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Helium 10とは?日本のAmazonで使える機能と料金、ブランド分析との使い分け【2026年最新版・元Amazon出身者監修】

2026 10/22
Amazon運用代行
2026年10月7日2026年10月22日

Helium 10の日本で使える機能と月額129ドルからの料金、公式ツールとの使い分けを元Amazon出身者が解説。

「Helium 10は海外では定番と聞くが、日本のAmazonでどこまで使えるのか分からない……」
「ブランド分析もセラースプライトもあるのに、ドル建てのツールを足す意味があるのか判断できない……」

元Amazon JapanでEC支援に携わってきた私、南雲が、Helium 10の機能と料金、日本のAmazonでの使いどころを解説します。Helium 10は米国発のツールで、日本のAmazonでは使えない機能もある点に注意が要ります。また、Amazon公式のブランド分析でわかるのは自社ブランドの実数で、Helium 10でわかるのは競合の推定値です。本記事では、公式の情報と支援現場の知見をもとに、自社に入れるべきかの判断材料を整理しました。料金の目安や、セラースプライトとの選び方もあわせて扱います。

この記事のまとめ

  • Helium 10は、競合商品とキーワードを推定データで調べる米国発の有料ツールです。
  • 日本のAmazonでも商品リサーチやキーワード調査は使えますが、商品ページの自動作成などは日本の対応表に入っていません。
  • 料金はドル建てで月額129ドルから。月商500万〜5,000万円は、公式の目安で中位のプランの帯です。
  • 自社の検索データはブランド分析の実数で見て、競合の推定値をHelium 10で補いましょう。
  • 日本語の画面で日本のAmazonを調べるならセラースプライト、米国でも売るならHelium 10が候補です。

Amazon SEOでやってはいけないことを話した動画も公開しています。

Amazon SEOで絶対にやってはいけないTOP3

まずは、Helium 10が何をするツールなのかから見ていきます。

目次

Helium 10とは?Amazonの競合とキーワードを推定データで調べる米国発のツール

Helium 10の機能を、商品リサーチ・キーワード調査・順位の追跡・広告・利益の管理の5つの領域に分けた図

Helium 10とは、Amazonの競合の売れ行きと、競合が上位を取るキーワードを推定データで調べるツールです。自社のアカウントの外にある、競合や市場の数字を見たいときに使います。提供元は米国のHelium 10です。

Amazonのほか、WalmartやTikTok Shopでも使えます。この記事では、日本のAmazon(amazon.co.jp)で使う場面に絞って解説します。

Helium 10でできること【商品リサーチ、キーワード調査、順位の追跡、広告、利益の管理】

Helium 10は、用途ごとに名前の付いたツールの集まりです。主なものと用途は次のとおりです。

  • Black Box:売れ行きや価格などの条件で、商品を探す
  • Cerebro:商品を入れると、その商品が検索で出ているキーワードがわかる
  • Magnet:起点のキーワードから、関連するキーワードを集める
  • Keyword Tracker:狙ったキーワードでの自社商品の順位を追う
  • Helium 10 Ads:Amazon広告の入札や予算を管理し、自動化する
  • Profits:手数料などを差し引いた利益を集計する

このうち、日本のAmazonで使えるものと使えないものがあります。どれが使えるかは、次の章で整理します。

Chrome拡張機能のXrayは、Amazonの検索結果や商品ページの上で推定値を見る入口

最初に触れる人が多いのが、ブラウザのChromeに入れる拡張機能です。Amazonの検索結果を開いたまま、上位の商品の推定販売数や推定売上を一覧で見られます。この一覧を出す機能がXrayです。

拡張機能には、ほかにも次のような機能が入っています。

  • Sales Estimator:売れ筋ランキングから、月の販売数を推定する
  • Profitability Calculator:FBAの手数料や送料から、利益の概算を出す
  • Inventory Levels:競合の在庫の水準を見る

いずれも表示されるのは推定値です。推定値でわかる範囲は、後半の公式ツールとの使い分けの章で扱います。

Helium 10は日本のAmazonで使える?amazon.co.jpで使える機能と使えない機能

Helium 10のツールを、日本のAmazonの対応表に入っているものと入っていないものの2列に分けた図

Helium 10は日本のAmazonでも使えますが、使える機能は米国より少なくなります。Helium 10は、マーケットごとに使えるツールの対応表を公開しています。ここでは、2025年12月10日に更新された版をもとに整理します。

