Amazon広告レポートは判断ごとに使い分ける。10種類の見方と年末の統合レポート移行を元Amazon出身者が解説。
「広告のレポートが多すぎて、どれを見ればいいのか分からない……」
「昨日のACOSが悪かったのに、数日後に見たら数字が変わっている……」
元Amazon JapanでEC支援に携わってきた私、南雲が、Amazon広告のレポートの種類と見方を解説します。スポンサープロダクト広告のレポートは10種類あり、主な9つは毎週・月1回・取りこぼしの確認の3つに分けると迷いません。売上はクリックから7日以内の購入で数えるため、直近数日の数字は後から増えていきます。最終的な判断は、広告経由の売上だけでなく、全体の売上に対する広告費の割合で行いましょう。なお、従来のスポンサー広告レポートは2026年12月31日に廃止され、旧画面に残したデータも削除される予定です。
この記事のまとめ
- スポンサープロダクト広告のレポートは10種類です。
- 毎週は検索用語とターゲティング、月1回はキャンペーンと商品別を見ます。
- 出品者の売上はクリックから7日以内の購入です。直近の数字は後から増えます。
- ACOS(広告経由の売上に対する広告費の割合)だけで判断せず、TACOS(全体の売上に対する広告費の割合)を出しましょう。
- 旧レポートは2026年12月31日に廃止され、履歴も削除される予定です。
- 予算レポートは統合レポートに移行できないため、年内に保存しましょう。
Amazon広告の運用については、解説動画もあります。
Amazon広告のレポートとは?広告の成果を確かめ、次の打ち手を決めるための数字

Amazon広告のレポートは、広告ごとの表示・クリック・売上・費用を、期間を指定して書き出す機能です。役割は、どの広告を伸ばし、どこを止めるかを数字で決めることです。
広告レポートで分かることと、ビジネスレポートで見ること
広告レポートで分かるのは、広告を経由した成果です。どの検索語で表示され、いくらかかり、いくら売れたかが分かります。
一方、自然検索を含む全体の売上やセッション(商品ページへの訪問)は、広告レポートには出ません。それらはセラーセントラルのビジネスレポートで見ます。広告の良し悪しは、最後に両方を合わせて判断しましょう。
日々の確認は管理画面、期間の比較と共有はレポートで行う違い
日々の確認は、広告コンソールのキャンペーンマネージャーで足ります。スポンサープロダクト広告なら、広告グループの検索用語の欄で語句を確かめ、そのまま追加や除外もできます。
レポートが要るのは、期間を区切って比べたいとき、明細を表計算で並べ替えたいとき、社内で共有したいときです。Amazon Adsも、レポートを毎月ダウンロードして保存するよう勧めています。遡れる期間には上限があるためで、詳しくは次の章の表で示します。
スポンサープロダクト広告のレポートは10種類。判断別の使い分け早見表

10種類のうち9つは、見る頻度と使う判断で分けると、毎週・月1回・取りこぼしの3つにまとまります。全部を同じ頻度で見る必要はありません。
毎週と月1回に見るレポートは、次のとおりです。種類と遡れる期間は、従来のスポンサー広告レポートの区分です。統合レポートでは、日次・週次は最大15か月分です(指標によって短い場合があります)。
| レポート名 | 分かること | 使う判断 | 遡れる期間 |
|---|---|---|---|
| 検索用語 | 実際に検索された語と、その語での売上 | 除外する語・切り出す語を決める | 65日 |
| ターゲティング | 登録したキーワード・商品ごとの成果 | 入札額を上げる・下げる | 90日 |
| キャンペーン | キャンペーンごとの広告費と売上 | 予算の配分を決める | 5年(時間別は30日) |
| 広告対象商品 | 広告した商品(ASIN)ごとの成果 | 広告する商品を絞る・増やす | 90日 |
| 購入商品 | 広告から別の商品が売れた内訳 | 広告する商品を見直す | 60日 |
