Amazonの自己発送の設定と送料、FBAとの使い分け3つの組み合わせと出品が止まる基準を元Amazon出身者が解説。
「FBAの手数料が重い商品だけ、自社から出荷したい。でも送料と設定が分からない……」
「プライムが外れても売れるのか。FBAとの使い分けを決められない……」
元Amazon JapanでEC支援に携わってきた私、南雲が、Amazonの自己発送の設定と、FBAとの使い分けを解説します。自己発送は事業全体で選ぶのではなく、SKUごとにFBAとの組み合わせで決めるものです。送料はAmazon上で買えるヤマト運輸の配送ラベルが基本で、2026年10月21日に料金が改定されます。出品者出荷にだけかかる基準もあり、外すと、自己発送の出品が止まることがあります。本記事では公式ヘルプをもとに、法人の出品者に向けて、組み合わせ方から設定、出荷、止めないための基準までを整理しました。
この記事のまとめ
- 自己発送(出品者出荷)は、在庫を自社に置き、注文ごとに自社で出荷する方法です。
- 代表的なのは、主力FBA+一部を自己発送、同じ商品で2つのSKU、マケプレプライムの3つの組み合わせです。
- 送料はネコポスなら185円からです(2026年10月21日〜・税込)。集荷と配送の問い合わせまで任せるなら、Easy Shipも選べます。
- 設定は配送パターンを作り、SKUに割り当てます。
- 出荷遅延率などの基準を外すと、自己発送の出品が止まることがあります。
在庫切れが検索順位に与える影響は、次の解説動画でも取り上げています。
Amazonの自己発送(出品者出荷)とは?FBAとの違いと、在庫と出荷を自社で持つ意味

自己発送とは、在庫を自社に置き、注文のたびに自社で梱包・出荷するAmazonの販売方法です。Amazonでの正式な呼び名は「出品者出荷」です。英語ではFBM(Fulfilled by Merchant、出品者による出荷)と略されます。
自己発送を使う意味は、在庫の数と出荷のタイミングを自社で決められることです。FBAに預けにくい大きな商品も、チラシや化粧箱を同梱したい商品も、そのまま売れます。その代わり、FBAならAmazonが受け持つ業務を、自社で回すことになります。梱包と出荷、出荷通知、購入者からの問い合わせ、返品の受付です。
FBAとの違いは、出荷・問い合わせ・返品を誰が持つか【比較表】
FBAと自己発送の違いは、主に業務の持ち手と費用の払い方に出ます。主な違いを表にまとめました。
| FBAと自己発送で違うところ | FBA | Amazonの自己発送(出品者出荷) |
|---|---|---|
| 梱包と出荷をする人 | Amazonの倉庫 | 自社(または委託先) |
| 購入者の問い合わせと返品 | Amazonが対応 | 自社が対応 |
| プライムマーク | 付く | マケプレプライムに参加したときだけ付く |
| Amazonに払う物流の費用 | 配送代行手数料と在庫保管手数料 | なし(配送料・資材・作業の費用は自社負担) |
| 販売手数料 | 商品カテゴリーごとの料率 | FBAと同じ料率 |
| 出品者出荷だけにかかる指標 | 対象外 | 出荷遅延率など(後の章で説明) |
見落としやすいのは販売手数料です。自己発送にしても、販売手数料は下がりません。下がるのはFBAの手数料だけで、代わりに配送料と作業の費用が自社に乗ります。
つまり、違いの多くは「どちらが得か」ではなく「誰が何を持つか」です。だから使い分けは、事業全体ではなくSKUごとに組み合わせで決めます。
FBAと自己発送の使い分け【代表的な3つの組み合わせと選ぶ基準】

どの組み合わせを選ぶかは、3つの問いで決まります。FBAに預けられる商品か、在庫切れが致命的か、プライムの表示が売上に欠かせないか、の3つです。それぞれの答えに合う組み合わせを、順に見ていきます。
組み合わせ1:主力はFBA、大型・低回転・同梱物が要るSKUだけ自己発送
FBAに預けると手数料が見合わないSKUだけを、自己発送に残す組み合わせです。法人の出品者で基本になりやすい形です。対象になるのは、大きくて売れる頻度の低い商品や、FBAで扱えない商品です。チラシや化粧箱を同梱して、差を付けたい商品も当てはまります。