日本で使える機能は、商品リサーチ・キーワード調査・順位の追跡・広告・利益の管理

日本のAmazonの欄に入っている主な機能は、次のとおりです。

  • 商品リサーチ:Black Box、Chrome拡張機能
  • キーワード調査:Cerebro、Magnet
  • 順位の追跡と市場の監視:Keyword Tracker、Market Tracker
  • 広告:Helium 10 Ads(スポンサープロダクト、スポンサーブランド、スポンサーディスプレイ)
  • 利益と運用:Profits、Alerts、返金の申請代行

商品ページの文章を作るScribblesは、日本では一部の対応です。調べる機能は、日本でも一通りそろっています。

商品ページの自動作成やメールの自動化は、日本の対応表に入っていない

米国のAmazonの欄にあって、日本の欄に入っていない機能もあります。主なものは次のとおりです。

  • Listing Builder:キーワードをもとに商品ページの文章を作る
  • Follow-Up:購入者へのメールを自動で送る
  • Inventory Manager:在庫と発注を管理する
  • Keyword Processor:キーワードを加工する。ラテン文字だけに対応と明記されている

海外の記事や動画で紹介される機能が、日本の自社アカウントで使えるとは限りません。使いたい機能が日本の欄にあるかを、契約前に対応表で確かめましょう。対応表は定期的に更新されるため、確かめた日付も控えておくと安心です。

画面は英語が中心。キーワード調査の結果は日本語訳で確認できる

Helium 10の画面は、英語が中心です。Amazonの出品パートナーアプリストアに載っている対応言語は、英語・中国語・ドイツ語です。

一方で、CerebroとMagnetの結果は、日本語を含む7つの言語に訳して表示できます。2025年11月20日付の公式ヘルプに載っている機能です。ただし、書き出したファイルには翻訳は反映されません。社内で使う担当者が英語の画面で操作できるかを、先に確かめておきましょう。

Helium 10の料金プラン【無料・Platinum・Diamond・Enterprise】と、月商から見た選び方

Helium 10の有料プランを公式が示す年間売上の帯に並べ、月商500万〜5,000万円がDiamondの帯に入ることを示した図

Helium 10の料金は、ドル建ての月額制です。無料プランと、3つの有料プランがあります。公式は、年間の売上の規模でプランの目安を分けています。

【料金表】4つのプランの月額と、年払いで安くなる金額(2026年10月時点)

Helium 10のプラン月払いの料金年払いの料金(1か月あたり)公式が示す年間売上の目安
無料0ドル——(Chrome拡張機能は機能に制限あり)
Platinum129ドル99ドル(年間で360ドル安い)0〜10万ドル
Diamond359ドル279ドル(年間で960ドル安い)10万〜1,000万ドル
Enterprise—(年契約のみ)1,499ドルから1,000万ドル超
Helium 10公式の料金ページより作成。2026年10月7日時点の表示です。料金は米ドルで、税は決済時に加わります。

1ドル158円で換算すると、月払いのPlatinumは約2万円、Diamondは約5万7,000円です。実際の請求額は、決済時のレートと税で変わります。

プランごとに加わる主な機能は、次のとおりです。

  • Platinum:商品リサーチ、キーワード調査、基本的な実績の追跡、利益の簡易なレポート
  • Diamond:AIエージェント、AIによる商品ページの作成、広告の自動化、在庫管理、損益のレポート、長期のキーワードの推移
  • Enterprise:専任の担当者、10人以上のユーザーと15以上の出品アカウント

公式は年間売上でプランを分けている。月商500万〜5,000万円はDiamondの帯にあたる

月商500万〜5,000万円の会社は、公式の目安ではDiamondの帯に入ります。年商に直すと6,000万〜6億円です。1ドル100〜200円のどのレートで換算しても、10万〜1,000万ドルの帯に収まります。

ただし、Diamondの売りの一部は日本の対応表に入っていません。AIによる商品ページの作成と在庫管理です。日本のAmazonだけで売るなら、実際に使う機能でPlatinumと比べましょう。