| 期間別パフォーマンス | クリック単価と広告費の推移 | 単価の上がり方を確かめる | 90日 |
取りこぼしを確かめるレポートは、次の3つです。
| レポート名 | 分かること | 使う判断 | 遡れる期間 |
|---|---|---|---|
| 予算 | 予算切れの時間と、逃した売上の推定 | 予算を増やすかを決める | 2年 |
| 掲載枠 | 検索結果の上部・残り・商品ページ別の成果 | 掲載枠ごとの入札額を調整する | 90日 |
| 検索用語のインプレッションシェア | 重要な語での表示の占有率と順位 | 競合に表示を取られていないか確かめる | 90日 |
残る1つは、無効なクリックの確認に使うレポートです。数字が後から変わる理由とあわせて、次の章で扱います。
毎週見る:検索用語レポートとターゲティングレポート
毎週見るのは、検索用語レポートとターゲティングレポートです。検索用語レポートは、購入者が実際に検索した語と、その語での売上を示します。サポートセンターでは「検索ワードレポート」とも表記されています。
2つのレポートの使い道は、次のとおりです。
- 検索用語で売れている語:マニュアルターゲティングに切り出す候補
- 検索用語でクリックだけ集めて売れない語:除外キーワードの候補
- ターゲティング:登録したキーワードや商品ごとに、入札額を上げるか下げるかを決める
ダウンロードしたら、広告費の多い順に並べ替えると、影響の大きい語から確かめられます。ただし、クリックが少ない語は判断を急がないことです。Amazon Adsは、除外を決める前に20回以上のクリックを待って評価するよう勧めています。
私たちは、検索用語レポートを週1回見直すのをルーティンにしています。見るのはオートだけではありません。部分一致やフレーズ一致も、意図しない語に広がっていることがあるためです。
※除外の手順はAmazon広告の除外キーワードとは?広告費を削る選び方と設定手順、除外してはいけない語句、切り出しの手順はAmazonのマニュアルターゲティングとは?オートターゲティングとの違いと、効率のよい語句を切り出す手順で解説しています。
月1回見る:キャンペーン・広告対象商品・購入商品・期間別パフォーマンス
月1回は、お金の配分を見直すためのレポートを見ます。4つのレポートの使い道は、次のとおりです。
- キャンペーン:キャンペーンごとの広告費と売上を並べ、予算の配分を決める
- 広告対象商品:広告した商品ごとの成果を見て、売れる商品の入札を強め、売れない商品のターゲットを見直す
- 購入商品:広告をクリックした人が、広告した商品とは別に買った商品を見る
- 期間別パフォーマンス:クリック単価と広告費の推移を見る
購入商品レポートには、広告対象外の商品の売上だけが載ります。合計はキャンペーンの合計と一致しません。よく売れている別の商品があれば、その商品を広告に加える候補です。使えるのは出品者だけです。
期間別パフォーマンスで単価だけが上がっていたら、入札戦略や掲載枠の設定と、競合の動きを確かめましょう。
取りこぼしを見る:予算・掲載枠・検索用語のインプレッションシェア

予算レポートは、予算切れで逃した売上を見るためのレポートです。予算内に収まっていた時間の平均と、逃したインプレッション・クリック・売上の推定値が載ります。
見るのは、予算内の時間が100%未満で、成果のよいキャンペーンです。予算レポートは統合レポートに移らないため、使えるのは2026年12月31日までです。ただし、逃した売上は推定値で、実際の売上を保証するものではありません。
予算を増やすかは、金額ではなく、全体売上に対する広告費の割合の枠で決めましょう。予算切れのキャンペーンは、まず日予算を引き上げましょう。広告費全体を増やすなら、手段は次の3つです。
- クリック単価を上げる
- ターゲティングを増やす
- 広告の種類を増やす
枠に余裕があり、増やすと決めたなら、様子を見ながら数日で一気に上げ、反応を確かめましょう。
残る2つは、表示の取りこぼしを見るレポートです。
- 掲載枠:検索結果の上部・検索結果の残り・商品ページの3つで成果を比べ、掲載枠ごとの入札額の調整に使う
