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Amazonセラーセントラルとは?かかる費用とログインできないときの対処法【2026年最新版・元Amazon出身者監修】

2026 9/13
2026年4月30日 2026年9月13日
Amazonセラーセントラルとは?かかる費用とログインできないときの対処法【2026年最新版・元Amazon出身者監修】

Amazonセラーセントラルとは?かかる費用の全体像とログイン・権限設定の要点を元Amazon出身者が解説。

「セラーセントラルの会費が、公式のどこを見ても一枚にまとまっていない……」
「担当者が異動したら、ログインできる人が社内にいなくなった……」

元Amazon JapanでEC支援に携わってきた私、南雲が、Amazonセラーセントラルを解説します。「セラーセントラル」で検索されている問いは、大きく「会費はいくらか」と「ログインできない」の2つに割れています。ところが、その両方に正面から答えている記事はほとんどありません。本記事はAmazon公式ヘルプを当日確認し、費用の全体像とログインできないときの対処、法人での権限設計、やめ方を整理しました。読み終えるころには、自社にかかる月額を見積もり、担当者が代わってもアカウントが止まらない状態をつくれるはずです。

この記事のまとめ

  • セラーセントラル自体に利用料はかかりません。費用は出品プランと販売手数料にかかります。
  • 大口出品は月額4,900円(税抜)、小口出品は売れた商品1点につき100円です。
  • 2026年8月10日以降、おすすめ出品(カートボックス)の利用資格の要件は廃止されました。
  • 法人でログインできなくなる原因の多くは、端末ではなくログイン情報の持ち方にあります。
  • 解約したアカウントは、再び有効化することも開設し直すこともできません。
目次

Amazonセラーセントラルとは?管理画面の利用は無料で、費用は出品プランにかかる

Amazonセラーセントラルとは、Amazonに出品する事業者が商品・在庫・注文・広告・売上を管理する専用の画面です。そして、この管理画面を開くこと自体に会費や月額はかかりません。

セラーセントラルにかかる費用の階層。管理画面は無料で出品プランと手数料に費用がかかる

「セラーセントラルの会費」という言い方をよく見かけます。正確には、費用は出品プランと、商品が売れたときの手数料にひもづきます。ここを分けて理解しておくと、見積もりのブレがなくなります。

セラーセントラルにかかる費用の全体像

Amazonで売るときに発生する費用は、次の5つに整理できます。金額はすべてAmazon公式の記載です。

費用の種類金額自社の実額を確認する場所
Amazonセラーセントラルの利用かかりません―
出品プラン(大口出品)月額4,900円(税抜)設定>アカウント情報>サービスの管理
出品プラン(小口出品)売れた商品1点につき100円設定>アカウント情報>サービスの管理
販売手数料多くの場合5%〜15.4%FBA料金シミュレーター
FBA(利用する場合)配送代行手数料と在庫保管手数料FBA料金シミュレーター
Amazon公式「Amazon出品サービスの料金」および「出品形態」の記載より作成。確認日は2026年8月30日です。

販売手数料の率は商品カテゴリーによって変わります。Amazon公式は「多くの場合は5%〜15.4%」と案内しています。自社商材の実額は、FBA料金シミュレーターで確認するのが確実です。

広告はこの表に入れていません。スポンサー広告は使うかどうかを自社で決めるもので、出品に必須の費用ではないためです。使う場合は、上の費用に広告費が上乗せされます。

では、実際に月いくら出ていくのか。販売価格3,000円の商品を月100点売る前提で試算します。

売上は30万円です。ここから大口出品の月額4,900円と、販売手数料が10%なら3万円が引かれます。Amazonへ支払う額は、合計で3万4,900円ほどです。FBAを使う場合は、これに配送代行手数料と在庫保管手数料が加わります。

ここで置いた10%はあくまで試算の前提で、実際の率はカテゴリーによって変わります。原価と広告費を引いたあとに何が残るかは、この計算とは別に確認しましょう。

※手数料の内訳をカテゴリー別に確認したい方はAmazonの手数料はいくら?カテゴリー別の料率一覧と計算方法もどうぞ。

大口出品と小口出品、どちらで始めるか

手数料だけで比べるなら、分岐点は月49点です。Amazon公式は小口出品を「毎月49点まで販売する場合」、大口出品を「毎月49点以上販売する場合」と案内しています。