SKUの振り分けは、サイズと重量、売れる頻度、相乗りの有無、同梱物、在庫切れの影響の5つで考えます。自己発送に残すと決めたSKUには、配送パターンとリードタイムを個別に設定しておきましょう。
※5つの判断軸の詳細はAmazon FBAとは?手数料・デメリットと、出荷元の表示が変わる仕組みもどうぞ。
組み合わせ2:同じ商品にFBAと自己発送の2つのSKUを持ち、在庫切れに備える

主力商品の在庫切れが致命的なら、この組み合わせを検討しましょう。在庫切れは、Amazon運用で特に避けたい失敗の一つです。Amazonが公開しているロジックではありませんが、支援現場の実感では、検索順位には直近の販売個数が大きく効きます。在庫が切れると販売個数が途切れ、落ちた順位は再入荷してもすぐには戻りません。
仕組みは、同じ商品(ASIN)にFBA用と自己発送用のSKUを1つずつ登録しておく方法です。FBAの在庫が尽きると、自己発送のSKUが販売を引き継ぎます。自社だけで相乗りの状態を作るイメージです。
この組み合わせで運用するときは、次の3点を守りましょう。
- プライムが外れる前提で使う:自己発送で売る間はプライムが付かず、配送も遅くなります。購入率と順位は下がりやすいものの、在庫切れよりはましです。
- 自己発送側の在庫数は、実在庫の範囲で入れる:超える数を入れると出荷できずにキャンセルとなり、出品者都合のキャンセル率に入ります。
- 2つのSKUは保険と割り切る:本線はFBAの在庫を切らさない発注です。SKUと在庫と注文処理の管理が整っていることが前提です。
私たちの支援では、最低1か月分の在庫を持ち、週に1回は販売数を見て向こう1か月の見込みを更新しています。FBAは受領に2〜3日程度かかり、大型セールの前は在庫の反映が大きく遅れることもあるためです。
組み合わせ3:自己発送のままプライムを付ける(マケプレプライム)
マケプレプライムは、自社から出荷したまま、プライム会員向けに出品できるプログラムです。登録の手数料はかかりません。FBAに預けにくいけれど、プライムの表示が売上に欠かせない商品で使います。
参加の前にはトライアルがあり、登録するとプライム配送パターンが自動で作られます。トライアルで見られるのは直近10件の注文、参加後は直近7日間の実績です。主な要件は次のとおりです。
| マケプレプライムの要件 | 基準 | 見られる時期 |
|---|---|---|
| 注文当日の出荷率 | 99%以上 | トライアル中 |
| 追跡可能率 | 94%以上 | トライアル中と参加後 |
| キャンセル率 | 1%未満(出荷前に出品者がキャンセルした割合) | トライアル中と参加後 |
| 期日内配送率 | 96%以上 | 参加後 |
| 出荷と配送の曜日 | 土日を含む週7日(祝日を除く) | 参加後 |
| 標準サイズの配送地域 | 沖縄・北海道・離島を除く全都府県 | 参加後 |
注意したいのは、出荷を数える時点です。出荷通知を送った時点ではなく、配送会社が最初に荷物を読み取った時点で出荷と見なされます。出荷通知を翌日に送ると、出荷遅延と見なされることがあります。標準サイズは、梱包した状態で9kg以下、45cm×35cm×20cm以内です。プライム対象地域のプライム会員には、通常配送料を無料にします。
選ぶ条件は、週7日出荷できる体制と、追跡番号の付く配送です。満たせないなら、プライムは組み合わせ1・2のFBA側で取りましょう。基準を下回ると参加資格が取り消されることがありますが、Amazon.co.jpでの販売は続けられます。
FBAと自己発送の振り分けに迷っている方へ
どのSKUをFBAに預け、どれを自社から出すかで、商品1個あたりの利益は変わります。LINK株式会社は、商品ページの改善や広告運用など、Amazonで売上を伸ばす側を支援しています。実績は、ベストセラー1位多数獲得、売上向上実績100社以上です。※お客様実績に基づく参考値(2023年7月〜2026年6月の自社集計)。無料相談では、SKUの振り分けを商品1個あたりの利益から一緒に整理します。
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自己発送の送料はいくら?マーケットプレイス配送サービスとEasy Shipの料金、FBAとの比べ方