- 検索用語のインプレッションシェア:検索語ごとに、自社の表示が全体の何%か、何位かを見る
たとえばシェア50%なら、その日その語の表示の半分を自社が取ったという意味です。重要な語でシェアや順位が落ちていれば、入札やターゲティングを見直しましょう。
表示回数が減ってもシェアが変わらなければ、その語の検索や広告の枠そのものが減ったと読めます。シェアも下がっているなら、競合に表示を取られている可能性が高いと考えましょう。
※掲載枠の入札額の決め方はAmazon広告の入札戦略とは?ダウンのみ・アップとダウン・固定の選び方と掲載枠・入札額の決め方もどうぞ。
スポンサーブランド広告とディスプレイ広告で使えるレポートの違い
スポンサーブランド広告とディスプレイ広告は、使えるレポートが一部違います。主な違いは次のとおりです。
- スポンサーブランド広告:検索用語、キーワード、キャンペーン、キャンペーン掲載枠、広告経由の購入、カテゴリーベンチマーク、検索用語のインプレッションシェア
- ディスプレイ広告:広告対象商品、ターゲティング、一致ターゲット、購入商品、キャンペーン
スポンサーブランド広告の動画キャンペーンでは、カテゴリーベンチマークなど一部のレポートを使えません。ディスプレイ広告の一致ターゲットレポートでは、広告が表示されてクリックされた商品ページが分かります。
Amazon広告レポートの見方【主な指標と、数字を読み違えないための注意点】

レポートの数字は、意味を知っていても読み違えることがあります。特に、直近の売上は確定していない点に気をつけましょう。
まず押さえる指標:インプレッション・クリック・CTR・CPC・広告費・売上・ACOS・ROAS
広告レポートの主な指標は、次のとおりです。
- インプレッション:広告が表示された回数
- クリック:広告がクリックされた回数
- CTR(クリック率):クリック数÷インプレッション数
- CPC(クリック単価):広告費÷クリック数
- 売上:広告をクリックした人の購入額(数える期間は次の項で説明)
- ACOS:広告費÷広告経由の売上×100(%)
- ROAS:広告経由の売上÷広告費。Amazonのレポートでは%ではなく倍率で表す
ROASは、広告費2万円で売上10万円なら5です。ACOSとROASは逆数の関係にあり、ACOS20%はROAS5にあたります。インプレッションとクリックは、無効なトラフィックを除いた数です。
※用語の意味をまとめて確認したい方はAmazon広告の用語集|ACOS・ROAS・TACOSなど36語を6分類で解説もどうぞ。
売上はクリックから7日以内。直近の数字は後から増える
出品者のスポンサープロダクト広告の売上は、広告がクリックされた日から7日以内の購入を数えます。ベンダーの場合は14日以内です。売上は購入した日ではなく、クリックした日に付きます。
たとえば10月1日にクリックした人が10月5日に買うと、その売上は10月1日の数字に加わります。そのため10月2日の時点で見た10月1日のACOSは、実際より悪く見えます。
直近7日の数字では、良し悪しを決めないようにしましょう。表示やクリックも、反映までに最大72時間かかる場合があります。私たちは1週間単位のまとまりで判断し、日ごとの上下では設定を変えません。
検索用語レポートの表示回数が管理画面と合わない理由と、無効なクリックの扱い
検索用語レポートに載るのは、1回以上クリックされた語だけです。そのため、レポートのインプレッションの合計は、キャンペーンマネージャーの数字と一致しないことがあります。
また、Amazonは無効なクリックを指標から除くため、一度見た数字が後から変わることがあります。その除外の内訳を見るのが、総トラフィックと無効なトラフィックのレポートです。キャンペーン単位で、総トラフィックと無効なトラフィックの指標を確かめられます。
ACOSだけで判断せず、全体売上でTACOSを出す

広告の判断は、ACOSではなくTACOSで行いましょう。TACOSは、自然検索を含む全体の売上に対する広告費の割合です。広告費を、ビジネスレポートの全体売上で割って出します。