50点売れると小口の基本成約料は5,000円になり、大口の月額4,900円を超えます。ただし金額だけで決める話ではありません。大口出品でしか使えない機能があるためです。

  • 在庫ファイルやフィードを使った一括の在庫管理・注文管理
  • Amazon SP-API(外部システムとの連携に使うAmazon公式のAPI)の利用
  • 出品者による配送料の設定、出荷作業日数や祝日設定の管理
  • プロモーションやギフトサービスの設定
  • Amazonテクニカルサポートへのサポートリクエスト

法人で在庫を積んで売る前提なら、月商にかかわらず大口出品を選ぶことになります。問い合わせ窓口が使えるかどうかが、実務では最も大きな差です。

一方で、長く言われてきた判断材料がひとつ消えました。2026年8月10日以降、おすすめ出品の利用資格の要件は廃止されています。

Amazon公式は「すべての出品者の出品がおすすめ出品として掲載されるための評価対象になります」と明記しました。出品形態の比較表でも、掲載資格は大口・小口ともに「はい」です。つまり「カートが取れないから大口にする」という説明は、現在は成立しません。ただし、競争力のない出品が選定されないことは変わりません。

※課金の開始日と切り替え手順はAmazon大口出品とは?月額4,900円の損益分岐と本格運用7ステップで解説しています。

ベンダーセントラルとの違い

セラーセントラルは自社で売る画面、ベンダーセントラルはAmazonに卸す画面です。ベンダーセントラルはAmazonからの招待制で、誰でも使えるものではありません。

ベンダーになると、価格の決定権と顧客接点がAmazon側へ移ります。招待が届いたときは、卸値と数量、広告の扱いを並べて判断することになります。

※招待が届いたときの判断軸はAmazonベンダーとは?セラーとの違いと招待の判断軸にまとめています。

Amazonの費用を積み上げても、利益が残るか判断できない方へ

プランと手数料の額が分かっても、原価と広告費を入れたときに何が残るかは別の計算です。LINK株式会社では、商品1個あたりの損益から広告費の上限までを一緒に確認します。無料相談にて、どの数字から手を付けるかの考え方から整理します。

LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームです(売上向上実績100社以上※お客様実績に基づく参考値)。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。

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セラーセントラルでできること(売上に効く順に並べた9つの機能)

セラーセントラルの機能は、売上のどこを動かすかで3つのかたまりに分かれます。Amazonの売上は、セッション数とCVR、平均単価の3つの掛け算で決まります。セッションは商品ページを見た人の数、CVRは買った人の割合です。機能をこの3変数にひもづけて見ると、どこから触るかが決まります。

売上を直接動かす4つの機能

次の4つは、触ればセッションかCVRのどちらかが動きます。裏を返せば、この4つ以外をいくら整えても売上は動きません。

  • 商品登録・カタログ管理:商品名や検索キーワードを設計する場所です。動くのはセッション。
  • 在庫管理とFBA:在庫を切らすと売れた実績が積み上がらず、順位が戻りにくくなります。動くのはセッション。
  • 価格設定:おすすめ出品に選ばれるかどうかを左右します。動くのはCVR。
  • スポンサー広告:広告コンソールから出稿します。動くのはセッション。

在庫については、成長期ほど欠品の代償が大きくなります。支援の現場では、最低でも1ヶ月分の在庫を置き、週次で向こう1ヶ月の販売を予測し直す運用をおすすめしています。売れ始めてからの欠品は、順位と広告効率の両方を落とします。

※商品ページと広告の具体的な打ち手はAmazon SEO対策とは?検索順位を上げる仕組みと商品名75文字への対応で解説しています。

判断材料をつくる3つの機能と、数字の読み方

打ち手を決めるための数字は、次の3つから取れます。

  • ビジネスレポート:商品ごとのセッション数、CVR、売上を日次で確認できます。
  • ブランド分析:Amazon内で実際に検索されている語と、その順位を確認できます(ブランド登録が必要です)。
  • ペイメント:入金額と、そこから引かれた手数料の明細を確認できます。

これらを読むとき、私たちが必ず守っている手順が2つあります。ひとつは、売上が動いたらまずセッション、CVR、平均単価のどれが動いたのかを分解することです。セッションが原因なら流入の施策を続け、CVRが原因なら商品ページの変更が効いたかを確認しましょう。分解せずに打ち手を選ぶと、効いていない施策を続けることになります。