自己発送の送料は、マーケットプレイス配送サービスならネコポス185円からです。費用はこの送料に、梱包資材と出荷作業の人件費を足した3つです。送料は、発送元の地域、お届け先の地域、箱のサイズで決まります。集荷と配送の問い合わせまでAmazonに任せるなら、Easy Shipも候補です。ここでは送料の目安と、FBAと比べるときの考え方を見ていきます。
マーケットプレイス配送サービスとは【Amazon上でヤマト運輸の配送ラベルを買う仕組み】
マーケットプレイス配送サービスは、自己発送の注文を、Amazonが交渉した料金で出荷できるサービスです。配送ラベルは、セラーセントラルの注文管理から買えます。料金表に載っているのは、ヤマト運輸のネコポス、宅急便コンパクト、宅急便、クール宅急便です。クール宅急便は、2026年2月25日に加わりました。
自社でヤマト運輸や日本郵便などと契約していれば、その伝票で出してもかまいません。その場合は、出荷通知のときに配送会社と追跡番号を自社で入力します。料金だけでなく、この入力の手間も含めて比べましょう。
【料金表】ネコポス185円から。2026年10月21日改定後の料金
関東から出荷した場合の料金を、主なサイズで抜き出しました。税込の料金です。
| 自己発送で使う配送サービスとサイズ | 関東から関東へ | 関東から九州へ |
|---|---|---|
| ネコポス | 185円 | 185円 |
| 宅急便コンパクト | 392円 | 520円 |
| 宅急便 60サイズ | 448円 | 738円 |
| 宅急便 80サイズ | 540円 | 815円 |
| 宅急便 100サイズ | 657円 | 954円 |
| 宅急便 160サイズ | 1,188円 | 1,857円 |
この表は、2026年10月21日以降に買う配送ラベルの料金です。10月20日までに買う配送ラベルは、改定前の料金です。新しい料金は自動で適用され、出品者の手続きは要りません。
ネコポスは、沖縄を除けば発送元とお届け先にかかわらず一律185円です。沖縄へ届けると222〜223円、沖縄から出すと235円になります。ほかの地域の組み合わせは、マーケットプレイス配送サービスの料金表で確認しましょう。
Easy Shipという選択肢【集荷と配送の問い合わせまでAmazonに任せる方法の料金と条件】
Easy Shipは、在庫を自社に置いたまま、集荷と配送をAmazonに任せるサービスです。正式名はAmazon Easy Ship(イージーシップ)で、出品者出荷の注文が対象です。梱包とラベル貼りは自社で行い、登録した時間帯にAmazonが手配したドライバーが集荷に来ます。
マーケットプレイス配送サービスで自社から出す場合と比べて、変わるのは主に次の3点です。
- 集荷:荷物を配送会社に引き渡す手配を、Amazonが受け持ちます。
- 配送の問い合わせと返品の受付:配送状況や未着、返品方法の問い合わせは、Amazonのカスタマーサービスが24時間受けます。返金の処理は出品者が行います。
- 商品ページの表示:「Amazonによる配送」と表示されます。
料金は、メールサイズが185円、50サイズが425円で、どちらも全国一律です(税込)。60サイズから上は、発送元とお届け先の地域で変わります。関東から関東へ送る場合、60サイズは430円、160サイズは867円です。料金は1箱ごとにかかり、登録料や月額の固定費はありません。
この料金には、配送料のほか、集荷、配送ラベルなどの資材、カスタマーサービスの費用が含まれます。サイズの区分と重さの上限は、前の表のヤマト運輸のサービスと同じではありません。自社の商品の寸法と重さで、両方の料金を引き当てて比べましょう。申告より実物の重さや寸法が大きいと、見積もりを超えて請求されることがあります。
Easy Shipを使えるのは、次の条件を満たす場合です。
- 出品者:大口出品で、出荷拠点が集荷の対象地域にあること(郵便番号で確かめられます)
- 商品:常温で送れること(冷凍・冷蔵品、医薬品、管理医療機器などは対象外)
- 荷物:1箱14.99kg以内、3辺の合計160cm以内
登録してから使い始めるまでに、9〜14日ほどかかります。
登録すると、すべての出品者出荷SKUの配送方法が、自動でEasy Shipに切り替わります。自社で選んだ配送会社で出し続けたいSKUは、登録の直後に「商品ごとの配送設定」ページで出荷方法を変えましょう。対象外の商品も、同じページで出品者出荷に設定しておきましょう。利用はいつでもやめられ、契約期間の縛りもありません。