全体の売上が100万円、うち広告経由が40万円、広告費が20万円の月で試算します。
- ACOS:20万円÷40万円×100=50%。広告だけで見ると厳しい水準
- TACOS:20万円÷100万円×100=20%。全体では利益が残る水準
ACOSが悪いからと広告を急に止めると、自然検索の売上まで落ちることがあります。支援現場では、広告で販売個数を伸ばすことが検索順位を支えている、と見ているためです。
私たちが握るのは、TACOSの上限だけです。ROASや広告費の金額は握りません。毎月、全体売上と同じ期間の広告費からTACOSを出し、目標と比べます。
- 目標を上回った月:1〜2か月かけて、少しずつ広告を緩める
- 目標を大きく下回った月:売り残しの可能性があるので、広告を踏む
支援現場での目安は、原価率を30%程度に抑えたうえで、TACOS10〜20%程度に収まるケースが多い、というものです(業界統計ではありません)。上限は、自社の原価と手数料から逆算して決めましょう。
※ビジネスレポートで全体売上を出す手順はAmazonビジネスレポートの見方|項目の意味と、売上が落ちた原因をASIN別に特定する手順で解説しています。
広告レポートの作り方と、2026年12月31日のスポンサー広告レポート廃止への備え

Amazon Adsは2026年6月8日、統合レポートの一般公開を始めました。日本も対象です。これに伴い、旧来のレポート画面は年末で使えなくなります。
廃止の日には、旧画面に残る保存済みのレポート、定期のレポート、過去のデータが削除される予定です。日程は変わる場合があると案内されています。
統合レポートの作り方:「レポート」から作成し、列と期間を選んで送信する
統合レポートは、広告コンソールの左側にある「レポート」から作ります。一から作るか、用意されたテンプレートを使うかを選べます。手順は次のとおりです。
- 「レポート」で「レポートを作成」を選ぶ。テンプレートを使うなら「テンプレートでレポートを作成」から選ぶ
- 「フィルター」で、アカウント、キャンペーン、国、広告プロダクトを絞る
- 「列のカスタマイズ」で、時間の単位、集計の単位、指標をそれぞれ1つ以上選ぶ
- 「レポート期間」を選ぶ。初期値は過去7日間
- 定期的に受け取るなら、「配信設定」で送信先と頻度を決める
- 右上の「送信」をクリックする
時間の単位は日付や週、集計の単位はキャンペーンや広告グループなどです。日次・週次のデータは最大15か月分、月次・年次は最大6年分を取れます。
頻度は、毎日・毎週・毎月から選べます。送信先に入れた人は、広告コンソールを使えなくてもリンクから見られます。送信先は社内の関係者に絞りましょう。
統合レポートは広告コンソールのほか、Amazon Marketing StreamとレポーティングAPIからも使えます。どちらもベータ版です。
なお、統合レポートはスポンサーTV広告と、広告グループの無い従来型のスポンサーブランド広告に、まだ対応していません。
統合レポートで変わる点:指標名、売上が付く日付、Halo
効果測定の仕組みは変わりませんが、指標の名前と一部の数え方が変わります。主な変更は次の3つです。
- 指標名から「7日間」「14日間」が消える。数える期間そのものは変わらない
- すべての購入が、購入日ではなく広告に接した日に付く。従来のスポンサーブランド広告は購入日だった
- 広告した商品以外の売上(旧「その他のSKU」)は「Halo」と呼ばれる
スポンサーブランド広告は、売上が以前より早い日付に寄って見えることがあります。期間の合計は同じなので、日別の推移を旧レポートと並べるときだけ注意しましょう。
また、検索結果上部のインプレッションシェアは、統合レポートではキャンペーン単位でしか出せません。キーワード単位で見ていた場合は、見方を変える必要があります。
12月31日までにやること:移行ツールでの移行と、過去データの保存
年内にやることは、定期レポートの移行と、残したいデータのダウンロードです。