もうひとつは、検索順位と販売個数を混ぜて語らないことです。順位はこれから売れる力を示す先行指標で、販売個数は結果です。両者は時間差で連動しますが、同じものではありません。

あわせて、順位計測ツールが極端によい数字を返すことがあります。そのときはシークレットモードで実際に検索し、確かめてから報告するようにしています。良すぎる数字ほど、取得タイミングやスポンサー枠の混入を疑う価値があります。

日々の運用を支える2つの機能と、外部ツールが要る場面

残る2つは、注文・出荷管理とAmazon Sellerアプリです。注文・出荷管理は、自己発送のラベル印刷や返品対応を行う画面です。Amazon Sellerアプリは、外出先から注文と在庫を確認するためのスマートフォンアプリです。アプリだけで運用を完結させるものではなく、確認と一次対応の位置づけになります。

ここで多い質問が、外部ツールをどこまで入れるかです。在庫と価格の管理は、セラーセントラルの標準機能と自動化で足ります。せどり向けの管理ツールを法人が導入する必然性は高くありません。一律の判断基準があるわけではなく、まず標準機能で回してから不足を見極めるほうが早いためです。

一方で、キーワード調査と競合分析は標準機能では届きません。私たちが有料で使っているのは3つです。キーワード調査のラッコキーワード、Amazon内の競合分析のセラースプライト、市場データのNintです。価格の推移を追うときはKeepaを併用します。

※セラースプライトでできることはAmazonセラースプライトとは?できること・活用方法・評判を解説にまとめています。

セラーセントラルにログインできないときの症状別の対処手順

ログイン先は sellercentral.amazon.co.jp です。買い物用のAmazonアカウントと同じメールアドレスを使っている場合でも、出品用の画面はこちらから入ります。

セラーセントラルにログインできない症状別の原因と対処、復旧までにかかる時間

ログインできない原因は、症状を見れば絞り込めます。復旧までにかかる時間が症状によってまったく違うため、まず自分がどれに当たるかを特定しましょう。

症状別の原因と、復旧までの手順

症状対処復旧までの時間
2段階認証のコードが届かないログイン画面の「コードが届きませんか?」からバックアップ端末に送るその場で
機種変更や電話番号の変更をしたもう一方の端末でログインし、登録している端末を更新するその場で
1台目もバックアップも使えない2段階認証をリセットする(公的機関発行の身分証をアップロード)本人確認に1〜2日
パスワードを忘れたログイン画面からパスワードを再設定するその場で
ログインはできるが画面が開かない別のブラウザで開く、時間をおいて再度試す―
アカウントが停止されているパフォーマンス通知の内容を確認し、指示に沿って対応する審査による
Amazon公式「2段階認証のよくある質問」「2段階認証をリセットする」および出品者ヘルプの記載より作成。確認日は2026年8月30日です。

いちばん重いのは3行目です。1台目の端末もバックアップの端末も使えなくなると、身分証を提出して本人確認を受けるまでログインできません。Amazon公式は、この手続きに1〜2日かかる場合があると案内しています。

マイナンバーカードを使う場合は、個人番号が記載された裏面をアップロードしないよう公式が注意を促しています。提出するのは写真のある表面だけです。

2段階認証は無効にできない

2段階認証は、すべてのセラーセントラル利用者に必須です。Amazon公式は「Amazonテクニカルサポートでは、この要件に例外を設けることはできません」と明記しています。外す方向で相談しても、解決しません。

現実的な対策は、1台目の受信手段を認証アプリにすることです。認証アプリは通信がなくてもコードを生成できるため、SMSの遅延や受信設定に左右されません。Amazon公式もこの方法を推奨しています。バックアップにはSMSか音声通話の電話を登録し、1台目とは別の番号にしておきましょう。

ただし、法人でこの症状が繰り返し起きるとき、原因は端末側ではないことがほとんどです。ログイン情報を誰がどう持っているかという、設計の問題として見たほうが早く解決します。

ログインの復旧に追われて、売上をつくる時間が取れない方へ

認証や権限のトラブルは、起きるたびに運用が止まります。LINK株式会社では、アカウントの持ち方を整理したうえで、商品ページと広告の改善に時間を戻す進め方をご提案します。無料相談にて、止まりやすい箇所の見つけ方から一緒に整理します。