Helium 10 Adsの手数料は広告費の2%。ツール代と合わせてTACOSの枠に収める

Diamondに含まれるHelium 10 Adsは、管理する広告費の2%が手数料としてかかります。広告費が増えれば、手数料も同じ割合で増える仕組みです。

支援現場では、広告予算を月の金額ではなく、売上に対する比率で握ります。指標はTACOS(全体の売上に対する広告費の割合)です。広告経由の売上だけで見るACoSより、自然検索の売上まで含めた全体の損益をつかめます。

仮の数字で、手数料とツール代を含めた比率を試算します。

  • 前提:月の全体の売上1,000万円、広告費100万円をすべてHelium 10 Adsで管理
  • 広告費だけのTACOS:100万円÷1,000万円=10%
  • 手数料2万円を足した比率:102万円÷1,000万円=10.2%
  • Diamondの月払い(約5万7,000円)も足した比率:約107.7万円÷1,000万円=約10.8%

原価から決めたTACOSの上限に、手数料とツール代も含めて収まるかを確かめましょう。また、広告の自動化やAIの機能を入れても、成果が出るとは限りません。売上の詰まりが入札にあるのかを、先に切り分けておきましょう。

まず無料プランとChrome拡張機能で、自社のカテゴリーで数字が取れるかを試す

有料プランを契約する前に、無料の範囲で自社のカテゴリーを試しましょう。使える主なツールは、次の3つです。

  • Chrome拡張機能:機能に制限はあるが、無料プランで使える
  • Amazon Keyword Tool:起点のキーワードや商品から、関連する検索語を出す
  • PPC Audit:セラーセントラルの検索用語レポートを読み込み、広告を診断する

試すときは、自社の主力のキーワードと、上位の競合商品を使いましょう。日本語のキーワードで結果が取れるか、推定値が自社の実績と大きくずれていないかを見ます。そのうえで、有料プランに進むかを決めましょう。

Helium 10とAmazon公式ツールの使い分け【ブランド分析・検索クエリパフォーマンスとの違い】

実数か推定か、自社のことか競合と市場のことかの2軸で、Amazon公式のブランド分析とHelium 10の守備範囲を分けた図

Amazon公式のツールとHelium 10は、見ているデータの性質が違います。公式でわかるのは、自社ブランドの実数と、市場全体の検索頻度の順位です。Helium 10でわかるのは、競合の商品ごとの推定値です。役割が違うので、片方でもう片方の代わりはできません。

Amazon公式のブランド分析でわかるのは、自社ブランドの実数と検索頻度の順位(ブランド登録が前提)

ブランド分析は、ブランド登録をした出品者が無料で使えるAmazon公式のデータです。使えるのは、ブランドの代表者の役割を持つ出品者です。データは通常、期間の終了後72時間以内に反映されます。

Helium 10と見比べるときに使うのは、主に次の2つのレポートです。

  • 検索クエリパフォーマンス:自社ブランドに関わる上位の検索語ごとの表示、クリック、カートへの追加、購入。最大1,000件
  • Amazon検索用語レポート:検索語ごとの検索頻度ランクと、クリックされた上位3商品のクリックと購入の割合

私たちが商品名を改善するとき、いちばん使うのは検索頻度ランクです。感覚的な目安ですが、3桁台は超ビッグワード、4桁台もビッグワード、5桁台はミドルキーワードです。5桁台くらいまでの語は、商品名にきちんと入れたいところです。

※各レポートの読み方はAmazonブランド分析とは?6レポートの読み方と使える権限の条件で解説しています。

Helium 10でわかるのは、競合商品の推定販売数と、競合が上位を取っているキーワード

Helium 10が埋めるのは、自社のアカウントからは見えない競合の数字です。販売数は、売れ筋ランキングから推定した値だと公式が明記しています。Cerebroでは、競合の商品が上位に出ているキーワードを逆に引けます。

新しい商品の参入を考えるとき、私たちは次の3点を必ず見ます。

  • 市場規模:そのカテゴリーが年間いくらの市場か
  • 競合の売上:上位の商品が月にいくら売れているか
  • 競合の強さ:商品画像、商品紹介コンテンツ、レビュー、広告、セールへの参加