定期レポートは、移行ツールでまとめて移せます。手順は次のとおりです。
- 旧来のスポンサー広告のレポートページを開く
- ページ上部の青いバナーで「移行を開始する」をクリックする
- 表示された画面で「確認」をクリックし、移行の状況を確かめる
移せるのは、過去24か月以内に作った、有効な保存済み・定期レポートです。
スポンサープロダクト広告の予算レポートは、統合レポートで使えず、移行できません。予算レポートは2年分を遡れるので、必要な期間を年内に作ってダウンロードしましょう。
12月17日以降は、旧画面で新しいレポートの作成や編集ができなくなります。保存したいレポートは、それまでに作っておくのが安全です。11月16日と12月17日には、終了を知らせる警告が出る予定です。
広告レポートを改善と社内報告につなげる見方【売上の分解とTACOSの戻し方】

レポートは、見るだけでは成果につながりません。売上の変化を分解し、どの数字を動かすかを決めてから使いましょう。
売上が落ちたら、セッション・CVR・単価に分けてからレポートを見る
売上は、セッション、CVR(購入率)、平均単価の掛け算です。まずビジネスレポートで、どれが動いたかを特定しましょう。動いた数字によって、見る広告レポートが変わります。
- セッションが減った:キャンペーンレポートと検索用語のインプレッションシェアで、表示とクリックが減っていないか
- CVRが下がった:検索用語レポートで、関係の薄い語にお金が流れていないか
- 平均単価が下がった:広告対象商品と購入商品のレポートで、売れる商品が変わっていないか
社内に報告するときも、先に分解してから要因を伝えましょう。単月の上下より、以前は例外だった水準が今は普通になった、という伝え方のほうが伝わります。
※広告を止めるか続けるかを判断したい方はAmazon広告が効果ないときの原因は4段階で切り分ける|止める前に確認する判断基準と改善策もどうぞ。
TACOSが上限を超えた月は、広告費の大きいキャンペーンからCPCを下げる
TACOSが上限を超えた月は、まず翌月の着地目標を決めましょう。戻す手段の最優先は、メインキーワードのクリック単価を下げることです。
- キャンペーンレポートを、広告費の多い順に並べる
- 影響の大きいキャンペーンと広告グループのターゲティングから、クリック単価を下げる
- 入札戦略が「動的な入札 – アップとダウン」なら、「動的な入札 – ダウンのみ」に切り替える
社内への報告は、超えた原因、翌月の着地目標、動かす設定をセットにしましょう。数字の報告だけで終わらせず、次の月の運用目標として扱うのがポイントです。
広告効率が頭打ちのときの見直し先と、セール後の効果の測り方
広告の効率は、広告の設定だけで決まるわけではありません。商品ページのCVRが上がれば、広告を触らなくても効率が上がります。
単価1万円、クリック単価100円で、10クリックに1個売れる商品で試算します。広告費1,000円で売上は1万円です。CVRが2倍になれば、同じ1,000円で売上2万円になり、効率も2倍です。レポートで効率が頭打ちに見えたら、商品画像や商品紹介コンテンツも見直しましょう。
セールの効果も、期間中の広告レポートだけでは判断しません。私たちは、次の3つで見ています。
- 期間中の売上
- 期間後に、狙ったキーワードの検索順位が上がったか
- 期間後の自然検索からの売上が、以前より高い水準を保てているか
比べる相手は、通常の月ではなく前回のセールです。通常の月と比べると、どのセールも良く見えて判断を誤ります。
Amazon広告のレポートに関するよくある質問
- Amazon広告のレポートはどこから作れますか?
広告コンソールの左側にある「レポート」から作れます。
従来の「効果測定とレポート」内の「スポンサー広告レポート」も、2026年12月31日までは使えます。ただし12月17日以降は、新規作成と編集ができません。新しく作るレポートは、統合レポートで作っておくと移行の手間が省けます。
- 広告レポートは、どこまで過去に遡れますか?