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【法人向け】担当者を追加・交代させるユーザー権限の設計

セラーセントラルは、1つのIDを回して使う設計になっていません。使う人ごとに個別のログイン情報を発行するのが、Amazonが案内している正規の使い方です。

ところが実務では、代表者が最初に作ったIDを社内で共有したまま運用しているケースが少なくありません。これが、担当者の異動や退職のたびに運用が止まる原因になります。

IDを共有してはいけない3つの理由

Amazon公式は、認証情報の共有について3つのリスクを挙げています。いずれも法人でこそ効いてくる話です。

  • 業務が止まる:2段階認証を設定した担当者が不在の間、作業が進められなくなります。
  • 退職後もアクセスが残る:IDを共有した人は、退職後もアカウントに入れてしまいます。
  • 責任は出品者が負う:追加したユーザーの行為の責任は、出品者側にあります。

いずれもAmazon公式が明記している内容です。1つ目について公式は「担当者が戻るまで、アカウントに関する作業をすべて中断しなければなりません」と書いています。2つ目では、退職者が購入用アカウントや登録済みのクレジットカードにも引き続きアクセスできる点を挙げています。3つ目は「出品者は、出品者がアカウントに追加したユーザーのアクションについて責任を負います」という表現です。

3つとも、対処はひとつです。使う人ごとにログイン情報を分け、各自が自分の端末で2段階認証を設定する。これで、誰か1人の不在で全業務が止まる状態はなくなります。

社内の担当者と外部パートナーへの権限の渡し方

渡す相手によって、使う仕組みが変わります。

セラーセントラルの権限設計。役割ごとに必要な権限と渡し方を対応させた図

社内の担当者には、セカンダリユーザーとして招待します。手順は、設定からユーザー権限を開き、従業員の管理から従業員を招待するだけです。招待メールを受け取った本人が、自分のログイン情報で2段階認証を設定する流れです。

最初にアカウントを作った人がプライマリユーザー(アカウント管理者)で、すべての機能にアクセスできます。セカンダリユーザーには、必要な範囲だけを与えられます。権限の管理ページを開けるのは、プライマリユーザーと、管理者に設定されたユーザーだけです。

外部の運用代行やコンサルには、サービスプロバイダーとしてアクセス権を渡せます。先方が発行した認証リンクを開き、許可するツールとサービス期間を指定する方式です。期間が過ぎるとアクセス権は自動的に取り消されます。IDとパスワードを渡す必要はありません。

外注先を選ぶときは、依頼する業務にどこまでの権限が要るかを契約前に確認しましょう。商品ページの改善を任せるなら、カタログの編集権限が必要です。相乗り出品の状態では、サブ画像やA+コンテンツを変更できません。ページ改善を含む支援は、自社アカウント本体を扱う構成でなければ成立しません。ここを確認しないまま契約すると、提供できる範囲が構造的に狭まります。

担当者が交代するときの引き継ぎ手順

異動や退職が決まったら、次の3点を引き継ぎの手順に入れておきましょう。

  • 退職者のユーザー権限を削除する(IDを共有していた場合はパスワードの変更だけでは足りません)
  • プライマリユーザーが退職者のままになっていないかを確認する
  • 2段階認証の登録端末が、会社として管理できる状態かを確認する

3点目が抜けていると、退職と同時に誰もログインできなくなります。その時点から復旧に必要なのは、身分証の提出と1〜2日の本人確認です。出荷や問い合わせ対応を止められない時期に、この空白は重く効きます。

Amazonの運用が担当者1人に集中している方へ

権限が1人に寄っていると、その人が動けない期間はアカウントごと止まります。LINK株式会社では、1案件につき最低3名体制で入り、担当が変わっても運用が続く形をつくります。無料相談にて、いま止まりやすい箇所の洗い出しから一緒に整理します。

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セラーセントラルの登録手順と、登録前に揃えるもの

登録でつまずく原因は、ほとんどが書類の不備です。先に揃えてから始めれば、途中で止まりません。

登録前に揃える書類と口座

  • メールアドレス(購入用アカウントと分けると、権限を整理しやすくなります)
  • 電話番号(2段階認証で使うため、担当者個人ではなく会社で管理できる番号が安全です)
  • クレジットカードまたはデビットカード
  • 売上金を受け取る銀行口座
  • 顔写真付きの本人確認書類(法人は代表者または登録担当者のもの)
  • 住所を確認できる取引明細書類