Easy Shipが合うのは、FBAに預けずに自社在庫で売りながら、配送の問い合わせ対応の手間を減らしたいSKUです。梱包と出荷の準備は自社に残るため、出荷担当の体制は引き続き必要です。
FBAと比べるときは、自己発送の1件あたり総コストで比べる

配送料だけで比べると、FBAのほうが高く見えがちです。自己発送では、次の4つを月ごとに合計しましょう。
- 配送料
- 梱包資材の費用
- 出荷作業の人件費
- 在庫を置く場所の費用
合計を月の出荷件数で割ると、1件あたりの総コストが出ます。これを、FBAの配送代行手数料と在庫保管手数料の合計と比べましょう。
見落としやすいのが人件費です。出荷を兼務している社員の給与と社会保険料を、出荷に使っている時間の割合で按分しましょう。人件費は見えにくく、管理から漏れやすい費用です。
配送の費用は、広告費の上限にも響きます。解説動画でもお話ししていますが、FBAの配送料は単価によって売上のおおむね1〜1.5割程度を占めます。原価、販売手数料、配送の費用を引いてから、残したい利益を決めましょう。広告費の上限は、その残りから売上に対する比率で逆算します。
※FBA側の手数料はFBA料金シミュレーターの使い方もどうぞ。
配送費を引いた後の利益が見えていない方へ
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自己発送の配送設定の手順【配送パターンの作成とSKUへの割り当て】

自己発送の設定は、出荷元とリードタイムの確認、配送パターンの作成、SKUへの割り当ての順に進めます。配送パターンは、セラーセントラルの「設定」にある「配送設定」で作ります。
最初に出荷元住所とリードタイムを確認する
配送パターンを作る前に、既定の発送元住所が正しいかを確かめましょう。既定の発送元住所は「配送設定」で確認できます。配送設定の自動化を使っていない場合、出荷期限はこの住所の設定をもとに計算されます。
あわせて、リードタイムも確かめます。リードタイムは、注文から出荷までの日数です。デフォルトの配送設定では1〜2営業日で、SKUごとに変えられます。ただし30日を超えては指定できず、30日以内に出荷できない注文は自動でキャンセルされます。FBAのSKUには設定できません。
配送パターンを作る【配送地域・お届け日数・購入者に請求する配送料】
配送パターンは、複数の商品の配送スピード、地域、お届け日数、配送料をまとめて決める型です。「配送パターン」タブから新しい配送パターンを作成し、名前と配送料の決め方を選んで保存します。
作るときの必須要件は、次の2つです。
- 各配送パターンに、通常配送を必ず入れる(お急ぎ便を出す地域でも外せない)
- 通常配送は、離島を除くすべての地域へ届ける設定にする
購入者に請求する配送料の決め方は、次の2つから選びます。
- 個数・重量制:配送1件あたりの料金に、1点または1kgあたりの料金を足します。公式ヘルプの例では、1件400円+1kgあたり50円で、25kgと1kgの2点なら1,700円です。
- 購入金額制:注文金額の価格帯ごとに配送料を決めます。
公式ヘルプは、配送料を無料にすると、おすすめ出品になるチャンスが増える可能性があると案内しています。無料にするなら、販売価格に送料を含めて設計しましょう。実店舗や卸の価格がある事業者なら、ネットでは送料込みで既存価格の110〜120%程度がひとつの目安です。モールの手数料が乗る分を吸収するための、支援現場での目安です。
SKUを配送パターンに割り当てる【50件までは在庫管理、それ以上は出品ファイル】
作った配送パターンは、SKUに割り当てて初めて使われます。在庫管理ページでは、一度に最大50件まで変更できます。SKUを選び、「アクション」から「配送パターンを変更」を選びます。50件を超えるなら、出品ファイルの merchant_shipping_group_name 列で一括変更しましょう。
配送パターンは、出品者出荷に設定したSKUにだけ表示されます。割り当ての結果は、出品詳細レポートの merchant-shipping-group 列で確かめられます。