ツールの推定値で埋まるのは、市場規模と競合の売上の2つです。競合の強さは、商品ページを自分の目で見て判断しましょう。

推定値は、参入するかどうかを決める材料の一部にすぎません。私たちは競合の購入率やクリック単価、広告経由の売上の比率を取り、メーカーの見積もりと合わせて原価を計算します。推定売上が大きい市場でも、利益が残らなければ参入しません。

【使い分け表】目的別に、公式ツールとHelium 10のどちらで調べるか

調べたいことAmazon公式(ブランド分析)でわかることHelium 10でわかること先に見るほう
商品名に入れるキーワードを決める検索語ごとの検索頻度ランク推定の検索ボリュームと関連語公式
自社商品の検索での取りこぼしを見つける自社に関わる検索語ごとの表示、クリック、購入狙ったキーワードでの自社の順位公式
競合が上位を取っているキーワードを調べる商品から検索語を引ける(上位3商品に入る場合)競合の商品から、上位に出ている語を逆引きHelium 10
新商品の市場規模と競合の売上を見積もる上位3商品のクリックと購入の割合推定販売数と推定売上Helium 10
季節で入れ替わる入口のキーワードを監視する期間ごとの検索頻度ランク長期のキーワードの推移(Diamond)両方
セラーセントラル ヘルプとHelium 10公式の情報より作成(2026年10月7日確認)。

意外に見えやすいのは、商品名のキーワードを決める行です。自社の検索データは、無料の公式のほうが実数に基づきます。ただし検索頻度ランクは順位なので、検索回数そのものはHelium 10の推定値で補います。

季節の監視は、両方を使う行です。同じ商品でも、売れる入口のキーワードは季節で入れ替わります。商品単位ではなく、ニーズ単位で検索語の推移を月に1回見て、伸びている語へ広告を付け替えましょう。

公式のデータとツールの数字、どちらを見ればよいか迷う方へ

ブランド分析で足りる範囲が分かると、外部ツールに払う金額も決めやすくなります。LINK株式会社では、ブランド分析の読み解き、商品名とキーワードの改善、広告運用をあわせてご支援しています。無料相談では、公式のデータで足りる範囲と、外部ツールが要る範囲の切り分けを一緒に整理します。

LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームとして、100社以上の運用改善に伴走してきました。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。

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Helium 10とセラースプライトはどちらを選ぶ?画面の言語と、米国のAmazonで使う機能で決める

主に売るのが日本のAmazonだけか、米国のAmazonでも売るかで、セラースプライトとHelium 10のどちらを公式ツールと組み合わせるかを分けた図

日本のAmazonが中心ならセラースプライト、米国のAmazonでも売るならHelium 10が候補です。リサーチツールに「この条件なら良いツール」という一律の基準はなく、売るマーケットと調べたいことで選ぶのが基本です。ここでは、よく比べられるセラースプライトと、無料の公式ツールを同じ項目で並べます。並び順は、おすすめの順位ではありません。

ツール画面の言語料金の出し方公式が示す対応範囲
Helium 10英語が中心(アプリストアの対応言語は英語・中国語・ドイツ語)ドル建て。月払い129ドルから。無料プランあり日本では商品リサーチ・キーワード調査・順位の追跡など。米国では商品ページの作成やメールの自動化まで
セラースプライト日本語円建て。月払い13,998円から(スタンダード会員)。無料プランあり10カ国以上のAmazonのデータ
Amazonのブランド分析日本語無料(ブランド登録が前提)自社ブランドに関わる検索と購入のデータ
Helium 10公式、セラースプライト公式、Amazonの公式情報より作成。料金は2026年10月7日時点の表示です。

日本のAmazonが中心なら、日本語で使えるセラースプライトから。レビュー依頼の一括送信にも使える

日本のAmazonで売る会社なら、まず日本語の画面で使えるセラースプライトから検討しましょう。LINKが日本のAmazonの支援で有料契約しているのは、ラッコキーワード、セラースプライト、Nintの3つです。Nintは市場調査にしか使えないため、人によっては不要です。

レビューの獲得にも、ツールの差が出ます。購入者にレビューを依頼するメールは、1件ずつ送ると手間がかかります。私たちはセラースプライトなどのツールで、毎週まとめて一括送信しています。Helium 10で購入者へのメールを自動で送るFollow-Upは、日本の対応表に入っていません。

