか。
視聴数だけを見ていると、続けるべきかの判断を誤りやすくなります。LINK株式会社では、次のような支援を行っています。
- 売上をセッション、CVR、単価に分けた現状分析
- 商品ページの改善と効果の確認
- セールの計画と振り返り
サービス満足度97%以上、1年以上継続率90%以上(※お客様実績に基づく参考値)。無料相談にて、今の売上の分解から、ライブや動画の効果をどの数字で判断するかを一緒に整理します。
LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームとして、100社以上の運用改善に伴走してきました。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。
Amazonライブの注意点(配信ルール・健康や美容の表現・インフルエンサー起用で失敗しないために)

ライブは台本どおりに進まない分、表現の事故が起きやすい施策です。配信前に押さえたい注意点を、3つに分けて見ていきます。
配信前に購入機能付き動画コンテンツガイドラインを確認する
Amazonライブには、配信内容に関する公式のガイドラインがあります。英語のページで公開されています(出典:Amazon「Amazon Live購入機能付き動画コンテンツガイドライン」)。
ルールの中から、出品者の配信で特に押さえたいものを挙げます。
- 配信中は必ず人が出演し、商品一覧の商品について話し、チャットに対応する
- 事前に録画した映像を流すなら、1本5分以内で、繰り返し再生しない
- 配信のたびに、商品一覧に1つ以上の商品を入れる
- 価格やセール価格は正確に伝え、「ネットで最安」など根拠のない表現をしない
- 外部のサイトやSNSへ視聴者を誘導しない
- 高評価のレビューを直接お願いしない
ガイドラインは改定されることがあります。配信のたびに担当者が最新版を読み、台本と照らし合わせてください。社内で判断に迷う表現は、配信で使わないのが安全です。
健康や美容の商品は、実演トークで効能を言い過ぎない(食品・化粧品は特に注意)
健康や美容の商品は、台本の段階で効能の表現を確認してから配信しましょう。配信ルールは、健康や医療に関する主張を正確なものに限り、医学的な助言をしないよう求めています。
支援現場でも、食品や化粧品の企画では、表現の可否を前提として確認しています。ライブはアドリブが入るため、効能を言い過ぎやすい場面です。言ってはいけない表現は、出演者に事前に共有しておきましょう。
配信の素材を日本のAmazonの商品動画に使い回すなら、日本の薬機法(医薬品医療機器等法)も確かめましょう。薬機法の広告規制は、医薬品や医薬部外品、化粧品などの広告が対象です。対象者は「何人も」とされ、企業だけでなく個人も含まれます(出典:厚生労働省「医薬品等の広告規制について」)。
インフルエンサーに出演を頼むときの注意点(取り決めと動画の使用許諾)
インフルエンサーに出演を頼む場合は、条件を相手と個別に取り決めましょう。インフルエンサーの配信にも、英語で行うことを含めて同じ配信ルールが適用されます。費用は配信の長さや準備の量で変わるため、個別に見積もりを取ってください。
インフルエンサーが撮った動画を商品ページや広告に使うときは、必ず本人の使用許諾を取りましょう。依頼すれば断られることは少ないものの、口約束にはせず、使う場所と期間を取り決めておきましょう。
※日本のAmazonでインフルエンサーと組む方法はAmazonインフルエンサーとは?出品者が売上につなげる3つの組み方と費用もどうぞ。
Amazonライブを社内で回すか外部に頼むかの判断基準

ライブを続けるには、企画から振り返りまでを回す体制が要ります。社内で回すか、外部に頼むかを決める基準を整理します。
社内で配信を回せる条件(企画・出演・振り返りの担当と人件費)
社内で回せるのは、英語で出演できる担当者がいて、配信ごとに数字を振り返れる場合です。
見落としやすいのが人件費です。EC担当者の人件費は見えにくく、利益を圧迫していても気づきにくい費用です。まず、1本の配信に企画、リハーサル、配信、振り返りで何時間かかるかを出してください。その時間に自社担当者の時給を掛ければ、1本あたりの人件費が分かります。
担当者が複数のモールを兼務しているなら、社会保険料も含めた人件費を各モールに按分します。そのうえで、売上に対する適切な人件費の比率を決めます。Amazonにどれだけのリソースを振るかは、管理者が決めておきましょう。
担当者を確保でき、効果測定の章で挙げた指標を配信ごとに見られるなら、まずは社内で試してください。
外部に頼むときに契約前に確認すること(実務担当者と役割分担)
外部に頼む場合は、契約前に「誰が実務を担うか」と「担当者が不在のときに誰が引き継ぐか」を確認しましょう。
営業担当と実務担当が別人というのは、よくあるパターンです。商談の印象で発注したのに、実務は経験の浅い担当者が受け持つこともあります。企画、配信当日、振り返りを誰が担当するのか、経歴とあわせて聞いてください。ここを濁されたら注意が必要です。
担当者が不在のときに誰が引き継ぐかも確認しましょう。1名で複数の会社を掛け持ちしている場合、対応が遅れがちです。引き継ぎの体制が厚いほど費用は上がる傾向があるので、費用とのバランスで判断してください。
確認の方法は、次の2つに分けると効率的です。
- 公開情報で確かめる:会社の支援領域、責任者がこれまで担当してきた業務、料金の公開の有無
- 商談で聞く:実務担当者とその経歴、担当者が不在のときに誰が引き継ぐか、英語での出演・進行・コメント対応・分析の役割分担
あわせて、ライブ単体ではなく、商品ページや広告と一体で見てもらえるかも確認しましょう。ライブの成果は、受け皿となる商品ページで決まるためです。
ライブを含む動画施策を、社内で回すか外部に任せるかで迷っていませんか。
担当者の工数と成果の見込みを並べないと、判断はつきにくいものです。LINK株式会社では、次のような支援を行っています。
- 商品ページの画像と動画の改善
- 広告運用とブランドストアへの集客
- 運用体制づくりと数字の振り返り
売上向上実績100社以上(※お客様実績に基づく参考値)。無料相談にて、ライブを含めた動画施策を社内で回すか、どこを外部に任せるかの考え方から一緒に整理します。
LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームとして、100社以上の運用改善に伴走してきました。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。
Amazonライブに関するよくある質問
- Amazonライブは無料で配信できますか?