自己発送の注文から出荷までの流れ【配送ラベルの購入・出荷通知・返品対応】

注文が入ったら、出荷予定日までに出荷を済ませ、出荷通知まで済ませます。返品は、あらかじめ決めたルールで受け付けます。
注文確認から出荷通知までの手順
出荷は、次の5段で進めます。マーケットプレイス配送サービスを使う場合の流れです。
- 注文管理で、新しい注文と出荷予定日を確認する
- アクション列の「配送ラベルの購入」から、梱包の寸法と重量を入れて配送サービスを選ぶ
- 商品を梱包し、印刷した配送ラベルを貼る
- 荷物をヤマト運輸に引き渡す
- 出荷当日のうちに、出荷通知が済んでいるかを確かめる
つまずきやすいのは5段目です。マーケットプレイス配送サービスのラベルなら、追跡番号は自動で登録され、出荷通知も別に送らずに済みます。自社契約の伝票で出すなら、出荷予定日より後に出荷通知を送ると、出荷遅延として数えられます。追跡番号の入力漏れにも注意しましょう。どちらも、次の章で説明する指標に直結します。
返品は、返品設定で承認のルールと返送用ラベルを決めておく

自己発送では、Amazonの返品ポリシーと同等以上の返品ポリシーを用意しましょう。ポリシーに合う返品リクエストは自動で承認されます。購入者には、返品承認番号(RMA)のリンク付きメールが届きます。ポリシーの対象外などのリクエストは、手動の承認として出品者に届きます。
返品設定で決めておくのは、次の3つです。
- 承認のルール:ポリシー内を自動で承認するか、手動にするか(自動承認が必須でない場合)
- 返送用ラベル:出品者の前払いか、Amazonが出す未払いのラベル(配送料が事前に払われていないラベル)か
- 返品を求めない返金:商品を返してもらわずに返金するルールを、「解決」タブで決める
届いた返品は、返品管理で承認や返金を処理します。返品の到着を待ち、商品の状態を確かめてから返金しましょう。作成から50日以内に処理されないリクエストは、自動で終了します。
自己発送のSKUも含めて売上を伸ばしたい方へ
出荷の手間を抑えても、商品ページと広告が弱ければ売上は伸びません。LINK株式会社は、商品ページの改善と広告運用をあわせて支援しています。無料相談では、どのSKUで売上を伸ばすかを、商品ページと広告の面から一緒に整理します。
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自己発送で出品を止めないための基準と体制【出荷遅延率・追跡可能率・キャンセル率】

自己発送には、FBAにはかからない基準があります。外すと、自己発送の出品が止まることがあります。基準を知ったうえで、休暇や繁忙期の止め方と、出荷の体制を決めておきましょう。
出品者出荷で守りたい3つの指標と、下回ったときに止まる範囲
注意したい指標は、出荷遅延率、追跡可能率、キャンセル率の3つです。いずれも出品者出荷の注文だけが対象です。
- 出荷遅延率:出荷予定日より後に出荷通知を送った注文の割合です。10日間または30日間で見て、4%以下に抑えます。超えると、出品権限の制限や取り消しにつながる場合があります。
- 追跡可能率:追跡番号が有効な荷物の割合です。特定の30日間で95%未満の商品カテゴリーは、出品者出荷での出品資格が停止される場合があります。日本では、1梱包の注文金額が1,000円以上(税抜・送料込)の荷物が対象です。
- キャンセル率:出品者都合でキャンセルした注文の割合です。7日間で2.5%未満に保ちます。超えると、出品権限の制限や取り消しにつながる場合があります。
このほか、期日内配送率(14日間で97%以上)も出品者出荷の注文だけが対象です。マーケットプレイス配送サービスで買ったラベルの注文は、この指標の対象外です。
ヘルプが挙げる措置は、主に自己発送の出品の停止です。ただしポリシー上は出品権限の制限や取り消しもあり、FBAの出品が必ず残るとは限りません。組み合わせ2のように在庫切れの保険を自己発送で持つ商品は、その保険ごと失います。
※キャンセルの原因別の下げ方はAmazonのキャンセルペナルティとは?もどうぞ。
休暇・繁忙期は出品を「停止中」にし、リードタイムを実態に合わせる
出荷できない期間は、自己発送の出品を「停止中」にしましょう。停止中にすると、1時間以内に商品ページと検索結果から自己発送の出品が消えます。FBAの出品は、出品中のままです。停止中でも、返品リクエストと購入者のメールには24時間以内に返信します。