※セラースプライトの機能と料金はAmazonセラースプライトとは?できること・活用方法・評判を解説で解説しています。

米国のAmazonでも売るなら、使える機能が広いHelium 10が選択肢になる

米国のAmazonでは、Helium 10の対応表の欄がもっとも広くなっています。日本の欄に入っていない商品ページの作成、メールの自動化、在庫管理も、米国では使えます。米国への出品を検討している段階なら、米国の市場の推定値を日本から調べる使い方もできます。

なお、価格の推移を追うなら、Keepaという別のツールもあります。拡張機能を入れ、競合がセールをしているかを商品ページの上で確かめる使い方です。Helium 10やセラースプライトの代わりではなく、補助として組み合わせましょう。

どのツールを入れるか、決めきれない方へ

ツールの良し悪しより、自社の販売チャネルと課題に合っているかで成果が変わります。LINK株式会社では、市場調査、キーワードと商品ページの改善、広告運用をあわせてご支援しています。無料相談では、自社の販売チャネルに合わせた、ツールの組み合わせの考え方を一緒に整理します。

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Helium 10を使うときの注意点【推定値の検算・商品ページへの反映・契約前の確認4項目】

Helium 10の推定値を検算し、集めたキーワードを商品ページに入れ、契約前に4項目を確かめる3段の流れ図

Helium 10の数字は、そのまま使わずに検算し、商品ページに反映して初めて売上につながります。ここでは、推定値の確かめ方、キーワードを商品ページに入れるときの注意、契約前の確認項目の順に見ていきます。

推定販売数と順位は検算してから使う。良すぎる数字はシークレットモードの実検索で確認する

Helium 10の販売数は、売れ筋ランキングからの推定値です。実際の販売数とはずれることがある前提で使いましょう。自社商品の推定値と、セラーセントラルの実績を並べると、ずれの大きさをつかめます。

順位の数字にも注意が要ります。順位を測るツールが誤った値を出す主な原因は、次の3つです。

  • 取得のタイミング:測った時点の表示が、たまたま良かった
  • 個人に合わせた表示:見る人によって検索結果が変わる
  • 広告枠の混入:広告の表示を、自然検索の順位として数えている

Keyword Trackerの順位が良すぎるときは、社内で共有する前に確かめましょう。ブラウザのシークレットモードで実際に検索し、表示を見ます。

順位が上がっても、すぐに売上が増えるとは限りません。順位はこれから売れる力を示す先の指標で、販売個数は結果の指標です。売上は、セッション×購入率×平均単価に分けて見ましょう。分け方は、最後の章で扱います。

集めたキーワードは商品ページに入れて初めて売上になる。商品名の大幅な書き換えは避ける【変更の目安】

キーワードを商品ページに入れると検索で表示され、売れて販売個数が積み上がり、順位が上がってさらに表示される循環の図

Helium 10で集めたキーワードは、商品ページに入れなければ売上につながりません。図は、キーワードが売上につながるまでの循環です。公開されているロジックではありませんが、支援現場では、直近の販売個数が順位にもっとも効く実感があります。

キーワードを入れる主な場所は、次の3つです。

  • 商品名:スペースを含めて75文字まで
  • 商品のハイライト:商品名の下に、125文字を追加できる
  • 商品紹介コンテンツや動画:情報を厚くするほど、順位が上がりやすい実感がある

入れられる枠は限られるため、検索頻度ランクの高い語から優先しましょう。

競合の上位キーワードを見て、商品名を大きく書き換えるのは避けましょう。月商100万円ほどの商品で大幅に変えると、1ヶ月ほど月商が70万〜80万円程度に落ちる実感があります。狙っていたビッグワードの順位も、1位から2〜3位程度まで下がりやすくなります。

商品名を変えるときの目安は、次の3つです。

  • 足し方:今の商品名の末尾に単語を足すか、1〜2語を消す程度に留める
  • 季節の語:検索が増え始める1ヶ月ほど前から末尾に足し、遅くともピークの1週間前には終える
  • カテゴリー:競合に合わせて変えない。元のカテゴリー名の語で検索に出なくなることがある