アプリを使った自社配信は無料です。かかるのは、社内の人件費や機材費、外部の出演者に頼む場合の出演料です。
Amazon Adsが制作を支援するマネージドサービスの料金は、Amazon Adsの担当窓口に確認してください。
- ブランド登録していなくても配信できますか?
配信できません。出品者の場合、ブランド登録とAmazon.comでの販売が条件です。相乗り出品者は、ブランド所有者でなければ配信の主体になれません。
まずは、自社がブランド所有者として登録を済ませているかを確認してください。
- 日本のAmazonだけで販売していても、ライブ配信はできますか?
できません。配信ルールは、Amazon.comでの販売と英語での配信を条件にしています(2026年9月時点)。日本のAmazonには、配信一覧のページもありません。
日本のAmazonだけで販売している場合は、商品ページへの動画の設定から始めましょう。商品動画は、ブランド登録前でも設定できます。
- Amazon Live CreatorアプリはAndroidでも使えますか?
iOS版とAndroid版があります。アプリの表示言語は設定で切り替えられますが、Amazon.comでの配信は英語で行います。
スマートフォン単体で配信できるほか、配信ソフトとカメラを組み合わせる方法もあります。画面は更新されるため、操作はアプリ内の案内で確認してください。
- 配信した動画は後から見られますか?
ブランドストアのウィジェットで、配信終了後も最大60日間表示できます。特に見せたい1本は、ピン留めすることもできます。
商品ページや広告に使い回すなら、配信とは別に撮影した素材を使うのが安全です。
- インフルエンサーに配信を依頼できますか?
アプリの利用対象には、Amazonインフルエンサープログラムの参加者も含まれます。依頼の条件は、相手との個別の取り決めになります。
インフルエンサーの配信も、英語で行うなど同じ配信ルールに沿います。撮った動画を商品ページなどに使うなら、本人の使用許諾も取っておきましょう。
- ライブと商品動画は、どちらを先にやるべきですか?
先にやるべきは、商品ページへの動画の設定です。商品動画は、購入を検討する人が必ず通る商品ページに置けます。
ライブが届くのは、ブランドストアや配信一覧まで来た人です。米国で販売している場合も、商品動画とストアへの流入を整えてから、ライブを試しましょう。
- Prime Videoのライブ配信とは何が違いますか?
使う人と目的が違います。Prime Videoのライブ配信は、スポーツやコンサートを視聴者が見るためのサービスです。
Amazonライブは、出品者が商品を紹介して販売するための配信です。名前が似ているため、検索すると両方が混ざって表示されます。
Amazonライブは商品動画とブランドストアを整えてから試す(まとめ)
Amazonライブの配信は、ブランド登録、Amazon.comでの販売、英語での配信が条件です(2026年9月時点)。米国で販売していても、日本のAmazonだけで販売していても、先にやるのは商品ページへの動画の設定です。ライブを試したら、視聴数ではなく、商品ページのセッション×CVR×単価のどこが動いたかで続けるかを決めましょう。
自社の商品ページで、動画施策のどこから手を付けるか迷っていませんか。
LINK株式会社は、Amazonを中心としたEC事業の支援会社です。商品ページ、広告、ブランドストアを横断して確認します。
- 商品ページの画像と動画の改善
- スポンサーブランド広告を含む広告運用
- ブランドストアの整備と集客
売上向上実績100社以上、売上平均上昇率420%以上(※お客様実績に基づく参考値)。無料相談にて、ご状況に合わせて、動画・広告・ライブのどこから手を付けるかを一緒に整理します。
LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームとして、100社以上の運用改善に伴走してきました。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。
LINKのEC支援サービスは、動画でも紹介しています。
- 参照した一次情報・公式情報
- Amazon Ads「Amazon Live」(対象国、掲載枠、ブランドストアのウィジェット、レポート指標、マネージドサービス)
- App Store「Amazon Live Creator」(アプリの料金、対応端末)
- Amazon「Amazon Live Frequently Asked Questions」(アプリの利用対象、費用、配信の掲載先、視聴画面の購入導線、表示言語と配信中の言語)
- Amazon「Amazon Live購入機能付き動画コンテンツガイドライン」(配信できる条件、配信内容のルール、健康に関する表現)
- 厚生労働省「医薬品等の広告規制について」(広告規制の対象と対象者)
- 記事監修
- 公開日: 2026年9月30日 / 最終更新日: 2026年9月30日
- 監修者:南雲 宏樹(LINK株式会社 代表取締役 / 元Amazon Japan)
- 本記事はAmazon Ads公式情報およびLINK株式会社の支援実績データを基に作成しました。
▶ Amazonブランドストアとは?売上を伸ばす作り方5ステップ