停止を忘れると、出荷予定日から7営業日を過ぎた注文は自動でキャンセルされます。在庫切れや休暇設定の忘れで出荷できなくても、購入者にキャンセルを頼んではいけません。繁忙期で出荷が遅れそうなら、止めずにリードタイムを延ばす方法もあります。
出荷を社内で回すか、外部に任せるかの判断基準
社内で回すか外に任せるかは、2つの材料で判断しましょう。前の章で出した1件あたりの総コストと、出荷担当が休んだときに出荷が止まらないかです。担当者が1人だけなら、その人の休みがそのまま出荷遅延になります。
外に任せる先は、主に次の3つです。
- FBAに戻す
- 物流会社に出荷を委託する
- 購入者対応だけを代行に任せる
物流会社に委託する場合は、出荷数が少なくても請けてくれるかを確認しましょう。たとえば株式会社mylogiは、少量の出荷やラッピング・こだわりの梱包への対応を得意としています。
株式会社mylogi

| 確認できる条件 | 公式サイトの記載 |
|---|---|
| 料金プラン | 個別に問い合わせ |
| 初期費用 | 個別に問い合わせ |
| 最低契約期間 | 個別に問い合わせ |
| 支援に含まれるもの | 受注業務、出荷業務、在庫管理、問い合わせ対応、ラッピングや梱包の提案、同梱物の封入 |
| 特記事項 | 少量の出荷や小ロットに対応。利用が多い商材はアパレル、ファッション雑貨・アクセサリー、グッズ。OMSとWMSを備えた物流管理システム「mylogi」を自社で提供 |
| 公式サイト | 株式会社mylogi |
自己発送のまま外に任せても、3つの指標の責任は出品者に残ります。
なお、LINK株式会社は、出荷・注文処理・購入者対応の代行は請けていません。支援しているのは、商品ページや広告、分析など販売を伸ばす側です。一方で、商品1個あたりの利益が残る物流の組み方の相談には乗っています。深く入り込んで支援している事業者で、物流会社を紹介して物流費を見直した例もあります。通常の運用代行の範囲外の支援です。
物流の組み方と利益を一緒に見直したい方へ
出荷を社内で回すか外に任せるかは、利益と販売の計画で決まります。LINK株式会社は物流の代行は行いませんが、利益が残る物流の組み方の相談には乗っています。無料相談では、FBAと自己発送の振り分けと物流の組み方を、利益の側から一緒に整理します。
LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームとして、100社以上の運用改善に伴走してきました。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。
Amazonの自己発送でよくある質問
- クリックポストやゆうパケットで自己発送してもよいですか?
追跡番号のある方法を選びましょう。1梱包の注文金額が1,000円以上の荷物は、追跡可能率の計算に入ります。
マーケットプレイス配送サービスの料金表に載っているのは、ヤマト運輸のサービスです。日本郵便のサービスを使うなら、自社で用意しましょう。
- FBAパートナーキャリアは、自己発送の出荷に使えますか?
使えません。FBAパートナーキャリアは、FBAの倉庫へ納品するときに使う配送サービスです。
自己発送の注文は、マーケットプレイス配送サービスか、自社で契約した配送会社で出します。
- 自己発送で代金引換は使えますか?
使えません。Amazon.co.jpでは、2024年6月6日から代金引換が利用できなくなりました。
購入者の支払いは、Amazonの決済で受け付けます。
- 予約販売の商品をマケプレプライムで売れますか?
売れません。予約注文の商品は、マケプレプライムの対象として出品・販売できません。
出品が見つかると、マケプレプライムの参加資格が取り消されます。予約販売は、通常の自己発送で出品しましょう。
- ネコポスで送れる大きさは?
長辺34cm以内(3辺合計60cm以内)、厚さ3cm以内、重さ1kg以内です。ヤマト運輸が2025年11月に広げたサイズです。
宛名ラベルを貼るため、縦23cm以上・横11.5cm以上の大きさも要ります。日時の指定はできません。
- 大型商品や要冷蔵の商品、危険物も自己発送できますか?