法人の場合は、これに登記情報の入力が加わります。個人事業主でも登録できますが、本人確認書類の住所と入力した住所が一致していないと審査で止まります。

登録の流れと、登録直後にやる初期設定

登録は、購入用アカウントでのログインから始まります。事業形態の選択、会社情報と出品者情報の入力、請求情報とストア情報の入力、本人確認と進みます。本人確認が完了するまで、出品形態の変更などができない項目があります。

審査を通ったら、商品を登録する前に次を整えておきましょう。売れ始めてから設定を変えると、出荷遅延やキャンセルにつながります。

  • 2段階認証の設定(1台目は認証アプリ、バックアップは別番号の電話)
  • ユーザー権限を分ける(経営層、運用担当、外部パートナー)
  • 銀行口座情報の登録
  • 配送設定(自己発送のリードタイム、土日出荷の有無)
  • 消費税の設定と、割賦販売法にもとづく情報の提出

※出品許可が必要なカテゴリーの申請はAmazon出品の始め方と費用|出品許可申請とアカウント健全性まで解説にまとめています。

アカウント健全性の見方と、止まる前に気づくための指標

アカウント健全性のページは、出品を続けられるかどうかを示す唯一の公式な指標です。売上のレポートより先に、ここを週次で見る習慣をつけましょう。

見るのは主に次の4つです。それぞれ、悪化したときに打つ手が違います。

  • 注文不良率:返金や低評価の割合です。上がったら商品ページの説明と実物のずれを疑いましょう。
  • 出荷遅延率とキャンセル率:自己発送の体制に由来します。リードタイムの設定を実態に合わせ直しましょう。
  • ポリシー違反:知的財産権の申し立てや商品情報の不備が入ります。通知の期限内に対応しましょう。
  • パフォーマンス通知:警告はここに届きます。見落とすと、次に来るのは出品停止です。

アカウントが止まると、その商品は購入できなくなります。売れていたはずの売上を失う機会損失が、止まっている期間だけ積み上がります。復旧には申し立てと審査の時間がかかるため、通知が届いた時点での対応がそのまま損失の大きさを決めます。

※停止されたときの原因の特定と改善計画書の書き方はAmazon出品停止の7つの原因と改善計画書で確実に解除する方法で解説しています。

アカウント健全性の数字が下がってきて、原因が絞れない方へ

指標が動く理由は、商品ページ、在庫、配送、カスタマー対応のどこかにあります。LINK株式会社では、指標と実務をひもづけて確認し、どこから直すかの順番を整理します。無料相談にて、優先順位の付け方から一緒に考えます。

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費用を止めたい・やめたいときの3つの選択肢

「やめる」には3つの段階があり、戻せるものと戻せないものが混ざっています。ここを取り違えると、取り返しがつきません。

Amazonの費用を止める3つの選択肢。一時停止とプラン変更は戻せるが解約は戻せない

選ぶ基準は3つです。月額を止めたいのか、しばらく売らないだけなのか、Amazonから完全に撤退するのかで決まります。

選択肢何が起きるか元に戻せるか
出品を一時停止する出品が購入者に表示されなくなります。ただし大口出品の月間登録料は請求され続けます戻せます
小口出品にダウングレードする月額4,900円が止まります。一括の在庫管理、SP-API、テクニカルサポートは使えなくなります戻せます
出品用アカウントを解約するログインできなくなり、注文履歴の閲覧、返品の処理、返金、購入者との連絡ができなくなります戻せません
Amazon公式「出品用アカウントの解約」「出品形態」の記載より作成。確認日は2026年8月30日です。

最も多い誤解が1行目です。出品を停止しただけでは、出品形態は切り替わりません。Amazon公式も「月間登録料が追加で請求されないようにするには、必ず出品形態を切り替えてください」と注意しています。休止したつもりで請求が続いていた、という相談は珍しくありません。

3行目は不可逆です。Amazon公式は「解約済みのアカウントを再び有効化または開設することはできません」と明記しています。もう一度出品したくなったときは、新しいアカウントを登録し直すことになります。月額を止めたいだけなら、選ぶべきは解約ではなく小口へのダウングレードです。