※75文字の枠で何を残すかはAmazonの商品のハイライトとは?75文字制限で商品名から何を移すかで解説しています。

契約前に確認する4項目【日本の対応表・プランの帯と支払い方法・使う人数・広告の手数料】

有料プランを契約する前に、次の4項目を確かめておきましょう。

  • 日本の対応表:使いたい機能が、日本のAmazonの欄に入っているか。入っていなければ、プランの価値が変わる
  • プランの帯と支払い方法:自社の年間売上の帯と、月払いか年払いか。年払いは、途中で使わなくなると無駄が出る
  • 使う人数:Platinumは1人、Diamondは5人まで追加できる。超える分は追加で購入する
  • 広告の手数料:Helium 10 Adsを使うなら、管理する広告費の2%を予算に入れる

月払いのプランには、長期の契約の縛りはありません。まず月払いで1〜2か月使い、社内で使い続けられるかを確かめてから年払いに切り替える方法もあります。

ツールで集めた数字を、商品ページの改善に生かしきれていない方へ

キーワードは、商品名や商品紹介コンテンツに入れて初めて売上につながります。LINK株式会社では、キーワードの選定から商品ページの改善、広告運用までをあわせてご支援しています。無料相談では、ツールの数字を商品ページの打ち手に変える順番を一緒に整理します。

LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームとして、100社以上の運用改善に伴走してきました。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。

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Helium 10を入れても売上が伸びないときは?原因の切り分けと、運用代行への相談

売上をセッション、購入率、平均単価の3つに分け、それぞれでHelium 10からわかることと打ち手を並べた図

ツールで増えるのは、判断に使う情報です。情報が増えても、売上の詰まりに合った打ち手を選ばなければ売上は伸びません。まず詰まりの場所を切り分け、そのうえで社内で動かせるかを考えましょう。

ツールで増えるのは情報。セッション・購入率・平均単価のどこが詰まっているかを先に切り分ける

売上は、セッション×購入率×平均単価に分けられます。施策を選ぶ前に、どの数字が詰まっているかを確かめましょう。同じ施策でも、課題が違えば効きません。

  • セッションが足りない:Helium 10のキーワードと順位の情報が生きる。商品名や広告の見直しにつなげる
  • 購入率が低い:ツールの数字だけでは動かない。メイン画像やレビューなど、商品ページを直す
  • 平均単価が低い:競合の価格の推定値が参考になる。セット商品や価格の設計を見直す

Black Boxで新しい商品を探したくなったときも、先に既存の商品を見直しましょう。商品開発の相談でも、既存商品に改善の余地があれば、私たちはそちらを先に勧めることがあります。費用と手間に対する効果が、既存商品のほうが大きいケースがあるためです。

分析して動かす担当者がいないなら、運用代行やコンサルとの組み合わせを検討する

ツールの数字を打ち手に変えるには、判断できる人が社内に要ります。ツールの数字は推定で、外れることもあります。外部に任せる場合でも、発注側には次の2つの力が要ります。

  • 批判的に見る力:ツールの数字や外部の提案をうのみにせず、判断して指示を出せる
  • 商品を伝える力:自社商品の性質を、外部の担当者に正確に伝えられる

ツール代と比べるときは、社内の作業時間も金額に直しましょう。人件費は見えにくく、管理から漏れやすい費用です。比べ方は次のとおりです。

  • 担当者の給与と会社が負担する費用から、1時間あたりの金額を出す
  • 分析と商品ページの更新にかかる、月の時間を数える
  • 1時間あたりの金額に月の時間を掛け、ツール代や外部への費用と比べる

判断できる人がいなければ、運用代行やコンサルとの組み合わせが選択肢です。運用代行を使う大きな利点は、採用や教育のコストをかけずに体制を安定させられることです。

LINKの料金は、コンサルティングが月額15万円〜、運用丸投げが月額25万円〜を一つの目安にしています。広告媒体費は別で、商材や支援範囲によって変わります。実際の金額は個別にお問い合わせください。

ツールを入れたのに売上が伸びない方へ

売上の詰まりがセッションか購入率か単価かで、打つ手は変わります。LINK株式会社では、売上の分析、商品ページの改善、広告運用をあわせてご支援しています。無料相談では、売上の詰まりがどこにあるかの切り分けを、一緒に整理します。

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Helium 10に関するよくある質問

Helium 10の読み方は?

英語の読みどおり「ヘリウムテン」です。

本記事では、製品の表記どおり「Helium 10」で統一しています。

Helium 10はAmazon以外の販売チャネルにも使えますか?