大型商品は、専用の配送パターンを作って地域ごとの配送料を決めましょう。要冷蔵・要冷凍の商品は、マーケットプレイス配送サービスのクール宅急便で出せます。
危険物は、Amazonの危険物に関するポリシーに沿って出品できるかを先に確かめましょう。
まとめ:自己発送は、どのSKUをどの組み合わせで出すかを決めてから設定する
自己発送は、事業全体で選ぶものではなく、SKUごとにFBAと組み合わせて使う方法です。比べるときは送料だけでなく、資材と人件費を含めた1件あたりの総コストで見ます。
組み合わせを決めたら、配送パターンとリードタイムを設定しましょう。そのうえで、出荷遅延率、追跡可能率、キャンセル率の3つを守れる体制を整えておくと安心です。
FBAと自己発送の組み合わせを、利益から決めたい方へ
自己発送は、組み合わせ方しだいで利益にも売上の安定にも効きます。LINK株式会社の実績は、サービス満足度97%以上、1年以上継続率90%以上です(※お客様実績に基づく参考値。2023年7月〜2026年6月の自社集計)。無料相談では、自社のSKUの振り分けと運用の優先順位の考え方から一緒に整理します。
LINK株式会社は、元Amazon出身者が在籍するAmazon専門チームとして、100社以上の運用改善に伴走してきました。まずは無料相談で、貴社の状況と目指すゴールを伺ったうえで、運用代行によるご支援内容をご提案します。
LINKのEC支援サービスは、動画でも紹介しています。
- 参照した一次情報・公式情報
- Amazonセラーセントラルヘルプ「配送設定と配送地域の設定」
- Amazonセラーセントラルヘルプ「配送パターンを作成するための必須要件」
- Amazonセラーセントラルヘルプ「配送料の設定」
- Amazonセラーセントラルヘルプ「SKUを配送パターンに割り当てる」
- Amazonセラーセントラルヘルプ「注文から出荷までのリードタイムを変更する」
- Amazonセラーセントラルヘルプ「デフォルトの発送元住所の設定」
- Amazonセラーセントラルヘルプ「マケプレプライム」
- Amazonセラーセントラルヘルプ「マケプレプライム トライアル」
- Amazonセラーセントラルヘルプ「マケプレプライムのパフォーマンス指標」
- Amazonセラーセントラルヘルプ「マケプレプライムの配送設定」
- Amazonセラーセントラルヘルプ「マケプレプライム利用規約」
- Amazonセラーフォーラム公式告知「ヤマト運輸のマーケットプレイス配送サービス料金の更新(10月21日付)」
- Amazonセラーフォーラム公式告知「冷凍および冷蔵の商品をヤマトクール宅急便で配送する」
- Amazonマーケットプレース配送サービス料金(税込)[2026年10月21日〜]
- Amazonセラーセントラルヘルプ「返品ポリシー」
- Amazonセラーセントラルヘルプ「返品リクエストの設定」
- Amazonセラーセントラルヘルプ「返品リクエストを処理する」
- Amazonセラーセントラルヘルプ「出荷遅延率」
- Amazonセラーセントラルヘルプ「追跡可能率」
- Amazonセラーセントラルヘルプ「注文のパフォーマンスプログラムポリシー」
- Amazonセラーセントラルヘルプ「注文のキャンセル」
- Amazonセラーセントラルヘルプ「休暇中などの不在時の出品ステータス」
- Amazonセラーセントラルヘルプ「代金引換利用規約」
- ヤマト運輸「ネコポス」(法人のお客さま)
- Amazonセラーセントラルヘルプ「Amazon Easy Shipの機能と手数料」
- Amazonセラーセントラルヘルプ「Amazon Easy Ship (AES) プログラムポリシー」
- Amazonセラーセントラルヘルプ「Amazon Easy Shipへの登録または登録解除」
- Amazon出品サービス「Amazon Easy Ship」
Easy Shipの4件は2026年10月21日、それ以外は2026年10月13日に確認しました。
- 記事監修
- 公開日:2026年10月13日 / 最終更新日:2026年10月21日
- 監修:南雲 宏樹(LINK株式会社 代表取締役 / 元Amazon Japan)
- 本記事はAmazonセラーセントラルの公式ヘルプ、およびLINK株式会社の支援実績データを基に作成しました。
▶ FBAマルチチャネルサービスとは?料金の決まり方と楽天・自社ECでの使い方、在庫切れを防ぐ運用ルール【2026年最新版・元Amazon出身者監修】
▶ FBAパートナーキャリアとは?料金表の見方と利用条件、使うかを決める3つの判断基準【2026年最新版・元Amazon出身者監修】
▶ Amazonの予約販売とは?出品者出荷のみの条件と設定手順、発売後にFBAへ切り替える進め方【2026年最新版・元Amazon出身者監修】