解約する前に済ませておく6つの手順

それでも解約する場合、Amazon公式は次の手順を求めています。1つでも残っていると解約できません。

  • 未出荷の注文をすべて出荷する
  • 最終販売日から90日間待つ(Amazonマーケットプレイス保証の申請期間のため)
  • アカウントの残高が0になるまで待つ
  • 返金を含む、購入者とのすべての取引を解決する
  • 最終の入金を受け取るため、銀行口座情報を最新にしておく
  • FBA在庫がある場合は、返送または所有権の放棄をリクエストする

操作自体は、設定から出品用アカウント情報を開きます。アカウントの管理にある「アカウントを閉じる」から申請しましょう。90日ルールがあるため、撤退を決めてから完了するまでには3ヶ月以上かかると見ておきましょう。

なお、出品形態を切り替える操作は、設定から出品用アカウント情報を開き、サービスの管理から行います。

セラーセントラルの運用を内製で回すか、外部に出すか

内製と外注の分かれ目は、担当者の人件費が売上に見合っているかどうかです。Amazonの運用は、商品ページ、広告、在庫、カスタマー対応が同時に走ります。1人で回すと、どれかが必ず薄くなります。

私たちが利益の出ていない事業者を見てきて共通していたのは、人件費が売上に対して何%かを把握していないことでした。担当者の給与と、その人がAmazonに割いている時間の比率を出すと、外注費と同じ土俵で比べられます。採用と教育にかかる時間を含めると、この差はさらに開きます。

外部に出す場合に確認したいのは2点です。1つ目は、提案に来た人が実際の運用担当者かどうか。営業と実務が別人であることは珍しくありません。契約後に誰が手を動かすのかで、成果は変わります。

2つ目は、何名体制で入るのか。1名だけの体制は、その人が動けなくなった時点で運用が止まります。LINKでは、コンサル担当、ディレクターと広告運用者、アシスタントの最低3名体制で入っています。

なお、内製で回す場合に覚えておきたいのが問い合わせ窓口です。Amazonテクニカルサポートへのサポートリクエストは、大口出品でのみ利用できます。小口出品のままでは、トラブル時に公式へ相談する手段がありません。

※窓口ごとの使い分けと、回答が来ないときの進め方はAmazonセラーセントラル問い合わせ完全ガイドにまとめています。

※費用と支援範囲の比べ方はAmazonコンサルの選び方・費用相場|失敗しない比較ポイントで解説しています。

内製を続けるか、外部に出すかで迷っている方へ

判断に必要なのは、担当者の工数と売上の比率、そして薄くなっている業務の特定です。LINK株式会社では、いまの体制で回せている範囲と回せていない範囲を切り分けます。無料相談にて、どこまでを社内に残すかの考え方から一緒に整理します。

LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームです(売上向上実績100社以上※お客様実績に基づく参考値)。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。

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Amazonセラーセントラルのよくある質問

Amazonセラーセントラルの会費はいくらですか?

セラーセントラルという管理画面そのものに、会費や月額はかかりません。費用がかかるのは出品プランと、商品が売れたときの手数料です。

大口出品なら月額4,900円(税抜)、小口出品なら売れた商品1点につき100円がかかります。これに加えて販売手数料が発生し、Amazon公式は多くの場合5%〜15.4%と案内しています。自社商材の実額は、FBA料金シミュレーターで確認してください。

セラーセントラルにログインできないときはどうすればいいですか?

まず、2段階認証のコードを受け取れるかどうかで切り分けてください。コードが届かないだけなら、ログイン画面の「コードが届きませんか?」からバックアップ端末に送れます。

1台目もバックアップも使えない場合は、2段階認証のリセットが必要です。公的機関が発行した身分証をアップロードし、本人確認を受ける手続きです。Amazon公式は、1〜2日かかる場合があると案内しています。停止されている場合は、パフォーマンス通知の内容に沿って対応することになります。

2段階認証を無効にすることはできますか?

できません。Amazon公式はこれをすべての利用者に必須としています。「Amazonテクニカルサポートでは、この要件に例外を設けることはできません」とも明記されています。

毎回のコード入力を負担に感じる場合は、1台目の受信手段を認証アプリに変更してください。通信環境に左右されず、SMSの遅延も起きません。

セラーセントラルは複数人で使えますか?

使えます。ただしIDを共有するのではなく、ユーザー権限で個別のログイン情報を発行してください。設定からユーザー権限を開き、従業員の管理から招待します。

Amazon公式は、認証情報の共有によるリスクを挙げています。退職者が引き続きアクセスできること、2段階認証を設定した担当者が不在の間は作業を中断しなければならないことの2点です。外部の運用代行には、サービスプロバイダーとして期間を区切ってアクセス権を渡す方法があります。

セラーセントラルを解約すると、もう一度出品できますか?