レポートの種類によって違います。
スポンサープロダクト広告では、検索用語が65日、購入商品が60日、ターゲティングや掲載枠が90日です。予算は2年、キャンペーンは5年です。統合レポートでは、日次・週次が最大15か月分です。
- 広告レポートの売上と、ビジネスレポートの売上が合わないのはなぜですか?
数えている範囲と日付が違うためです。
広告レポートは、広告をクリックした人の7日以内の購入を、クリックした日に付けます。ビジネスレポートは自然検索を含む全体の売上です。両方を合わせて見るときは、TACOSで判断しましょう。
- 検索用語レポートに英数字が出るのはなぜですか?
広告が表示された商品ページのASINです。
オートターゲティングや、商品を狙うターゲティングで表示された場合に出ます。成果の悪いASINは除外し、よいASINはマニュアルターゲティングで入札できます。
- レポートを定期的にメールで受け取れますか?
受け取れます。
統合レポートの「配信設定」で送信先を入れ、頻度を毎日・毎週・毎月から選びます。リンクは広告コンソールを使えない人も見られるため、送信先は社内に絞りましょう。
- 統合レポートに移ると、数字は変わりますか?
効果測定の仕組みは変わりませんが、名前と日付の付け方が一部変わります。
スポンサーブランド広告は、購入が広告に接した日に付くため、日別の分布が変わります。期間の合計は同じです。
まとめ:Amazon広告のレポートは判断ごとに使い分け、TACOSで締める
Amazon広告のレポートは、毎週・月1回・取りこぼしの3つに分けて見ると迷いません。直近7日の売上は後から増えるため、1週間単位で判断し、最後は全体売上でTACOSを出しましょう。旧レポートは2026年12月31日に廃止されるので、移行と予算レポートの保存は年内に済ませましょう。
LINKのEC支援サービスは、動画でも紹介しています。
- 参照した一次情報・公式情報
- Amazon Ads「統合レポートによるキャンペーン分析の効率化が一般公開開始」
- Amazon Adsサポートセンター「レポート」
- Amazon Adsサポートセンター「統合レポートについて」
- Amazon Adsサポートセンター「統合レポートでレポートを作成する」
- Amazon Adsサポートセンター「定期レポートを統合レポートに移行する」
- Amazon Adsサポートセンター「スポンサープロダクト広告の検索ワードレポート」
- Amazon Ads「スポンサープロダクト広告のターゲティングに関するガイド」
- Amazon Adsサポートセンター「スポンサープロダクト広告の予算レポート」
- Amazon Adsサポートセンター「スポンサープロダクト広告の購入商品レポート」
- Amazon Adsサポートセンター「スポンサープロダクト広告の検索用語のインプレッションシェア(SIS)レポート」
- Amazon Adsサポートセンター「スポンサープロダクト広告のキャンペーンレポート」
- Amazon Adsサポートセンター「キャンペーンのインプレッションに関するトラブルシューティング」
- 記事監修
- 公開日:2026年10月23日 / 最終更新日:2026年10月23日
- 監修:南雲 宏樹(LINK株式会社 代表取締役 / 元Amazon Japan)
- 本記事はAmazon Adsの公式サポートセンター・公式発表、およびLINK株式会社の支援実績データを基に作成しました。
▶ Amazon広告の用語集|ACOS・ROAS・TACOSなど36語を6分類で解説【2026年最新版・元Amazon出身者監修】
▶ Amazonビジネスレポートの見方|項目の意味と、売上が落ちた原因をASIN別に特定する手順【2026年最新版・元Amazon出身者監修】
▶ Amazon広告の除外キーワードとは?広告費を削る選び方と設定手順、除外してはいけない語句【2026年最新版・元Amazon出身者監修】
▶ Amazon広告が効果ないときの原因は4段階で切り分ける|止める前に確認する判断基準と改善策【2026年最新版・元Amazon出身者監修】