Chrome拡張機能は、Amazon、TikTok Shop、Walmartに対応しています。Platinum以上のプランで、すべての機能を使えます。

楽天市場や自社ECで使う場合は、対応の有無を提供元に確かめましょう。

Helium 10をAmazonのアカウントと連携しても大丈夫ですか?

Helium 10は、Amazonの出品パートナーアプリストアに掲載されています。アプリに出品用のデータへのアクセスを認可する方式で、承認はいつでも解除できます。

アプリストアには、Amazonは開発や販売に関与せず、保証もしないと注記されています。どのデータへのアクセスを認めるかは、社内で決めてから連携しましょう。

Helium 10のMCPとは何ですか?

AIアシスタントからHelium 10のデータを呼び出すための仕組みです。MCPは、AIアシスタントと外部のデータやツールをつなぐ共通の仕組みを指します。

Helium 10 MCPはDiamondプランに含まれ、1,000回の呼び出しまで無料です。

Helium 10は途中で解約できますか?

月払いのプランは、長期の契約の縛りがなく、いつでも解約できます。アカウントのPlans & Billingから手続きするか、support@helium10.comに連絡します。

契約は自動で更新されます。やめるときは、次の更新日より前に解約しましょう。

Jungle ScoutなどAmazon向けの海外ツールと比べるときは、何を確かめればよいですか?

日本のAmazonで使える機能と、画面の言語の2つを確かめましょう。海外のツールの多くは、マーケットごとに使える機能が違います。

各ツールの対応表で日本の欄を見比べ、料金がドル建てかどうかもあわせて確かめましょう。

Helium 10のログインや問い合わせ先はどこですか?

ログインは、Helium 10の公式サイトの上部にある「Log in」から行います。

問い合わせ先は、support@helium10.comです。料金ページのよくある質問と、Amazonのアプリストアに載っています。

まとめ:Helium 10は、日本で使える機能と公式ツールの役割を確かめてから入れる

Helium 10は、競合の売れ行きとキーワードを推定データで調べる米国発のツールです。日本のAmazonでも調べる機能は使えますが、商品ページの作成やメールの自動化は日本の対応表に入っていません。

自社の検索データはブランド分析の実数で見て、Helium 10の推定値は検算してから使いましょう。集めたキーワードは、商品ページに入れて初めて売上につながります。

商品とキーワードの状況から、次の一手を決めたい方へ

LINK株式会社には、売上向上実績100社以上、サービス満足度97%以上、ベストセラー1位多数獲得の実績があります。※お客様実績に基づく参考値(2023年7月〜2026年6月の自社集計)。無料相談では、自社の商品とキーワードの状況から、次に手を付ける順番を一緒に整理します。

LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームとして、100社以上の運用改善に伴走してきました。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。

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LINKのEC支援サービスは、動画でも紹介しています。

Amazon・楽天の運用代行サービス紹介|LINK株式会社
参照した一次情報・公式情報
  • Helium 10公式「Plans & Pricing」(提供元の料金ページ)
  • Helium 10ヘルプ「Which Tools Are Supported in Which Markets?」(2025年12月10日)
  • Helium 10ヘルプ「Cerebro and Magnet Translation Feature」(2025年11月20日)
  • Helium 10公式「Free Amazon Seller Tools」(提供元の無料ツールページ)
  • Amazon出品パートナーアプリストア「Helium 10」
  • セラーセントラル ヘルプ「ブランド分析」
  • セラーセントラル ヘルプ「検索クエリパフォーマンスダッシュボード」
  • セラーセントラル ヘルプ「Amazon検索用語レポート」
  • セラーセントラル ヘルプ「商品名の要件とガイドライン」
  • セラースプライト公式の料金ページ(料金一覧)

いずれも2026年10月7日に確認しました。

記事監修
  • 公開日:2026年10月7日 / 最終更新日:2026年10月7日
  • 監修:南雲 宏樹(LINK株式会社 代表取締役 / 元Amazon Japan)
  • LINK株式会社は、Amazon公式パートナー(Amazon Ads Verified Partner ほか)で、元楽天ECCも在籍しています。
  • 本記事はAmazon公式ヘルプ・Helium 10の公式情報、およびLINK株式会社の支援実績データを基に作成しました。

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