同じアカウントでは出品できません。Amazon公式は「解約済みのアカウントを再び有効化または開設することはできません」と明記しています。再開したい場合は、新しいアカウントを登録し直すことになります。

月額の支払いを止めたいだけであれば、解約ではなく小口出品へのダウングレードを選んでください。なお、前回の販売から90日以内は解約できません。

大口出品でないとカートは取れませんか?

2026年8月10日以降、その条件は無くなりました。Amazon公式はおすすめ出品の利用資格の要件を廃止しています。すべての出品者の出品が、掲載の評価対象になりました。出品形態の比較表でも、掲載資格は大口・小口ともに「はい」です。

ただし、競争力のない出品が選定されないことは変わりません。価格、お届け予定日、配送料、出品者のパフォーマンスが評価されます。大口出品の価値は、一括の在庫管理やテクニカルサポートなど、別の機能の側にあります。

Amazon Sellerアプリでどこまでできますか?

注文と在庫の確認、購入者への一次対応まではアプリで行えます。外出先で状況を把握するには十分です。

一方で、商品ページの作り込み、広告の設計、レポートの分析はパソコンで行うほうが確実です。アプリは確認のための入口と位置づけ、運用の判断は管理画面で行いましょう。

セラーセントラルとベンダーセントラルは何が違いますか?

セラーセントラルは自社で売る画面、ベンダーセントラルはAmazonに卸す画面です。ベンダーセントラルはAmazonからの招待制で、希望して使えるものではありません。

ベンダーになると、販売価格の決定権と購入者との接点がAmazon側へ移ります。招待が届いたときは、卸値と発注数量、広告の扱いを並べて判断してください。

まとめ

セラーセントラルという管理画面に会費はかからず、費用は出品プランと販売手数料にひもづきます。大口出品を選ぶ理由は、カートではなく、一括の在庫管理やテクニカルサポートといった機能の側に移りました。

そして法人でこの画面を扱ううえで効いてくるのが、誰がどの権限を持つかという設計です。IDを1つ回すのをやめ、使う人ごとにログイン情報を分けておけば、担当者が代わってもアカウントは止まりません。やめるときも、月額を止めたいだけなら解約ではなく小口へのダウングレードを選びましょう。

セラーセントラルを開いても、次に何をすべきか決められない方へ

機能の多さではなく、売上のどこが弱いかから決めると順番が見えます。LINK株式会社では、セッションとCVR、平均単価のどれが止まっているかを分解します。そのうえで商品ページと広告の優先順位を整理します。無料相談にて、最初に手を付ける1手の決め方から一緒に考えます。

LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームです(売上向上実績100社以上※お客様実績に基づく参考値)。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。

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LINKのEC支援サービスは、動画でも紹介しています。

Amazon・楽天の運用代行サービス紹介|LINK株式会社
参照した一次情報・公式情報
  • Amazon公式「Amazon出品サービスの料金」(出品プランの金額・販売手数料の率)
  • Amazon公式 出品者ヘルプ「出品形態」(大口出品と小口出品の機能比較)
  • Amazon公式 出品者ヘルプ「おすすめ出品になるためには」(2026年8月10日の利用資格要件の廃止)
  • Amazon公式 出品者ヘルプ「2段階認証」「2段階認証のよくある質問」(必須要件・認証アプリ・認証情報の共有リスク)
  • Amazon公式ヘルプ「2段階認証をリセットする」(身分証による本人確認と所要日数)
  • Amazon公式 出品者ヘルプ「ユーザー権限の設定と編集」(従業員の招待・サービスプロバイダーへの権限付与)
  • Amazon公式 出品者ヘルプ「出品用アカウントの解約」(90日ルール・再開設不可・解約前の手順)
  • Amazon公式「FBA料金シミュレーター」(自社商材の手数料の実額確認)
記事監修
  • 公開日: 2026年4月30日 / 最終更新日: 2026年8月30日
  • 監修:南雲 宏樹(LINK株式会社 代表取締役 / 元Amazon Japan)
  • 本記事はAmazon公式ヘルプおよびLINK株式会社の支援実績データを基に作成しました。

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